狼と猫の閨房(1/1更新)

狂言巡

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嫉妬

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 黒猫は新調されたばかりのソファに体躯座りをして両足に施されたペディキュアを眺めた。三日前まで、自分にしては上手に仕上げられたと自画自賛した、推しのイニシャルを施したアルファベットがあった。それなのに偶然(黒猫としては間の悪い事に)忘れ物を取りに来た二人目の夫に発見されたが最後、今は全ての爪に三人の夫の名前イニシャルに変更された。美しい微笑を貼り付けながらも青い双眸だけ鋭い光を稲光のように揺らめかせて、除光液をタプタプと爪に流し、蕩けだしたネイルカラーがぽたりぽたりとバスルームの白いタイルを汚したのを覚えている。
 兎を模したバスチェアにシャツ一枚で座らせられ、夫は下着一枚の姿でしゃがみこみ、膝の上に自分の足を乗せてスポンジで爪を一片の残りなく時間をかけて落とされた。そして速乾性ネイルで自分と兄弟のイニシャルを施してから、足の爪を口に含みしゃぶり付く。生温かい舌の感触が擽ったくて身を捩らせると、強く肩を握られて首や鎖骨に吸い付かれた。
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