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愛
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眼前で何が起こっても本心からの恐怖も絶望もなく、どこか感情の一部が欠落あるいは麻痺しているようなドロップが徐々に、幼い子供のような笑顔を浮かべたりする事があり、それは自分が引き出したものだった。ただの男女としての支配欲や愛欲だけではなく、年の離れた妹や幼い姪を相手にするような感情がこみあげてくる時があり、くすぐったさと安心感もあった。
要するにガマズミは男が女に向ける情欲だけでなく、幼い子供に向けるような尽きない愛情も感じていた。それは本来、自分と彼女が世間一般の親子と変わらぬ年の開きがあるからだろう。奇怪な言動や行動を繰り返しても微笑ましく思える程に。
要するにガマズミは男が女に向ける情欲だけでなく、幼い子供に向けるような尽きない愛情も感じていた。それは本来、自分と彼女が世間一般の親子と変わらぬ年の開きがあるからだろう。奇怪な言動や行動を繰り返しても微笑ましく思える程に。
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