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第109話 ソフィアVSマリア③
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「武器の扱い方を教えて欲しい?」
「はい。お兄様も武器を扱われていたので、もしよろしければソフィアに教えて欲しいのです」
それは、武勇祭から二年前の出来事。ペレク家の問題が解決してしばらくして、ソフィアがアクセルに相談してきたのだ。
「でもどうして急にそんなことを?ソフィアには魔法っていうアドバンテージがあるじゃないか。武器なんて必要ないと思うんだが」
「……いえ、必要なんです。今のソフィアでは、お姉様にもジークさんにも……ローレンスさんにもユニーレさんにも勝てません」
自身の手を握り締めながら、ソフィアはそんなことを呟いた。
「ソフィアが目指すのはあくまでお兄様のお隣に立つ事です。ですがこのままでは、皆様には勝てません。だから、お兄様に力を貸して欲しいのです……だめ、ですか?」
ソフィアのその言葉を受けて、アクセルは少しだけ思考を走らせる。
(うーん……まさか、ソフィアがそんなことを考えてるなんてな……原作だと武器なんて使うことなんてなかったからな……ほんとに、変わったもんだな)
「……やっぱり、私では駄目なのですね」
「ん?えっ?」
「このようなお願い、ご迷惑でしたよね?きっと私が努力しても無駄なんですよね?優しいお兄様なら私にそんなことを口にしないと分かっています……ごめんなさいお兄様、先ほどの言葉は忘れて……」
「ち、違うソフィア!?迷惑なんて考えてない!?少し考えてただけだから!!」
「じ、じゃあ、引き受けてくれるのですか……?」
今にも泣きそうに目をうるうるとさせながら、妹の視線を受けてアクセルは答える。
「もちろん、ソフィアのお願いならお安いご用だ。ただ、今のままじゃ武器を使うための体力が足りない。まずは、基礎的な運動になるが……それでもいいか?」
「っ!!はい!それでも構いません!!ありがとうございますお兄様!!」
そうして、ソフィアとアクセルの鍛錬は始まったのだった。
◇
「……やはり、使ってきたか」
昔のことを思い出しながら、周りの歓声の中でアクセルは静かに呟いた。
「アクセル様。ソフィア様と鍛錬した時にも思ってましたが、あれは?」
「……氷嶺——凍絶。ソフィア専用の武器で……俺が直々に作ったものだ」
「そ、そのようなものが……」
「ソフィアの強みはその速度だ。本気になったあいつの魔法の発動時間や攻撃速度なら、おそらくユニーレやローレンスを超えてるはずだ」
「あの二人に?信じられません……いや、私も初めはソフィア様に翻弄されていました……ほんとに、強くなられたのですね……」
ジークはある種、ソフィアに母性を感じながら戦いを見守っているが、アクセルの顔は少し険しい。
(……ソフィア)
◇
「はぁああ!!!」
一瞬で自身の姉に近づいたところを、凍絶の連撃をお見舞いする。
マリアはその攻撃を防ぐために打ち返そうとするがそのあまりに鋭い突きの衝撃に手が痺れてしまう。
(なにこの衝撃!?打ち返そうとしたら、手が…!?)
力が自慢の一つであるマリアが思わず、愛剣を手放そうとしてしまう。それほどまでに、ソフィアの、凍絶の力は恐ろしいものであった。
凍絶は、アクセルが持ってるもの神威とは少し違い、ソフィアの身体に適した武器となっており、それを十二分に扱えるのは後にも先にもソフィアだけだ。
そして、神威同様に凍絶もまた、その恩恵は大きい。身体能力の向上は勿論、突きをするたびに氷の衝撃波ともいってもいいものを出すことが出来る。
そして、この武器の最大の利点は……。
(な、なに!?ソフィアの動きが急に早くなって…!)
マリアはなんとか反撃を繰り出そうとするが、先ほどよりもソフィアのスピードが早くなってるように感じてしまい、簡単に避けられてしまう。
「雪崩突き!」
そして、そのままソフィアの乱撃に飲み込まれてしまい、マリアは吹き飛ばされてしまう。
(……そういう、ことね。ソフィアが早くなったんじゃない……私が、遅くなったのね)
自身の動きの鈍さを直に感じ、マリアはそう結論づける。
これが凍絶の強み、相手の速度をダメージを与えるたびに遅らせることだ。加えて、そのデバフに上限はない。
ソフィアの攻撃速度と相まって、その強さも性能も光輝き、まさにソフィアだけの武器と言えるだろう。
「ッ!?」
マリアは瞬時に持てる力を振りしばし、その場に離れる。瞬間、遠くからソフィアの魔法が発射されるのが目に見えた。
(見えなかった…!あの子、相当力隠してたのね……)
マリアは理解をすると、彼女の周りを駆け回る。ソフィアはそれを追い打ちするようにマリアの直に狙いを定めたり、進行方向に当てたり、凍絶による衝撃波を当てようとする。
彼女はそれを長年、死に戻りにより培ってきた経験でそれを回避しまくる。だが、それもギリギリで、時々擦り傷も出来たりしていた。
「……魔法付与・雷撃!」
そして、なんとか自分のスピードを取り戻すために、自分自身に雷魔法を付与し、マリアの姿が突如、稲妻に変化。
流石のソフィアもこれには予想外になり、彼女を見失う。
「お返しよ、ソフィア!」
いつの間にか自身の懐に入り込んできたマリアに不意を突かれてしまい、バランスを崩してしまう。
「昇り雷獣!」
そして、そのままマリアの剣が雷獣に変化し、ソフィアに襲い掛かる。
「泠豹!」
だが、ソフィアも負けてはいられない。氷の豹がマリアに襲いかかる。
二体の獣がぶつかりありあい、力が拮抗した。
そして、お互いの技により二人は後ろに吹き飛び、コロシアムの壁に衝突した。
「はぁ……はぁ……」
「はぁ……はぁ……くっ…!」
お互い限界に近い中、ソフィアの身体のバランスが崩れ始める。
「やっぱ、その武器にも欠点は、あるようね……いや、まだソフィアの強さが…追いついてないって、言うべき、かしらね?」
マリアはその様子を見て、そう判断する。今のソフィアでも、完璧に凍絶を扱いきれてはおらず、その結果、彼女の体力は劇的に消耗していた。
「えぇ……まだ、私には、これを、扱い、きれません……だから……お姉様……これで、決着にしましょう」
「……そうね。私も……もう体力が残ってないわ……その提案、受けて立つわ」
瞬間、二人の覇気やオーラがこの戦いで一番激しいものとなる。
ソフィアは凍絶に力を集中させ、マリアもまた自身の剣に力を籠める。
先ほどよりも静寂な空間なはずなのに、それが余計に観客達の、そして二人の緊迫感を上げた。
「……いけ」
誰かが……いや、そんなこと考えなくたって分かってる。
二人はその聞き覚えのある声を耳に入れた瞬間、音を捨てて舞台上から姿を消した。
「次元・一閃!!!」
「凍獄・氷影円華月!!!」
誰かが瞬きした時には二人は今にもくっついてもおかしくないほどに接近しており、白く輝いた剣と薄い水色に輝いたレイピアが激突する。
「「はぁあああああ!!!!」」
そして、彼女たちの攻撃がぶつかり合った瞬間、会場はありえないほどの爆発を引き起こした。
(……念の為やっておくか)
会場にいたアクセルは観客の被害が及ばないように、舞台を空間結界で囲い込んだ。
だが、今さっき張ったはずの彼の結界には少しヒビが生じており、それを見たアクセルは……口を緩めた。
(……強くなったな)
アクセルがそんなことを考えてる間に、煙は晴れ、持っている剣は折れているが、一人の人物が立っているのが目に見えた。
そして、それはこの戦いの決着を意味するものであった。
『そこまで!勝者———マリア選手!!!』
「はい。お兄様も武器を扱われていたので、もしよろしければソフィアに教えて欲しいのです」
それは、武勇祭から二年前の出来事。ペレク家の問題が解決してしばらくして、ソフィアがアクセルに相談してきたのだ。
「でもどうして急にそんなことを?ソフィアには魔法っていうアドバンテージがあるじゃないか。武器なんて必要ないと思うんだが」
「……いえ、必要なんです。今のソフィアでは、お姉様にもジークさんにも……ローレンスさんにもユニーレさんにも勝てません」
自身の手を握り締めながら、ソフィアはそんなことを呟いた。
「ソフィアが目指すのはあくまでお兄様のお隣に立つ事です。ですがこのままでは、皆様には勝てません。だから、お兄様に力を貸して欲しいのです……だめ、ですか?」
ソフィアのその言葉を受けて、アクセルは少しだけ思考を走らせる。
(うーん……まさか、ソフィアがそんなことを考えてるなんてな……原作だと武器なんて使うことなんてなかったからな……ほんとに、変わったもんだな)
「……やっぱり、私では駄目なのですね」
「ん?えっ?」
「このようなお願い、ご迷惑でしたよね?きっと私が努力しても無駄なんですよね?優しいお兄様なら私にそんなことを口にしないと分かっています……ごめんなさいお兄様、先ほどの言葉は忘れて……」
「ち、違うソフィア!?迷惑なんて考えてない!?少し考えてただけだから!!」
「じ、じゃあ、引き受けてくれるのですか……?」
今にも泣きそうに目をうるうるとさせながら、妹の視線を受けてアクセルは答える。
「もちろん、ソフィアのお願いならお安いご用だ。ただ、今のままじゃ武器を使うための体力が足りない。まずは、基礎的な運動になるが……それでもいいか?」
「っ!!はい!それでも構いません!!ありがとうございますお兄様!!」
そうして、ソフィアとアクセルの鍛錬は始まったのだった。
◇
「……やはり、使ってきたか」
昔のことを思い出しながら、周りの歓声の中でアクセルは静かに呟いた。
「アクセル様。ソフィア様と鍛錬した時にも思ってましたが、あれは?」
「……氷嶺——凍絶。ソフィア専用の武器で……俺が直々に作ったものだ」
「そ、そのようなものが……」
「ソフィアの強みはその速度だ。本気になったあいつの魔法の発動時間や攻撃速度なら、おそらくユニーレやローレンスを超えてるはずだ」
「あの二人に?信じられません……いや、私も初めはソフィア様に翻弄されていました……ほんとに、強くなられたのですね……」
ジークはある種、ソフィアに母性を感じながら戦いを見守っているが、アクセルの顔は少し険しい。
(……ソフィア)
◇
「はぁああ!!!」
一瞬で自身の姉に近づいたところを、凍絶の連撃をお見舞いする。
マリアはその攻撃を防ぐために打ち返そうとするがそのあまりに鋭い突きの衝撃に手が痺れてしまう。
(なにこの衝撃!?打ち返そうとしたら、手が…!?)
力が自慢の一つであるマリアが思わず、愛剣を手放そうとしてしまう。それほどまでに、ソフィアの、凍絶の力は恐ろしいものであった。
凍絶は、アクセルが持ってるもの神威とは少し違い、ソフィアの身体に適した武器となっており、それを十二分に扱えるのは後にも先にもソフィアだけだ。
そして、神威同様に凍絶もまた、その恩恵は大きい。身体能力の向上は勿論、突きをするたびに氷の衝撃波ともいってもいいものを出すことが出来る。
そして、この武器の最大の利点は……。
(な、なに!?ソフィアの動きが急に早くなって…!)
マリアはなんとか反撃を繰り出そうとするが、先ほどよりもソフィアのスピードが早くなってるように感じてしまい、簡単に避けられてしまう。
「雪崩突き!」
そして、そのままソフィアの乱撃に飲み込まれてしまい、マリアは吹き飛ばされてしまう。
(……そういう、ことね。ソフィアが早くなったんじゃない……私が、遅くなったのね)
自身の動きの鈍さを直に感じ、マリアはそう結論づける。
これが凍絶の強み、相手の速度をダメージを与えるたびに遅らせることだ。加えて、そのデバフに上限はない。
ソフィアの攻撃速度と相まって、その強さも性能も光輝き、まさにソフィアだけの武器と言えるだろう。
「ッ!?」
マリアは瞬時に持てる力を振りしばし、その場に離れる。瞬間、遠くからソフィアの魔法が発射されるのが目に見えた。
(見えなかった…!あの子、相当力隠してたのね……)
マリアは理解をすると、彼女の周りを駆け回る。ソフィアはそれを追い打ちするようにマリアの直に狙いを定めたり、進行方向に当てたり、凍絶による衝撃波を当てようとする。
彼女はそれを長年、死に戻りにより培ってきた経験でそれを回避しまくる。だが、それもギリギリで、時々擦り傷も出来たりしていた。
「……魔法付与・雷撃!」
そして、なんとか自分のスピードを取り戻すために、自分自身に雷魔法を付与し、マリアの姿が突如、稲妻に変化。
流石のソフィアもこれには予想外になり、彼女を見失う。
「お返しよ、ソフィア!」
いつの間にか自身の懐に入り込んできたマリアに不意を突かれてしまい、バランスを崩してしまう。
「昇り雷獣!」
そして、そのままマリアの剣が雷獣に変化し、ソフィアに襲い掛かる。
「泠豹!」
だが、ソフィアも負けてはいられない。氷の豹がマリアに襲いかかる。
二体の獣がぶつかりありあい、力が拮抗した。
そして、お互いの技により二人は後ろに吹き飛び、コロシアムの壁に衝突した。
「はぁ……はぁ……」
「はぁ……はぁ……くっ…!」
お互い限界に近い中、ソフィアの身体のバランスが崩れ始める。
「やっぱ、その武器にも欠点は、あるようね……いや、まだソフィアの強さが…追いついてないって、言うべき、かしらね?」
マリアはその様子を見て、そう判断する。今のソフィアでも、完璧に凍絶を扱いきれてはおらず、その結果、彼女の体力は劇的に消耗していた。
「えぇ……まだ、私には、これを、扱い、きれません……だから……お姉様……これで、決着にしましょう」
「……そうね。私も……もう体力が残ってないわ……その提案、受けて立つわ」
瞬間、二人の覇気やオーラがこの戦いで一番激しいものとなる。
ソフィアは凍絶に力を集中させ、マリアもまた自身の剣に力を籠める。
先ほどよりも静寂な空間なはずなのに、それが余計に観客達の、そして二人の緊迫感を上げた。
「……いけ」
誰かが……いや、そんなこと考えなくたって分かってる。
二人はその聞き覚えのある声を耳に入れた瞬間、音を捨てて舞台上から姿を消した。
「次元・一閃!!!」
「凍獄・氷影円華月!!!」
誰かが瞬きした時には二人は今にもくっついてもおかしくないほどに接近しており、白く輝いた剣と薄い水色に輝いたレイピアが激突する。
「「はぁあああああ!!!!」」
そして、彼女たちの攻撃がぶつかり合った瞬間、会場はありえないほどの爆発を引き起こした。
(……念の為やっておくか)
会場にいたアクセルは観客の被害が及ばないように、舞台を空間結界で囲い込んだ。
だが、今さっき張ったはずの彼の結界には少しヒビが生じており、それを見たアクセルは……口を緩めた。
(……強くなったな)
アクセルがそんなことを考えてる間に、煙は晴れ、持っている剣は折れているが、一人の人物が立っているのが目に見えた。
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