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番外編4 至上の幸せ――多感な莉子SIDE
#EX04-21.大切ないのち
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「わぁ……すっごく可愛い……! あの……抱かせて貰っていいですか」
「いいわよー」と中野さんは笑う。なんだか……顔が違う。すっかりママの顔になっている。
「あの、えっと、でも、どうやって……」
「こうするのよ」
中野さんは、慣れた手つきで赤子を持ち上げ、そしてわたしに抱かせてくれる。――軽い! 小さい! そして可愛い……! 腕のなかにすっぽり収まる小ささ。ほんとにちっちゃい。お人形さんみたい……!
赤ちゃんの顔って大概ガッツ石松かお相撲さんって言われるんだけど、いやいやそんなことは! 顔が真っ赤で髪が短くって愛らしいおさるさんみたい。目を瞑っていても目の大きいことが分かる。……ママに、似ている。
腕のなかの小さな感触を味わい、わたしのこころに清らかななにかが生まれてくる。隣にいる課長が、
「可愛いな……」
「うん」
課長と視線を絡ませる。いつか……子どもが生まれたら。あなたとの子どもが生まれたら、わたしはどんなにか幸せでしょう。
「可愛い……」
「うん。可愛い」
覗き込む荒石くんと高嶺の顔も喜びに満ちている。赤ちゃんには、不思議な力があると思う。いるだけで……周りの人間のこころを幸せにするなにかが。
「高嶺も……抱くでしょ」
「うん勿論」
壊れないように。フラジャイルな……あまりにも軽い赤ちゃんを恐る恐る手渡す。と、高嶺は嬉しそうに赤ちゃんを受け取り、
「ああ……軽い。小さい。なんて可愛いんだろう!」
「ふふふ。……すごくご機嫌さんなのねー」中野さんはころころと笑う。「でもねー、男の子だからかなー。泣いたらすっごい大変なのよ。もう、……すっごい」
ノーメイクの中野さん。赤いチェックのワンピースを着ており、それは病院で指定なのか、皆同じ服を着ている。
やや疲労感を滲ませながらも中野さんの表情は明るさに満ちている。寝不足なのかクマも出来ているけれど、中野さんの、息子を見る目はやさしい。そう――凪いだ海のように。
「じゃあ、おれたちはそろそろ行きますね」課長が気を利かせて席を立つ。「それじゃあ、いろいろ大変だろうけれど、おれたちに出来ることがあったらなんだってやりますから。元気で、頑張ってください」
「……ありがとうございます」
職場では、中野さんが先輩だが、上司は課長だ。後から入ってきた課長に思うところはあるのかもしれないけれど、中野さんはそういった憤懣とか怨念を顔に出すひとではない。あくまで部下として、殊勝に中野さんは答えた。
傷がまだ、痛むのか。中野さんの歩き方はぎこちない。中野さんは、保育器を押しながら、エレベーターのところまでわたしたちを見送ってくれた。
「ありがとうございました。お休みを頂いてご迷惑をおかけしますが、復帰したらまた……よろしくお願い致します」
エレベーターのドアが閉じるまで、中野さんは深々と頭を下げていた。まるで優秀な店員のように。
* * *
「いいなあ……赤ちゃんって。あたし、欲しい」
高嶺の唐突な発言に、高嶺の隣に座る荒石くんがコーヒーを噴いた。あらあら、とハンカチで丁寧に拭いてやる高嶺が、
「え。別にいますぐとは言ってないよ」と笑う。「なぁに……それとも貴将、感化されちゃった? いますぐあたしとの子どもが欲しかったりする?」
「いや……おれは別にそんな……」
しどろもどろの荒石くんが可笑しかったりする。「て……手順ってものがあるだろ……そもそもおれたち、にゅ、入籍すらしていないんだぜ……」
「結婚するといろいろと出来なくなることがあるからさ」と課長。コーヒーに口をつけ、「ふたりきりの時間って大切だっていうからさ。いまのうちに、やりたいことは目いっぱいやっておいたほうがいいよ……。
ま。紅城さんには、いますぐ妊娠されると正直、困るけどさ」
