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20・逃げたい魔王 中 ★
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どうして分かるんだろう? さっきまで広間にいたくせに、謙斗は私の部屋で待ち構えていた。
「気が済んだか」
人の悪い笑みを向けられて、私はまたカッとなった。
「もう、説明してよ!」
「ああ、後でな」
そして私の手をとって抱き寄せながら、そっと一礼して出て行こうとしたギエルムを呼び止めた。
「おい、おまえこいつに何したか言ってみろ」
「い、いえ創造主。私は決して何も……」
ギエルムははた目にも分かるほど汗を浮かべ、いつもは狡猾に細められている目が、落ち着きなく泳いでいる。
「この城の中で、俺に隠し事なんか出来ねえんだよ」
謙斗の身体から、私にも見えるほどの怒気が噴き出した。こいつ、本当に人間なの……?
「ひぃ……」
ギエルムはそのままそこで動けなくなった。美形が崩れるほどに恐怖で引きつっている。
「おまえもだ、沙織。もう二度と逃げようなんて思えなくしてやる」
「あっ、やだ何っ?……」
立ったまま後ろから謙斗の手が回された。そのまま胸を鷲掴みにされ、荒っぽく揉みしだかれる。
「やだ、やめて……っ!」
ギエルムの恐怖に見開かれた目が、それでも私にくぎ付けになっている。こいつの前でこんなことをされるなんて、信じたくない。
何とか逃れたくて身を捩る私の髪を謙斗が掴んで仰向かせ、唇を塞がれた。
「ん―――っ!」
それでも謙斗に触れられているせいで、それ以上の抵抗が出来ない。謙斗の手が、ドレスの上から胸の先端を探しあて、きゅっと摘まんだ。びくりと身体を震わせて喘ぎを漏らし、私の手が宙を泳ぐ。
「行け。二度と余計なことを考えるな」
謙斗のドスのきいた声がして、ギエルムは慌てふためいて部屋を出て行った。
「やだっ、放してってば」
「逃げようとしたろ。―――お仕置きだ」
そのままベッドに押し倒され、着替えたばかりのドレスをむしり取られた。自慢の胸は崩れそうなほどきつく揉みこまれ、乳首に歯をたてられる度に上げる声が、悲鳴なのか嬌声なのか分からない。脚の間からは早くも濡れた音がして、謙斗の指をするりと飲み込んだ。
「なんだ、もう準備できてるじゃねえか」
謙斗が耳元で囁いた。
「ひゃぁっ」
くるりと身体をひっくり返され、四つん這いにさせられた。そのまま息をつくまもなく、謙斗のモノが押し入ってくる。悔しい、私……チョロすぎる。
「あっ、ああ……っ! や、深い……」
それでも昨夜も今朝も、気絶するまでされている私だ。あっという間に昇りつめ、身体が震えてきてしまう。
「あ、あ」
「なんだ、もうイきそうなのか?」
「あんっ、誰の、せいで……っ! あ、ああ……」
笑い含みに言われても、火のついた身体はどうにもならない。
―――ああ、だめ。悔しいけどもう……イっちゃう……!
その瞬間、謙斗がぴたりと動きを止めた。
「気が済んだか」
人の悪い笑みを向けられて、私はまたカッとなった。
「もう、説明してよ!」
「ああ、後でな」
そして私の手をとって抱き寄せながら、そっと一礼して出て行こうとしたギエルムを呼び止めた。
「おい、おまえこいつに何したか言ってみろ」
「い、いえ創造主。私は決して何も……」
ギエルムははた目にも分かるほど汗を浮かべ、いつもは狡猾に細められている目が、落ち着きなく泳いでいる。
「この城の中で、俺に隠し事なんか出来ねえんだよ」
謙斗の身体から、私にも見えるほどの怒気が噴き出した。こいつ、本当に人間なの……?
「ひぃ……」
ギエルムはそのままそこで動けなくなった。美形が崩れるほどに恐怖で引きつっている。
「おまえもだ、沙織。もう二度と逃げようなんて思えなくしてやる」
「あっ、やだ何っ?……」
立ったまま後ろから謙斗の手が回された。そのまま胸を鷲掴みにされ、荒っぽく揉みしだかれる。
「やだ、やめて……っ!」
ギエルムの恐怖に見開かれた目が、それでも私にくぎ付けになっている。こいつの前でこんなことをされるなんて、信じたくない。
何とか逃れたくて身を捩る私の髪を謙斗が掴んで仰向かせ、唇を塞がれた。
「ん―――っ!」
それでも謙斗に触れられているせいで、それ以上の抵抗が出来ない。謙斗の手が、ドレスの上から胸の先端を探しあて、きゅっと摘まんだ。びくりと身体を震わせて喘ぎを漏らし、私の手が宙を泳ぐ。
「行け。二度と余計なことを考えるな」
謙斗のドスのきいた声がして、ギエルムは慌てふためいて部屋を出て行った。
「やだっ、放してってば」
「逃げようとしたろ。―――お仕置きだ」
そのままベッドに押し倒され、着替えたばかりのドレスをむしり取られた。自慢の胸は崩れそうなほどきつく揉みこまれ、乳首に歯をたてられる度に上げる声が、悲鳴なのか嬌声なのか分からない。脚の間からは早くも濡れた音がして、謙斗の指をするりと飲み込んだ。
「なんだ、もう準備できてるじゃねえか」
謙斗が耳元で囁いた。
「ひゃぁっ」
くるりと身体をひっくり返され、四つん這いにさせられた。そのまま息をつくまもなく、謙斗のモノが押し入ってくる。悔しい、私……チョロすぎる。
「あっ、ああ……っ! や、深い……」
それでも昨夜も今朝も、気絶するまでされている私だ。あっという間に昇りつめ、身体が震えてきてしまう。
「あ、あ」
「なんだ、もうイきそうなのか?」
「あんっ、誰の、せいで……っ! あ、ああ……」
笑い含みに言われても、火のついた身体はどうにもならない。
―――ああ、だめ。悔しいけどもう……イっちゃう……!
その瞬間、謙斗がぴたりと動きを止めた。
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