13 / 22
番外編 親戚
しおりを挟む
従伯父はカメラを撮るのも撮られるのも大層嫌がる。まさか魂を盗られると思ってるの?
「いいや、映るんだ、父さんが」
稼ぎのほとんど趣味につぎこむから、いつも腹を空かせていた俺達はコレクションのカメラ一つを売ったんだ。コレクション達と心中した後も相当恨んでるみたいだよ。
寄生虫を凡て除去してもらった親戚のオジさん、今は廃人同然だってさ。五月蠅いくらい元気だったのに。腹の中に居た方が本体だったのかな?
実家の夕食に肉料理が出る日は家族の誰かが大怪我をして入院したが、一人減れば肉がその分食えたので悲しむ者はいなかったと隻腕の親戚は語った。
人魚の肉を手に入れたが、食べたらどうなるか気になって、親戚にお裾分けした。しかし有毒キノコと一緒に食べて死んでしまい、肉が偽物なのか、伝説が眉唾なのかと悩んでいる。
「いいや、映るんだ、父さんが」
稼ぎのほとんど趣味につぎこむから、いつも腹を空かせていた俺達はコレクションのカメラ一つを売ったんだ。コレクション達と心中した後も相当恨んでるみたいだよ。
寄生虫を凡て除去してもらった親戚のオジさん、今は廃人同然だってさ。五月蠅いくらい元気だったのに。腹の中に居た方が本体だったのかな?
実家の夕食に肉料理が出る日は家族の誰かが大怪我をして入院したが、一人減れば肉がその分食えたので悲しむ者はいなかったと隻腕の親戚は語った。
人魚の肉を手に入れたが、食べたらどうなるか気になって、親戚にお裾分けした。しかし有毒キノコと一緒に食べて死んでしまい、肉が偽物なのか、伝説が眉唾なのかと悩んでいる。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
1
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる