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02 潜入捜査
19 Vesta (解呪)
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バルと話せて、こんなめそめそしてる場合じゃないって思い出した。そう。俺は友達を作りに来てるんじゃないんだから。なんでこんなことでしょげてるんだ。ここを早く出たかったら、ベッドの上で泣いてるのなんて時間の無駄なんだ。嫌われてるのならそれを利用することを考えなきゃ。
できることもあったのにやってなかった。気づいてからなんだかそわそわしてよく眠れなかった。少し明るくなってきた感じがしたのでそっとブースを出る。
まだ夜は明け切っていない。まずおととい気になったところをちゃんと確認したい。他の3人はまだ眠っているみたいだ。静かに玄関を出て、壁のところを見上げてみる。看板がかかってたんじゃない? 日焼けの跡一つでもいい、何か見つけたい。何もできてないから。
壁にはクラックが入っていたり、一部欠けていたりする。ペンキが塗り重なっているのがわかる。結構古い建物……。周囲を一周してみるけど、何もない。そうしているうちに、朝日が登って壁を照らし出す。何かないかな。誰かが何かした痕跡を辿れるようなもの。バルみたいに、においの違いがわかるとか。修理の跡が見えるとか……。
「!」
自分のほとんど使っていなかった機能を思い出す。目の前がさあっと色を変える。ペンキの一色だった壁が左目のサーモグラフィ機能によってグラデーションに染まっていく。
もし、以前この壁に直接建物の名前が書かれていたとしたら……。
太陽の光で、日陰と日向の凹凸が浮き彫りになる。エントランスの上の空間も、わずかなくぼみ、ペンキの重なりによる熱伝導率の違いで、見えなかったものが見えてくる。
ANDROID AND ADVANCE
見えた!
早くバルに知らせたかったけど、まだ5時台だった。さすがに早すぎる。寝てるよね……。でも……。
試しに親指の付け根を押してみる。起きてたら、物音が聞こえるんじゃないかな? バルの。耳を澄ませる。バルがいる空間の音が聞こえる。
カタン、ガチャ。
『おはよう、バル。睡眠時間が短すぎますよ』
『うるっせえな』
「ふふっ」
『ん? ヴェスタか?』
「ごめん。盗み聞きするつもりはなかったんだけど」
『別に面白くねーだろ』
「面白いよ! レッダの声、久しぶりに聞いたな」
『そうかもな。どうした?』
「あのね! 今、施設の外壁をサーモで見たんだよ。そしたら、アンドロイド・アンド・アドバンスって社名がペンキで塗りつぶされてるのがわかったんだ。この場所がわかるんじゃない?」
『……アンドロイド・アンド・アドバンスか。よし、よくやった、ヴェスタ』
2日ぶりに、自分が微笑んでいるのに気がついた。
『ザムザに出せるデータは渡すから俺に連絡寄越せって伝えてくれ。俺からザムザに言うと局長がまたうるさいからな』
「わかった!」
嬉しい。でも急いで部屋に戻っておかないと、またファビアに怒られる……。
そこまで考えて、怒られても気にしなくていいんだった、と思い直した。不思議だ。魔法が解けたみたい。なんであんなにファビアたちの態度が気になったんだろう。
のんびり廊下を歩いていると、ヨールカが事務室の前で手を振った。
「おはよう、ヴェスタ。今日は気分はどう?」
「うん。もうすっかり大丈夫。昨日はありがとう。あのね、ヨールカはここに来て長い?」
「そうだね、寮長みたいなものだから。一年いるかな」
「あのね、俺の知り合いがReLFにいるはずなんだ。髪がブロンドで、目がブルーのマリーンていう人。半年くらい前に来たはずなんだけど。知らない?」
「マリーン? うーん、施設はここだけじゃないしね。ちょっとわからないな」
「連絡を取ったりはできないかな?」
「できないと思うよ。半年前なら、印象が随分変わってると思うし」
「そう……」
「ヴェスタ」
呼ばれて振り向くと、ファビアが腕を組んで立っていた。
「また勝手に。どこに行っていたの?」
「散歩だよ。いい天気だしね。昨日はごめんね。もう大丈夫だよ」
ファビアは一瞬、むっとした顔をした。
「ね、ファビア、前も聞いたんだけど、ここに来る前は何してたの? オーナーの人と暮らしてたの?」
「そうよ。うるさいわね」
「ここに来る直前まで?」
「そう! この話はもういいでしょう?」
さっと歩き出したファビアについて行くと、真っ直ぐ部屋に戻ることになった。
「食堂に行くのかと思った」
「まだ早いわ。他の2人も一緒じゃないと」
そして彼女は時計を確認した。
「あと30分くらいね」
「………」
昨日までは全然気が付かなかった。どうして彼女はこんなに時間と、みんなでってことを気にするんだろう。あんな広い食堂で、混み合っていて食べられないなんてことはまずないし、みんなで連れ立って行かなくたって構わないはずだ。
なんだってそうだ。彼女の号令でいつのまにかみんな一緒に行動することになっている。作業時間は決まっているから仕方ないとしても、食事も、セミナールームから部屋に戻るのも、自由時間になっても、ファビアに見張られているみたいに。彼女が一番新参のはずなのに、なぜ?
どうして気づかなかった?
「俺、考え事したいから先に行くね。2人に言っておいて」
「ちょっと、ヴェスタ!」
捕まる前に部屋を出て食堂に行く。隅に座って眺めていると、4人のグループが入れ替わり立ち替わりで現れる。故意に時間をずらしているみたいに。そしてそれは、リーダーみたいな人が中心になってコントロールしているみたいに見える。
ファビアたちが来る前に食堂を出て、シャワールームに入ってビートルを取り出す。ザムザは拾ってくれるかな?
「ザムザ!」
『ヴェスタ、どうしたの? すごくうるさいけど、何? 水?』
「そう。ばれないようにシャワールームで水を出しながら話してるんだ。あのね、バルに連絡して」
『ああ。メールも来てたよ。タイムスタンプが23時だけど。するする』
「ここ、アンドロイド・アンド・アドバンスの施設だったんでしょ? バルに言ったから」
『おー、やるね。当たり。意地悪してたわけじゃないよ、何しろ前の持ち主だからね』
「あと、コーツの件もバルに言っちゃった。ごめん」
『んー、結果オーライだけど、本当はだめだよ。言うなら先に俺に一言言って。本当に伝えたらダメなことだってあるんだから』
「うん。反省してる。ごめんなさい。それから……」
『ははっ』
「?」
『どうしたの? ヴェスタ。まるで別人みたいだ!』
「!」
なんだか急に昨日までの自分が恥ずかしくなった。ザムザにも随分だめなところを見せてしまった。
「ちょっと、弱気になってて。ほんと、頼りないとこ見せてごめんね。もう大丈夫だから」
昨日のバルとの会話は聞かれてなかったのかな。どうかしてた。ほんとに。バルも呆れたかも。
「それから、ちょっと変なことに気がついたんだ。今まで気づかなかったんだけど、他のグループの人と全部時間がずらされてるみたいなんだ。顔を合わせないように。これってどうして?」
『ヴェスタのグループだけ?』
「見てる感じ、俺のところだけじゃない。グループ同士が接触しないようにしてるみたい」
『他には?』
「いつの間にか、グループ行動させられること、かな。はみ出ると怒られるんだ。それで昨日まで落ち込んでたんだよ」
『ふーん……』
ザムザが変な間を取った。
『あのね、それだよ』
「え。何が」
『言っただろ。プログラムの書き換えにはレプリカント本人の気持ちの部分が大きいって。ヴェスタは落ち込んだんじゃない。落ち込まされたんだよ。典型的な手だ』
「……? ちょっとわからない……」
『セミナーを受けさせられるって言ったね? どんな内容?』
「レプリカントの歴史とか、ついてる職業とか、レプリカントがらみの事件とか」
『そんなセミナー、受けて勉強になったなあって思う?』
「ううん。すごい暗い気持ちになる」
『だろ? 自分が生きている価値のない無能者みたいな気持ちになったんじゃない?』
「そう……。どうしてわかるの?」
『それがセオリーだからさ。宗教なんかで洗脳する時のね。自分はいないほうがマシなんじゃないかって思わされる。それで気持ちが弱ったところで、「私たちの言うことを聞けば大丈夫、何も不安はないしあなたに何もできなくても受け入れてあげる」って囁くわけ。イチコロ』
「………! でも、なんだか……俺だけ怒られた感じだったよ。1人だけ違うつもりなの、って」
『それはさ、お前がこうやって部外者……俺やバルトロイと話ができる分、思うより弱ってなかったからだろ。お前を標的にすれば、お前はさすがにしょげるし他のメンバーとは共通の敵ができてより仲間意識が上がる。一石二鳥ってわけ。考えるねえ』
全然わからなかった。今でも正直、半信半疑。
『うつ状態になると判断力も落ちるんだよ。そこで呪文を唱えれば、まあ同調圧力も働いてコロッとパスコードを言ってしまうんだろうね。さて、じゃあ誰がそんな風に誘導したかってこと』
……ファビアだ
できることもあったのにやってなかった。気づいてからなんだかそわそわしてよく眠れなかった。少し明るくなってきた感じがしたのでそっとブースを出る。
まだ夜は明け切っていない。まずおととい気になったところをちゃんと確認したい。他の3人はまだ眠っているみたいだ。静かに玄関を出て、壁のところを見上げてみる。看板がかかってたんじゃない? 日焼けの跡一つでもいい、何か見つけたい。何もできてないから。
壁にはクラックが入っていたり、一部欠けていたりする。ペンキが塗り重なっているのがわかる。結構古い建物……。周囲を一周してみるけど、何もない。そうしているうちに、朝日が登って壁を照らし出す。何かないかな。誰かが何かした痕跡を辿れるようなもの。バルみたいに、においの違いがわかるとか。修理の跡が見えるとか……。
「!」
自分のほとんど使っていなかった機能を思い出す。目の前がさあっと色を変える。ペンキの一色だった壁が左目のサーモグラフィ機能によってグラデーションに染まっていく。
もし、以前この壁に直接建物の名前が書かれていたとしたら……。
太陽の光で、日陰と日向の凹凸が浮き彫りになる。エントランスの上の空間も、わずかなくぼみ、ペンキの重なりによる熱伝導率の違いで、見えなかったものが見えてくる。
ANDROID AND ADVANCE
見えた!
早くバルに知らせたかったけど、まだ5時台だった。さすがに早すぎる。寝てるよね……。でも……。
試しに親指の付け根を押してみる。起きてたら、物音が聞こえるんじゃないかな? バルの。耳を澄ませる。バルがいる空間の音が聞こえる。
カタン、ガチャ。
『おはよう、バル。睡眠時間が短すぎますよ』
『うるっせえな』
「ふふっ」
『ん? ヴェスタか?』
「ごめん。盗み聞きするつもりはなかったんだけど」
『別に面白くねーだろ』
「面白いよ! レッダの声、久しぶりに聞いたな」
『そうかもな。どうした?』
「あのね! 今、施設の外壁をサーモで見たんだよ。そしたら、アンドロイド・アンド・アドバンスって社名がペンキで塗りつぶされてるのがわかったんだ。この場所がわかるんじゃない?」
『……アンドロイド・アンド・アドバンスか。よし、よくやった、ヴェスタ』
2日ぶりに、自分が微笑んでいるのに気がついた。
『ザムザに出せるデータは渡すから俺に連絡寄越せって伝えてくれ。俺からザムザに言うと局長がまたうるさいからな』
「わかった!」
嬉しい。でも急いで部屋に戻っておかないと、またファビアに怒られる……。
そこまで考えて、怒られても気にしなくていいんだった、と思い直した。不思議だ。魔法が解けたみたい。なんであんなにファビアたちの態度が気になったんだろう。
のんびり廊下を歩いていると、ヨールカが事務室の前で手を振った。
「おはよう、ヴェスタ。今日は気分はどう?」
「うん。もうすっかり大丈夫。昨日はありがとう。あのね、ヨールカはここに来て長い?」
「そうだね、寮長みたいなものだから。一年いるかな」
「あのね、俺の知り合いがReLFにいるはずなんだ。髪がブロンドで、目がブルーのマリーンていう人。半年くらい前に来たはずなんだけど。知らない?」
「マリーン? うーん、施設はここだけじゃないしね。ちょっとわからないな」
「連絡を取ったりはできないかな?」
「できないと思うよ。半年前なら、印象が随分変わってると思うし」
「そう……」
「ヴェスタ」
呼ばれて振り向くと、ファビアが腕を組んで立っていた。
「また勝手に。どこに行っていたの?」
「散歩だよ。いい天気だしね。昨日はごめんね。もう大丈夫だよ」
ファビアは一瞬、むっとした顔をした。
「ね、ファビア、前も聞いたんだけど、ここに来る前は何してたの? オーナーの人と暮らしてたの?」
「そうよ。うるさいわね」
「ここに来る直前まで?」
「そう! この話はもういいでしょう?」
さっと歩き出したファビアについて行くと、真っ直ぐ部屋に戻ることになった。
「食堂に行くのかと思った」
「まだ早いわ。他の2人も一緒じゃないと」
そして彼女は時計を確認した。
「あと30分くらいね」
「………」
昨日までは全然気が付かなかった。どうして彼女はこんなに時間と、みんなでってことを気にするんだろう。あんな広い食堂で、混み合っていて食べられないなんてことはまずないし、みんなで連れ立って行かなくたって構わないはずだ。
なんだってそうだ。彼女の号令でいつのまにかみんな一緒に行動することになっている。作業時間は決まっているから仕方ないとしても、食事も、セミナールームから部屋に戻るのも、自由時間になっても、ファビアに見張られているみたいに。彼女が一番新参のはずなのに、なぜ?
どうして気づかなかった?
「俺、考え事したいから先に行くね。2人に言っておいて」
「ちょっと、ヴェスタ!」
捕まる前に部屋を出て食堂に行く。隅に座って眺めていると、4人のグループが入れ替わり立ち替わりで現れる。故意に時間をずらしているみたいに。そしてそれは、リーダーみたいな人が中心になってコントロールしているみたいに見える。
ファビアたちが来る前に食堂を出て、シャワールームに入ってビートルを取り出す。ザムザは拾ってくれるかな?
「ザムザ!」
『ヴェスタ、どうしたの? すごくうるさいけど、何? 水?』
「そう。ばれないようにシャワールームで水を出しながら話してるんだ。あのね、バルに連絡して」
『ああ。メールも来てたよ。タイムスタンプが23時だけど。するする』
「ここ、アンドロイド・アンド・アドバンスの施設だったんでしょ? バルに言ったから」
『おー、やるね。当たり。意地悪してたわけじゃないよ、何しろ前の持ち主だからね』
「あと、コーツの件もバルに言っちゃった。ごめん」
『んー、結果オーライだけど、本当はだめだよ。言うなら先に俺に一言言って。本当に伝えたらダメなことだってあるんだから』
「うん。反省してる。ごめんなさい。それから……」
『ははっ』
「?」
『どうしたの? ヴェスタ。まるで別人みたいだ!』
「!」
なんだか急に昨日までの自分が恥ずかしくなった。ザムザにも随分だめなところを見せてしまった。
「ちょっと、弱気になってて。ほんと、頼りないとこ見せてごめんね。もう大丈夫だから」
昨日のバルとの会話は聞かれてなかったのかな。どうかしてた。ほんとに。バルも呆れたかも。
「それから、ちょっと変なことに気がついたんだ。今まで気づかなかったんだけど、他のグループの人と全部時間がずらされてるみたいなんだ。顔を合わせないように。これってどうして?」
『ヴェスタのグループだけ?』
「見てる感じ、俺のところだけじゃない。グループ同士が接触しないようにしてるみたい」
『他には?』
「いつの間にか、グループ行動させられること、かな。はみ出ると怒られるんだ。それで昨日まで落ち込んでたんだよ」
『ふーん……』
ザムザが変な間を取った。
『あのね、それだよ』
「え。何が」
『言っただろ。プログラムの書き換えにはレプリカント本人の気持ちの部分が大きいって。ヴェスタは落ち込んだんじゃない。落ち込まされたんだよ。典型的な手だ』
「……? ちょっとわからない……」
『セミナーを受けさせられるって言ったね? どんな内容?』
「レプリカントの歴史とか、ついてる職業とか、レプリカントがらみの事件とか」
『そんなセミナー、受けて勉強になったなあって思う?』
「ううん。すごい暗い気持ちになる」
『だろ? 自分が生きている価値のない無能者みたいな気持ちになったんじゃない?』
「そう……。どうしてわかるの?」
『それがセオリーだからさ。宗教なんかで洗脳する時のね。自分はいないほうがマシなんじゃないかって思わされる。それで気持ちが弱ったところで、「私たちの言うことを聞けば大丈夫、何も不安はないしあなたに何もできなくても受け入れてあげる」って囁くわけ。イチコロ』
「………! でも、なんだか……俺だけ怒られた感じだったよ。1人だけ違うつもりなの、って」
『それはさ、お前がこうやって部外者……俺やバルトロイと話ができる分、思うより弱ってなかったからだろ。お前を標的にすれば、お前はさすがにしょげるし他のメンバーとは共通の敵ができてより仲間意識が上がる。一石二鳥ってわけ。考えるねえ』
全然わからなかった。今でも正直、半信半疑。
『うつ状態になると判断力も落ちるんだよ。そこで呪文を唱えれば、まあ同調圧力も働いてコロッとパスコードを言ってしまうんだろうね。さて、じゃあ誰がそんな風に誘導したかってこと』
……ファビアだ
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