5 / 20
風呂場
しおりを挟む
ある部屋の住人が姿を消した。浴槽にたっぷり鱗を遺して。やれやれ、入浴剤は厳禁だと何度も説明したのに。
帰宅して家族に話しかけても全員だんまり。怒りよりも恐怖が勝った父親は、まだ湯を張っていない風呂場から家族全員の声が聞こえる事に気付いた。
湯を張る時は塩を一つまみ入れる。こうしないと毛深いオッサンの両足がシンクロナイズドスイミングの如く現れるからだ。ピチピチでムチムチなおねーちゃんの足なら大歓迎なのに。
帰宅して家族に話しかけても全員だんまり。怒りよりも恐怖が勝った父親は、まだ湯を張っていない風呂場から家族全員の声が聞こえる事に気付いた。
湯を張る時は塩を一つまみ入れる。こうしないと毛深いオッサンの両足がシンクロナイズドスイミングの如く現れるからだ。ピチピチでムチムチなおねーちゃんの足なら大歓迎なのに。
0
お気に入りに追加
1
あなたにおすすめの小説

ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる