123 / 125
最終章 イヤリング。
(3)
しおりを挟む
「お誕生日、おめでとう、和貴」
真顔で受け止めたかに見えた和貴が、ぐにゃり、顔を歪め、――
腹筋を震わせる。
「なんで笑ってるのよ」
「だって真咲さんさぁ、ずぅっと時計ちらっちら見てるからさあ」
「……十二時びったしに言いたかったんだもん」
拗ねてそっぽを向く。
「こら。こっち、おいで」
肩をとんとんノックされる。
振り向けばぷに、と頬に指を食い込ませるのが、かつての、常だったが、
「来なきゃあこっちから行っちゃう」
「う、わ」
私は顔を覆った。
掛け布団を捲り、ベッドを立ち上がり、私の左側に、回りこんでくる。
いくらなんでも、和貴は裸だ。
ういしょ、と彼は布団に入り、「なんで目ぇ覆ってんの」
「だ、だって」
「恥ずかしい? 真咲さんのからだなら全身くまなく見たってのに」
引き寄せられ、彼の腕のなか。
私は両手を外した。
一旦、お風呂に入ってからだを洗い流した。勿論別々に入ったけれど、それが無意味なほどに、互いを、抱きしめあっている。いまさらながらに、彼の骨格とか、からだのパーツを素肌で感じ、……
俯こうとした顎先を摘まれた。
「恥ずかしがってる顔、もっと僕に見せて」
赤面しつつ顔を起こす。
私の反応を待つ、彼の真顔に、生まれて初めて、自分からキスをした。
湯気が立つほど顔を赤くしたのは、和貴だった。
口許を押さえ、俯こうとする彼の顔を下から覗き込む。
笑って彼の胸板に顔を埋めた。
あたたかくって広くって私のことを受け入れてくれる。女の子に生まれてよかったと、こころの底から思う。
愛しい気持ちが止まらず、気がつけば首筋や鎖骨にキスをしていた。
「どうして――真咲は僕を焚きつけるかなあ」
「……そんなつもりは」
「ナチュラルに刺激するくせはやめてもらいたいよ」
愛おしくて私は額を擦りつけていた。
その肩を和貴は掴み、――
「だっからそういうのがさあ」
「えっ」
乾いた笑いで逃れようとしても逃れられるはずがなく。また和貴に触れる心地よさを知った私は、日付が変わっても結局、和貴の肌を貪り続けた。
――だるい。
なにこの倦怠感。重い。腕が、添えられている。
寝ぼけてどかしてしまった。
重いまぶたをあげ、時計の位置を探す。……壁掛け時計。あもう荷物に積み込んじゃった。置き時計を見る。
九と十二のところに針がある。……うちにこんな時計あったっけ。
素早く顔を起こし、自分の一糸纏わずの状況を確かめ、
自分の状況を認識した。
こんな眠りこけたの生まれて初めて。ってほど初めてじゃないけど。で私が緑川を出るのは十時。
――現在の時刻は朝の九時!
慌ててベッドから飛び出た。
隣で眠る和貴は、起きる気配が無い。安らかな子どもみたいに、寝息を立てている。
脱ぎ散らかした衣服を纏い、その彼に近づいた。
その愛しい頬に触れた。彼が私にしてくれたように、滑らかな頬を包み込んだ。
私を好きだと言ってくれて、
全身全霊で愛してくれて、
「ありがとう」
眼球が眠る動きをしている。一晩じゅうずっと起きていて、疲れたのだろう。
琥珀色の髪を撫で、薔薇色の唇に唇をそっと重ねた。
「バイバイ、和貴」
せっかくの誕生日の日なのに、一緒に居られない未来を選んで、ごめんね。
あなたの傍に居られなくって、ごめんね。
音を立てず彼の部屋を出、玄関先に転がっていた自分のかばんを掴み、正真正銘。最後の桜井家を出た。
いまならば、柏木慎一郎の元を去った母の気持ちが理解できた。
好きだからこそ、愛しているからこそ、自分から離れなければならないときがある。
立ち去るときは静かに、とこころに決めていた。
――愛し愛された余韻に浸る、ドラマティックな時間もゆとりもなく。
帰ったら祖母がおかんむりだった。
「何時やと思っておるん。わたし、車も持っておらんで送っていかれんのさけ、タクシーでも呼ばなと思って、心配したわ。はよ荷物取ってこんかい」
「……はい」
生まれて初めて祖母が怒るのを目撃した。
――こんな広かったけな、この部屋。
ほとんどの荷物を残さずがらんどうだった。
来た当初は荷物に埋もれていた。汚かった。自分なりの城にしようと画策し、そうなった。たった一年半のあいだだけれど、私を育て、生活を見守ってくれた、思い出の場所だった。
たった一個の家具である、勉強机。そこにはもう花瓶は残っていない。母が、ドライフラワーにしようと屋根裏に干してくれた。しおりにでもしたら送ったるわ、と言った。
――障子窓を見れば、柏木慎一郎が訪ねた朝を思い出す。
母は、柏木慎一郎の奥さんと電話で話した。常識的に考えれば、母は許されないことをしでかした、憎むべき相手かもしれないのに、
『明石の御方みたいな人ってほんとにおるんやね』
――柏木の子を産んでくださり、ありがとうございます。
涙ながらに母に礼を言ったそうだ。
ひととしての格が違う。とそう母は漏らした。
明石の中宮におのれを重ねるのは図々しい気がするから、柏木と女三の宮の子である薫大将にでも自分を重ねようか。性別も美のステータス値も違うけれど、奇遇にも父の名は『柏木』さんだし。
すると木島の父はさしずめ黒髭の中将といったところか。
醜男で髭が濃いし。
「真咲、はよせんかっ」
要らぬ妄想をしていると階下から叫ばれた。――そう、時間がなかったのになにをのんびりしているのか。急いで部屋を出ようとしたが、一旦立ち止まり、
扉を閉める前に、礼をした。
「一年半のあいだ、ありがとうございました」
「バスんなかで食べたら酔うてしまうかもしらんな。ほんでも空きっ腹で乗るよりかましやろ。おにぎり。食べておきなさい。駅着いたらでも構わんさけ。水筒やと荷物重たなるしペットボトル、買っておいたわ。あとな、酔い止め。忘れんと、飲んでおきなさい。ほれ」
早口で言う祖母から受け取り、口に含む。
ミネラルウォーターを返すと、私は肩をすくめた。「なんだか子どもみたいだね」
「子どもっちゅうかうちの大切な孫やわ……」
祖母の目に涙が浮かんでいることに、私は気づいた。
しわだらけの手が、私の髪を撫でる。「……ちっさい赤ん坊やと思うとったがに、いつのまにこんな大きなってんろうねえ」
「背が学年で一番低いし、全然伸びる気配ないよ」
「あんったは、もう……」
抱き寄せられ、私は目を閉じた。「私ね、……この家に来たとき、お母さんを恨んだ。向こうでの生活が恵まれてたのに、なんでこんな田舎に連れてきたのか。だいっきらいだと思った。幼い頃数回訪ねただけの、おじいちゃんおばあちゃんとも住むの、抵抗、あって。……でも」
顔を起こし祖母の細腕に触れた。
「この手でいつも支えてくれた。こころを開けばみんな、……腕を広げて待ってくれていたのにね。ずっと、気づかなくって、ごめん。
……おばあちゃん。離れていても家族であることには変わらないから。短いあいだだったけれど、ありがとう。お世話になりました」
「嫁にでも行くんかいや」祖母が泣き笑いをする。ぼろぼろの泣き方に思わず笑いながら、ペットボトルとおにぎりをボストンバッグに入れ、そのボストンバッグを手に取り、さっきまで下げていたかばんを肩にかける。
「駅まで送ってくわ」祖母が急いだ様子でつっかけを履く。私は笑って振り返り、
「駅まで一人で歩きたい気分なの。おばあちゃんは留守をよろしくね」
――まったくこの子はもう。
呆れ声を聞きつつ、立てつけの悪い扉を開いた。
そのまま閉じれば簡単に終わるストーリーだった、のだが。
「真咲。――蒔田くんちやのうて泊まったん、桜井さんちやってんろ」
扉の隙間から顔を覗かせた祖母に反応したのがいけなかった。
どうしてそれをっ、なんてワイドオープンさせれば誰にでも嘘がバレる。
「やぁっぱりそうながね。……じいさんたちには内緒にしておくわ」
うっしっし、と笑う祖母にちょっと呆れた。「流石、……長生きするよおばあちゃん。クロレラと養命酒と青汁とローヤルゼリーを愛飲してるだけのことはあるね」
「行ってらっしゃい」
「行ってきます」
扉を私は自分で閉めた。内側から鍵のかかる音をちゃんと聞いた。
同時に、自分の、和貴への想いに鍵をかけた。
――さあ、行こう。
新しい未来へと私は歩き出した。
真顔で受け止めたかに見えた和貴が、ぐにゃり、顔を歪め、――
腹筋を震わせる。
「なんで笑ってるのよ」
「だって真咲さんさぁ、ずぅっと時計ちらっちら見てるからさあ」
「……十二時びったしに言いたかったんだもん」
拗ねてそっぽを向く。
「こら。こっち、おいで」
肩をとんとんノックされる。
振り向けばぷに、と頬に指を食い込ませるのが、かつての、常だったが、
「来なきゃあこっちから行っちゃう」
「う、わ」
私は顔を覆った。
掛け布団を捲り、ベッドを立ち上がり、私の左側に、回りこんでくる。
いくらなんでも、和貴は裸だ。
ういしょ、と彼は布団に入り、「なんで目ぇ覆ってんの」
「だ、だって」
「恥ずかしい? 真咲さんのからだなら全身くまなく見たってのに」
引き寄せられ、彼の腕のなか。
私は両手を外した。
一旦、お風呂に入ってからだを洗い流した。勿論別々に入ったけれど、それが無意味なほどに、互いを、抱きしめあっている。いまさらながらに、彼の骨格とか、からだのパーツを素肌で感じ、……
俯こうとした顎先を摘まれた。
「恥ずかしがってる顔、もっと僕に見せて」
赤面しつつ顔を起こす。
私の反応を待つ、彼の真顔に、生まれて初めて、自分からキスをした。
湯気が立つほど顔を赤くしたのは、和貴だった。
口許を押さえ、俯こうとする彼の顔を下から覗き込む。
笑って彼の胸板に顔を埋めた。
あたたかくって広くって私のことを受け入れてくれる。女の子に生まれてよかったと、こころの底から思う。
愛しい気持ちが止まらず、気がつけば首筋や鎖骨にキスをしていた。
「どうして――真咲は僕を焚きつけるかなあ」
「……そんなつもりは」
「ナチュラルに刺激するくせはやめてもらいたいよ」
愛おしくて私は額を擦りつけていた。
その肩を和貴は掴み、――
「だっからそういうのがさあ」
「えっ」
乾いた笑いで逃れようとしても逃れられるはずがなく。また和貴に触れる心地よさを知った私は、日付が変わっても結局、和貴の肌を貪り続けた。
――だるい。
なにこの倦怠感。重い。腕が、添えられている。
寝ぼけてどかしてしまった。
重いまぶたをあげ、時計の位置を探す。……壁掛け時計。あもう荷物に積み込んじゃった。置き時計を見る。
九と十二のところに針がある。……うちにこんな時計あったっけ。
素早く顔を起こし、自分の一糸纏わずの状況を確かめ、
自分の状況を認識した。
こんな眠りこけたの生まれて初めて。ってほど初めてじゃないけど。で私が緑川を出るのは十時。
――現在の時刻は朝の九時!
慌ててベッドから飛び出た。
隣で眠る和貴は、起きる気配が無い。安らかな子どもみたいに、寝息を立てている。
脱ぎ散らかした衣服を纏い、その彼に近づいた。
その愛しい頬に触れた。彼が私にしてくれたように、滑らかな頬を包み込んだ。
私を好きだと言ってくれて、
全身全霊で愛してくれて、
「ありがとう」
眼球が眠る動きをしている。一晩じゅうずっと起きていて、疲れたのだろう。
琥珀色の髪を撫で、薔薇色の唇に唇をそっと重ねた。
「バイバイ、和貴」
せっかくの誕生日の日なのに、一緒に居られない未来を選んで、ごめんね。
あなたの傍に居られなくって、ごめんね。
音を立てず彼の部屋を出、玄関先に転がっていた自分のかばんを掴み、正真正銘。最後の桜井家を出た。
いまならば、柏木慎一郎の元を去った母の気持ちが理解できた。
好きだからこそ、愛しているからこそ、自分から離れなければならないときがある。
立ち去るときは静かに、とこころに決めていた。
――愛し愛された余韻に浸る、ドラマティックな時間もゆとりもなく。
帰ったら祖母がおかんむりだった。
「何時やと思っておるん。わたし、車も持っておらんで送っていかれんのさけ、タクシーでも呼ばなと思って、心配したわ。はよ荷物取ってこんかい」
「……はい」
生まれて初めて祖母が怒るのを目撃した。
――こんな広かったけな、この部屋。
ほとんどの荷物を残さずがらんどうだった。
来た当初は荷物に埋もれていた。汚かった。自分なりの城にしようと画策し、そうなった。たった一年半のあいだだけれど、私を育て、生活を見守ってくれた、思い出の場所だった。
たった一個の家具である、勉強机。そこにはもう花瓶は残っていない。母が、ドライフラワーにしようと屋根裏に干してくれた。しおりにでもしたら送ったるわ、と言った。
――障子窓を見れば、柏木慎一郎が訪ねた朝を思い出す。
母は、柏木慎一郎の奥さんと電話で話した。常識的に考えれば、母は許されないことをしでかした、憎むべき相手かもしれないのに、
『明石の御方みたいな人ってほんとにおるんやね』
――柏木の子を産んでくださり、ありがとうございます。
涙ながらに母に礼を言ったそうだ。
ひととしての格が違う。とそう母は漏らした。
明石の中宮におのれを重ねるのは図々しい気がするから、柏木と女三の宮の子である薫大将にでも自分を重ねようか。性別も美のステータス値も違うけれど、奇遇にも父の名は『柏木』さんだし。
すると木島の父はさしずめ黒髭の中将といったところか。
醜男で髭が濃いし。
「真咲、はよせんかっ」
要らぬ妄想をしていると階下から叫ばれた。――そう、時間がなかったのになにをのんびりしているのか。急いで部屋を出ようとしたが、一旦立ち止まり、
扉を閉める前に、礼をした。
「一年半のあいだ、ありがとうございました」
「バスんなかで食べたら酔うてしまうかもしらんな。ほんでも空きっ腹で乗るよりかましやろ。おにぎり。食べておきなさい。駅着いたらでも構わんさけ。水筒やと荷物重たなるしペットボトル、買っておいたわ。あとな、酔い止め。忘れんと、飲んでおきなさい。ほれ」
早口で言う祖母から受け取り、口に含む。
ミネラルウォーターを返すと、私は肩をすくめた。「なんだか子どもみたいだね」
「子どもっちゅうかうちの大切な孫やわ……」
祖母の目に涙が浮かんでいることに、私は気づいた。
しわだらけの手が、私の髪を撫でる。「……ちっさい赤ん坊やと思うとったがに、いつのまにこんな大きなってんろうねえ」
「背が学年で一番低いし、全然伸びる気配ないよ」
「あんったは、もう……」
抱き寄せられ、私は目を閉じた。「私ね、……この家に来たとき、お母さんを恨んだ。向こうでの生活が恵まれてたのに、なんでこんな田舎に連れてきたのか。だいっきらいだと思った。幼い頃数回訪ねただけの、おじいちゃんおばあちゃんとも住むの、抵抗、あって。……でも」
顔を起こし祖母の細腕に触れた。
「この手でいつも支えてくれた。こころを開けばみんな、……腕を広げて待ってくれていたのにね。ずっと、気づかなくって、ごめん。
……おばあちゃん。離れていても家族であることには変わらないから。短いあいだだったけれど、ありがとう。お世話になりました」
「嫁にでも行くんかいや」祖母が泣き笑いをする。ぼろぼろの泣き方に思わず笑いながら、ペットボトルとおにぎりをボストンバッグに入れ、そのボストンバッグを手に取り、さっきまで下げていたかばんを肩にかける。
「駅まで送ってくわ」祖母が急いだ様子でつっかけを履く。私は笑って振り返り、
「駅まで一人で歩きたい気分なの。おばあちゃんは留守をよろしくね」
――まったくこの子はもう。
呆れ声を聞きつつ、立てつけの悪い扉を開いた。
そのまま閉じれば簡単に終わるストーリーだった、のだが。
「真咲。――蒔田くんちやのうて泊まったん、桜井さんちやってんろ」
扉の隙間から顔を覗かせた祖母に反応したのがいけなかった。
どうしてそれをっ、なんてワイドオープンさせれば誰にでも嘘がバレる。
「やぁっぱりそうながね。……じいさんたちには内緒にしておくわ」
うっしっし、と笑う祖母にちょっと呆れた。「流石、……長生きするよおばあちゃん。クロレラと養命酒と青汁とローヤルゼリーを愛飲してるだけのことはあるね」
「行ってらっしゃい」
「行ってきます」
扉を私は自分で閉めた。内側から鍵のかかる音をちゃんと聞いた。
同時に、自分の、和貴への想いに鍵をかけた。
――さあ、行こう。
新しい未来へと私は歩き出した。
0
お気に入りに追加
12
あなたにおすすめの小説
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
タダで済むと思うな
美凪ましろ
ライト文芸
フルタイムで働きながらワンオペで子育てをし、夫のケアもしていた井口虹子は、結婚十六年目のある夜、限界を迎える。
――よし、決めた。
我慢するのは止めだ止め。
家族のために粉骨砕身頑張っていた自分。これからは自分のために生きる!
そう決めた虹子が企てた夫への復讐とは。
■十八歳以下の男女の性行為があります。
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
【R15】メイド・イン・ヘブン
あおみなみ
ライト文芸
「私はここしか知らないけれど、多分ここは天国だと思う」
ミステリアスな美青年「ナル」と、恋人の「ベル」。
年の差カップルには、大きな秘密があった。
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
ひきこもりニートの俺がVTuberアイドルになった話
ハリネズミの肉球
ライト文芸
俺、淡路アンが国立競技場でライブ出演!!
たった3年でメジャーデビューしたアイドル達の結成、成長、デビュー、国立競技場までの道のりを描いたストーリー。
アイドル達はちょっとわけあり?
あつまるメンバーにも秘密が!
今までにみたことがないアイドルストーリーがここに開幕。
日給二万円の週末魔法少女 ~夏木聖那と三人の少女~
海獺屋ぼの
ライト文芸
ある日、女子校に通う夏木聖那は『魔法少女募集』という奇妙な求人広告を見つけた。
そして彼女はその求人の日当二万円という金額に目がくらんで週末限定の『魔法少女』をすることを決意する。
そんな普通の女子高生が魔法少女のアルバイトを通して大人へと成長していく物語。
【完結】年収三百万円台のアラサー社畜と総資産三億円以上の仮想通貨「億り人」JKが湾岸タワーマンションで同棲したら
瀬々良木 清
ライト文芸
主人公・宮本剛は、都内で働くごく普通の営業系サラリーマン。いわゆる社畜。
タワーマンションの聖地・豊洲にあるオフィスへ通勤しながらも、自分の給料では絶対に買えない高級マンションたちを見上げながら、夢のない毎日を送っていた。
しかしある日、会社の近所で苦しそうにうずくまる女子高生・常磐理瀬と出会う。理瀬は女子高生ながら仮想通貨への投資で『億り人』となった天才少女だった。
剛の何百倍もの資産を持ち、しかし心はまだ未完成な女子高生である理瀬と、日に日に心が枯れてゆくと感じるアラサー社畜剛が織りなす、ちぐはぐなラブコメディ。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる