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番外編4 至上の幸せ――多感な莉子SIDE
#EX04-01.愛は無敵 *
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愛し合う二人は世界の誰よりも無敵だと思う。
エプロン姿で最愛の彼の帰りを待つわたしのこころは幸福でいっぱいだ。……課長、まだかなぁ……。今日は、わたしの大好きなマカロニグラタンにした。さっきメールが来たから、よし、トースターに入れよう。あっつあつのを課長に食べて貰うのだ。
ミトンを嵌めるわたしは、笑いが止まらない。……愛が三ヶ月で冷めるだなんて言ったのは誰だろう。いまのところ……順調そのもの。怖いくらいに順調だ。
課長のおうちの方への挨拶を済ませ。うちの父は出張が続いているけれど、最遅で、GWには会えるはず。外堀が着々と埋まっていくこの感覚に浸るわたし。勿論、すごく、幸せだ。
「ただいまー莉子」
「あっおかえりなさーい課長」
課長の匂いが恋しくて、すぐさま彼に抱きつく。匂いも感触も全部全部恋しくて……たまらない。
「手を洗ってからにするよ」と課長はわたしの背中を撫で、「うぅーん。いい匂いがするなぁー。今日のご飯なに?」
わたしは課長の腕のなかで目をあげた。「……教えない」
「ホワイトソースっぽいいい匂いがする……」くすくすと笑いながら、課長はわたしを抱いたまま洗面所へと進み、「なんだろう。シチュー? グラタン?」
急所を外さないやり方はセックスも同じだ。このひとは……わたしの表情を確かめると、べろべろとわたしの首筋を貪り、やわらかな乳房を揉みしだくのだ。
「莉子ちゃん……立ってる」
くるりとわたしのからだを反転させ、洗面台に手をつけさせるわたしのヒップを掴むと、課長は、よほど興奮しているのか。かちゃかちゃとベルトを外すと、わたしのパンティを引きずり下ろし――挿入する。
「あっ……あああ!」
待ち望んでいた感触にふるえる。――すごい。課長の大きなものが、わたしを刺し貫いている……!
「ふふ……莉子ちゃん、もういっちゃった……? やーらしい子だね……でもおれは、そんな莉子ちゃんが、大好きだよ……」
ぐ、ぐ、と肉塊を押し込まれ、わたしは涙する。挙句、乳房をその大きな手で包みこまれては。ぴんと立った乳首がブラに押し返され、痛いほどだ。もう……上体を立てることすらままならなくなり、わたしは上体を崩す。
と、課長が、「ああ……莉子ちゃんのおまんこ最高……ね、ここは、どうかなあ……?」
「ひあっ……」また新たな刺激を与えられ、わたしは涙する。「いや……あ、もう……駄目ぇ……っ」
「どんななにに対しても、鮮度……って大事だよねえ?」とわたしの深い部分をえぐる課長は、「グラタンもあっつあつのうちに食べたい……莉子ちゃんの、熱が冷めないうちに追い込みたい……。おれは、意地悪で欲深だからね……莉子ちゃんのことを、もっと、もっと気持ちよくしたげる。もう無理、っていくら言われても何度も何度も……いかせてあげるからねえ」
課長は、有言実行のひとだった。魔術をかけた言葉群でわたしのことを、骨抜きにする。立て続けに十回くらい到達したところで、やっと、終わりのない性欲に終わりが見えた。ぐったりと動けずにいるわたしをベッドに運ぶと、課長は、台所で準備を整えた。
* * *
「ああーあっつあつだ。めちゃくちゃ美味い……!」
思うに、美味しく料理を頂く男は、女の頂き方も上手なのだと思う。綺麗に食する課長を見ながらわたしはそんなことをつい……考えてしまう。
課長と結ばれて、七ヶ月が経過した。あっという間だった。課長に初めて抱かれたあの日のことが、昨日のことのように思いだされる。けども同時に、それは昔のことであって。毎日、求められるわたしのなかで、課長との新しいセックスが上書きされる。……とても素敵なことだと思う。
「パン粉が少々焦げてしまいましたが。ご愛敬ということで……」
タイマーをセットしておいたのだが、終わったらすぐに取り出さなければこうなるということか。毎晩毎晩課長に求められているのだから、分かってはいてもつい……このからだは課長に愛されることを望んでしまう。愛とは、欲深な暴力なのだと思う。このひとひとりを支配したいという権利。及び熱情。
「や。すんごく美味い。……なんか莉子、日に日に料理が上達しているよね。任せっきりでごめんね? でもおれ、莉子の手料理食べられて、本当に幸せだな……」
わたしは繁忙期以外は定時帰りだが、課長のほうは、八時を過ぎることも。というわけで、基本、料理はわたしが担当している。土日のお休みの日は、いちゃいちゃしながら作ることもあるが……。
課長の喜んでくれる顔が見たいから、つい、張り切ってしまう。いや、大したものなんか作れていないけど。帰宅して一時間足らずで作り終えているし。もうちょっと、手のかかる料理とか……筑前煮とかなにかの赤ワイン煮込みとか。そういうの、作るべきかなー、と思いつつ、でも課長が帰宅するとこうなるので。なかなか作れていない。ジレンマだ。
「本当に、わたし……簡単なものしか作れていませんし。そうだ課長、リクエストとかあります? いつも聞いても、あなたって、莉子の好きなものでいいよ、って言うばかりで……そういうの、返って困っちゃうんですよ?」
「やーおれ、肉か魚食えればいいってくらいで……特には。あ、そうだ、味噌汁ついてくるのっていいよね。なんか、ほっこりする」
「わたしも……牛丼屋さんなんか行くと、お味噌汁がついてくるじゃないですか? あれ、すごい好きで……なので毎日お味噌汁は作るようにしているんです。秋になれば、豚汁の作り置きもしますけど、でも、二人のほうが作り甲斐がありますね? ひとりだと、どうしても、量が食べれないので……余っちゃって」
味噌汁を飲み干した課長は、おお美味しかった、と胸を押さえ、
「んじゃあ、食後に美味しいコーヒーを淹れてくるね」と席を立つ。
カウンター式のキッチンはとてもいい。課長がきびきびと働いているさまが見えるから。目が合うと課長は微笑む。職場では見せないその表情……課長の秘密を知るのは世界でわたしだけ。この背徳感がまた、恋心を煽るのだ。
わたしは、食べ終えると、背後から課長に抱きつく。その引き締まったお腹に手を回し、
「課長。……好き」
ぽたぽたとコーヒーがフィルターから滴り落ちていく。その音が、雨のように、わたしのこころを打つ。
「おれも……大好きだよ。莉子……」課長の手がわたしの手に重なる。その手が、どんなふうにわたしを愛すのかをわたしは、知っている。「……愛している……」
けれども、理性的な課長がコーヒーフィルターから目線を外すはずがなく。タイミングを見計らい、彼は、手際よく処理をしていく。
課長と復縁してから、わたしは、ブラックコーヒーを飲むようにしている。――理由?
彼のことがもっと知りたいから。
* * *
「莉子……おれの莉子。本当に可愛い……」
事後も、なかなかわたしを離そうとしない課長のことが、わたしは大好きだ。
セックスさえすれば満足。……そんな関係性であれば、この空気は成り立たない。汗ばんだ頬を包み、迸る情欲を伝えるとは。
眠る前にいつも、あまい夢を見る。自分が宝物になったかのような。あわい霧に包まれたかのような。課長にキスを与えられ、……自分の生きている意味を、実感する。
「わたしも、課長が……大好き」彼の首筋の匂いを嗅ぎ、「ずっと、わたしを、課長の傍に置いて……」
「どうしてお願い口調なの」わたしの髪を撫でる課長は、「ぼくたちもう……ふたりでひとつなんだよ。離れることは、ない……。ああ、そっか莉子……。
ちゃんと、話し合わなきゃだよな……。おれさ、莉子のおやっさんにちゃんと挨拶を済ませてから……それからだと思い込んでいて。でも、ふたりの気持ちがしっかりしてないと駄目だよな……。
莉子」
彼は両手でわたしの顔を挟み込むと、
「――結婚しよう」
どっ、と涙があふれた。止まらない。課長はわたしの背を抱くと、そのあたたかいからだに引き寄せ、
「そっか。悪かったな。ロマンティックなシチュエーションにすべきだったなおれ……。ごめんな。一生に一度のことなのにな……。今度仕切り直しをするから。おれのことを許して?」
「ちが……違うんです課長……。わたし、幸せ過ぎて。
幸せ過ぎて怖くなっちゃうんです。いつか……誰も愛せなかった頃のように、気持ちが冷えてしまって。愛を知らない人間にまた戻ってしまうんじゃないかと……」
「――莉子」
「でも……怖いけれど、頑張ってみる。勇気、出す……。
せっかくこんなに好きになれるひとに巡り合えたんだから。この奇跡を、大切にして生きていきたい……そう思うんです」
「……莉子……」
「どうして課長が泣くんです」わたしは笑った。「課長が泣くとなんだかわたし、おかしな気持ちになるんです。嬉しいような、こそばゆいような……。そう、あなたがかつて会社でこころを閉ざしていた頃を思い出して、こんなにも素直になってくれることが嬉しい、って思うんです。
……課長。愛しています。……こんなわたしですけれど、ずっと、一緒にいましょう……」
「莉子。……愛している……」
いつもわたしが望む言葉をくれる課長の誠意に今宵もあまえた。
*
エプロン姿で最愛の彼の帰りを待つわたしのこころは幸福でいっぱいだ。……課長、まだかなぁ……。今日は、わたしの大好きなマカロニグラタンにした。さっきメールが来たから、よし、トースターに入れよう。あっつあつのを課長に食べて貰うのだ。
ミトンを嵌めるわたしは、笑いが止まらない。……愛が三ヶ月で冷めるだなんて言ったのは誰だろう。いまのところ……順調そのもの。怖いくらいに順調だ。
課長のおうちの方への挨拶を済ませ。うちの父は出張が続いているけれど、最遅で、GWには会えるはず。外堀が着々と埋まっていくこの感覚に浸るわたし。勿論、すごく、幸せだ。
「ただいまー莉子」
「あっおかえりなさーい課長」
課長の匂いが恋しくて、すぐさま彼に抱きつく。匂いも感触も全部全部恋しくて……たまらない。
「手を洗ってからにするよ」と課長はわたしの背中を撫で、「うぅーん。いい匂いがするなぁー。今日のご飯なに?」
わたしは課長の腕のなかで目をあげた。「……教えない」
「ホワイトソースっぽいいい匂いがする……」くすくすと笑いながら、課長はわたしを抱いたまま洗面所へと進み、「なんだろう。シチュー? グラタン?」
急所を外さないやり方はセックスも同じだ。このひとは……わたしの表情を確かめると、べろべろとわたしの首筋を貪り、やわらかな乳房を揉みしだくのだ。
「莉子ちゃん……立ってる」
くるりとわたしのからだを反転させ、洗面台に手をつけさせるわたしのヒップを掴むと、課長は、よほど興奮しているのか。かちゃかちゃとベルトを外すと、わたしのパンティを引きずり下ろし――挿入する。
「あっ……あああ!」
待ち望んでいた感触にふるえる。――すごい。課長の大きなものが、わたしを刺し貫いている……!
「ふふ……莉子ちゃん、もういっちゃった……? やーらしい子だね……でもおれは、そんな莉子ちゃんが、大好きだよ……」
ぐ、ぐ、と肉塊を押し込まれ、わたしは涙する。挙句、乳房をその大きな手で包みこまれては。ぴんと立った乳首がブラに押し返され、痛いほどだ。もう……上体を立てることすらままならなくなり、わたしは上体を崩す。
と、課長が、「ああ……莉子ちゃんのおまんこ最高……ね、ここは、どうかなあ……?」
「ひあっ……」また新たな刺激を与えられ、わたしは涙する。「いや……あ、もう……駄目ぇ……っ」
「どんななにに対しても、鮮度……って大事だよねえ?」とわたしの深い部分をえぐる課長は、「グラタンもあっつあつのうちに食べたい……莉子ちゃんの、熱が冷めないうちに追い込みたい……。おれは、意地悪で欲深だからね……莉子ちゃんのことを、もっと、もっと気持ちよくしたげる。もう無理、っていくら言われても何度も何度も……いかせてあげるからねえ」
課長は、有言実行のひとだった。魔術をかけた言葉群でわたしのことを、骨抜きにする。立て続けに十回くらい到達したところで、やっと、終わりのない性欲に終わりが見えた。ぐったりと動けずにいるわたしをベッドに運ぶと、課長は、台所で準備を整えた。
* * *
「ああーあっつあつだ。めちゃくちゃ美味い……!」
思うに、美味しく料理を頂く男は、女の頂き方も上手なのだと思う。綺麗に食する課長を見ながらわたしはそんなことをつい……考えてしまう。
課長と結ばれて、七ヶ月が経過した。あっという間だった。課長に初めて抱かれたあの日のことが、昨日のことのように思いだされる。けども同時に、それは昔のことであって。毎日、求められるわたしのなかで、課長との新しいセックスが上書きされる。……とても素敵なことだと思う。
「パン粉が少々焦げてしまいましたが。ご愛敬ということで……」
タイマーをセットしておいたのだが、終わったらすぐに取り出さなければこうなるということか。毎晩毎晩課長に求められているのだから、分かってはいてもつい……このからだは課長に愛されることを望んでしまう。愛とは、欲深な暴力なのだと思う。このひとひとりを支配したいという権利。及び熱情。
「や。すんごく美味い。……なんか莉子、日に日に料理が上達しているよね。任せっきりでごめんね? でもおれ、莉子の手料理食べられて、本当に幸せだな……」
わたしは繁忙期以外は定時帰りだが、課長のほうは、八時を過ぎることも。というわけで、基本、料理はわたしが担当している。土日のお休みの日は、いちゃいちゃしながら作ることもあるが……。
課長の喜んでくれる顔が見たいから、つい、張り切ってしまう。いや、大したものなんか作れていないけど。帰宅して一時間足らずで作り終えているし。もうちょっと、手のかかる料理とか……筑前煮とかなにかの赤ワイン煮込みとか。そういうの、作るべきかなー、と思いつつ、でも課長が帰宅するとこうなるので。なかなか作れていない。ジレンマだ。
「本当に、わたし……簡単なものしか作れていませんし。そうだ課長、リクエストとかあります? いつも聞いても、あなたって、莉子の好きなものでいいよ、って言うばかりで……そういうの、返って困っちゃうんですよ?」
「やーおれ、肉か魚食えればいいってくらいで……特には。あ、そうだ、味噌汁ついてくるのっていいよね。なんか、ほっこりする」
「わたしも……牛丼屋さんなんか行くと、お味噌汁がついてくるじゃないですか? あれ、すごい好きで……なので毎日お味噌汁は作るようにしているんです。秋になれば、豚汁の作り置きもしますけど、でも、二人のほうが作り甲斐がありますね? ひとりだと、どうしても、量が食べれないので……余っちゃって」
味噌汁を飲み干した課長は、おお美味しかった、と胸を押さえ、
「んじゃあ、食後に美味しいコーヒーを淹れてくるね」と席を立つ。
カウンター式のキッチンはとてもいい。課長がきびきびと働いているさまが見えるから。目が合うと課長は微笑む。職場では見せないその表情……課長の秘密を知るのは世界でわたしだけ。この背徳感がまた、恋心を煽るのだ。
わたしは、食べ終えると、背後から課長に抱きつく。その引き締まったお腹に手を回し、
「課長。……好き」
ぽたぽたとコーヒーがフィルターから滴り落ちていく。その音が、雨のように、わたしのこころを打つ。
「おれも……大好きだよ。莉子……」課長の手がわたしの手に重なる。その手が、どんなふうにわたしを愛すのかをわたしは、知っている。「……愛している……」
けれども、理性的な課長がコーヒーフィルターから目線を外すはずがなく。タイミングを見計らい、彼は、手際よく処理をしていく。
課長と復縁してから、わたしは、ブラックコーヒーを飲むようにしている。――理由?
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「莉子……おれの莉子。本当に可愛い……」
事後も、なかなかわたしを離そうとしない課長のことが、わたしは大好きだ。
セックスさえすれば満足。……そんな関係性であれば、この空気は成り立たない。汗ばんだ頬を包み、迸る情欲を伝えるとは。
眠る前にいつも、あまい夢を見る。自分が宝物になったかのような。あわい霧に包まれたかのような。課長にキスを与えられ、……自分の生きている意味を、実感する。
「わたしも、課長が……大好き」彼の首筋の匂いを嗅ぎ、「ずっと、わたしを、課長の傍に置いて……」
「どうしてお願い口調なの」わたしの髪を撫でる課長は、「ぼくたちもう……ふたりでひとつなんだよ。離れることは、ない……。ああ、そっか莉子……。
ちゃんと、話し合わなきゃだよな……。おれさ、莉子のおやっさんにちゃんと挨拶を済ませてから……それからだと思い込んでいて。でも、ふたりの気持ちがしっかりしてないと駄目だよな……。
莉子」
彼は両手でわたしの顔を挟み込むと、
「――結婚しよう」
どっ、と涙があふれた。止まらない。課長はわたしの背を抱くと、そのあたたかいからだに引き寄せ、
「そっか。悪かったな。ロマンティックなシチュエーションにすべきだったなおれ……。ごめんな。一生に一度のことなのにな……。今度仕切り直しをするから。おれのことを許して?」
「ちが……違うんです課長……。わたし、幸せ過ぎて。
幸せ過ぎて怖くなっちゃうんです。いつか……誰も愛せなかった頃のように、気持ちが冷えてしまって。愛を知らない人間にまた戻ってしまうんじゃないかと……」
「――莉子」
「でも……怖いけれど、頑張ってみる。勇気、出す……。
せっかくこんなに好きになれるひとに巡り合えたんだから。この奇跡を、大切にして生きていきたい……そう思うんです」
「……莉子……」
「どうして課長が泣くんです」わたしは笑った。「課長が泣くとなんだかわたし、おかしな気持ちになるんです。嬉しいような、こそばゆいような……。そう、あなたがかつて会社でこころを閉ざしていた頃を思い出して、こんなにも素直になってくれることが嬉しい、って思うんです。
……課長。愛しています。……こんなわたしですけれど、ずっと、一緒にいましょう……」
「莉子。……愛している……」
いつもわたしが望む言葉をくれる課長の誠意に今宵もあまえた。
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