34 / 75
第3章 闘技場とハーレム
第1回戦
しおりを挟む
今日は魔術闘技祭の開催式、そして記念すべき俺の初戦の日であった。
闘技場はこの街の中心地に存在する。
年に一度の魔術闘技祭の時期は街全体を上げて、お祭りムードといった様子らしい。
街中にはあちこちに、色とりどりの旗が掲げられていた。
闘技場に到着すると、そこには出場者がほとんど揃っていた。
俺のナンバーは118で、ほぼ整列の後ろの方であったので、参加者は100人強の人数なのだろう。
出場者のほとんどは男たちのようであった。
この街が男ばかりというわけではなかったが、やはり危険な祭りということもあるからか、魔術闘技祭の女性の参加は例年少ないらしい。
「ちょっと……自信をなくすな」
集まった参加者たちは、見た目から自身が満ち溢れていて、この日を待ちわびていた、といった表情である。
闘技場は思った以上に広く、参加者全員が整列しても、グラウンドの中央に固まっている状態で十分すぎるほどの余裕がある。
そして観客席はぐるりと360度備えられている。
いったいこの闘技場全体で何人が収容できるのだろうか。
そんなことを考えていると、参加者全員の前に、長老と思しき魔術闘技祭の実行委員長が現れた。
「……では皆のもの! これより今年の魔術闘技祭を開催する!」
参加者全員、そして客席に座る観客たちが息を呑む。
一瞬で、闘技場全体は静まり返る。
「今年も精鋭の白魔術者を集めておる! まず死ぬようなことはないと思っていただきたい。そのうえで正々堂々と魔術の腕を競い合うように!」
そして改めて魔術闘技祭の概要、ルールが説明された。
魔術闘技祭は約1週間の期間、ずっと開催される。
試合はトーナメント方式で行われる。
一度でも敗退すればそこで挑戦は終了となる。
参加資格および条件はない。
ただし『魔術闘技祭』という名の通り、魔術の優劣を競い合うものである。
そのため魔術に匹敵するような闘い方が求められる。
「……優勝して俺は真実の鏡を手に入れる。そしてコルリに戻ってサムを探すんだ」
俺は小声で呟いた。
魔術闘技祭には、ここまでかなりの意気込みを持ってやってきたはずだ。
この闘技場の大きさや参加者に驚いていたのじゃ話にならない。
一ヶ月近くあの師匠と修行をしたのはもちろん自信になった。
だけど俺は、もういい加減サムに会いたくてたまらなかったのだ。
*
一回戦の相手は、いかにも自信ありげな青年だった。
俺の背中にある弓矢を一瞥すると、勝ちを確信したのかバカにしたように笑った。
「試合、始め!」
審判の掛け声に、相手は瞬時に詠唱を始める。
しかし、明らかにその速度は遅かった。
まずは簡単な魔術で相手を威嚇しつつ、隙をついて大きな攻撃を仕掛けるのが定石のはず。
俺は相手に当てない範囲で適当に弓矢を放ち、相手の気を反らしていく。
「……チッ」
作戦は成功して、相手はうまく詠唱を行えていないようだった。
その証拠に相手から飛んでくる火の魔術は、さっきからぷすぷすと煙ばかりで、俺の元に飛んでくるまでに鎮火ばかりしていた。
「……んなもん使うんじゃねぇよ!」
相手からは罵声が飛ぶ。
それに倣うように客席のあちこちからはブーイングが飛んできていた。
その原因が初めはわからなかったが、相手の言葉でピンとくるものがあった。
おそらく、俺が魔術を使わない武器でばかり闘うことが、この試合の趣旨に反すると言いたいようであった。
「……じゃもう待つ必要はないな」
俺は相手に数本の矢を放ちながら、距離を大きくとった。
そして一本をスッと構えると、一度目を閉じて、瞬時に意識を集中させた。
もうこの意識の集中のさせ方、そして魔力の込め方は完璧であった。
矢は赤い魔力を纏い、徐々にその存在感を増していく。
その様子がさっきまでと明らかに違うためか、観客からはざわめきが立っていた。
「……痛かったらごめんな」
そして俺は矢を放つ。
ヒュンと、一瞬空気を切る音がして。
矢は真っすぐと、相手の胸を貫いた。
「ああああああん!!」
相手は謎の叫び声をあげると、バタリと闘技場の床に倒れ込んだ。
俺はふう、と息を吐き、脱力をした。
流石にこの魔力の込め方は身体への負担があるのか、疲労を感じていた。
「勝者、エルネスト!」
「敗退者に、治癒を!」
そしてどこからか慌てて、治癒術師が現れる。
しかし相手は、どうやらまだ意識があったようで「うう……」とうめき声をあげながら、顔だけを俺に向けた。
その瞳には、先程とは違うギラギラとした光が宿っているのが確かにわかった。
俺がその顔を覗き込むと、突然相手はハァハァと息を切らして、瞳孔をカッと開いた。
「エ……エルネスト様ぁああ!! ど、どうか私を弟子に……! あっあっ……」
そう言うと、意識を失ったのか、再び顔をうずめて静かになった。
*
この1回戦の様子は直ぐに噂となり、初参加者にも関わらず物凄く強い男がいる、と別の参加者から目を付けられることになった。
杖による魔術ではなく、弓矢という実体の武器を扱うという点も非常に珍しいためか、その噂を加速させている一因となっているようだった。
ちなみにちょっと心配していたのだが、魔力を込めた矢であるならば、魔術闘技祭のルールには則っているらしい。
―――そして、俺はその後の試合も、立て続けに勝利していくのだった。
その度、俺の弓矢で貫かれた敗者は「熱狂的なエルネストの信者になる」という状態に陥っていた。
どうやら大量の魔力をその一矢に込めるため、その矢に射抜かれると、俺の魔力(魔女のものなのだが)に憑りつかれてしまう、ということのようだった。
困ったものである。
闘技場はこの街の中心地に存在する。
年に一度の魔術闘技祭の時期は街全体を上げて、お祭りムードといった様子らしい。
街中にはあちこちに、色とりどりの旗が掲げられていた。
闘技場に到着すると、そこには出場者がほとんど揃っていた。
俺のナンバーは118で、ほぼ整列の後ろの方であったので、参加者は100人強の人数なのだろう。
出場者のほとんどは男たちのようであった。
この街が男ばかりというわけではなかったが、やはり危険な祭りということもあるからか、魔術闘技祭の女性の参加は例年少ないらしい。
「ちょっと……自信をなくすな」
集まった参加者たちは、見た目から自身が満ち溢れていて、この日を待ちわびていた、といった表情である。
闘技場は思った以上に広く、参加者全員が整列しても、グラウンドの中央に固まっている状態で十分すぎるほどの余裕がある。
そして観客席はぐるりと360度備えられている。
いったいこの闘技場全体で何人が収容できるのだろうか。
そんなことを考えていると、参加者全員の前に、長老と思しき魔術闘技祭の実行委員長が現れた。
「……では皆のもの! これより今年の魔術闘技祭を開催する!」
参加者全員、そして客席に座る観客たちが息を呑む。
一瞬で、闘技場全体は静まり返る。
「今年も精鋭の白魔術者を集めておる! まず死ぬようなことはないと思っていただきたい。そのうえで正々堂々と魔術の腕を競い合うように!」
そして改めて魔術闘技祭の概要、ルールが説明された。
魔術闘技祭は約1週間の期間、ずっと開催される。
試合はトーナメント方式で行われる。
一度でも敗退すればそこで挑戦は終了となる。
参加資格および条件はない。
ただし『魔術闘技祭』という名の通り、魔術の優劣を競い合うものである。
そのため魔術に匹敵するような闘い方が求められる。
「……優勝して俺は真実の鏡を手に入れる。そしてコルリに戻ってサムを探すんだ」
俺は小声で呟いた。
魔術闘技祭には、ここまでかなりの意気込みを持ってやってきたはずだ。
この闘技場の大きさや参加者に驚いていたのじゃ話にならない。
一ヶ月近くあの師匠と修行をしたのはもちろん自信になった。
だけど俺は、もういい加減サムに会いたくてたまらなかったのだ。
*
一回戦の相手は、いかにも自信ありげな青年だった。
俺の背中にある弓矢を一瞥すると、勝ちを確信したのかバカにしたように笑った。
「試合、始め!」
審判の掛け声に、相手は瞬時に詠唱を始める。
しかし、明らかにその速度は遅かった。
まずは簡単な魔術で相手を威嚇しつつ、隙をついて大きな攻撃を仕掛けるのが定石のはず。
俺は相手に当てない範囲で適当に弓矢を放ち、相手の気を反らしていく。
「……チッ」
作戦は成功して、相手はうまく詠唱を行えていないようだった。
その証拠に相手から飛んでくる火の魔術は、さっきからぷすぷすと煙ばかりで、俺の元に飛んでくるまでに鎮火ばかりしていた。
「……んなもん使うんじゃねぇよ!」
相手からは罵声が飛ぶ。
それに倣うように客席のあちこちからはブーイングが飛んできていた。
その原因が初めはわからなかったが、相手の言葉でピンとくるものがあった。
おそらく、俺が魔術を使わない武器でばかり闘うことが、この試合の趣旨に反すると言いたいようであった。
「……じゃもう待つ必要はないな」
俺は相手に数本の矢を放ちながら、距離を大きくとった。
そして一本をスッと構えると、一度目を閉じて、瞬時に意識を集中させた。
もうこの意識の集中のさせ方、そして魔力の込め方は完璧であった。
矢は赤い魔力を纏い、徐々にその存在感を増していく。
その様子がさっきまでと明らかに違うためか、観客からはざわめきが立っていた。
「……痛かったらごめんな」
そして俺は矢を放つ。
ヒュンと、一瞬空気を切る音がして。
矢は真っすぐと、相手の胸を貫いた。
「ああああああん!!」
相手は謎の叫び声をあげると、バタリと闘技場の床に倒れ込んだ。
俺はふう、と息を吐き、脱力をした。
流石にこの魔力の込め方は身体への負担があるのか、疲労を感じていた。
「勝者、エルネスト!」
「敗退者に、治癒を!」
そしてどこからか慌てて、治癒術師が現れる。
しかし相手は、どうやらまだ意識があったようで「うう……」とうめき声をあげながら、顔だけを俺に向けた。
その瞳には、先程とは違うギラギラとした光が宿っているのが確かにわかった。
俺がその顔を覗き込むと、突然相手はハァハァと息を切らして、瞳孔をカッと開いた。
「エ……エルネスト様ぁああ!! ど、どうか私を弟子に……! あっあっ……」
そう言うと、意識を失ったのか、再び顔をうずめて静かになった。
*
この1回戦の様子は直ぐに噂となり、初参加者にも関わらず物凄く強い男がいる、と別の参加者から目を付けられることになった。
杖による魔術ではなく、弓矢という実体の武器を扱うという点も非常に珍しいためか、その噂を加速させている一因となっているようだった。
ちなみにちょっと心配していたのだが、魔力を込めた矢であるならば、魔術闘技祭のルールには則っているらしい。
―――そして、俺はその後の試合も、立て続けに勝利していくのだった。
その度、俺の弓矢で貫かれた敗者は「熱狂的なエルネストの信者になる」という状態に陥っていた。
どうやら大量の魔力をその一矢に込めるため、その矢に射抜かれると、俺の魔力(魔女のものなのだが)に憑りつかれてしまう、ということのようだった。
困ったものである。
0
お気に入りに追加
308
あなたにおすすめの小説

獣人の子供が現代社会人の俺の部屋に迷い込んできました。
えっしゃー(エミリオ猫)
BL
突然、ひとり暮らしの俺(会社員)の部屋に、獣人の子供が現れた!
どっから来た?!異世界転移?!仕方ないので面倒を見る、連休中の俺。
そしたら、なぜか俺の事をママだとっ?!
いやいや女じゃないから!え?女って何って、お前、男しか居ない世界の子供なの?!
会社員男性と、異世界獣人のお話。
※6話で完結します。さくっと読めます。
もふもふと始めるゴミ拾いの旅〜何故か最強もふもふ達がお世話されに来ちゃいます〜
双葉 鳴|◉〻◉)
ファンタジー
「ゴミしか拾えん役立たずなど我が家にはふさわしくない! 勘当だ!」
授かったスキルがゴミ拾いだったがために、実家から勘当されてしまったルーク。
途方に暮れた時、声をかけてくれたのはひと足先に冒険者になって実家に仕送りしていた長兄アスターだった。
ルークはアスターのパーティで世話になりながら自分のスキルに何ができるか少しづつ理解していく。
駆け出し冒険者として少しづつ認められていくルーク。
しかしクエストの帰り、討伐対象のハンターラビットとボアが縄張り争いをしてる場面に遭遇。
毛色の違うハンターラビットに自分を重ねるルークだったが、兄アスターから引き止められてギルドに報告しに行くのだった。
翌朝死体が運び込まれ、素材が剥ぎ取られるハンターラビット。
使われなくなった肉片をかき集めてお墓を作ると、ルークはハンターラビットの魂を拾ってしまい……変身できるようになってしまった!
一方で死んだハンターラビットの帰りを待つもう一匹のハンターラビットの助けを求める声を聞いてしまったルークは、その子を助け出す為兄の言いつけを破って街から抜け出した。
その先で助け出したはいいものの、すっかり懐かれてしまう。
この日よりルークは人間とモンスターの二足の草鞋を履く生活を送ることになった。
次から次に集まるモンスターは最強種ばかり。
悪の研究所から逃げ出してきたツインヘッドベヒーモスや、捕らえられてきたところを逃げ出してきたシルバーフォックス(のちの九尾の狐)、フェニックスやら可愛い猫ちゃんまで。
ルークは新しい仲間を募り、一緒にお世話するブリーダーズのリーダーとしてお世話道を極める旅に出るのだった!
<第一部:疫病編>
一章【完結】ゴミ拾いと冒険者生活:5/20〜5/24
二章【完結】ゴミ拾いともふもふ生活:5/25〜5/29
三章【完結】ゴミ拾いともふもふ融合:5/29〜5/31
四章【完結】ゴミ拾いと流行り病:6/1〜6/4
五章【完結】ゴミ拾いともふもふファミリー:6/4〜6/8
六章【完結】もふもふファミリーと闘技大会(道中):6/8〜6/11
七章【完結】もふもふファミリーと闘技大会(本編):6/12〜6/18

【完結済み】乙男な僕はモブらしく生きる
木嶋うめ香
BL
本編完結済み(2021.3.8)
和の国の貴族の子息が通う華学園の食堂で、僕こと鈴森千晴(すずもりちはる)は前世の記憶を思い出した。
この世界、前世の僕がやっていたBLゲーム「華乙男のラブ日和」じゃないか?
