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到達点
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「これより謎の地下施設の調査を始める。」
「敵の迎撃に合う可能性もある。総員覚悟して任務に励め。」
『はっ‼』
三国から選ばれた部隊が調査へ向かった。
俺たちもその中の1つ。
俺たちは雲の下へ向かった。
(遂に真の敵に出会うのか…)
写真機のテープの解析により、大体の場所は分かっているようだ。
しばらく暗闇を飛んだ。
(アレ?こっちの方向て、この前ヴィルゴが独りで調査に行った方向だ…)
「おいヴィルゴ、あの時ちゃんと調べたのかよ」
「いや悪い、見落としちまったかな…」
ヴィルゴは妙に怖がっているようだった。
(たしかに、何が起こるか分からないからな。俺も怖いよ…)
全員バラけて地面を魔法で照らし、地下施設への入口をさがした。
「ここです!怪しい扉があります!」
誰かが叫んだ。
「チッ…」
誰かの舌打ちが聞こえた気がしたが…気のせいか。
兵士が見つけた場所に集まってみると、地面に扉がついていた。
「ここだ。確かに写真とよく似ている。」
「全員静かに。これより、地下施設に侵入する。」
ゆっくりと扉を開けると、下へ続く階段があった。
中は暗い。
音を立てないようにゆっくりと侵入した。先頭のチャック第9飛行隊長のみ、腰のランタンを点火した。とても暗い。
(この中に、敵がいるのかな?いまのところ人の気配は感じないが…)
狭い通路を奥へ奥へと進んだ。
その時、
カラン、カラン、コロコロ…
なんの音だ。
「全員伏せろ‼」
ポォン!
爆発音だ。
(なんだ…一体…)
「隊長!隊長!」
兵士の声だ。まさか…
チャック第9飛行隊長が死んだ。恐らく手投げ弾による攻撃だ。
俺たちの存在は既にバレていたのだ。
しかし、敵がどこに居るのか分からない。この暗闇に潜んでいるのか…
チャックさんの代わりにランサーさんが指揮をとった。
「盾を構えろ…」
俺たちはゆっくりと奥へ進む。
狭い通路のせいで隊列は縦に伸びている。
コロン、コロン、…ポォン!
「痛っいっ……」
兵士が怪我をしたようだ。
暗闇に手投げ弾を投げ込まれては、回避が難しい。
その時だった。
パパパパパパパパ!
銃の音だ。正面の暗闇から弾が飛んでくる。
ピシュー、ピシュー!
射撃魔法!?敵は魔泉軍刀を持っているのか!?
(やっぱり、敵は天空人類の誰か…)
「撃ち方始め‼」
ランサーさんの指示で先頭付近の兵士が射撃を始める。
やはり縦に伸びた陣形は弱い。後列はただ見守るしかなかった。
敵の銃撃が止まった。
「盾を構えてすすめ…」
進んで行くと行き止まりだった。そこには分厚い鉄板が貼られた盾がおいてあった。
敵はここに隠れつつ攻撃してきたのだろう。
しかし、そこに敵の姿は無かった。
左に扉を発見する。
扉を、少しだけ開けた。
ヒュッ、ヒュッ、ヒュッ、
隙間から投擲弾魔法を投げ込む。
ポォン!ポポポォン!
「すすめ‼」
扉を開け放ち、兵士が一斉になだれ込む。
広い空間があった。中は暗い。
パパパパパパパパ!ピシュー!
敵の攻撃が再び始まる。
俺たちは盾を構えながら攻撃の発生源へ接近していった。
光球魔法で一瞬人影が映った。
兵士たちはその人影を包囲し、光球魔法で一斉に照らし出した。
「敵の迎撃に合う可能性もある。総員覚悟して任務に励め。」
『はっ‼』
三国から選ばれた部隊が調査へ向かった。
俺たちもその中の1つ。
俺たちは雲の下へ向かった。
(遂に真の敵に出会うのか…)
写真機のテープの解析により、大体の場所は分かっているようだ。
しばらく暗闇を飛んだ。
(アレ?こっちの方向て、この前ヴィルゴが独りで調査に行った方向だ…)
「おいヴィルゴ、あの時ちゃんと調べたのかよ」
「いや悪い、見落としちまったかな…」
ヴィルゴは妙に怖がっているようだった。
(たしかに、何が起こるか分からないからな。俺も怖いよ…)
全員バラけて地面を魔法で照らし、地下施設への入口をさがした。
「ここです!怪しい扉があります!」
誰かが叫んだ。
「チッ…」
誰かの舌打ちが聞こえた気がしたが…気のせいか。
兵士が見つけた場所に集まってみると、地面に扉がついていた。
「ここだ。確かに写真とよく似ている。」
「全員静かに。これより、地下施設に侵入する。」
ゆっくりと扉を開けると、下へ続く階段があった。
中は暗い。
音を立てないようにゆっくりと侵入した。先頭のチャック第9飛行隊長のみ、腰のランタンを点火した。とても暗い。
(この中に、敵がいるのかな?いまのところ人の気配は感じないが…)
狭い通路を奥へ奥へと進んだ。
その時、
カラン、カラン、コロコロ…
なんの音だ。
「全員伏せろ‼」
ポォン!
爆発音だ。
(なんだ…一体…)
「隊長!隊長!」
兵士の声だ。まさか…
チャック第9飛行隊長が死んだ。恐らく手投げ弾による攻撃だ。
俺たちの存在は既にバレていたのだ。
しかし、敵がどこに居るのか分からない。この暗闇に潜んでいるのか…
チャックさんの代わりにランサーさんが指揮をとった。
「盾を構えろ…」
俺たちはゆっくりと奥へ進む。
狭い通路のせいで隊列は縦に伸びている。
コロン、コロン、…ポォン!
「痛っいっ……」
兵士が怪我をしたようだ。
暗闇に手投げ弾を投げ込まれては、回避が難しい。
その時だった。
パパパパパパパパ!
銃の音だ。正面の暗闇から弾が飛んでくる。
ピシュー、ピシュー!
射撃魔法!?敵は魔泉軍刀を持っているのか!?
(やっぱり、敵は天空人類の誰か…)
「撃ち方始め‼」
ランサーさんの指示で先頭付近の兵士が射撃を始める。
やはり縦に伸びた陣形は弱い。後列はただ見守るしかなかった。
敵の銃撃が止まった。
「盾を構えてすすめ…」
進んで行くと行き止まりだった。そこには分厚い鉄板が貼られた盾がおいてあった。
敵はここに隠れつつ攻撃してきたのだろう。
しかし、そこに敵の姿は無かった。
左に扉を発見する。
扉を、少しだけ開けた。
ヒュッ、ヒュッ、ヒュッ、
隙間から投擲弾魔法を投げ込む。
ポォン!ポポポォン!
「すすめ‼」
扉を開け放ち、兵士が一斉になだれ込む。
広い空間があった。中は暗い。
パパパパパパパパ!ピシュー!
敵の攻撃が再び始まる。
俺たちは盾を構えながら攻撃の発生源へ接近していった。
光球魔法で一瞬人影が映った。
兵士たちはその人影を包囲し、光球魔法で一斉に照らし出した。
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