Don't Speak

国沢柊青

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act.13

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[14]

 唐突に演奏を止められたせいで、ショーンは迷子のようにその場に立ちつくした。
 ── やはり、ダメだったのだろうか。
 確かに客観的に見れば、ショーンのギターは完全に楽譜を無視した演奏だ。
 主旋律のラインに沿うような演奏であっても、人によってはアレンジしすぎで個性が強すぎると思う人間もいるだろう。
 けれど、こういう弾き方しか、今の自分にはできなかった。
 これでダメなら、どうやったってダメなような気がする。
 なぜなら、さっき演奏している間の気分は、いい知れないほど自分の世界にのめり込めた。まるで最初の頃の緊張が嘘のように・・・。
 ショーンは意を決してジョンと向き合った。
 もう「結果」から逃げるようなことはしたくない。
 それが、ここ数日の間に手に入れた、自分の財産だとショーンは思った。
 ジョンが、ゆっくりと顔を上げる。
 そして彼はこう言った。
「今ここで、最後まで聴いてしまうのが凄く惜しい。きちんとアンプとマイクがある状態で、君の音の洪水に溺れてみたい」
 ショーンは目を見開く。
「・・・じゃぁ・・・」
 ショーンはそう言いながら、自分の目の前の暗闇が一気に晴れていくような気がした。
 ジョンが微笑みながら頷く。
「君の出番まで残り30分だ。準備を済ませて、25分には舞台袖にスタンバイしておくこと。ステージへの登場は、主役のデレクが上手く誘導してくれる。周りはプロの連中だ。君は何も考えず、さっきの演奏を純粋に楽しんでくれればいい。それが君の仕事だ」
 ジョンはちらりと楽屋の隅で煙草を吹かしているクリスに目線をやり、軽くウインクをして楽屋を出て行った。
 どうしたらいいか分からず、ショーンがドギマギしていると、ふいにクリスに呼ばれた。
「衣装はここにある。顔作ってやるから、こっち来て座りな」
 振り返ると、クリスがギタリスト役の衣装をテーブルの上に出しながら、周囲にライトがたくさんついた鏡の前の椅子を顎で指し示した。
 その衣装は、明らかにショーンのために即席で寸法を直した痕跡が見受けられる。どうやら、ある程度こうなることを予測していた人物がいたということだ。
 ショーンがギターを置いて椅子に座ると、鏡越しにクリスと目があった。
 ショーンの背後に立ったクリスは、ショーンの赤色の髪に唇を寄せ、こう言った。
「皆を震え上がらせてやれ。腰が立たなくなるくらい」


 目映いばかりのピンスポットの中に立つ男が、マイクに向かってこう言った。「いろんなものを失った」と。
 会場中がシンと静まり返って、皆、男の言うことや動きに集中していた。
「ここに辿り着くまでに、俺はたくさんのものを失ったんだ。裏切りや失敗。数え上げればきりがない。そして、一緒に生き抜いてきたジェットまで失った」
 男が手を差し出し、空を掴む。
 そこには、何もない。何も。
 男は切なげな表情を浮かべ、大きく息を吐き出す。
「けれど俺は・・・俺達は今、ここに立つ。小さな力は、やがて何かの意味を作り上げてくれる。無なんて、そんなものはこの世のどこにもない。全てのことに意味があって、明日の俺の血となっていく。痛いことが多いほど、俺とあなたの距離が近くなっていくんだ。そうだろ? だって、瓦礫を乗り越えればほら、そこには少しだけ強くなった自分がいてくれるのだから。俺達は、そうして少しずつ強くなっていく。少しずつ・・・少しずつ・・・」
 ステージが明るくなった。
 常連の客が、いつもとは違う照明の入り方にざわめいた。
 本来なら、ピンスポットのまま最後のラストナンバーに入っていくのだが、今日は展開が違った。ギタリスト役の役者もステージに出ず、ギタリスト抜きのまま台詞が展開されていた。
「何かを失えば、何かを得ることもある。今日は、それを証明したいんだ。可能性は、無限大にあるんだってこと」
 今まで含まれたことのない台詞だった。
 客席が台詞の主旨を理解する前に、主役のデレクが動いた。
 「今夜は特別な夜だ。俺達に新しい力を与えてくれる同志を紹介したい」と言いながら一旦舞台袖に消えたデレクは、若い男の手を引いて、舞台に戻ってきた。
 舞台用に薄く化粧を施した赤毛の青年。── いや、まだ少年か。
 町の外から公演を見に来ている客達は、一様に怪訝そうな顔つきをしてみせた。
 ギターをぶら下げている男が新しい代役の役者かと思いきや、明らかに素人と思えるような立ち姿でステージ上に突っ立っていたからだ。
 皆、あのジョン・シーモアの凶行に眉を顰めた。
 確かに、あの茜色のように燃え立つ髪や瞳は魅力的だし、客の迫力に押されておっかなびっくりな表情を浮かべているその顔はとても端正で、初々しい。
 けれどだからと言って、舞台上であんなに無防備な姿を晒している少年をステージに上げるだなんて・・・。
 目の肥えた客達は、次の瞬間、更にギョッとすることになる。
「ショーンだ!! ついに出てきた!!」
 客席の中の一人。どうやら同級生と思しき少年が、嬉しそうに声を上げる。そればかりか、町から見に来ている連中が「本当だ。本当にクーパーん家の息子が出てきた。あいつ、ギター弾けるのか」と呟いている。
 あろうことか、ジョン・シーモアは、地元の素人 ── しかもまともにギターが弾けるかどうかも怪しい人間を舞台に上げたというのだ。
 噂で、ギタリスト役のジェットが指を負傷したことは常連客の誰もが知っていたが、それにしてもこんな代役を立てるのは浅はか過ぎるのではないか。
「バカにするにも程がある」
 今までの出来がよかっただけに、怒り出す客まで現れ始めた。
 中には、ローカルの素人を登場させたことがいいか悪いかで地元の客と言い争いになるスノッブ層の観客もいた。
 客の反応は正直だ。
 傑作ばかり世に出しているジョン・シーモアのショーでさえ、些細なことでこけおろされてしまう。
 客の幾人かが席を立つ素振りを見せた。
 ステージ上の役者達でさえ、不安げな表情を一瞬見せた。
 と、その時。
 甘いギターの旋律が、ホール中に響き渡った。
 印象的なラストナンバーのイントロ。
 これまで舞台上で流れていた録音されたギターサウンドと明らかに違う、リアルなギターの音。
 皆が一瞬で、ステージに視線を向けた。
 そして、鮮やかなその音を創り出しているのが、赤毛の少年だと気が付いた。
 少年は、俯き加減でシャンパン色のレスポールの弦を弾いた。
 次第に厚みを帯びていくイントロを聴いて、ステージ上の役者達が勝ち誇ったような表情を浮かべた。
 一気に、ドラムとベースが音を被せていく。
 パッと一瞬でステージ上が真っ白い光に包まれた。
 主役のデレクのシャウト感あるヴォーカルが入る。
 少年のギターは、唸るようにヴォーカルの声を押し上げていった。
 まるでギターが歌っているようだ。
 聴いているこちらが、総毛立つような旋律。
 まるで頭を鷲掴みにされて振り回されているような感覚を覚える。
 皆が、少年の演奏に目を丸くしていたが、少年がコーラスを入れ初めて、また驚いた。
 少年のものとは思えないほど声に憂いのある独特の歌声・・・。
 荒削りだが、伸びやかさがある。
 演奏が佳境に進むに連れ、次第に演奏も歌声もステージアクションも熱くなっていく。
 それは他のメンバーも同じで、いつもの舞台より切羽詰まった感情の波が押し寄せてくるようであった。
 デレクと名も無きギタリストが肩を組んで、同じマイクに声を張り上げる。
『俺は立ち止まらない。決して。決して』というサビの下りで、少年の声が掠れた。
 感情が高ぶって両目が潤んだ少年の瞳は、夕焼け色の光を放って、見る者全てを魅了した。
 デレクまでもいつになく涙を溢れさせ、最後は客席を巻き込む大合唱となった。
 何度も何度もサビの部分を繰り返し、まるで終わりを知らない演奏のように思えた・・・。


 あっという間の出来事だった。
 主役のデレクに手を掴まれて引っぱり出された時は、中央から後ろの客席の様子まで見えるような照明に変えられており、その客の多さにまずは圧倒された。
 客席は少なくとも空席がひとつもなく、おまけにショーンの知っている顔がたくさんいた。立ち見までいるではないか。
 きっと売れ残っていたチケットを、ポールが懸命に捌いたに決まっている。
 そう思うと、胸が熱くなると同時に緊張感が増してきた。
 急に気恥ずかしくなって、全身が強ばり、俯き加減で突っ立ってしまった。
 舞台に出たら、すぐに弾き始めるようにと舞台袖でジョンに言われていたのに、そのことが完全にぶっ飛んでしまっていた。
 会場のあちらこちらでブーイングや客同士の小競り合いが始まり、会場内は騒然となった。
 不安に押し潰されそうになり、思わずデレクの顔を見たショーンに、いくつもの舞台をくぐり抜けてきたベテラン俳優はこう囁いた。
「例え客が一人になっても、プロはステージを中断させたりはしない」
 ハッとした。
 それはきっと、ショーンの本当の父親、ビル・タウンゼントも乗り越えてきた“道”であることは明らかだった。
 デレクの声が、まるで父の声のように聞こえた。
『このステージに立ったならば、どういう人間も「プロ」である必要があるんだ』
 そんな声がショーンの頭の中に木霊した。
 ふと舞台袖を見る。
 クリスが、酷く冷静な顔つきでこちらを見ていた。だが一瞬、その形のいい唇の端がクイッと上がり・・・。
 そうだ。そうだよね、クリス。
 ありのままの、等身大の自分を見てもらえればそれでいいんだ。
 ショーンは客席に向き直った。
 その視界に、席を立つ客の姿が見えた。
 その瞬間、ショーンの中の強い何かがギラリと光った。
 ── 絶対に、足を止めさせてやる。
 ショーンは、弦を弾いた。
 ステージの照明がパァッと明るくなり、何も見えなくなった。
 あとは、自分のつま弾き出す音の波に呑まれていくだけだった。


 公演時間は、通常より40分も延長された。というより、延長せざるを得なかった。
 エンディングがいつもより長引く熱いステージになったこともさることながら、観客のスタンディングオベーションが鳴りやまなかったためだ。
 曲の演奏が終わり大きな拍手が沸き起こると、ゆっくりと客電が点され、会場内の様子がステージ前まではっきり見えるようになった。
 ショーンは、舞台上にいる役者全ての熱い抱擁を受けながら、客席を見た。
 あの立ち去りかけていた客が、通路に立ちつくしたまま、他のどの客より大きな歓声を上げていた。
 舞台袖を見ると、ジョンとクリスが固い握手を交わしていた。
 どうやらジョンも確かな手応えを感じてくれたようだ。
 誰がどうみても、ショーは完全なる成功を収めた。
 ショーンの身体の中に、純粋な喜びが込み上げてくる。
 ギターを目映いばかりのライトの中に高々と翳してショーンが客席を見渡すと、客席二階の一番奥、左側の席にスコットの姿があった。
 ドキリとする。
 今のステージをまさかスコットまでもが見てくれていたとは、まるで思わなかった。ポールかクリスの計らいだろう。
 本来なら、ショーンが一番大事にしている人だ。もっといい席に座っていてもいいだろうに、最も目立たない席に座っていることがスコットらしかった。
 昨夜のことがあって初めて顔を合わせるとあって、ショーンは幾分緊張してしまったが、スコットが明らかに感激して涙していることが分かって、ショーンの肩から力が抜けた。
 スコットの涙を見た時、ショーンは初めて「ステージに立ってよかった」と心の底から実感した。
 あのビル・タウンゼントを越えることができたかなんてまるで分からなかったけれど、今となっては不思議とそんな拘りもなくなっていた。
 純粋に音楽にのめり込めて、純粋に感動した。
 たくさんの人が笑顔で拍手をしてくれ、そしてそれは決して鳴りやまなかった。
 これほどの喜びがどこにあるだろう。
 メンバーがステージから姿を消しても、拍手は鳴りやまない。
「ショーン! ショーン!」
 会場内では、ポールが扇動してショーン・コールが沸き起こっている。
 華々しいカーテンコールだ。
 今頃になって身体をブルブル震わせているショーンの腕をデレクが掴んで、もう一度ステージに上げられた。
 他のメンバーに誘導されるようにまた客に頭を下げ、歓声に答える。
 やむことのないショーン・コールに顔を赤らめているショーンの前に、ふいにマイクが突きつけられた。
 ぎょっとしてショーンがマイクの先を見ると、汗まみれで微笑むデレクの顔があった。
 デレクは、ショーンの顔を見て頷く。
 ショーンは促されるようにマイクを手にした。
 シンと会場が静まり返る。誰もが、息を潜めて新しいスターの肉声を待っていた。
 ショーンは、客席に目を遣る。
 客の波の向こうにいるスコットも、息を呑んでショーンの言葉を待っていた。
 ショーンはゆっくりと静かにこう言った。
「今日、俺がここに立てたのは、いつでもあなたがそこにいてくれたからだ」
 スコットの美しい蒼の瞳が、大きく見開かれる。まさかショーンがそんなことを言い出すとは思っていなかったからだろう。
 客達もショーンの視線を追い、彼がメッセージを贈る相手の姿を捉えた。
 ショーンは続ける。
「・・・父さん。俺は、あなたの息子でいられることを誇りに思う」
 ショーンは大きな目を細めて、微笑みを浮かべた。
 その微笑みは、今までの熱いステージパフォーマンスがまるで嘘のように穏やかで、純粋に美しい笑顔だった。
 会場中の誰もが、そんなショーンの表情に息を呑む。
 ショーンがマイクをマイクスタンドに返すと、自然に会場内から拍手が沸き起こった。
 最初パラパラとした疎らな拍手も、そのうち劇場を揺るがせるような大きな拍手の渦に変わった。
 スコットにも彼を讃える拍手が贈られていたが、スコット自身は両手で顔を覆い、大泣きしているのが見て取れた。
 本当なら、今すぐステージを降りて彼のことを抱きしめたいと思ったが、これ以上騒ぎを大きくする訳にもいかず、ショーンはデレク達と共にステージを降りる。
 緞帳がおり、客の歓声が少し遠のく。
 それでもまだ興奮冷めやらない役者達の声を聞きながら、ショーンはクリスからタオルを受け取った。
 一回ぐるりと汗を拭い、顔を上げると口をへの字に曲げたクリスの顔が見えた。
 ショーンは、そんなクリスの表情を見てドキリとする。
「お前・・・」
 クリスはそう言いかけてふいに言葉を切り、にっこりと笑みを浮かべると、ショーンの髪をくしゃくしゃと掻き乱した。
 何となくクリスの言いたいことが分かったような気がして、ショーンもテレ隠しの笑みを浮かべた。
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