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第4章 魔女の館と想いの錯綜
地下2階
しおりを挟む————温かい。
全身がポカポカと、熱を発している。
「うっ……」
火照った身体全体に反するように、床が氷のように冷たくて、心地よい。
その感覚から、今、自分の体制が横になっているのだと気づく。
————ただ、頭が少し硬くて心地よい「何か」に乗っかっている。
————これはなんだ。
————ここはどこだ。
————俺は。
————そうだ。
ラルフと迷路の出口を探しながら。
ラルフの石を奪ったルイを追って。
それから。
「あっ……!」
目を開くと、そこには見覚えのある顔があった。
寝そべる俺の顔を覗き込むように。
「起きた……!? エル、大丈夫か!」
「……サム?」
その時、頬に冷たい雫が当たる。
「エルといると、これ以上、俺の心臓……持たないよ」
サムはそう言ってから、少しだけ諦めるように俺を見て、微笑んだ。
その顔を見た瞬間、俺は心の底から安心感で満たされて————目の前の視界が、滲んだ。
その時————自分がサムに膝枕をされている、ことに気づいた。
「うわっ……!」
俺は飛び起きると慌ててサムから距離をとる。
すると、サムは驚いてから、こちらを見つめ、不服そうに頬を少し膨らませた。
「……なんだよ。俺なんかの膝枕じゃ不満ってことかよ」
「……い、いや、なんか、急に恥ずかしくて」
その場に少しだけ気まずい空気が流れる。
————また、サムに触れてしまった。
覚悟を決めたはずなのに、思わず飛び上がってしまった。
しかし、その思考はすぐに止まった。
なぜなら、自身の身体に違和感を覚えたからだ。
「……あれ」
————軽い。
————全く身体の痛みを感じない。
「……俺、あの高さから落ちてきたはずじゃ」
「……ごめん」
サムがそう言って、懐から取り出したものは————青い液体が半分ほど入った小瓶だった。
中に入っていた液体がちゃぽり、と音を立てて揺れる。
「……それは?」
「どんな怪我も立ちどころに直す薬……なんだ。実はユウリのおじいさんに貰ったものでさ」
「!」
ユウリのおじいさんに一体いつ会ったのだろう。
会うタイミングなんて、いつの間に。
————いや、今はそれより。
「『ごめん』って、どういうことだ?」
そう尋ねると、サムは途端に眉を顰め、苦しそうな顔をした。
「これは本人の生命力を少し削って怪我を治す薬なんだ。……エルを見つけたとき、ボロボロの状態で倒れてたから……。しばらく様子を見てたけど、一向に目を覚ます気配がなくて……その時思い出して、エルに飲ませたんだ。……これを」
俺は大広間での出来事を、サムと魔女の会話を思い出す。
*
「そんな怖い顔をして。……大丈夫よ。もしも本物の殺し合いをしようとしても、死ぬ間際でワタシが助けてあげるわ」
「……エルの命を奪っておいて、そんなこと信じられるかよ!」
「奪った……そうね。まぁそうかしら。信じないなら、それでもいいわ」
*
————サムは魔女のことを信じていない。
だからこそ、俺の残り少ないはずの生命力を削ってまでも、今の俺の怪我を治そうとしたのだ。
「……ありがとう」
俺はそう呟くと、サムに歩み寄って、優しく抱き寄せた。
「えっ……」
サムの手にあった小瓶がカラカラと音を立てて、地面に転がっていった。
————ありがとう。
俺はしばらく、その体制でサムの温もりを感じていた。
————そして、俺は決意する。
————魔女の思い通りにはならない、と。
————そのためには。
俺は身体を優しく離すと、サムの顔を見つめた。
サムは少しだけ赤くなった顔で、「へへ」と少し笑った。
そしてすぐに、真面目な顔つきへと戻る。
それから落とした小瓶を拾った。
「……エル。ここまでで何があったか、話してくれる?」
「……ああ、もちろん」
*
それから、俺は大広間から迷路のある地下フロアに転落してから、ここまでの事をサムに説明した。
ラルフと合流し、迫る壁に押しつぶされそうなところを救われたこと。
ルイに突然、ラルフの石を奪われたこと。
それを追ってユウリの罠にかかり、ここにラルフと落ちてきたこと。
その間、サムは終始考えるように、口元に右手をあてていた。
それからお互いに質問を繰り返しながら、今までの情報を共有した。
先ほどの、サムが薬をおじいさんからもらった話についても。
「……それで、俺を見つけてくれた時には、ラルフはもういなかったんだよな」
「うん」
ラルフは間違いなく俺と共にあの時、転落した。
だが、俺よりも物理的に身体は丈夫なはずだ。
おそらく多少の怪我はしていても、無事で居てくれている————と、そう信じたい。
そうこう考えていると、サムは言いにくそうに、急にこう切り出した。
「実はさ……俺も、なんだ」
「……え」
そういってサムは左手の甲を俺に見せるように掲げる。
左手首の腕輪には、あったはずの————青い石がなくなっていた。
「まさか!?」
「……うん、そう。……あの迷路でさまよっているうちに、突然後ろから何かを飲まされて気を失ってた。気づいたらこのフロアにいて、その時には……もう石は無くなってた」
————何かを飲まされて。
俺は先ほど、羽虫の大群の中で聞いたユウリの声を思い出す。
————『ごめんね』
————ユウリは本気だ。
ということは。
ユウリは自身の持つ黄色の石、ラルフの緑の石————それから、サムの青い石の3つをすでに手に入れていることになる。
残すは————今この手にある赤い石と、ギルバートの紫の石の2つ。
「俺、魔女との、この ”ゲーム” に勝つよ」
そう言うと、サムはわかっていたかのように、微笑んだ。
「……俺、ここでもう少しラルフを探すよ。怪我をしていたら、まだこの薬の残りが役立つかもしれない。エルは……」
「俺は……会わなきゃならない奴がいる」
すると、サムはすっと右手で、俺の背後にある通路を指差した。
「……そっか。あっちの通路の奥まで行くと上に昇れそうな階段があったよ」
「……ありがとう。ラルフのこと、頼む。……俺も、後で直ぐに探しに行くから」
そう言って俺は駆け出した。
*
奥の階段はすぐに見つかった。
その階段を駆け上がると、迷路のフロアは通らずに、綺麗に装飾の施された白い壁一面の廊下に出た。
廊下の窓からは、青空が覗いていた。
俺は廊下の奥にある、一番大きな扉まで歩くと、ドアノブをゆっくり回した。
そして、扉の開かれた向こうは————あの、大広間だった。
「戻ってきた」
大広間を包む空気は、ひっそりとして、静かであった。
その中で、時計がコク、コク、と時を刻む音だけが響いていた。
抜けたはずの床は元の形に戻っていて、あの甘ったるい香りも綺麗に無くなっていた。
大広間中央にある時計の針は、初めに見た頂点の位置から進み、3時を少し回ったところを刻んでいた。
その時計の前に————目的の人物がいた。
「お前に話がある」
俺が話しかけると、その人物はこちらを振り返る。
「……奇遇だな。俺もだ」
それから、ふっ、と不敵な笑みをもらした。
全身がポカポカと、熱を発している。
「うっ……」
火照った身体全体に反するように、床が氷のように冷たくて、心地よい。
その感覚から、今、自分の体制が横になっているのだと気づく。
————ただ、頭が少し硬くて心地よい「何か」に乗っかっている。
————これはなんだ。
————ここはどこだ。
————俺は。
————そうだ。
ラルフと迷路の出口を探しながら。
ラルフの石を奪ったルイを追って。
それから。
「あっ……!」
目を開くと、そこには見覚えのある顔があった。
寝そべる俺の顔を覗き込むように。
「起きた……!? エル、大丈夫か!」
「……サム?」
その時、頬に冷たい雫が当たる。
「エルといると、これ以上、俺の心臓……持たないよ」
サムはそう言ってから、少しだけ諦めるように俺を見て、微笑んだ。
その顔を見た瞬間、俺は心の底から安心感で満たされて————目の前の視界が、滲んだ。
その時————自分がサムに膝枕をされている、ことに気づいた。
「うわっ……!」
俺は飛び起きると慌ててサムから距離をとる。
すると、サムは驚いてから、こちらを見つめ、不服そうに頬を少し膨らませた。
「……なんだよ。俺なんかの膝枕じゃ不満ってことかよ」
「……い、いや、なんか、急に恥ずかしくて」
その場に少しだけ気まずい空気が流れる。
————また、サムに触れてしまった。
覚悟を決めたはずなのに、思わず飛び上がってしまった。
しかし、その思考はすぐに止まった。
なぜなら、自身の身体に違和感を覚えたからだ。
「……あれ」
————軽い。
————全く身体の痛みを感じない。
「……俺、あの高さから落ちてきたはずじゃ」
「……ごめん」
サムがそう言って、懐から取り出したものは————青い液体が半分ほど入った小瓶だった。
中に入っていた液体がちゃぽり、と音を立てて揺れる。
「……それは?」
「どんな怪我も立ちどころに直す薬……なんだ。実はユウリのおじいさんに貰ったものでさ」
「!」
ユウリのおじいさんに一体いつ会ったのだろう。
会うタイミングなんて、いつの間に。
————いや、今はそれより。
「『ごめん』って、どういうことだ?」
そう尋ねると、サムは途端に眉を顰め、苦しそうな顔をした。
「これは本人の生命力を少し削って怪我を治す薬なんだ。……エルを見つけたとき、ボロボロの状態で倒れてたから……。しばらく様子を見てたけど、一向に目を覚ます気配がなくて……その時思い出して、エルに飲ませたんだ。……これを」
俺は大広間での出来事を、サムと魔女の会話を思い出す。
*
「そんな怖い顔をして。……大丈夫よ。もしも本物の殺し合いをしようとしても、死ぬ間際でワタシが助けてあげるわ」
「……エルの命を奪っておいて、そんなこと信じられるかよ!」
「奪った……そうね。まぁそうかしら。信じないなら、それでもいいわ」
*
————サムは魔女のことを信じていない。
だからこそ、俺の残り少ないはずの生命力を削ってまでも、今の俺の怪我を治そうとしたのだ。
「……ありがとう」
俺はそう呟くと、サムに歩み寄って、優しく抱き寄せた。
「えっ……」
サムの手にあった小瓶がカラカラと音を立てて、地面に転がっていった。
————ありがとう。
俺はしばらく、その体制でサムの温もりを感じていた。
————そして、俺は決意する。
————魔女の思い通りにはならない、と。
————そのためには。
俺は身体を優しく離すと、サムの顔を見つめた。
サムは少しだけ赤くなった顔で、「へへ」と少し笑った。
そしてすぐに、真面目な顔つきへと戻る。
それから落とした小瓶を拾った。
「……エル。ここまでで何があったか、話してくれる?」
「……ああ、もちろん」
*
それから、俺は大広間から迷路のある地下フロアに転落してから、ここまでの事をサムに説明した。
ラルフと合流し、迫る壁に押しつぶされそうなところを救われたこと。
ルイに突然、ラルフの石を奪われたこと。
それを追ってユウリの罠にかかり、ここにラルフと落ちてきたこと。
その間、サムは終始考えるように、口元に右手をあてていた。
それからお互いに質問を繰り返しながら、今までの情報を共有した。
先ほどの、サムが薬をおじいさんからもらった話についても。
「……それで、俺を見つけてくれた時には、ラルフはもういなかったんだよな」
「うん」
ラルフは間違いなく俺と共にあの時、転落した。
だが、俺よりも物理的に身体は丈夫なはずだ。
おそらく多少の怪我はしていても、無事で居てくれている————と、そう信じたい。
そうこう考えていると、サムは言いにくそうに、急にこう切り出した。
「実はさ……俺も、なんだ」
「……え」
そういってサムは左手の甲を俺に見せるように掲げる。
左手首の腕輪には、あったはずの————青い石がなくなっていた。
「まさか!?」
「……うん、そう。……あの迷路でさまよっているうちに、突然後ろから何かを飲まされて気を失ってた。気づいたらこのフロアにいて、その時には……もう石は無くなってた」
————何かを飲まされて。
俺は先ほど、羽虫の大群の中で聞いたユウリの声を思い出す。
————『ごめんね』
————ユウリは本気だ。
ということは。
ユウリは自身の持つ黄色の石、ラルフの緑の石————それから、サムの青い石の3つをすでに手に入れていることになる。
残すは————今この手にある赤い石と、ギルバートの紫の石の2つ。
「俺、魔女との、この ”ゲーム” に勝つよ」
そう言うと、サムはわかっていたかのように、微笑んだ。
「……俺、ここでもう少しラルフを探すよ。怪我をしていたら、まだこの薬の残りが役立つかもしれない。エルは……」
「俺は……会わなきゃならない奴がいる」
すると、サムはすっと右手で、俺の背後にある通路を指差した。
「……そっか。あっちの通路の奥まで行くと上に昇れそうな階段があったよ」
「……ありがとう。ラルフのこと、頼む。……俺も、後で直ぐに探しに行くから」
そう言って俺は駆け出した。
*
奥の階段はすぐに見つかった。
その階段を駆け上がると、迷路のフロアは通らずに、綺麗に装飾の施された白い壁一面の廊下に出た。
廊下の窓からは、青空が覗いていた。
俺は廊下の奥にある、一番大きな扉まで歩くと、ドアノブをゆっくり回した。
そして、扉の開かれた向こうは————あの、大広間だった。
「戻ってきた」
大広間を包む空気は、ひっそりとして、静かであった。
その中で、時計がコク、コク、と時を刻む音だけが響いていた。
抜けたはずの床は元の形に戻っていて、あの甘ったるい香りも綺麗に無くなっていた。
大広間中央にある時計の針は、初めに見た頂点の位置から進み、3時を少し回ったところを刻んでいた。
その時計の前に————目的の人物がいた。
「お前に話がある」
俺が話しかけると、その人物はこちらを振り返る。
「……奇遇だな。俺もだ」
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