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第一章 聖者降臨
〇〇三 大きいお友達
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とにもかくにも困惑しつつエリアスを招き入れてはみたもの、用件に心当たりがないどころか、皆目見当がつかなかった。
俺がエリアスについて知っていることと言えば、さっき述べた程度のことだ。
なんなら白騎士隊に所属していることさえ、つい今しがた知ったくらいで、フルネームやどこに住んでいるのかはおろか年齢すらも知らない。
私塾で見かけたら挨拶くらいはするけれど、個人的に言葉を交わす機会は余りなく、共通の話題もなかった。
確かファーストコンタクトは、授業が終わった後に、子供たちにおやつを配っていたときだろう。
おやつを配る俺を、お預けを食らった犬のような顔でじいっと見つめていたので、食べたいのかと思いひとつ差し出してみたら、ご褒美を貰った犬のような顔で喜ばれたのだ。
おやつ、欲しかったのに大人だから言い出せなかったんだな……。
そういった経緯から、俺の中でエリアスは本来の意味での「大きいお友達」という扱いになっている。
強いて他に挙げるなら、当時の俺はまだ言葉に不自由していたので、そのおやつのお礼ということで公用語を教えて貰ったことくらいだろうか。
機会にして一、二回。時間にして合計一時間程度である。
最初の半年間は、ほぼ毎日誰かに言葉を教えて貰っていたので、そのうちの一、二回というと印象はそこはかとなく薄い。
私塾の他のボランティア教師だったり、所長だったり、近隣住民だったり、他の者に師事した記憶のほうが圧倒的に多い。
ただ、エリアスは早いうちから宮廷勤めしていただけあって、宮廷でも通用するレベルの丁寧で美しい敬語を話すので、良い師ではあったと思う。
この世界の公用語の敬語は、分かりやすく英語で例えるなら「Don’t」と略して砕けた感じで話すのではなく、「Do not」と略さず丁寧に話す感じだ。
比較的早いうちにそういうことを学ぶ機会に恵まれたのは有難かった。
ちなみに同じく宮廷勤めしていたはずの所長からは、汚い言葉とエロい言葉とを意図せずたくさん学んだのだが、こちらについては聖者であり喪男という俺の立場上まだ実用の機会がない。
そうこうしているうちに、エリアスが勇者に選出されて魔王を倒し、一月に亘る討伐遠征から帰還したのはつい先週のことだ。
明日からは祝勝祭が催されるし、勇者一行の凱旋パレードもある。
特に今回はこの国だけでなく世界が救われたということで、この国が属す帝国の皇帝陛下が来賓しているので警備は物々しく厳重だ。
騎士としての本業の他に、式典の予行演習もあるだろうしエリアスが私用でこんなところへ来ている暇などないだろうに。
なんだか途轍もなく嫌な予感がする。
「有難う御座います。お時間は取らせません」
エリアスはほっとした顔をして、騎乗してきた白馬の手綱を診療所のエントランスの階段の手摺りに繋ぎ、俺の後に続いた。
てか、その格好でその白馬に乗って来たのか。
さぞや衆目を集めただろうな。
「勇者様は明日の式典の準備でお忙しいのではないですか」
「他の者がすべて取り仕切ってくれていますから、寧ろ私がいると邪魔なくらいです」
「でもこんなところへいらしていて叱られたりしませんか」
「私を叱れる人すらいない立場になってしまいましたから、今や叱ってくれる所長だけが頼りです」
「俺もしょっちゅう叱られます。所長は悪い人ではないんですが口が悪いですよね」
「まさか聖者様にもあの調子なんですか。困った人だな」
「でしょう? 勇者様が叱ってやってください」
「御意。聖者様の御為ならこの命惜しくはありません」
「なんで命懸けなんですか」
「魔王を超える強敵ですから」
元の世界にはいなかった勇者などという未知の生命体と何を話していいのかわからない俺は、間を持たせるために唯一の接点である所長の話で取り留めのない雑談をしながらエリアスをひとまず休憩室へ通す。
今は休憩室として使用しているが元々は診察室だった部屋だ。
エリアスはそこで漸くニスデールのフードを下ろした。
フードの下からナチュラルショートの柔らかそうな栗色の髪が零れ落ち、端正な顔が現れる。
アーモンド形の眼に、瞳は淡褐色と淡緑色の入り混じる榛色。
日本人の俺には馴染みのない眼の色だが、角度によっては金色にも見える淡褐色とペリドットにも似た淡緑色が混ざりあう宝石のように可変的な輝きを持つ色だ。
平たく言うとヘーゼルナッツの色だな。
この勇者様は、なんといっても顔が良い。
整いすぎた顔は冷たく見えてしまうものだが、エリアスの場合はそうは見えない愛嬌も併せ持つ。
