60 / 77
「3」 ムスタカス家の子息
(15) やあ、ダーリン
しおりを挟む
毎日、何やら問題の起こるサンリク伯爵家。今日も、トラブルの予感。召使いが走って行く。
「お客様でございます。イーグル・ムスタカス様のご訪問!!」
大声で知らせて周る。何故、周る。それは、イーグルが真昼から登場したからだ。魔物の出やすい夜に出没していたのに。どうした事か。おまけに、普通の姿だ。海坊主は?
「ここ数日は、禁女。だから、呪いの姿にはならない。簡単な事だねえ。本日は、僕の婚約者に挨拶に参りました。」
今日は、まともに見えます。でも、化け物が普段の様相なので普通が怖い。特に恐怖なのがジュリエッタ。
「嫌ー、嫌なのだ。嫌いなのだ、こいつだ。ジュリエは、海坊主は嫌いなのだ!」
全力で阻む彼との面会。だが、ミリエネッタ令嬢が許さない。召使い達が晴れ着の着替えさせた後に相手が待ち受ける客間へと連れて行く。
「イーグル様、ジュリエッタ姫が参られました。」
「ぎょえええええええええええええ!」
ギャン泣きの令嬢。化粧が流れるのを側で侍女が治していく。ソファの上のイーグルは腹を抱えて大笑い。
「素晴らしい令嬢だ。来た甲斐があったよ。ここまで嫌われると楽しいからねえ。ジュリエッタ姫、大好きだー。あははははー!」
ただの苛めっ子だ、相手が泣くのを楽しんでいる。
「男というのは、征服欲から出来ている。自分の女を組み敷く快感は例えようが無いんだよーん。君なら、最高の喜びを与えてやれそうじゃないか。」
騒ぎに様子を見に来たコムがメモる。
(ふーん。男というのは、征服欲から出来ている。自分の女を組み敷く快感は例えようが無い・・?)
さて、疑問です。コムが理解できてない事。
(自分の女を組み敷くって?何を敷くのさ?)
敷くのは、マットレスか。布団か?毛布なのか。ゴメス商会の魔法ネットサービスで探してみましょう。
「お客様でございます。イーグル・ムスタカス様のご訪問!!」
大声で知らせて周る。何故、周る。それは、イーグルが真昼から登場したからだ。魔物の出やすい夜に出没していたのに。どうした事か。おまけに、普通の姿だ。海坊主は?
「ここ数日は、禁女。だから、呪いの姿にはならない。簡単な事だねえ。本日は、僕の婚約者に挨拶に参りました。」
今日は、まともに見えます。でも、化け物が普段の様相なので普通が怖い。特に恐怖なのがジュリエッタ。
「嫌ー、嫌なのだ。嫌いなのだ、こいつだ。ジュリエは、海坊主は嫌いなのだ!」
全力で阻む彼との面会。だが、ミリエネッタ令嬢が許さない。召使い達が晴れ着の着替えさせた後に相手が待ち受ける客間へと連れて行く。
「イーグル様、ジュリエッタ姫が参られました。」
「ぎょえええええええええええええ!」
ギャン泣きの令嬢。化粧が流れるのを側で侍女が治していく。ソファの上のイーグルは腹を抱えて大笑い。
「素晴らしい令嬢だ。来た甲斐があったよ。ここまで嫌われると楽しいからねえ。ジュリエッタ姫、大好きだー。あははははー!」
ただの苛めっ子だ、相手が泣くのを楽しんでいる。
「男というのは、征服欲から出来ている。自分の女を組み敷く快感は例えようが無いんだよーん。君なら、最高の喜びを与えてやれそうじゃないか。」
騒ぎに様子を見に来たコムがメモる。
(ふーん。男というのは、征服欲から出来ている。自分の女を組み敷く快感は例えようが無い・・?)
さて、疑問です。コムが理解できてない事。
(自分の女を組み敷くって?何を敷くのさ?)
敷くのは、マットレスか。布団か?毛布なのか。ゴメス商会の魔法ネットサービスで探してみましょう。
0
お気に入りに追加
17
あなたにおすすめの小説
【完結】悪役令嬢に転生したけど、王太子妃にならない方が幸せじゃない?
みちこ
ファンタジー
12歳の時に前世の記憶を思い出し、自分が悪役令嬢なのに気が付いた主人公。
ずっと王太子に片思いしていて、将来は王太子妃になることしか頭になかった主人公だけど、前世の記憶を思い出したことで、王太子の何が良かったのか疑問に思うようになる
色々としがらみがある王太子妃になるより、このまま公爵家の娘として暮らす方が幸せだと気が付く
妹に正妻の座を奪われた公爵令嬢
岡暁舟
恋愛
妹に正妻の座を奪われた公爵令嬢マリアは、それでも婚約者を憎むことはなかった。なぜか?
「すまない、マリア。ソフィアを正式な妻として迎え入れることにしたんだ」
「どうぞどうぞ。私は何も気にしませんから……」
マリアは妹のソフィアを祝福した。だが当然、不気味な未来の陰が少しずつ歩み寄っていた。
悪役令嬢ですが、当て馬なんて奉仕活動はいたしませんので、どうぞあしからず!
たぬきち25番
恋愛
気が付くと私は、ゲームの中の悪役令嬢フォルトナに転生していた。自分は、婚約者のルジェク王子殿下と、ヒロインのクレアを邪魔する悪役令嬢。そして、ふと気が付いた。私は今、強大な権力と、惚れ惚れするほどの美貌と身体、そして、かなり出来の良い頭を持っていた。王子も確かにカッコイイけど、この世界には他にもカッコイイ男性はいる、王子はヒロインにお任せします。え? 当て馬がいないと物語が進まない? ごめんなさい、王子殿下、私、自分のことを優先させて頂きまぁ~す♡
※マルチエンディングです!!
コルネリウス(兄)&ルジェク(王子)好きなエンディングをお迎えください m(_ _)m
2024.11.14アイク(誰?)ルートをスタートいたしました。
楽しんで頂けると幸いです。
オバサンが転生しましたが何も持ってないので何もできません!
みさちぃ
恋愛
50歳近くのおばさんが異世界転生した!
転生したら普通チートじゃない?何もありませんがっ!!
前世で苦しい思いをしたのでもう一人で生きて行こうかと思います。
とにかく目指すは自由気ままなスローライフ。
森で調合師して暮らすこと!
ひとまず読み漁った小説に沿って悪役令嬢から国外追放を目指しますが…
無理そうです……
更に隣で笑う幼なじみが気になります…
完結済みです。
なろう様にも掲載しています。
副題に*がついているものはアルファポリス様のみになります。
エピローグで完結です。
番外編になります。
※完結設定してしまい新しい話が追加できませんので、以後番外編載せる場合は別に設けるかなろう様のみになります。
転生令嬢の涙 〜泣き虫な悪役令嬢は強気なヒロインと張り合えないので代わりに王子様が罠を仕掛けます〜
矢口愛留
恋愛
【タイトル変えました】
公爵令嬢エミリア・ブラウンは、突然前世の記憶を思い出す。
この世界は前世で読んだ小説の世界で、泣き虫の日本人だった私はエミリアに転生していたのだ。
小説によるとエミリアは悪役令嬢で、婚約者である王太子ラインハルトをヒロインのプリシラに奪われて嫉妬し、悪行の限りを尽くした挙句に断罪される運命なのである。
だが、記憶が蘇ったことで、エミリアは悪役令嬢らしからぬ泣き虫っぷりを発揮し、周囲を翻弄する。
どうしてもヒロインを排斥できないエミリアに代わって、実はエミリアを溺愛していた王子と、その側近がヒロインに罠を仕掛けていく。
それに気づかず小説通りに王子を籠絡しようとするヒロインと、その涙で全てをかき乱してしまう悪役令嬢と、間に挟まれる王子様の学園生活、その意外な結末とは――?
*異世界ものということで、文化や文明度の設定が緩めですがご容赦下さい。
*「小説家になろう」様、「カクヨム」様にも掲載しています。
婚約破棄してたった今処刑した悪役令嬢が前世の幼馴染兼恋人だと気づいてしまった。
風和ふわ
恋愛
タイトル通り。連載の気分転換に執筆しました。
※なろう、アルファポリス、カクヨム、エブリスタ、pixivに投稿しています。
【コミカライズ決定】地味令嬢は冤罪で処刑されて逆行転生したので、華麗な悪女を目指します!~目隠れ美形の天才王子に溺愛されまして~
胡蝶乃夢
恋愛
婚約者である王太子の望む通り『理想の淑女』として尽くしてきたにも関わらず、婚約破棄された挙句に冤罪で処刑されてしまった公爵令嬢ガーネット。
時間が遡り目覚めたガーネットは、二度と自分を犠牲にして尽くしたりしないと怒り、今度は自分勝手に生きる『華麗な悪女』になると決意する。
王太子の弟であるルベリウス王子にガーネットは留学をやめて傍にいて欲しいと願う。
処刑された時、留学中でいなかった彼がガーネットの傍にいることで運命は大きく変わっていく。
これは、不憫な地味令嬢が華麗な悪女へと変貌して周囲を魅了し、幼馴染の天才王子にも溺愛され、ざまぁして幸せになる物語です。
美少女に転生して料理して生きてくことになりました。
ゆーぞー
ファンタジー
田中真理子32歳、独身、失業中。
飲めないお酒を飲んでぶったおれた。
気がついたらマリアンヌという12歳の美少女になっていた。
その世界は加護を受けた人間しか料理をすることができない世界だった
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる