【完】BLゲームに転生したオレは鬼畜王子から逃げだしたい

たれぽんた

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きゅう

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    「クラウス、何か悩み事でもあるのか?」
殿下の直球の質問に心の中に大汗をかく。8才も下の殿下に気が付かれるオレって・・・
「そのように見えますか?殿下にご心配をおかけするなど、臣下としてあるまじきことです」
相変わらずオレにピッタリと寄り添って隣に座る殿下に、深々と頭を下げる。
「何を言う。私とクラウスの仲ではないか。何でも相談してくれ」
どんな仲?王子と伯爵令息ってだけだよね?相談していいなら、オレの腰を引き寄せるのをぜひやめてください。何気にオレを膝に乗せようとしてる?
    殿下は14才にしてオレの身長に追い付いた。国王陛下はかなり背の高い方だ。まだ成長期の殿下には軽く追い抜かれるんだろーなー。オレは22だからもう伸びないとか、ひがんでなんかないよ?オレだって低い訳じゃない。国王一家が高いだけだ!
    今日も紅茶が美味しい。まあ、留学の件は決まり次第知らせるようにしよう。少なくとも、ゲーム程はこじらせないと信じるしかないからね。
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