霧の晴れた海

第三部 変貌

アルファポリス版あとがき

　お読みくださったかた、ありがとうございます。
　それから、このように自由に小説を発表する場を設けてくれた、アルファポリス関係者のかたにも感謝をこの場を借りて感謝を申し上げます。
　普段は『ムーンライトノベルズ』で活動しているのですが、両サイトともあとがきは書かない方針の作者が多いようですね。でも今回、その流れに逆らってみます。いろいろとお話ししたいことがあるので。
　しおりを挟んでいる方、申し訳ありません。続きでも後日譚でもありません。ご興味のある方のみお読み頂ければと。

【作品への反省点】
■雅男や雅哉の心理も書きたかった
■締めの言葉がちょっと雑になった
■ラストが説教臭くなった

　改行の入れ方については、どうですかね。最近『極力入れない』のがマイブームで……湊かなえさんの『告白』を読んだ影響もあるんですけど、入れないほうがまとまりがよいし、改行に頼らないほうが、文章力は磨かれると思うんですよね。こないだ、久々にメフィスト賞受賞作品読んだら、ラノベばりに『――』や改行入れまくりで。その時点で読めなかったです。
　きっと逆のタイプの読者もいるだろうなと……想定しています。

【アルファポリスで公開した理由】
　二年ぶりくらいにアルファポリスのランキング見たら、皆さん『アルファポリスで投稿』されてるんですね。……驚愕でした。つい二年前くらいまでは、『なろう系』（『ムーンライトノベルズ』も含む）に投稿して、リンクタグだけ貼っつける方法が主流だったのですが……この二年でなにがあったのかしら。
　よかった点は、ジャンルを『現代文学』にしたので、そこそこ見て貰えたという点です。

　ただまあ、皆さんウェブ小説には笑って泣けるものを期待しているので、その期待とは乖離したかな……と自己分析しています。

【では何故あのような小説を執筆したのか】
　まあ、生きているうちに皆さん誰しも悩まれると思いますが、わたしもそうで。たぶん傍から見たらなに不自由ななく暮らしてる小金持ちのワーママ、なんでしょうけど。結構悩みは深く、それで、自分と全然違う人間を描くのがストレス解消になってします。
　今回、七日間で四万字かけたんですよね……その結果だけにおいては、自分を褒めてやりたいと思っています。

　また近いうちに、全然違う作品を書くつもりですので、また『アルファポリス』で会いましょう。
　ご清聴ありがとうございました。

　２０１９年７月２１日　静かな日曜の朝に　遠野ましろ

　＊