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最後の戦い
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午前3時
パパン!ヒュー…パパン!
夜の暗闇が一瞬にして青白い光に切り裂かれる。
索敵閃光弾だ。
カーテン越しに入ってくる強烈な光は決して俺を眠らせてはくれなかった。
カンカンカンカンカンカンカンカン♪
警鐘だ。
俺は跳ね起きた。
(この前の戦いで全部終わりかと思っていたのに、まだ何かあるのかよ…)
急いで軍服に着替え寝室を出ると、両親も起きていた。
「一体何が…」
お母さんは不安そうな表情を浮かべる。
「分からないけど、早く行かないと!」
俺は焦っていた。
「よし。じゃあ行ってくる。」
お父さんは落ち着いていた。
「二人とも気を付けてね…」
俺と父さんは急いで街へ出た。
連発される閃光弾に映る影。それはまだかなり遠くに居るけれど、その数は今までとは桁違いだ。
「じゃあね、また後で!」
「気を付けてな!」
俺と父さんはそれぞれの本部へ向かった。
「おはようございます!」
「おぉレイン。よく間に合ってくれた。」
ランサーさんは俺の成長に笑みを浮かべる。
「奴等はもうすでに、離れ小島の砦をいくつか陥落させている。」
「敵は、一体なんですか?」
「恐らくは“竜の民”。自分達を襲った悪の民族を絶滅させようって考えだろう。」
ダダッ
「伝令です!」
司令部から命令が出た。
「敵は竜の民。その兵力約1万5000。大型竜4匹確認。」
「1万5000⁉天空兵力の10倍近いぞ…」
「正真正銘、奴等にとっても最後の戦いということか。」
「こんな大兵力を失ったら、彼等ももう動けないでしょうからね」
「守りきれば、我々の勝利だ。」
俺は恐怖よりも、そこに希望を見いだした。
「絶対守りきって、自分達の手で平和を取り戻す。」
俺たちは覚悟を決めた。
パパン!ヒュー…パパン!
夜の暗闇が一瞬にして青白い光に切り裂かれる。
索敵閃光弾だ。
カーテン越しに入ってくる強烈な光は決して俺を眠らせてはくれなかった。
カンカンカンカンカンカンカンカン♪
警鐘だ。
俺は跳ね起きた。
(この前の戦いで全部終わりかと思っていたのに、まだ何かあるのかよ…)
急いで軍服に着替え寝室を出ると、両親も起きていた。
「一体何が…」
お母さんは不安そうな表情を浮かべる。
「分からないけど、早く行かないと!」
俺は焦っていた。
「よし。じゃあ行ってくる。」
お父さんは落ち着いていた。
「二人とも気を付けてね…」
俺と父さんは急いで街へ出た。
連発される閃光弾に映る影。それはまだかなり遠くに居るけれど、その数は今までとは桁違いだ。
「じゃあね、また後で!」
「気を付けてな!」
俺と父さんはそれぞれの本部へ向かった。
「おはようございます!」
「おぉレイン。よく間に合ってくれた。」
ランサーさんは俺の成長に笑みを浮かべる。
「奴等はもうすでに、離れ小島の砦をいくつか陥落させている。」
「敵は、一体なんですか?」
「恐らくは“竜の民”。自分達を襲った悪の民族を絶滅させようって考えだろう。」
ダダッ
「伝令です!」
司令部から命令が出た。
「敵は竜の民。その兵力約1万5000。大型竜4匹確認。」
「1万5000⁉天空兵力の10倍近いぞ…」
「正真正銘、奴等にとっても最後の戦いということか。」
「こんな大兵力を失ったら、彼等ももう動けないでしょうからね」
「守りきれば、我々の勝利だ。」
俺は恐怖よりも、そこに希望を見いだした。
「絶対守りきって、自分達の手で平和を取り戻す。」
俺たちは覚悟を決めた。
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