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バレンタイン
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「モロゾフとゴディバ、どっちがいいと思う?」
「何、俺にくれんの?」
「淡島さんに渡すに決まってんだろ! お前はチョコバットでも食ってろ!」
「俺ヤングドーナツ派。お前知らないはずないよな? 淡島さん毎年エコバッグ一袋分貰ってんだぞ?」
「そうだよ! 去年ブラックサンダー渡そうと思ったら既に入ってた!」
「何そのチョイス。でもあんだけ貰ってんならどんなの渡しても天丼じゃね?」
「だよな……」
「淡島さんチョコ下さい!」
「(何言ってんだこいつ)」
「ほらよ」
高野の大きな両掌に置かれたのは、お徳用のチロルチョコ数個。
「やったーありがとうございます!」
「(ちょっろ)」
一月後、お返しとして高野はラーメンを奢ったらしい。
ちなみに、デスクに置かれていた誰かからの手作りチョコレートはゴミ箱に捨てようとして高野は周りから怒られた。
「何、俺にくれんの?」
「淡島さんに渡すに決まってんだろ! お前はチョコバットでも食ってろ!」
「俺ヤングドーナツ派。お前知らないはずないよな? 淡島さん毎年エコバッグ一袋分貰ってんだぞ?」
「そうだよ! 去年ブラックサンダー渡そうと思ったら既に入ってた!」
「何そのチョイス。でもあんだけ貰ってんならどんなの渡しても天丼じゃね?」
「だよな……」
「淡島さんチョコ下さい!」
「(何言ってんだこいつ)」
「ほらよ」
高野の大きな両掌に置かれたのは、お徳用のチロルチョコ数個。
「やったーありがとうございます!」
「(ちょっろ)」
一月後、お返しとして高野はラーメンを奢ったらしい。
ちなみに、デスクに置かれていた誰かからの手作りチョコレートはゴミ箱に捨てようとして高野は周りから怒られた。
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