鈴森千晴なんて登場人物、ゲームには居なかったから僕のポジションはモブなんだろう。
もうすぐ主人公が転校してくる。
僕の片思いの相手山城雅(やましろみやび)も攻略対象者の一人だ。
これから僕は主人公と雅が仲良くなっていくのを見てなきゃいけないのか。
片思いだって分ってるから、諦めなきゃいけないのは分ってるけど、やっぱり辛いよどうしたらいいんだろう。

オッサン、エルフの森の歌姫【ディーバ】になる
クロタ
BL
召喚儀式の失敗で、現代日本から異世界に飛ばされて捨てられたオッサン(39歳)と、彼を拾って過保護に庇護するエルフ(300歳、外見年齢20代)のお話です。

僕だけの番
五珠 izumi
BL
人族、魔人族、獣人族が住む世界。
その中の獣人族にだけ存在する番。
でも、番には滅多に出会うことはないと言われていた。
僕は鳥の獣人で、いつの日か番に出会うことを夢見ていた。だから、これまで誰も好きにならず恋もしてこなかった。
それほどまでに求めていた番に、バイト中めぐり逢えたんだけれど。
出会った番は同性で『番』を認知できない人族だった。
そのうえ、彼には恋人もいて……。
後半、少し百合要素も含みます。苦手な方はお気をつけ下さい。
男子高校生だった俺は異世界で幼児になり 訳あり筋肉ムキムキ集団に保護されました。
カヨワイさつき
ファンタジー
高校3年生の神野千明(かみの ちあき)。
今年のメインイベントは受験、
あとはたのしみにしている北海道への修学旅行。
だがそんな彼は飛行機が苦手だった。
電車バスはもちろん、ひどい乗り物酔いをするのだった。今回も飛行機で乗り物酔いをおこしトイレにこもっていたら、いつのまにか気を失った?そして、ちがう場所にいた?!
あれ?身の危険?!でも、夢の中だよな?
急死に一生?と思ったら、筋肉ムキムキのワイルドなイケメンに拾われたチアキ。
さらに、何かがおかしいと思ったら3歳児になっていた?!
変なレアスキルや神具、
八百万(やおよろず)の神の加護。
レアチート盛りだくさん?!
半ばあたりシリアス
後半ざまぁ。
訳あり幼児と訳あり集団たちとの物語。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
北海道、アイヌ語、かっこ良さげな名前
お腹がすいた時に食べたい食べ物など
思いついた名前とかをもじり、
なんとか、名前決めてます。
***
お名前使用してもいいよ💕っていう
心優しい方、教えて下さい🥺
悪役には使わないようにします、たぶん。
ちょっとオネェだったり、
アレ…だったりする程度です😁
すでに、使用オッケーしてくださった心優しい
皆様ありがとうございます😘
読んでくださる方や応援してくださる全てに
めっちゃ感謝を込めて💕
ありがとうございます💞

兄たちが弟を可愛がりすぎです
クロユキ
BL
俺が風邪で寝ていた目が覚めたら異世界!?
メイド、王子って、俺も王子!?
おっと、俺の自己紹介忘れてた!俺の、名前は坂田春人高校二年、別世界にウィル王子の身体に入っていたんだ!兄王子に振り回されて、俺大丈夫か?!
涙脆く可愛い系に弱い春人の兄王子達に振り回され護衛騎士に迫って慌てていっもハラハラドキドキたまにはバカな事を言ったりとしている主人公春人の話を楽しんでくれたら嬉しいです。
1日の話しが長い物語です。
誤字脱字には気をつけてはいますが、余り気にしないよ~と言う方がいましたら嬉しいです。

小学生のゲーム攻略相談にのっていたつもりだったのに、小学生じゃなく異世界の王子さま(イケメン)でした(涙)
九重
BL
大学院修了の年になったが就職できない今どきの学生 坂上 由(ゆう) 男 24歳。
半引きこもり状態となりネットに逃げた彼が見つけたのは【よろず相談サイト】という相談サイトだった。
そこで出会ったアディという小学生? の相談に乗っている間に、由はとんでもない状態に引きずり込まれていく。
これは、知らない間に異世界の国家育成にかかわり、あげく異世界に召喚され、そこで様々な国家の問題に突っ込みたくない足を突っ込み、思いもよらぬ『好意』を得てしまった男の奮闘記である。
注:主人公は女の子が大好きです。それが苦手な方はバックしてください。
*ずいぶん前に、他サイトで公開していた作品の再掲載です。(当時のタイトル「よろず相談サイト」)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる