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12.王子と聖女
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王子は泣きじゃくる私の肩にそっと手を添えて、私が泣き止むまで寄り添ってくれた。
馬車を降り、花畑の向こうに平屋が見えるとホッとした。
泣いたせいか腫れて熱を持った目に風が心地いい。
小道を並んで歩いているとそれまで黙っていた王子が尋ねた。
「ユイは元の場所へ戻るのか?」
私は首を振って否定する。
「……この国を出て、どこか旅でもしようと思って」
そこで私の場所を探したい。誰かに出会いたい。私は独りじゃないと思える何かが欲しい。
「え?そうなのか?」
「うん。私、元の世界に戻りたくないんだ」
私は足を止め、王子に向き合って、頭を下げた。
「ごめんね、王子。どうせ元の場所へは戻れないと思っていたから、全部終わったらそうしようと思っていたの。……もっと早くにできたらよかったね。私やっぱりここに執着してたんだ。でももういい。もう解放してあげるね」
「何故だ。もう僕のことは要らないのか」
「え?」
「そういうことだろう?」
「うん……でも、もういいから。もう十分。ありがとう王子」
「嫌だ!」
え?王子は何故か怒っているようだ。あれ?ここは笑ってありがとうって言って、今夜は最後の晩餐だよなんて言い合って乾杯とかしちゃってお互いの幸せを祈り合う、そうなるはずじゃなかったの?
「あの、王子……ごめんなさい。私、寂しくて、王子しかいなくて、王子のこと縛り付けてたんだと思う。だけどもういいから。ごめんね」
「僕だって君しかいないだろう?そんなあっさり、要らなくなっただなんて!いいわけないだろう!君がいなくなったら僕はどうすればいいんだ!」
「え?大丈夫だよ。王子イケメンだったじゃん。すぐ新しい出会いとかあるよ」
「あるわけないだろ!この国で僕のことを知らない奴なんていない!元カエルの王子だよ?無理に決まっているだろう!君がこの国から出ていくと言うのなら僕も付いて行く」
「な、なんで?!王子、早まらないで!王子がいなくなったらみんな悲しむよ?とりあえず、顔を戻そう!それを見たらまた気持ちも変わると思うよ!」
えっ王子が何を言ってるのか理解できない。怒ってんの?もっと謝罪が必要?確かに王子の人生に大きな影響を与えてしまったと思うけど、それはお互いさまと言うことで……。
「君と一緒にいるなら、元の顔に戻らなくてもいい」
「はあ?そんなの私が嫌なんですけど」
カエルと元聖女で旅するってこと?そんなの嫌すぎる。この国を出てまでも変な伝説を作りたくない!
「じゃあ、戻ってもいい。そのかわり、君について行かせてくれ」
えええ。
私は困ってしまった。どうしよう。どうしたらいいの。
「でもさ、あなた王子なんでしょう?国外に出ちゃっていいの?それに庶民の生活するんだよ?王子にできるの?」
「カエル王子が消えたって誰も何も困らないよ。父にだけ伝えておけばいい。それに僕はあの小屋で一年暮らしてきたんだ。もう何だってできるようになった。一緒にいたら役に立つよ」
ほんとかな。私は心がぐらぐらしてきた。王子はいいやつだけど、でもやっぱりよくないような。
「初めて会ったときに言っただろう?傍にいて支えると。僕はずっと君の傍にいると決めたんだ。君を一人にさせたくない」
カエルだけどこの人すごくかっこいいこと言うじゃないの。
王子は私に向かって膝をつき、そっと手を握った。
「ユイ、僕の顔を好きにしていい。僕は聖女の願いを叶えよう。だから僕の願いもきいてくれ」
そうなの?それって変じゃない?
でも王子の熱は私に伝わって、私は心がぽかぽかしてきた。
そうね、この国を出るんだもん。聖女の務めは果たしたし、この国から一つくらい何か貰って行ってもいいかもしれない。
「えっと、じゃあ、とりあえずその顔を戻してあげる。でも私、本当に王子の顔忘れちゃったんだよね。だから昔の絵姿とか、なければこういう顔にしてほしいとか、そういうの見せてほしいんだ。じゃないとあの橋みたいになっちゃうかも」
「ユイの好きにしていいよ」
「そんな投げやりな」
「ユイの好きな顔にして。ユイが見る度好きになる顔にしてくれ」
「は……」
なんてこと言うんだ!私は赤面した。なんて、なんて殺し文句なの。
いや、待て。それって私が面食いでチョロい女だって言ってるんだよね?そうだわ。うっかりほだされそうになったけど、だめだめ。
私は仕切り直して、精神集中する。
精一杯記憶を辿って王子の顔をぼんやり思い出し、王子の顔を人間の顔に戻した。
王子はすっごいイケメンで、私の好きなタイプのお顔になった。
「やば……」
王子のお顔が良すぎてもう何でもいいみたいな気持ちに、一瞬なった。いかんいかん。
私は王子と出会ってから今までのことを思い出して、ちょっと冷静になる。
王子はいいやつだ。これは本当。
「王子、人間の顔になったよ。多分、元の顔に近いと思う」
「そうか。ユイはこの顔どう?気に入った?」
「ええ?……まあ、いいと思うよ」
「そうか。ありがとう!」
王子の顔は元に戻ったんだと思う。元のお顔に、ちょっと辛い経験とか苦悩とかがお顔に乗って、なんというか精悍な?ワイルドな?成長した?そういう顔。かっこいいよ。
でもまあ私たちは戦友みたいなものだし。うん、友情?信頼?そういうものがあるから。だからそのお顔に惑わされたりしないから!早くその顔に慣れたい!平常心を取り戻したい!
「ユイ、僕のことをまたエドワードと呼んでくれないか」
「え」
「ずっと寂しかった。お願いだ。僕の名前を呼んでくれ」
やめろよその顔で言うな!
「……うん、いいよ」
***
ここまで読んでくださりありがとうございます!ブクマやいいね、とても励みになりました。
次回で最終話となります。
馬車を降り、花畑の向こうに平屋が見えるとホッとした。
泣いたせいか腫れて熱を持った目に風が心地いい。
小道を並んで歩いているとそれまで黙っていた王子が尋ねた。
「ユイは元の場所へ戻るのか?」
私は首を振って否定する。
「……この国を出て、どこか旅でもしようと思って」
そこで私の場所を探したい。誰かに出会いたい。私は独りじゃないと思える何かが欲しい。
「え?そうなのか?」
「うん。私、元の世界に戻りたくないんだ」
私は足を止め、王子に向き合って、頭を下げた。
「ごめんね、王子。どうせ元の場所へは戻れないと思っていたから、全部終わったらそうしようと思っていたの。……もっと早くにできたらよかったね。私やっぱりここに執着してたんだ。でももういい。もう解放してあげるね」
「何故だ。もう僕のことは要らないのか」
「え?」
「そういうことだろう?」
「うん……でも、もういいから。もう十分。ありがとう王子」
「嫌だ!」
え?王子は何故か怒っているようだ。あれ?ここは笑ってありがとうって言って、今夜は最後の晩餐だよなんて言い合って乾杯とかしちゃってお互いの幸せを祈り合う、そうなるはずじゃなかったの?
「あの、王子……ごめんなさい。私、寂しくて、王子しかいなくて、王子のこと縛り付けてたんだと思う。だけどもういいから。ごめんね」
「僕だって君しかいないだろう?そんなあっさり、要らなくなっただなんて!いいわけないだろう!君がいなくなったら僕はどうすればいいんだ!」
「え?大丈夫だよ。王子イケメンだったじゃん。すぐ新しい出会いとかあるよ」
「あるわけないだろ!この国で僕のことを知らない奴なんていない!元カエルの王子だよ?無理に決まっているだろう!君がこの国から出ていくと言うのなら僕も付いて行く」
「な、なんで?!王子、早まらないで!王子がいなくなったらみんな悲しむよ?とりあえず、顔を戻そう!それを見たらまた気持ちも変わると思うよ!」
えっ王子が何を言ってるのか理解できない。怒ってんの?もっと謝罪が必要?確かに王子の人生に大きな影響を与えてしまったと思うけど、それはお互いさまと言うことで……。
「君と一緒にいるなら、元の顔に戻らなくてもいい」
「はあ?そんなの私が嫌なんですけど」
カエルと元聖女で旅するってこと?そんなの嫌すぎる。この国を出てまでも変な伝説を作りたくない!
「じゃあ、戻ってもいい。そのかわり、君について行かせてくれ」
えええ。
私は困ってしまった。どうしよう。どうしたらいいの。
「でもさ、あなた王子なんでしょう?国外に出ちゃっていいの?それに庶民の生活するんだよ?王子にできるの?」
「カエル王子が消えたって誰も何も困らないよ。父にだけ伝えておけばいい。それに僕はあの小屋で一年暮らしてきたんだ。もう何だってできるようになった。一緒にいたら役に立つよ」
ほんとかな。私は心がぐらぐらしてきた。王子はいいやつだけど、でもやっぱりよくないような。
「初めて会ったときに言っただろう?傍にいて支えると。僕はずっと君の傍にいると決めたんだ。君を一人にさせたくない」
カエルだけどこの人すごくかっこいいこと言うじゃないの。
王子は私に向かって膝をつき、そっと手を握った。
「ユイ、僕の顔を好きにしていい。僕は聖女の願いを叶えよう。だから僕の願いもきいてくれ」
そうなの?それって変じゃない?
でも王子の熱は私に伝わって、私は心がぽかぽかしてきた。
そうね、この国を出るんだもん。聖女の務めは果たしたし、この国から一つくらい何か貰って行ってもいいかもしれない。
「えっと、じゃあ、とりあえずその顔を戻してあげる。でも私、本当に王子の顔忘れちゃったんだよね。だから昔の絵姿とか、なければこういう顔にしてほしいとか、そういうの見せてほしいんだ。じゃないとあの橋みたいになっちゃうかも」
「ユイの好きにしていいよ」
「そんな投げやりな」
「ユイの好きな顔にして。ユイが見る度好きになる顔にしてくれ」
「は……」
なんてこと言うんだ!私は赤面した。なんて、なんて殺し文句なの。
いや、待て。それって私が面食いでチョロい女だって言ってるんだよね?そうだわ。うっかりほだされそうになったけど、だめだめ。
私は仕切り直して、精神集中する。
精一杯記憶を辿って王子の顔をぼんやり思い出し、王子の顔を人間の顔に戻した。
王子はすっごいイケメンで、私の好きなタイプのお顔になった。
「やば……」
王子のお顔が良すぎてもう何でもいいみたいな気持ちに、一瞬なった。いかんいかん。
私は王子と出会ってから今までのことを思い出して、ちょっと冷静になる。
王子はいいやつだ。これは本当。
「王子、人間の顔になったよ。多分、元の顔に近いと思う」
「そうか。ユイはこの顔どう?気に入った?」
「ええ?……まあ、いいと思うよ」
「そうか。ありがとう!」
王子の顔は元に戻ったんだと思う。元のお顔に、ちょっと辛い経験とか苦悩とかがお顔に乗って、なんというか精悍な?ワイルドな?成長した?そういう顔。かっこいいよ。
でもまあ私たちは戦友みたいなものだし。うん、友情?信頼?そういうものがあるから。だからそのお顔に惑わされたりしないから!早くその顔に慣れたい!平常心を取り戻したい!
「ユイ、僕のことをまたエドワードと呼んでくれないか」
「え」
「ずっと寂しかった。お願いだ。僕の名前を呼んでくれ」
やめろよその顔で言うな!
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