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第4章 魔女の館と想いの錯綜
番外編4:ギルバートの想い(1)
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————愛していた。
————心底、俺はブルーノに惚れていた。
だが、それももう————3年、も昔のことだ。
月日は残酷だ。
初めて会った日のことは今でも覚えている。
魔術師としてまだまだ未熟だった頃。
俺は魔術の歴史の深いキサスの街を訪れ、一時期の間と、簡易的な住居を構えていた。
夜遅く、暗い路地を歩いていた時。
大柄の男たちが4人ほど群がっているのが見えた。
何やら言い争いの声が聞こえる。
近寄ってみると、その4人は何やら寄って集って、誰かを恐喝しているようだった。
————そう、その絡まれていたのがブルーノだ。
後から聞いた話だが、金品を奪おうとしていたらしい。
実際、ブルーノの身なりは品がよく、背丈の小さい容姿も相まってターゲットにされてもおかしくはなかった。
あまり治安が良いとは言えないこの街で、それは特段珍しい出来事ではなかった。
中心にいたブルーノは男たちを睨むばかりで、身動き一つしない。
その時、承諾も抵抗もしないブルーノに痺れを切らした男の一人が、「なめてんのか」と声を荒げて、ブルーノの肩に触れた。
いつもならきっと素知らぬ顔で通り過ぎていたと思う。
ただ、その日の俺は、上手くいかない魔術の修行で苛立ちが頂点だった。
「……目障りだ」
俺はそう言い放つと、右手をすっと上げる。
男たちの足元に闇が広がる。
「ひっ」
男たちは自分の足元を見つめると、何かに怯えるように震え始めた。
そして、突然発狂したように、泡を吹いてバタバタと倒れ始めた。
それを少しばかり見つめていた。
いい気味だとは別に思わなかった。
やがて男たちが地面に倒れたまま動かなくなる。
ぽかんとこちらを見つめていたブルーノを一瞥すると、俺はそのまま通り過ぎようとした。
「待って」
その時、服の裾を後ろから小さく掴まれた。
俺が振り返るとブルーノは笑顔で言った。
あの時の一言は今でも覚えている。
「ありがとう。……僕があやうく消し炭にしちゃうところだったけど。そうもいかないから困っていたんだ」
*
ブルーノは驚くほど魔術に精通した人間だった。
あの日の出来事から俺がブルーノと意気投合するのに時間はかからなかった————といえば嘘になる。
その頃、俺は街に来たばかりで素性も明かさない。
もともと閉鎖的な街の雰囲気もあり、日常的に話す相手は全くいなかった。
自分がそれを望んでいなかった、というのが最大の理由ではあるが。
だが、ブルーノはその日からほとんど毎日、家に遊びに来た。
特に何の用事もない、くだらない話をして帰っていった。
初めはこの街で情報収集をするためにそれを受け入れていた。
実際ブルーノはこの街で生まれ育ったため、魔術への知識もさることながら、キサスの街のあらゆることを知っていた。
もう十分だというほどに情報を仕入れた後も、俺はブルーノを追い返すことはしなかった。
いつの間にか、あいつの訪問を心待ちにしている自分がいることに、気づいていた。
裏表のない、屈託なく笑うその顔が、どうやら俺は好きだったらしい。
そんな感情を自分が持っていることに、動揺を感じていた。
「今日は、とっておきの魔術をギルに教えるね」
ある日、そうブルーノは言った。
そして有無を言わさず、ブルーノは俺に近づくと、突然額をくっつけた。
「何すんッ……」
(……どう?)
頭に声が響く。
それは、知らない魔術だった。
(これは、僕が編み出したものなんだ)
(……不思議だな。頭に直接、響く。……これは、俺の声も届くのか?)
(うん、聞こえてるよ)
(こんな魔術、聞いたこともない。一体どうやって)
(……魔術じゃないよ)
(?)
(……これは、魔法だよ。秘密の気持ちを打ち明けるための)
(……魔法? 秘密って……)
(……ギルのことが "好き" なんだ。もう、ずっと)
俺は驚きの余り、額を話して、目を開いた。
————その瞬間、ただ胸が躍ったことを覚えている。
自分が他人に好かれる人間である、などと思ったことは欠片もなかった。
それを望むことも、微塵もなかった。
ブルーノは顔を話すと、俺をまっすぐ見つめた。
「……ギルは、バカだよね」
そうあっけらかんと言うと、ブルーノはいつもの屈託のない笑顔を見せた。
その顔を見た俺は突然胸が熱くなって、気づけばブルーノにキスをしていた。
*
額を合わせて会話をしあう、あの技術は、魔法でもなんでもなかった。
種を聞けば、簡単な魔術の応用であったのだ。
それでも俺がこれまで思いつかない辺り、やっぱりブルーノには頭の固い俺にはない機転を持ち合わせていたのだと思う。
「魔法でもなんでもないじゃない。やっぱり魔術じゃないか」
そう俺が後日言うと、ブルーノは笑って、少しだけ恥ずかしそうにこう言った。
「それでも魔法のコトバだって、そう、言いたかったんだ。許してね」
*
ただ、そうした穏やかな日常は長く続くことはなかった。
ブルーノが病気になったのは、今から4年前のことだ。
急速に悪化したブルーノは、俺を残して、目の前から居なくなってしまった。
————その間のことは、もう、よく覚えていない。
ふ、と思い出すのは家の中で飯を食べていた時間のことばかりだ。
————毎日たくさん笑っていた。
————「おいしい」と笑いながら。
————幸せな時間だった。
俺はあの日から、笑うことを止めた。
正確には、笑い方がよくわからなくなっていた。
どうして。
どうして、魔術では人間を救えないのだろう。
あの時、幾度なく後悔をしていた。
自身の無力さに。
まだ心の傷も癒えないうち、気づけば薬学と治癒魔法について勉強を始めていた。
これまで、全く学ぶことはなかった。
興味もなかった。
今でも興味は、ない。
それでも当時は————魔法のような奇跡、をまだ信じていたかった。
そんなものを学んでも、もう何にもならない事は。どうにもならない事は。
自分が一番、よくわかっていた。
*
————それから、しばらく色のない世界を見ていた。
それに気が付いたのは、ブルーノが居なくなって1か月ほどたった頃だった。
簡単な薬の調合を始めようとして、その色が見分けられなかったのだ。
青やピンクに染まるはずの液体は、色が全く変わらずどれも全て同じ灰色に見えた。
外を見上げると、空は晴れているはずなのに、くすんだ灰色が際限なく広がって見えた。
————それはショックのあまりだったのだろうか。
————それとも、ただブルーノが居ない世界が、モノクロに見えていたのだろうか。
今となってはよくわからない。
ただ、それでも次第に薬の調合にも支障のない範囲で色を識別できるようになっていった。
————重症なのは『味覚』だった。
何を食べても味がしない。
まるでゴムを食べているような味。
食感はぐにゃぐにゃと気色が悪い。
それはブルーノが居なくなってから、色を失うより早く気づいたことだった。
よくある話だと思った。
毎日、笑いあって食べていた、この食卓に一人。
うまいはずがない。
ただ、色彩感覚を取り戻してもなお、1年————2年、経っても。
味覚は一向に戻ってこなかった。
ただ、それもどうでもよかった。
味覚が戻らないことで、ブルーノを今日も忘れていない、と安心すら覚えていた。
*
キサスの街で毎年開かれていた、魔術闘技祭には出場していた。
ブルーノが居なくなった年の魔術闘技祭。
俺は、初めて優勝した。
翌年に連覇もした。
そもそも、出場する必要も理由も別に無かった。
ただ、前年まで優勝杯を守り続けたブルーノに代わって、見ず知らずの奴が優勝する姿を見たくなかった。
その程度の理由だったと思う。
その頃、俺は誰と関わることもなく、魔術闘技祭のみに姿を現す異質な存在と見なされていた。
優勝しても得られるものは————虚無だった。
魔術闘技祭を連覇した、その年に、はっきりと思い知った。
俺は小さな優勝杯を抱えて、一人きりで帰路に着く。
玄関のドアノブをガチャリと回して、ゆっくりと扉を開く。
いつもよりも、煤とほこりの匂いが強く鼻を掠めた。
「……ただいま」
そう、言葉を呟いたなら。
————おかえり。
と今にも、優しいあの声が、聞こえてくるのではないかと。
————おめでとう!
と今にも、喜ぶあの声が、飛んでくるのではないかと。
そこにあるのは、静寂だった。
しん————と、静まり返った玄関が突然たまらなくなって、俺は優勝杯を思いきり投げつけた。
金色に輝くそれは壁に「ゴン」と音を立てて、冷たい廊下にごろごろと転がった。
「どうして……どうして、」
俺は声を上げて、その場で泣いた。
自身の顔がぐちゃぐちゃになるほどに、泣いた。
どうしても、止められなかった。
————もう、俺を求める人は居ない。
————もう、この街で、俺より優れた魔術師は居ない。
————もう、ブルーノは、どこにも居ないのだ。
そう思った時、俺はキサスの街を出た。
————心底、俺はブルーノに惚れていた。
だが、それももう————3年、も昔のことだ。
月日は残酷だ。
初めて会った日のことは今でも覚えている。
魔術師としてまだまだ未熟だった頃。
俺は魔術の歴史の深いキサスの街を訪れ、一時期の間と、簡易的な住居を構えていた。
夜遅く、暗い路地を歩いていた時。
大柄の男たちが4人ほど群がっているのが見えた。
何やら言い争いの声が聞こえる。
近寄ってみると、その4人は何やら寄って集って、誰かを恐喝しているようだった。
————そう、その絡まれていたのがブルーノだ。
後から聞いた話だが、金品を奪おうとしていたらしい。
実際、ブルーノの身なりは品がよく、背丈の小さい容姿も相まってターゲットにされてもおかしくはなかった。
あまり治安が良いとは言えないこの街で、それは特段珍しい出来事ではなかった。
中心にいたブルーノは男たちを睨むばかりで、身動き一つしない。
その時、承諾も抵抗もしないブルーノに痺れを切らした男の一人が、「なめてんのか」と声を荒げて、ブルーノの肩に触れた。
いつもならきっと素知らぬ顔で通り過ぎていたと思う。
ただ、その日の俺は、上手くいかない魔術の修行で苛立ちが頂点だった。
「……目障りだ」
俺はそう言い放つと、右手をすっと上げる。
男たちの足元に闇が広がる。
「ひっ」
男たちは自分の足元を見つめると、何かに怯えるように震え始めた。
そして、突然発狂したように、泡を吹いてバタバタと倒れ始めた。
それを少しばかり見つめていた。
いい気味だとは別に思わなかった。
やがて男たちが地面に倒れたまま動かなくなる。
ぽかんとこちらを見つめていたブルーノを一瞥すると、俺はそのまま通り過ぎようとした。
「待って」
その時、服の裾を後ろから小さく掴まれた。
俺が振り返るとブルーノは笑顔で言った。
あの時の一言は今でも覚えている。
「ありがとう。……僕があやうく消し炭にしちゃうところだったけど。そうもいかないから困っていたんだ」
*
ブルーノは驚くほど魔術に精通した人間だった。
あの日の出来事から俺がブルーノと意気投合するのに時間はかからなかった————といえば嘘になる。
その頃、俺は街に来たばかりで素性も明かさない。
もともと閉鎖的な街の雰囲気もあり、日常的に話す相手は全くいなかった。
自分がそれを望んでいなかった、というのが最大の理由ではあるが。
だが、ブルーノはその日からほとんど毎日、家に遊びに来た。
特に何の用事もない、くだらない話をして帰っていった。
初めはこの街で情報収集をするためにそれを受け入れていた。
実際ブルーノはこの街で生まれ育ったため、魔術への知識もさることながら、キサスの街のあらゆることを知っていた。
もう十分だというほどに情報を仕入れた後も、俺はブルーノを追い返すことはしなかった。
いつの間にか、あいつの訪問を心待ちにしている自分がいることに、気づいていた。
裏表のない、屈託なく笑うその顔が、どうやら俺は好きだったらしい。
そんな感情を自分が持っていることに、動揺を感じていた。
「今日は、とっておきの魔術をギルに教えるね」
ある日、そうブルーノは言った。
そして有無を言わさず、ブルーノは俺に近づくと、突然額をくっつけた。
「何すんッ……」
(……どう?)
頭に声が響く。
それは、知らない魔術だった。
(これは、僕が編み出したものなんだ)
(……不思議だな。頭に直接、響く。……これは、俺の声も届くのか?)
(うん、聞こえてるよ)
(こんな魔術、聞いたこともない。一体どうやって)
(……魔術じゃないよ)
(?)
(……これは、魔法だよ。秘密の気持ちを打ち明けるための)
(……魔法? 秘密って……)
(……ギルのことが "好き" なんだ。もう、ずっと)
俺は驚きの余り、額を話して、目を開いた。
————その瞬間、ただ胸が躍ったことを覚えている。
自分が他人に好かれる人間である、などと思ったことは欠片もなかった。
それを望むことも、微塵もなかった。
ブルーノは顔を話すと、俺をまっすぐ見つめた。
「……ギルは、バカだよね」
そうあっけらかんと言うと、ブルーノはいつもの屈託のない笑顔を見せた。
その顔を見た俺は突然胸が熱くなって、気づけばブルーノにキスをしていた。
*
額を合わせて会話をしあう、あの技術は、魔法でもなんでもなかった。
種を聞けば、簡単な魔術の応用であったのだ。
それでも俺がこれまで思いつかない辺り、やっぱりブルーノには頭の固い俺にはない機転を持ち合わせていたのだと思う。
「魔法でもなんでもないじゃない。やっぱり魔術じゃないか」
そう俺が後日言うと、ブルーノは笑って、少しだけ恥ずかしそうにこう言った。
「それでも魔法のコトバだって、そう、言いたかったんだ。許してね」
*
ただ、そうした穏やかな日常は長く続くことはなかった。
ブルーノが病気になったのは、今から4年前のことだ。
急速に悪化したブルーノは、俺を残して、目の前から居なくなってしまった。
————その間のことは、もう、よく覚えていない。
ふ、と思い出すのは家の中で飯を食べていた時間のことばかりだ。
————毎日たくさん笑っていた。
————「おいしい」と笑いながら。
————幸せな時間だった。
俺はあの日から、笑うことを止めた。
正確には、笑い方がよくわからなくなっていた。
どうして。
どうして、魔術では人間を救えないのだろう。
あの時、幾度なく後悔をしていた。
自身の無力さに。
まだ心の傷も癒えないうち、気づけば薬学と治癒魔法について勉強を始めていた。
これまで、全く学ぶことはなかった。
興味もなかった。
今でも興味は、ない。
それでも当時は————魔法のような奇跡、をまだ信じていたかった。
そんなものを学んでも、もう何にもならない事は。どうにもならない事は。
自分が一番、よくわかっていた。
*
————それから、しばらく色のない世界を見ていた。
それに気が付いたのは、ブルーノが居なくなって1か月ほどたった頃だった。
簡単な薬の調合を始めようとして、その色が見分けられなかったのだ。
青やピンクに染まるはずの液体は、色が全く変わらずどれも全て同じ灰色に見えた。
外を見上げると、空は晴れているはずなのに、くすんだ灰色が際限なく広がって見えた。
————それはショックのあまりだったのだろうか。
————それとも、ただブルーノが居ない世界が、モノクロに見えていたのだろうか。
今となってはよくわからない。
ただ、それでも次第に薬の調合にも支障のない範囲で色を識別できるようになっていった。
————重症なのは『味覚』だった。
何を食べても味がしない。
まるでゴムを食べているような味。
食感はぐにゃぐにゃと気色が悪い。
それはブルーノが居なくなってから、色を失うより早く気づいたことだった。
よくある話だと思った。
毎日、笑いあって食べていた、この食卓に一人。
うまいはずがない。
ただ、色彩感覚を取り戻してもなお、1年————2年、経っても。
味覚は一向に戻ってこなかった。
ただ、それもどうでもよかった。
味覚が戻らないことで、ブルーノを今日も忘れていない、と安心すら覚えていた。
*
キサスの街で毎年開かれていた、魔術闘技祭には出場していた。
ブルーノが居なくなった年の魔術闘技祭。
俺は、初めて優勝した。
翌年に連覇もした。
そもそも、出場する必要も理由も別に無かった。
ただ、前年まで優勝杯を守り続けたブルーノに代わって、見ず知らずの奴が優勝する姿を見たくなかった。
その程度の理由だったと思う。
その頃、俺は誰と関わることもなく、魔術闘技祭のみに姿を現す異質な存在と見なされていた。
優勝しても得られるものは————虚無だった。
魔術闘技祭を連覇した、その年に、はっきりと思い知った。
俺は小さな優勝杯を抱えて、一人きりで帰路に着く。
玄関のドアノブをガチャリと回して、ゆっくりと扉を開く。
いつもよりも、煤とほこりの匂いが強く鼻を掠めた。
「……ただいま」
そう、言葉を呟いたなら。
————おかえり。
と今にも、優しいあの声が、聞こえてくるのではないかと。
————おめでとう!
と今にも、喜ぶあの声が、飛んでくるのではないかと。
そこにあるのは、静寂だった。
しん————と、静まり返った玄関が突然たまらなくなって、俺は優勝杯を思いきり投げつけた。
金色に輝くそれは壁に「ゴン」と音を立てて、冷たい廊下にごろごろと転がった。
「どうして……どうして、」
俺は声を上げて、その場で泣いた。
自身の顔がぐちゃぐちゃになるほどに、泣いた。
どうしても、止められなかった。
————もう、俺を求める人は居ない。
————もう、この街で、俺より優れた魔術師は居ない。
————もう、ブルーノは、どこにも居ないのだ。
そう思った時、俺はキサスの街を出た。
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