「ですよねー」と頷く高嶺。「でも、あたし……。子どもに偏見あったんですけどね。ほら、街で見かける子どもってすごいじゃないですか。スーパーで床にローリングしてあれ買ってーこれ買ってーって駄々をこねる子どもや、電車で迷惑考えず泣きわめく子ども。結構おっきい男の子でも泣いてたりしますよね。うちの弟もやんちゃなほうでしたし……。
でも実際、赤ちゃんを目にすると……天使みたいでしたね。こんなにも清らかな存在がいるのかって、あたし、感動しましたよ……」
「お待たせしましたー」とここで店員さんの声。「ハンバーググリルセットをご注文のお客様ー」
「あっはいあたしですー」
高嶺が挙手すると、店員さんが皿を高嶺の前に運んでくる。じゅうじゅう鉄板のうえで焼けるハンバーグがいかにも美味しそう。湯気が立ち、食欲をそそる。油が飛ばないよう、鉄板の上には紙の仕切りが置かれている。
それから店員さんは瞬く間に全員分を運び、わたしたちは食事にありつくこととなった。
「――うん。美味しい!」
高嶺が喜色満面で言う。「うわあ……たまんないなーこれ。美味しい!」
「ほんと美味しい……あっつ」
「莉子。大丈夫?」
「美味しくて……がっつき過ぎちゃった」
鉄板で焼かれるハンバーグはあっつあつで。もうたまらない。噛むと肉汁があふれだし、肉の旨味が口いっぱいに広がっていく。――うん。最高!
中野さんの出産から二日後、今日は月曜日だけれど、祝日ということもあって、中野さんの入院している病院に見舞いに行った。課長、わたし、高嶺、荒石くんの四人で。他の経営企画課のメンバーも後で来るらしい。いっぺんに、大勢でかけつけては迷惑だろうとの判断で、わたしたちはひとまず四人で向かった。それに、長時間居座っては、産後の大変な中野さんに気の毒だろうと、滞在時間ニ十分程度で、わたしたちは病院を後にした。
そして、せっかくなのでと、病院の近くで美味しそうなハンバーグレストランを見つけたので、入ってみた。――うん。当たりだ。めちゃくちゃ美味しい……!
この四人は美味しいものを食べると無口になる。一心不乱にがっつく辺りがみんな同じで、振り返ると笑えて来る。――わたしたち、一緒にいると、美味しいものを食べてばかりいるなと。
高嶺とふたりきりだとまた様子が違う。彼女はいろんなことを話してくれる。自分を綺麗に見せるコツ。喋るときは必ず口角をあげるのよと。髪はそう――たまに結わいてみて、周囲の、自分への印象を変えるのよ、と。
「なんにせよ、中野さんもお子さんも元気そうでよかった。……高齢出産ということでリスクもあったからな……」
皆の食事が落ち着いた頃に、課長が告げた。――確かに。年齢が高いとリスクは高くなるものらしいが。勿論、どんな子どもが生まれたとて、あの中野さんだ。可愛がるに決まっているが。
おそらく、近いうちに、課長は、正式に高嶺をプロパーとして雇う判断を下す。なんとなく……それを感じる。彼は、家で仕事の話はしないが。なんとなく。
「ですね。本当に」荒石くんが同調する。「ところで三田課長。結婚式の準備ってどんな感じなんです? 進んでますか?」
「このあいだ第一回目の打ち合わせに行ったばかりでまだ掴み切れていない部分もあるが。一通り説明は受けたよ。いまは、出席者決めと、席次表を埋めようとしている段階だ」
「二次会はやらないんでしたっけ」
「うん。会社関係ひととおり呼んで、当日は、結婚式と披露宴だけにしようと思っている。現時点ではな。……経営企画課以外のメンバーはほぼ呼ばないつもりだから、いずれ、パーティーでも開こうとは思ってはいるが。飲み会の延長っぽいので、結婚式の映像を見せる感じでな」
荒石くんは、身を乗り出して、「課長。おれたちに手伝えることがあったら、なんだって言ってください。おれと課長の仲です。遠慮なんかしないでいろいろと……頼んでください。受付や余興……なんでもやります」
「そう言ってくれると助かるな。……じゃ、助けが必要になったときは頼むよ。ありがとう」
