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第164話 想定外
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なんとか勝利を収めたソフィアたちは力尽きて倒れているディーナの身体をロープで縛り、操られていた騎士の手当てをしていた。
「……ソフィアちゃん。この後はどうするのですか?」
「ひとまず、王都の外に出ようかと。おそらくそこにお兄様たちがいるかと」
「……私は、ここで待機していた方がいいですね」
そう言いながら、身体が限界だと言わんばかりに力なく笑うナーシャ。
「大丈夫ですかナーシャちゃん?流石に自爆はまずかったのでは……早く休んでください」
「あはは……そんなこと言ったらソフィアちゃんだってそうじゃない。まだあの呪いの効果も残ってるのに行こうとしてるんでしょ?」
「うっ……で、でもまだお兄様が戦ってるのに、自分だけのこのこ休むなんてしていられません」
「……ほんとにアクセル様のことが好きなのね」
ふふっ、と微笑むのと同時に罪悪感が彼女の中で湧いてしまう。
「……ごめんなさい。今回のことは全部私が」
「ナーシャちゃん」
「……?」
「それは、終わってからお聞きしますよ。それに謝る必要などありません。友達なんですから、ね?」
その言葉に目をパチリパチリと瞬きして……吹き出したように笑い出した。
「え、な、ナーシャちゃん?」
「ご、ごめんね。でもなんか…おかしくなっちゃって……ははは……あぁ、私ってほんとに……恵まれてたんだなぁ」
まるで今まで気づかなかった物に気づくことが出来た嬉しさ、悲しみ……複雑な思いをソフィアは彼女から感じ取った。
「………私を、どうする気?」
「「っ!?」」
その言葉に一気に戦闘態勢を取る二人。
彼女たちの目の前には、先ほど討ち取ったはずのディーナがこちらを見て睨んでいた。
「まだ、時間があるからね……色々と貴方たちと話そうと思ってね……それで、私はどうなるの?」
「……普通ならばここまで大規模に被害を出したんです。処刑になってもおかしくないでしょう。今ここで葬ることだって出来ます……しかし、今はそれを致しません」
「どういうこと?私を生かす気?」
「お兄様に言われたんです。貴方を止めて欲しいと」
その言葉を聞き……はぁ、呆れたようにため息を吐き始める。
「……またあの人?全く甘いんだか、それともただの臆病なんだか……いい?私は敵なんだよ?そんな奴に情けをかけてどうするの?取り返しのつかない事になるかもしれないんだよ??」
「その時は……私たちで責任を果たしてみせます」
「……それで大勢の人が死んだらどうすんの?そんな軽い言葉で大罪人を見逃していいはずないよね?……人の命を簡単に見すぎじゃない?」
その言葉に思わず息を呑んでしまうナーシャと……ただただ黙って俯いているソフィア。
「はぁ……だから甘いんだよ貴方たち。特にソフィアさん、あなたそんなお兄様お兄様って妄信的に信じようとして、自分で考えよう……と、しない……………」
言葉は続かなかった。その様子に違和感を覚えたナーシャはディーナが見ている人……ソフィアを見て……彼女もまた絶句してしまった。
「……それが、どうしました?」
そこには、闇より深く沈んだ深淵のごとく黒く光った目をしたソフィアの姿があったのだから。
「……どうやら一つ勘違いしてるようですね」
「……な、なに?」
「何か私を聖人と勘違いしてるようですけど、私は別に他人がどうなろうとどうでもいいんですよ」
「……えっ?」
「勿論、ナーシャちゃんやお姉様、ユニーレさん……大切な人たちはお助けしますよ。でも他人など、どうでもいい存在でしかありません。ここの騎士さんだって、お兄様のために助けてるのです。それが無ければ私はとっくの昔にころっとしてますよ」
コツコツと徐々にディーナに近づくソフィア。もし、アクセルが今の彼女を見たのなら、彼はきっとこう言うであろう。
——原作の異名『冷徹の姫』ソフィア・アンドレ・レステンクールだと。
「私は、お兄様さえそばにいてくれれば問題ありません。こんな醜く、汚い想いを持っている私を……あの人は受け入れてくれます。お兄様の行う事、考えてる事が私にとっては全てなのです。たとえとてつもなく辛く、重い道だとしても私はアクセルお兄様となら歩んでいけます。だから安心してくださいねローズさん?貴方のいう取り返しのつかない事があったとしてもお兄様と私で責任を背負っていくので。でもそちらの方がとてもロマンがあってよろしいですね。誰からも遮られることもないお兄様と歩む二人だけの道……あぁ!なんて素晴らしいのでしょうか!考えただけでゾクゾクが止まりません!」
