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同情
しおりを挟む気を失っている真緒を抱えて静は先ほど行ったバスルームへ向かった。
真緒の細っこい身体は軽かった。
「かわいそうに…」
真緒のナカから颯凛に出された精液がトロトロと溢れる。
きれいに掻き出してあげてから身体を洗った。
「ん……あ、れ」
「目が覚めましたか?」
真緒はきょろきょろあたりを見回した。
「お風呂……また入れてくれたの?ありがとう」
「いえ、身体は大丈夫ですか」
「大丈夫……ぁ」
真緒はそこで静に行為をずっと静に見られていたことを思い出した。
「……みてたよね」
「はい」
「あれが普通なの?」
「颯凛さんはよくああしますよ」
「嫌じゃないの?その…人がしてるの、見させられるの」
「慣れてるので」
「…」
やっぱりマフィアは理解できない。
それから二人が話すことはなかった。
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