ふたりの会話が終わるのを待ってからといったふうに、高嶺がわたしに話しかける。「莉子。ドレスとか決まったの?」
「ううんまだ。来週見に行くつもり……」
「え。そうなの? じゃ、あたし、行っていい?」
目を爛々と輝かせる高嶺を見てわたしは頷いていた。「いいけど、ドレス試着するだけだよ? そんなのつき合わされて面白い?」
わたしは深く考えず答えたのだが、
「えー。女の子だもん。見たいよー。……あの、課長、いいですか? あたしも興味あるんで……莉子のドレス姿……」
「紅城さんさえよければ、おれは構わないが」
「やった! 楽しみ!」
心底嬉しそうに高嶺は言うのだが、わたしは気づかなかった。課長が固い表情をしているということに。
*
「いいわよー」と中野さんは笑う。なんだか……顔が違う。すっかりママの顔になっている。
「あの、えっと、でも、どうやって……」
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中野さんは、慣れた手つきで赤子を持ち上げ、そしてわたしに抱かせてくれる。――軽い! 小さい! そして可愛い……! 腕のなかにすっぽり収まる小ささ。ほんとにちっちゃい。お人形さんみたい……!
赤ちゃんの顔って大概ガッツ石松かお相撲さんって言われるんだけど、いやいやそんなことは! 顔が真っ赤で髪が短くって愛らしいおさるさんみたい。目を瞑っていても目の大きいことが分かる。……ママに、似ている。
腕のなかの小さな感触を味わい、わたしのこころに清らかななにかが生まれてくる。隣にいる課長が、
「可愛いな……」
「うん」
課長と視線を絡ませる。いつか……子どもが生まれたら。あなたとの子どもが生まれたら、わたしはどんなにか幸せでしょう。
「可愛い……」
「うん。可愛い」
覗き込む荒石くんと高嶺の顔も喜びに満ちている。赤ちゃんには、不思議な力があると思う。いるだけで……周りの人間のこころを幸せにするなにかが。
「高嶺も……抱くでしょ」
「うん勿論」
壊れないように。フラジャイルな……あまりにも軽い赤ちゃんを恐る恐る手渡す。と、高嶺は嬉しそうに赤ちゃんを受け取り、
「ああ……軽い。小さい。なんて可愛いんだろう!」
「ふふふ。……すごくご機嫌さんなのねー」中野さんはころころと笑う。「でもねー、男の子だからかなー。泣いたらすっごい大変なのよ。もう、……すっごい」
ノーメイクの中野さん。赤いチェックのワンピースを着ており、それは病院で指定なのか、皆同じ服を着ている。
やや疲労感を滲ませながらも中野さんの表情は明るさに満ちている。寝不足なのかクマも出来ているけれど、中野さんの、息子を見る目はやさしい。そう――凪いだ海のように。
「じゃあ、おれたちはそろそろ行きますね」課長が気を利かせて席を立つ。「それじゃあ、いろいろ大変だろうけれど、おれたちに出来ることがあったらなんだってやりますから。元気で、頑張ってください」
「……ありがとうございます」
職場では、中野さんが先輩だが、上司は課長だ。後から入ってきた課長に思うところはあるのかもしれないけれど、中野さんはそういった憤懣とか怨念を顔に出すひとではない。あくまで部下として、殊勝に中野さんは答えた。
傷がまだ、痛むのか。中野さんの歩き方はぎこちない。中野さんは、保育器を押しながら、エレベーターのところまでわたしたちを見送ってくれた。
「ありがとうございました。お休みを頂いてご迷惑をおかけしますが、復帰したらまた……よろしくお願い致します」
エレベーターのドアが閉じるまで、中野さんは深々と頭を下げていた。まるで優秀な店員のように。
* * *
「いいなあ……赤ちゃんって。あたし、欲しい」
高嶺の唐突な発言に、高嶺の隣に座る荒石くんがコーヒーを噴いた。あらあら、とハンカチで丁寧に拭いてやる高嶺が、
「え。別にいますぐとは言ってないよ」と笑う。「なぁに……それとも貴将、感化されちゃった? いますぐあたしとの子どもが欲しかったりする?」
「いや……おれは別にそんな……」
しどろもどろの荒石くんが可笑しかったりする。「て……手順ってものがあるだろ……そもそもおれたち、にゅ、入籍すらしていないんだぜ……」
「結婚するといろいろと出来なくなることがあるからさ」と課長。コーヒーに口をつけ、「ふたりきりの時間って大切だっていうからさ。いまのうちに、やりたいことは目いっぱいやっておいたほうがいいよ……。
ま。紅城さんには、いますぐ妊娠されると正直、困るけどさ」
「ですよねー」と頷く高嶺。「でも、あたし……。子どもに偏見あったんですけどね。ほら、街で見かける子どもってすごいじゃないですか。スーパーで床にローリングしてあれ買ってーこれ買ってーって駄々をこねる子どもや、電車で迷惑考えず泣きわめく子ども。結構おっきい男の子でも泣いてたりしますよね。うちの弟もやんちゃなほうでしたし……。
でも実際、赤ちゃんを目にすると……天使みたいでしたね。こんなにも清らかな存在がいるのかって、あたし、感動しましたよ……」
「お待たせしましたー」とここで店員さんの声。「ハンバーググリルセットをご注文のお客様ー」
「あっはいあたしですー」
高嶺が挙手すると、店員さんが皿を高嶺の前に運んでくる。じゅうじゅう鉄板のうえで焼けるハンバーグがいかにも美味しそう。湯気が立ち、食欲をそそる。油が飛ばないよう、鉄板の上には紙の仕切りが置かれている。
それから店員さんは瞬く間に全員分を運び、わたしたちは食事にありつくこととなった。
「――うん。美味しい!」
高嶺が喜色満面で言う。「うわあ……たまんないなーこれ。美味しい!」
「ほんと美味しい……あっつ」
「莉子。大丈夫?」
「美味しくて……がっつき過ぎちゃった」
鉄板で焼かれるハンバーグはあっつあつで。もうたまらない。噛むと肉汁があふれだし、肉の旨味が口いっぱいに広がっていく。――うん。最高!
中野さんの出産から二日後、今日は月曜日だけれど、祝日ということもあって、中野さんの入院している病院に見舞いに行った。課長、わたし、高嶺、荒石くんの四人で。他の経営企画課のメンバーも後で来るらしい。いっぺんに、大勢でかけつけては迷惑だろうとの判断で、わたしたちはひとまず四人で向かった。それに、長時間居座っては、産後の大変な中野さんに気の毒だろうと、滞在時間ニ十分程度で、わたしたちは病院を後にした。
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高嶺とふたりきりだとまた様子が違う。彼女はいろんなことを話してくれる。自分を綺麗に見せるコツ。喋るときは必ず口角をあげるのよと。髪はそう――たまに結わいてみて、周囲の、自分への印象を変えるのよ、と。
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荒石くんは、身を乗り出して、「課長。おれたちに手伝えることがあったら、なんだって言ってください。おれと課長の仲です。遠慮なんかしないでいろいろと……頼んでください。受付や余興……なんでもやります」
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ふたりの会話が終わるのを待ってからといったふうに、高嶺がわたしに話しかける。「莉子。ドレスとか決まったの?」
「ううんまだ。来週見に行くつもり……」
「え。そうなの? じゃ、あたし、行っていい?」
目を爛々と輝かせる高嶺を見てわたしは頷いていた。「いいけど、ドレス試着するだけだよ? そんなのつき合わされて面白い?」
わたしは深く考えず答えたのだが、
「えー。女の子だもん。見たいよー。……あの、課長、いいですか? あたしも興味あるんで……莉子のドレス姿……」
「紅城さんさえよければ、おれは構わないが」
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心底嬉しそうに高嶺は言うのだが、わたしは気づかなかった。課長が固い表情をしているということに。
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