「……………」
彼女はソフィアという存在を甘く見ていた。
ただ自身の兄についていくまるで意思がない人形……しかし、事実はまるで真逆だと言わざるを得なかった。
「……く、狂ってる……」
「あら?そう言わないでくださいな。私は……ただお兄様のことを愛してるだけなので」
確かに、ソフィアという存在はアクセルを一人にしないために仲間とともに動くのだろう。
しかし、それと同等に……彼女にはアクセルに対して並々ならぬ想いを持っているのもまた事実。
「……そ、ソフィアちゃん……」
その狂気さに親友のナーシャでさえも圧倒され、言葉が出ずにいた。
「私のお兄様は全てを受け入れてくれます、全てを抱きかかえてくれます。私の……ソフィアの想いも全部全部全部……!あぁ、お兄様……!!お兄様!!!」
肩を抱き抱え、頬を染め、焦点がはっきりとしない目で天を見上げるソフィア。
ディーナは思い知った。自身の敵であるアクセルという存在の大きすぎる壁を……ソフィアという存在の狂気さを。
「……そろそろ行かなければなりませんね。ナーシャちゃん」
「は、はい」
「ローズさんのことよろしくお願いしますね。私はお兄様のところに行って参りますので」
「……は、はい」
妙に圧のある笑顔にナーシャはなんとか答えると、ソフィアはそのまま外に出て行った。
「…….な、なによ。あれ……あれが、アクセルさんの妹だって言うの……?」
「……どうやら、そう見たいね。私もあそこまでソフィアちゃんが並々ならぬ想いを持っているとは思いもしませんでしたよ」
ふふっ、と何故か笑っているナーシャの姿を見てディーナは冷や汗を流し出す。
「さぁローズ。貴方が眠るまで……私とお話でもしましょうか。昔の……私たちの罪ついて」
「………」
そして、この騒動が終わるまで城内は彼女たちの言葉が響き渡った。
◇
「……何しにきた……何故俺を狙った?」
何も存在しない虚無ともいえる真っ黒な空間。
そこには二人の男が向き合っていた。
「釣れないなぁ。久しぶりの再会なんだからもっと喜ぼうよ……アクセル」
「……アレス」
何故この二人が向き合っているのか……事は数十分前に巻き戻る。
「……ソフィアちゃん。この後はどうするのですか?」
「ひとまず、王都の外に出ようかと。おそらくそこにお兄様たちがいるかと」
「……私は、ここで待機していた方がいいですね」
そう言いながら、身体が限界だと言わんばかりに力なく笑うナーシャ。
「大丈夫ですかナーシャちゃん?流石に自爆はまずかったのでは……早く休んでください」
「あはは……そんなこと言ったらソフィアちゃんだってそうじゃない。まだあの呪いの効果も残ってるのに行こうとしてるんでしょ?」
「うっ……で、でもまだお兄様が戦ってるのに、自分だけのこのこ休むなんてしていられません」
「……ほんとにアクセル様のことが好きなのね」
ふふっ、と微笑むのと同時に罪悪感が彼女の中で湧いてしまう。
「……ごめんなさい。今回のことは全部私が」
「ナーシャちゃん」
「……?」
「それは、終わってからお聞きしますよ。それに謝る必要などありません。友達なんですから、ね?」
その言葉に目をパチリパチリと瞬きして……吹き出したように笑い出した。
「え、な、ナーシャちゃん?」
「ご、ごめんね。でもなんか…おかしくなっちゃって……ははは……あぁ、私ってほんとに……恵まれてたんだなぁ」
まるで今まで気づかなかった物に気づくことが出来た嬉しさ、悲しみ……複雑な思いをソフィアは彼女から感じ取った。
「………私を、どうする気?」
「「っ!?」」
その言葉に一気に戦闘態勢を取る二人。
彼女たちの目の前には、先ほど討ち取ったはずのディーナがこちらを見て睨んでいた。
「まだ、時間があるからね……色々と貴方たちと話そうと思ってね……それで、私はどうなるの?」
「……普通ならばここまで大規模に被害を出したんです。処刑になってもおかしくないでしょう。今ここで葬ることだって出来ます……しかし、今はそれを致しません」
「どういうこと?私を生かす気?」
「お兄様に言われたんです。貴方を止めて欲しいと」
その言葉を聞き……はぁ、呆れたようにため息を吐き始める。
「……またあの人?全く甘いんだか、それともただの臆病なんだか……いい?私は敵なんだよ?そんな奴に情けをかけてどうするの?取り返しのつかない事になるかもしれないんだよ??」
「その時は……私たちで責任を果たしてみせます」
「……それで大勢の人が死んだらどうすんの?そんな軽い言葉で大罪人を見逃していいはずないよね?……人の命を簡単に見すぎじゃない?」
その言葉に思わず息を呑んでしまうナーシャと……ただただ黙って俯いているソフィア。
「はぁ……だから甘いんだよ貴方たち。特にソフィアさん、あなたそんなお兄様お兄様って妄信的に信じようとして、自分で考えよう……と、しない……………」
言葉は続かなかった。その様子に違和感を覚えたナーシャはディーナが見ている人……ソフィアを見て……彼女もまた絶句してしまった。
「……それが、どうしました?」
そこには、闇より深く沈んだ深淵のごとく黒く光った目をしたソフィアの姿があったのだから。
「……どうやら一つ勘違いしてるようですね」
「……な、なに?」
「何か私を聖人と勘違いしてるようですけど、私は別に他人がどうなろうとどうでもいいんですよ」
「……えっ?」
「勿論、ナーシャちゃんやお姉様、ユニーレさん……大切な人たちはお助けしますよ。でも他人など、どうでもいい存在でしかありません。ここの騎士さんだって、お兄様のために助けてるのです。それが無ければ私はとっくの昔にころっとしてますよ」
コツコツと徐々にディーナに近づくソフィア。もし、アクセルが今の彼女を見たのなら、彼はきっとこう言うであろう。
——原作の異名『冷徹の姫』ソフィア・アンドレ・レステンクールだと。
「私は、お兄様さえそばにいてくれれば問題ありません。こんな醜く、汚い想いを持っている私を……あの人は受け入れてくれます。お兄様の行う事、考えてる事が私にとっては全てなのです。たとえとてつもなく辛く、重い道だとしても私はアクセルお兄様となら歩んでいけます。だから安心してくださいねローズさん?貴方のいう取り返しのつかない事があったとしてもお兄様と私で責任を背負っていくので。でもそちらの方がとてもロマンがあってよろしいですね。誰からも遮られることもないお兄様と歩む二人だけの道……あぁ!なんて素晴らしいのでしょうか!考えただけでゾクゾクが止まりません!」
「……………」
彼女はソフィアという存在を甘く見ていた。
ただ自身の兄についていくまるで意思がない人形……しかし、事実はまるで真逆だと言わざるを得なかった。
「……く、狂ってる……」
「あら?そう言わないでくださいな。私は……ただお兄様のことを愛してるだけなので」
確かに、ソフィアという存在はアクセルを一人にしないために仲間とともに動くのだろう。
しかし、それと同等に……彼女にはアクセルに対して並々ならぬ想いを持っているのもまた事実。
「……そ、ソフィアちゃん……」
その狂気さに親友のナーシャでさえも圧倒され、言葉が出ずにいた。
「私のお兄様は全てを受け入れてくれます、全てを抱きかかえてくれます。私の……ソフィアの想いも全部全部全部……!あぁ、お兄様……!!お兄様!!!」
肩を抱き抱え、頬を染め、焦点がはっきりとしない目で天を見上げるソフィア。
ディーナは思い知った。自身の敵であるアクセルという存在の大きすぎる壁を……ソフィアという存在の狂気さを。
「……そろそろ行かなければなりませんね。ナーシャちゃん」
「は、はい」
「ローズさんのことよろしくお願いしますね。私はお兄様のところに行って参りますので」
「……は、はい」
妙に圧のある笑顔にナーシャはなんとか答えると、ソフィアはそのまま外に出て行った。
「…….な、なによ。あれ……あれが、アクセルさんの妹だって言うの……?」
「……どうやら、そう見たいね。私もあそこまでソフィアちゃんが並々ならぬ想いを持っているとは思いもしませんでしたよ」
ふふっ、と何故か笑っているナーシャの姿を見てディーナは冷や汗を流し出す。
「さぁローズ。貴方が眠るまで……私とお話でもしましょうか。昔の……私たちの罪ついて」
「………」
そして、この騒動が終わるまで城内は彼女たちの言葉が響き渡った。
◇
「……何しにきた……何故俺を狙った?」
何も存在しない虚無ともいえる真っ黒な空間。
そこには二人の男が向き合っていた。
「釣れないなぁ。久しぶりの再会なんだからもっと喜ぼうよ……アクセル」
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