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第118話 ルシアの秘密
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あの後、ルシアとともに様々な教会や神殿で毒に犯されているも者、大怪我を負った人物などを彼女とともに治しまくった。
認識阻害により、彼らに俺たちの存在がバレることはないが、それでも感謝されることには変わらないので少し歯痒い気持ちだ。
そして太陽が完全に沈んだ頃には、全て周りきっており、今は少し人気の少ない教会の部屋に留まっている。
「お疲れ様でした、アクセル様。初日にもかかわらず、素晴らしい働きでした」
「ありがとうございますルシア様。そう思っていただいてとても嬉しいです」
ルシアから頂いた紅茶のカップを口につける。
「……アクセル様、お聞きしたいことがあるのですが……いいですか?」
「……なんでしょうか、ルシア様」
ルシアの顔が真剣な表情に変化する。おそらく……あのことだろうと予想して俺も身を構える。
「貴方は何故……神聖魔法を使うことが出来るのですか?」
「………やはり、そのことでしたか」
「神聖魔法とは本来、神に選ばれたものしか扱えない魔法です。それを何故貴方が?」
正直なことを言うと、これについては何も言えない。そもそもこの魔法は正確には神聖魔法ではなく、創造の力で俺が独自で作ったものだから彼女の言っていることは少し間違っている。
だから、何も言えないわけだが……。
「……そうですね……僕が、その神聖魔法を扱える家系だから、と言った方がいいでしょうか」
「家系?」
「ルシア様、ライファスという言葉を知っていますか?」
「ライファス……確かローレンス様とユニーレ様がその家系でしたね……」
彼女はそう言うと、フリーズするかのように身体を硬直させて……。
「……ま、待ってください……ライファス?ライファス………っ!?」
気づいたか。俺の予感が当たったのか、ルシアが驚愕を浮かべるようにこちらを凝視していた。
「ら、ライファスとは……あの聖王国の!?」
「えぇ、その認識であっていますよ。彼女たちはその生き残りです」
「っ!?……し、信じられません。まさか、そのようなことが……ですが、それとアクセル様がどのような関係が?」
「……ライファス家は本来、神聖魔法を扱える家系であります」
嘘だ。誤魔化すために考えた俺の戯言だ。
ただ……あの二人なら扱えそうな気がするが……。
「……す、少し待ってください。ライファス家が神聖魔法を扱える家系なのは理解しました……で、では貴方は……アクセル様は……ライファスの血が流れているのですか!?」
「……そういうことになりますね」
どうやら聖女様には騙せたようだ。ごめんなさいルシア様、でもこれしか納得させられる方法がなかったんです……。
「……まさかこの王都にライファス家の血を引くものがいるとは……それも、5人も……」
「……このことは出来るだけ内密に」
「分かっております。こんな情報、他に漏れれば大変なことになります……アクセル様にはたくさんのご恩がありますから、誰かに言いふらしたりはしないので、ご安心ください」
そう言ってくれると助かる。彼女の性格上、言うということはないと思っていたから話しだけど……心臓には悪い。
「……そうですか。だから扱えると……」
すると、いつも常に笑顔のルシアの顔が徐々に曇ってくる。
「……アクセル様。もう一つよろしいですか?」
「なんでしょうか?」
「……このようなことを貴方様に聞くのは変だと思いますが……正直に答えてください」
ルシアの顔が曇らせたままこちらに向けられる。そこにはまるで、何かに縛られているようでままならなかった。
「……聖女でありながら神聖魔法を扱えない私は……本当にこの国の聖女に相応しいのでしょうか?」
「っ……」
……まさか、彼女からその言葉が言われるとは思わず、俺は少し目を見開いてしまう。
「その反応……やはりそういうことですよね」
「い、いえ。少し驚いただけですよ」
そう言うも、弱々しく笑顔を作り、微笑み返すルシア。
ルシア・ラングレーには二つの秘密がある。
その一つとして聖女でありながら、聖女特有の神聖魔法が扱えないことにある。
原作でもこのような葛藤が彼女の心を徐々に蝕んでいき……それが、悲劇の引き金を引いてしまうのだ。
「そうですね……急にこのようなこと言われても理解が出来ませんことね」
「……何故それを僕に言おうと思ったのですか?」
「何故、でしょうね?私にも自分がした行動に理解が追いついていません……でも……」
すると、彼女は顔を下に向けて、自身が入れたであろう紅茶を眺めながら呟いた。
「……貴方には、言いたくなりました……こんな聖女もどきの私でも、貴方ならば人々の命を救いになったように……私のことも救ってくれるのではないかと」
「………」
……原作では、この発言を聞くのはもっと親交を深めてからだ。少なくともアレス……原作のアレスだったらまだこのことは告白なんてしてない。
ルシアのようなヒロイン達は例外なく、興味を持った人物、親交を深めた人物には好意を持たれやすいと思ってたが……。
「……ルシア様」
「……なんでしょうか?」
「………神聖魔法を扱える方法を、僕は知っています」
「っ!?ほ、ほんとうですか!?」
バンッ!机を思いっきりたたき、こちらに顔を近づいてきてるルシア。そんな彼女に動揺しないように、淡々と伝える。
「えぇ……ですが、一つ条件があります」
「な、なんですか!私に出来ることであればなんでも——」
「教えてください。貴方が……ほんとに救いたい子たちのことを」
「ッ!?そ、それは……」
さっきの勢いはどこにいったのか、顔を逸らして身体を固めてしまっている。
「言っておきますが、僕はそのことについては全て知っているつもりです。だから隠したって無駄です」
「……ですが……こんなこと……」
「ルシア様」
「……アクセル様」
「僕を……信じてください」
「………」
わざわざ、彼女の許可なしで強引に治しに行ってもいい、場所は知っているのだから。
でもそんなことをされて彼女は喜ぶのだろうか?勿論、喜ぶであろう。だがその後に起きる責任を、悲劇が襲い掛かり、守れるかどうかはまた別だ。
もしここで何も言わなければ……これ以上は何もしないつもりだ。彼女の意思を尊重する。でももし少しでもこちらに手を伸ばすのであれば……その手を俺は掴み返す。絶対に、救ってみせる。
そんな俺の意思が伝わったのか、ルシア様は少し沈黙させ……椅子から立ち上がり、部屋から出ていこうとする。
「……アクセル様。もし、もしもその言葉が嘘であれば……私は絶対に貴方を許しません」
「……約束します。たとえ何があろうとも、ルシア様のことを裏切るなんてするつもりはないと」
「…………分かり、ました。では……ついてきてください」
彼女はドアを開いて、こちらの方を向いて……まるでやっと目的の人物を見つけたかのように弱々しくも笑顔を浮かべていた。
「私の大切な子達を……どうかお救いください」
認識阻害により、彼らに俺たちの存在がバレることはないが、それでも感謝されることには変わらないので少し歯痒い気持ちだ。
そして太陽が完全に沈んだ頃には、全て周りきっており、今は少し人気の少ない教会の部屋に留まっている。
「お疲れ様でした、アクセル様。初日にもかかわらず、素晴らしい働きでした」
「ありがとうございますルシア様。そう思っていただいてとても嬉しいです」
ルシアから頂いた紅茶のカップを口につける。
「……アクセル様、お聞きしたいことがあるのですが……いいですか?」
「……なんでしょうか、ルシア様」
ルシアの顔が真剣な表情に変化する。おそらく……あのことだろうと予想して俺も身を構える。
「貴方は何故……神聖魔法を使うことが出来るのですか?」
「………やはり、そのことでしたか」
「神聖魔法とは本来、神に選ばれたものしか扱えない魔法です。それを何故貴方が?」
正直なことを言うと、これについては何も言えない。そもそもこの魔法は正確には神聖魔法ではなく、創造の力で俺が独自で作ったものだから彼女の言っていることは少し間違っている。
だから、何も言えないわけだが……。
「……そうですね……僕が、その神聖魔法を扱える家系だから、と言った方がいいでしょうか」
「家系?」
「ルシア様、ライファスという言葉を知っていますか?」
「ライファス……確かローレンス様とユニーレ様がその家系でしたね……」
彼女はそう言うと、フリーズするかのように身体を硬直させて……。
「……ま、待ってください……ライファス?ライファス………っ!?」
気づいたか。俺の予感が当たったのか、ルシアが驚愕を浮かべるようにこちらを凝視していた。
「ら、ライファスとは……あの聖王国の!?」
「えぇ、その認識であっていますよ。彼女たちはその生き残りです」
「っ!?……し、信じられません。まさか、そのようなことが……ですが、それとアクセル様がどのような関係が?」
「……ライファス家は本来、神聖魔法を扱える家系であります」
嘘だ。誤魔化すために考えた俺の戯言だ。
ただ……あの二人なら扱えそうな気がするが……。
「……す、少し待ってください。ライファス家が神聖魔法を扱える家系なのは理解しました……で、では貴方は……アクセル様は……ライファスの血が流れているのですか!?」
「……そういうことになりますね」
どうやら聖女様には騙せたようだ。ごめんなさいルシア様、でもこれしか納得させられる方法がなかったんです……。
「……まさかこの王都にライファス家の血を引くものがいるとは……それも、5人も……」
「……このことは出来るだけ内密に」
「分かっております。こんな情報、他に漏れれば大変なことになります……アクセル様にはたくさんのご恩がありますから、誰かに言いふらしたりはしないので、ご安心ください」
そう言ってくれると助かる。彼女の性格上、言うということはないと思っていたから話しだけど……心臓には悪い。
「……そうですか。だから扱えると……」
すると、いつも常に笑顔のルシアの顔が徐々に曇ってくる。
「……アクセル様。もう一つよろしいですか?」
「なんでしょうか?」
「……このようなことを貴方様に聞くのは変だと思いますが……正直に答えてください」
ルシアの顔が曇らせたままこちらに向けられる。そこにはまるで、何かに縛られているようでままならなかった。
「……聖女でありながら神聖魔法を扱えない私は……本当にこの国の聖女に相応しいのでしょうか?」
「っ……」
……まさか、彼女からその言葉が言われるとは思わず、俺は少し目を見開いてしまう。
「その反応……やはりそういうことですよね」
「い、いえ。少し驚いただけですよ」
そう言うも、弱々しく笑顔を作り、微笑み返すルシア。
ルシア・ラングレーには二つの秘密がある。
その一つとして聖女でありながら、聖女特有の神聖魔法が扱えないことにある。
原作でもこのような葛藤が彼女の心を徐々に蝕んでいき……それが、悲劇の引き金を引いてしまうのだ。
「そうですね……急にこのようなこと言われても理解が出来ませんことね」
「……何故それを僕に言おうと思ったのですか?」
「何故、でしょうね?私にも自分がした行動に理解が追いついていません……でも……」
すると、彼女は顔を下に向けて、自身が入れたであろう紅茶を眺めながら呟いた。
「……貴方には、言いたくなりました……こんな聖女もどきの私でも、貴方ならば人々の命を救いになったように……私のことも救ってくれるのではないかと」
「………」
……原作では、この発言を聞くのはもっと親交を深めてからだ。少なくともアレス……原作のアレスだったらまだこのことは告白なんてしてない。
ルシアのようなヒロイン達は例外なく、興味を持った人物、親交を深めた人物には好意を持たれやすいと思ってたが……。
「……ルシア様」
「……なんでしょうか?」
「………神聖魔法を扱える方法を、僕は知っています」
「っ!?ほ、ほんとうですか!?」
バンッ!机を思いっきりたたき、こちらに顔を近づいてきてるルシア。そんな彼女に動揺しないように、淡々と伝える。
「えぇ……ですが、一つ条件があります」
「な、なんですか!私に出来ることであればなんでも——」
「教えてください。貴方が……ほんとに救いたい子たちのことを」
「ッ!?そ、それは……」
さっきの勢いはどこにいったのか、顔を逸らして身体を固めてしまっている。
「言っておきますが、僕はそのことについては全て知っているつもりです。だから隠したって無駄です」
「……ですが……こんなこと……」
「ルシア様」
「……アクセル様」
「僕を……信じてください」
「………」
わざわざ、彼女の許可なしで強引に治しに行ってもいい、場所は知っているのだから。
でもそんなことをされて彼女は喜ぶのだろうか?勿論、喜ぶであろう。だがその後に起きる責任を、悲劇が襲い掛かり、守れるかどうかはまた別だ。
もしここで何も言わなければ……これ以上は何もしないつもりだ。彼女の意思を尊重する。でももし少しでもこちらに手を伸ばすのであれば……その手を俺は掴み返す。絶対に、救ってみせる。
そんな俺の意思が伝わったのか、ルシア様は少し沈黙させ……椅子から立ち上がり、部屋から出ていこうとする。
「……アクセル様。もし、もしもその言葉が嘘であれば……私は絶対に貴方を許しません」
「……約束します。たとえ何があろうとも、ルシア様のことを裏切るなんてするつもりはないと」
「…………分かり、ました。では……ついてきてください」
彼女はドアを開いて、こちらの方を向いて……まるでやっと目的の人物を見つけたかのように弱々しくも笑顔を浮かべていた。
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この物語はフィクションであり、実在する人物、団体等とは一切関係ないことをご承知おきください。
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※ カクヨム、小説家になろう、ハーメルンにも連載中
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