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アルコール
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ちらりちらりと、後輩がこちらの動作を気にしていたのに気付いていたが、淡島は無視した。グラスを引き寄せ、甘い液体を嚥下する。どろりと絡み付くように喉を通り過ぎ、甘い振りをして喉を焼いていく。少しずつ意識が酒精で乱される感覚に侵されはじめ、淡島はグラスを置いた。
(見かけより強いやな……)
淡島が火照る頬を押さえれば、十勝は楽しそうに笑った。その笑顔が無性に気に食わず、淡島は盛大に顔を顰めてそっぽを向いた。
(見かけより強いやな……)
淡島が火照る頬を押さえれば、十勝は楽しそうに笑った。その笑顔が無性に気に食わず、淡島は盛大に顔を顰めてそっぽを向いた。
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