本人は童顔なのを気にしているようだが、プロテインを飲んで意図的に作られたのではない、純粋に戦いと鍛錬のみで作り上げられたボクサーのような良質な筋肉で構成された長身に、例えていうなら大型犬の仔犬のような少年の幼さを残す甘めの顔がのっかっていて、可愛さと色気が絶妙なバランスで共存しているのである。これがなかなかどうして女性受けがいいのだ。
男の色気というのか、同性の俺から見ても文句なしに格好良い。
天は二物も三物も与えすぎだろ。
これ、本当にタンパク質とか水分とか俺と同じ素材で出来てんのかよ。
非モテ非リア充な喪男で平たい顔族の俺とは、生物としてかけ離れ過ぎていて最早コンプレックスを抱く余地すらないぜ。
それに、こっちの人はみんな大柄で、男なら二メートルクラスが普通にいるし、一七〇センチの俺でも下手したら女子供に間違われることも多々ある。
見た感じエリアスも例に漏れず一八〇センチを優に超えるし、もしかしたら一九〇センチ代に乗ってるかもしれない。
まあ、願わくは俺もこんな容姿に生まれて勇者になりたかったけどな。
ニスデールを脱いだエリアスは白騎士隊の純白の礼服を身に着けていた。
恐らく明日の式典のリハーサルを抜け出してきたのだろう。
実戦用の戦闘服とは違い、装飾の多いダブルブレストの開襟テールコートにペリースという片側の肩に掛けて飾緒で留める短いマントまで羽織っている。
滅多に見られないであろう、白騎士隊の礼装フル装備だ。
純白のフル礼装を身に着けたエリアスは制服の持つ倒錯的効果も手伝って「目の毒」と言おうか「目の保養」と言おうか、そのだだ漏れの色気から逃れるように俺は踵を返した。
あれだ。学校の校則でよく風紀を乱す格好をするなとかあるけどさ、結局何が一番エロイかっていったら制服がダントツだって俺思うわ。
「今お茶を淹れますね」
けれど、俺が茶葉の入った缶を掴もうとした瞬間、エリアスにその手を掴まれる。
スマートフォンをタップする手でも、ゲーム機のコントローラーを握る手でもない、剣を握る男の手だ。
「何もいりません。聖者様……ナナセ」
頭上近くから降ってきた声に驚いて振り仰ぐと、予想より近くにエリアスの顔が迫っていて、俺はお茶の缶を取り落とした。
甲高い音が響いてお茶の缶が床を転がる。
蓋が開いて中身が散らばっていないといいのだが、エリアスに視線を絡め取られていた俺にはそれを知ることは出来なかった。
俺がエリアスについて知っていることと言えば、さっき述べた程度のことだ。
なんなら白騎士隊に所属していることさえ、つい今しがた知ったくらいで、フルネームやどこに住んでいるのかはおろか年齢すらも知らない。
私塾で見かけたら挨拶くらいはするけれど、個人的に言葉を交わす機会は余りなく、共通の話題もなかった。
確かファーストコンタクトは、授業が終わった後に、子供たちにおやつを配っていたときだろう。
おやつを配る俺を、お預けを食らった犬のような顔でじいっと見つめていたので、食べたいのかと思いひとつ差し出してみたら、ご褒美を貰った犬のような顔で喜ばれたのだ。
おやつ、欲しかったのに大人だから言い出せなかったんだな……。
そういった経緯から、俺の中でエリアスは本来の意味での「大きいお友達」という扱いになっている。
強いて他に挙げるなら、当時の俺はまだ言葉に不自由していたので、そのおやつのお礼ということで公用語を教えて貰ったことくらいだろうか。
機会にして一、二回。時間にして合計一時間程度である。
最初の半年間は、ほぼ毎日誰かに言葉を教えて貰っていたので、そのうちの一、二回というと印象はそこはかとなく薄い。
私塾の他のボランティア教師だったり、所長だったり、近隣住民だったり、他の者に師事した記憶のほうが圧倒的に多い。
ただ、エリアスは早いうちから宮廷勤めしていただけあって、宮廷でも通用するレベルの丁寧で美しい敬語を話すので、良い師ではあったと思う。
この世界の公用語の敬語は、分かりやすく英語で例えるなら「Don’t」と略して砕けた感じで話すのではなく、「Do not」と略さず丁寧に話す感じだ。
比較的早いうちにそういうことを学ぶ機会に恵まれたのは有難かった。
ちなみに同じく宮廷勤めしていたはずの所長からは、汚い言葉とエロい言葉とを意図せずたくさん学んだのだが、こちらについては聖者であり喪男という俺の立場上まだ実用の機会がない。
そうこうしているうちに、エリアスが勇者に選出されて魔王を倒し、一月に亘る討伐遠征から帰還したのはつい先週のことだ。
明日からは祝勝祭が催されるし、勇者一行の凱旋パレードもある。
特に今回はこの国だけでなく世界が救われたということで、この国が属す帝国の皇帝陛下が来賓しているので警備は物々しく厳重だ。
騎士としての本業の他に、式典の予行演習もあるだろうしエリアスが私用でこんなところへ来ている暇などないだろうに。
なんだか途轍もなく嫌な予感がする。
「有難う御座います。お時間は取らせません」
エリアスはほっとした顔をして、騎乗してきた白馬の手綱を診療所のエントランスの階段の手摺りに繋ぎ、俺の後に続いた。
てか、その格好でその白馬に乗って来たのか。
さぞや衆目を集めただろうな。
「勇者様は明日の式典の準備でお忙しいのではないですか」
「他の者がすべて取り仕切ってくれていますから、寧ろ私がいると邪魔なくらいです」
「でもこんなところへいらしていて叱られたりしませんか」
「私を叱れる人すらいない立場になってしまいましたから、今や叱ってくれる所長だけが頼りです」
「俺もしょっちゅう叱られます。所長は悪い人ではないんですが口が悪いですよね」
「まさか聖者様にもあの調子なんですか。困った人だな」
「でしょう? 勇者様が叱ってやってください」
「御意。聖者様の御為ならこの命惜しくはありません」
「なんで命懸けなんですか」
「魔王を超える強敵ですから」
元の世界にはいなかった勇者などという未知の生命体と何を話していいのかわからない俺は、間を持たせるために唯一の接点である所長の話で取り留めのない雑談をしながらエリアスをひとまず休憩室へ通す。
今は休憩室として使用しているが元々は診察室だった部屋だ。
エリアスはそこで漸くニスデールのフードを下ろした。
フードの下からナチュラルショートの柔らかそうな栗色の髪が零れ落ち、端正な顔が現れる。
アーモンド形の眼に、瞳は淡褐色と淡緑色の入り混じる榛色。
日本人の俺には馴染みのない眼の色だが、角度によっては金色にも見える淡褐色とペリドットにも似た淡緑色が混ざりあう宝石のように可変的な輝きを持つ色だ。
平たく言うとヘーゼルナッツの色だな。
この勇者様は、なんといっても顔が良い。
整いすぎた顔は冷たく見えてしまうものだが、エリアスの場合はそうは見えない愛嬌も併せ持つ。
本人は童顔なのを気にしているようだが、プロテインを飲んで意図的に作られたのではない、純粋に戦いと鍛錬のみで作り上げられたボクサーのような良質な筋肉で構成された長身に、例えていうなら大型犬の仔犬のような少年の幼さを残す甘めの顔がのっかっていて、可愛さと色気が絶妙なバランスで共存しているのである。これがなかなかどうして女性受けがいいのだ。
男の色気というのか、同性の俺から見ても文句なしに格好良い。
天は二物も三物も与えすぎだろ。
これ、本当にタンパク質とか水分とか俺と同じ素材で出来てんのかよ。
非モテ非リア充な喪男で平たい顔族の俺とは、生物としてかけ離れ過ぎていて最早コンプレックスを抱く余地すらないぜ。
それに、こっちの人はみんな大柄で、男なら二メートルクラスが普通にいるし、一七〇センチの俺でも下手したら女子供に間違われることも多々ある。
見た感じエリアスも例に漏れず一八〇センチを優に超えるし、もしかしたら一九〇センチ代に乗ってるかもしれない。
まあ、願わくは俺もこんな容姿に生まれて勇者になりたかったけどな。
ニスデールを脱いだエリアスは白騎士隊の純白の礼服を身に着けていた。
恐らく明日の式典のリハーサルを抜け出してきたのだろう。
実戦用の戦闘服とは違い、装飾の多いダブルブレストの開襟テールコートにペリースという片側の肩に掛けて飾緒で留める短いマントまで羽織っている。
滅多に見られないであろう、白騎士隊の礼装フル装備だ。
純白のフル礼装を身に着けたエリアスは制服の持つ倒錯的効果も手伝って「目の毒」と言おうか「目の保養」と言おうか、そのだだ漏れの色気から逃れるように俺は踵を返した。
あれだ。学校の校則でよく風紀を乱す格好をするなとかあるけどさ、結局何が一番エロイかっていったら制服がダントツだって俺思うわ。
「今お茶を淹れますね」
けれど、俺が茶葉の入った缶を掴もうとした瞬間、エリアスにその手を掴まれる。
スマートフォンをタップする手でも、ゲーム機のコントローラーを握る手でもない、剣を握る男の手だ。
「何もいりません。聖者様……ナナセ」
頭上近くから降ってきた声に驚いて振り仰ぐと、予想より近くにエリアスの顔が迫っていて、俺はお茶の缶を取り落とした。
甲高い音が響いてお茶の缶が床を転がる。
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異世界で聖者やってたら勇者に求婚されたんだが
第一章 聖者降臨
📖文庫版(紙の書籍)
📖Kindle(電子書籍)
📖BOOK☆WALKER(電子書籍)
次章続巻も順次刊行予定
OLOLON
※この作品の出版権は作者本人に帰属しています。詳しくはこちらを参照してください。
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