【完】BLゲームに転生したオレは鬼畜王子から逃げだしたい

たれぽんた

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ごじゅう

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    1週間ベッドから出してもらえなかった時は、その後3日間、違う意味でベッドから出られなかった。今日はありがたいことに午後には出られた。閣下は仕事に行ってるって。見覚えのある使用人さん達だなって思ったら、隣国の邸で働いてた人達がほとんど閣下に付いてきたんだって。恥ずかしいところを見られてる人達だから、ある意味気楽だね、・・・うん。
    オレは侍女さんに案内してもらって図書室に行った。元々の公爵の時からの蔵書もあるのか、図書館と言えるような大きなスペースにとんでもない量の本が詰まってる。うわーお。天国・・・。閣下に飽きられるまでに読み切れるかな?適当に手前の一冊を取って部屋に戻ろうと廊下を歩いてて庭が目に入った。
    薔薇に囲まれた四阿あずまやがある。あそこで本を読んだら気持ち良さそうだけど、邸の外だからダメだよね。それより何より、閣下の庭に薔薇。ハッピーエンドのスチルが頭をよぎる。貴族の邸に薔薇は付き物だけど、オレにはちょっと鬼門だねー。この首輪に鎖を付けて、それを持った閣下とマッパのオレがキャッキャウフフ・・・。
地獄絵図だね、うん。
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