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三十四話 王子の不安
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「今日は練習が終わったあと話がしたいんですが」
「話?わかりました、僕の部屋で大丈夫でしょうか」
「はい」
ルイが深刻そうに切り出してきたのでセシリオはなんとなく不安を感じてその日の練習は集中できなかった。
早めに切り上げて二人はセシリオの部屋戻った。
「話って、なんですか?」
「……簡潔に言います。どうして最近急に被虐的なことを求めなくなったんですか」
セシリオはあまり深刻な話ではなかったことに一安心した。
「最近は他の方法で欲求を満たしているから大丈夫なんです」
「ほかのこと?」
「はい」
セシリオの予想と反してルイは不機嫌そうな顔をする。
「それはどういう方法ですか?危険ではないんですか?誰としてるんですか?」
「え、えっと」
矢継ぎ早に質問されてセシリオは困惑して答えられない。
「その方法でする必要があるんですか?僕が、いるのに…」
「はい。だって、ルイ様もあんなことするのは嫌でしょう?」
「…もちろん積極的にしたことではありせんが」
「ならいいじゃないですか」
「良くありません!」
ルイがぼすん、とセシリオをベッドの上に押し倒した。
「ルイ、さま…?」
「あなたが、ほかの人とあんなことをしてるなんてこと考えたら頭がおかしくなるっ…」
「どうしてですか?」
「わかりませんか?あなたを愛しているからですよ」
「…えっ?」
ルイの言葉にセシリオの頭は真っ白になった。
「話?わかりました、僕の部屋で大丈夫でしょうか」
「はい」
ルイが深刻そうに切り出してきたのでセシリオはなんとなく不安を感じてその日の練習は集中できなかった。
早めに切り上げて二人はセシリオの部屋戻った。
「話って、なんですか?」
「……簡潔に言います。どうして最近急に被虐的なことを求めなくなったんですか」
セシリオはあまり深刻な話ではなかったことに一安心した。
「最近は他の方法で欲求を満たしているから大丈夫なんです」
「ほかのこと?」
「はい」
セシリオの予想と反してルイは不機嫌そうな顔をする。
「それはどういう方法ですか?危険ではないんですか?誰としてるんですか?」
「え、えっと」
矢継ぎ早に質問されてセシリオは困惑して答えられない。
「その方法でする必要があるんですか?僕が、いるのに…」
「はい。だって、ルイ様もあんなことするのは嫌でしょう?」
「…もちろん積極的にしたことではありせんが」
「ならいいじゃないですか」
「良くありません!」
ルイがぼすん、とセシリオをベッドの上に押し倒した。
「ルイ、さま…?」
「あなたが、ほかの人とあんなことをしてるなんてこと考えたら頭がおかしくなるっ…」
「どうしてですか?」
「わかりませんか?あなたを愛しているからですよ」
「…えっ?」
ルイの言葉にセシリオの頭は真っ白になった。
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