情愛ボトルキープ(1/5更新)

狂言巡

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順応/蝶と暁

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 キスを済ませた麗景とヒカルは、順調にステップを踏んでいった。麗景の努力の甲斐あって、ヒカルが自分の尻も込みで使われる事を覚悟して納得すると、つい最近まで自慰くらいしかした事のないまっさらな躰の開発から進める事になった。
 最初は指一本挿れるにも痛いだのキツいだの、恥ずかしくて死にそうだのと喚いていたヒカルが、ついに麗景のサイズと変わらないディルドを全部痛みなく飲み込めるようになり、更には長い時間をかけて馴らしたGスポットを道具でも指でもなく、麗景の男根で突いてみて欲しくてたまらないと彼女の躰と視線が求めてくるようになった。ここに辿り着くまでに十二回のデートを重ね、全ての休日を有意義に過ごす為のちょっとした遠出の際に行ったので、出先のホテルや旅館で事に至った。
 準備は万端だった。出会ってから二年、交際から四ヶ月近くでようやく、彼らは肉体的に「真のつながり」を得た。麗景は初めてヒカルと挿入ありのセックスに至った時の興奮は一生忘れないだろう。四ヶ月じっくり熟らせただけあって、待ち侘びた生の男根にうねり、喜ぶ濡れた肉の穴の感触は格別だった。一方でヒカルも、初めてするセックスで処女らしい恥じらいとあどけなさを残しながらも、大いに乱れた。
 チカチカと目から火花が飛び、こんなに気持ちがいい行為がこの世にあったなんて……ヒカルは呆気に取られてさえいた。突かれるたびに愛おしそうにキュウンッと締め付ける従順な肉筒は、名実ともに麗景の雌になったという事である。 
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