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第102話 信念のぶつかり合い
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決勝戦ということもあり、まだ廊下なのに観客の声がここまで鮮明に聞こえてきた。
流石は武勇祭ということだ。
(……そういえば、あの時は冷静じゃなかったが、グレゴリス倒したんだったな……なら、警戒するべきなのは……観客席にいるバシリス教団だけか)
ただここら辺はあまり心配はしていない。何せローレンスが見張ってくれてるはずだ。なら俺は……この大会でアレスから優勝をもぎ取る。
『さぁ!武勇祭、剣の部門もいよいよ決勝戦まで迫ってきたぞ!!今回は異例中の異例!なんと、決勝戦で戦うのは王立学園エルトライトの学生だ!!』
……そこまで盛り上がってるのか?ていうか、観客の熱がここまで伝わってくる……何かの魔法か?
『では、アレス選手!アクセル選手!ご入場してください!!』
さっきよりも更に熱が上がった観客の声の嵐の中を潜り抜けながら、コロシアムの舞台へと上がった……正直、とてもうるさい。
前を見ると、アレスがこれまた顔を歪ませており、そこには主人公という面影がまるで見えなかった。
「やっぱり、決勝戦で戦うのはきみとだったんだね。アクセルさん」
「……えぇ、どうやらそのようですよ。アレスさん」
この語り合いだけ見ればとても普通の会話と言えるだろう。しかし、そこには微かに火花のようなものが飛んでるように見える。
「ごめんねアクセル君。でも、今回は勝ちたいんだ。だからね……早速本気で行かせてもらうよ」
瞬間、アレスの目それぞれ青色と黄色に変化する。それだけしか変わってないはずなのに、オーラがとてつもなく鋭いものになったのが分かった。
「………」
俺は特に何もせず、アレスに向けて………剣を取り出す。
「いけアレス!!やっつけちまえ!!」
「アクセル!!さっきみたいに瞬殺しろ!!」
観客席から声援の数々が聞こえてきた。少しだけ目を周りを見ると……そこには、ピンク色の髪の特徴的なポニーテールをしている女の姿も見える。
それだけ確認して再び、アレスの方を向いた。
『それでは、試合開始っ!!』
「いくよっ!アクセルさんっ!!」
アレスが上空に飛翔して、空気を蹴って音速ともいえるスピードでこちらに迫ってくる。
先手必勝か。俺は奴の攻撃を避けるべく、後ろに下がった。
ドォオオンっ!という轟音がした。よく見えると、あの衝撃によりクレーターが出来たようだ。
すると、アレスがいつの間にかこちらにその剣を突き刺してくる。俺も奴の剣をぶつけるように振り下ろす。
カキンッ!
これだけでも鋭い剣筋だと分かった。どうやら武勇祭まで死ぬ気で努力したらしい。流石は主人公だ。
アレスはそのまま俺に猛攻を仕掛けた。常人には見えないと言ってもいいラッシュをなんなく防いだ。
「ッ!」
まるで本能が危機を察知したように、アレスは後ろへと下がる。だが、遅い。
「ソード・スラッシュ!」
赤い光を纏った剣で渾身の一撃をお見舞いする。アレスはこれを剣の腹で防いだようだが、苦しそうに息が漏れるのが分かった。
今度はこちらから仕掛ける。
反撃とでも言うように、隙を与えずに奴に切り刻んでいく。アレスもなんとか防いでるようだが、徐々に傷が増えていくのが分かった。
「ふんっ!」
奴の腹に一発渾身のパンチをお見舞いする。だが、奴はこれを再び空を飛んで回避した。
俺も奴を追うように、地面を蹴って飛翔した。
「「ッ!!」」
そして、いつかのロデリーナと同じような空中戦が繰り出された。
しかし、その激しさはこの武勇祭一と言っても良いような激戦だ。
空を蹴って勢いをつけたり、複数の斬撃が飛んできたのを真っ二つに斬ったり、時には真正面からぶつかり合うように剣と剣が交じり合ったりした。
そして、その攻防がしばらく続いて、お互いの剣先を相手にぶつけた。
「……気にいらないね」
少しだけ顔を顰めたアレスが俺の剣先をぶつけたまま薙ぎ払い後方に飛ばし、俺はなんなく着地する。
「……どうして、本気でやらないの?」
「僕は本気でやっていますよ」
「嘘をつかないでほしいなぁ」
嘘は言っていない。そもそも俺は優勝を取りに行く勢いでやってるのに困ってしまう。
「だったらさぁ……なんで、剣で戦ってるの?」
「?元々ここは剣で戦う所ではないのですか?」
「そういうことを言ってるんじゃないよ……なんで、君は刀で戦ってないんだい?僕を煽ってるつもり?」
……あぁ、そういうことか。確かに、さっきまでなら俺も刀で戦っていただろう……ただ、今の俺は……。
「これは、ラーナさんの想いも詰まってるんです。だから、貴方とは剣で戦ってるんです」
「想い、ねぇ……それは最高だと思うよ、うん。でもさぁ、元々君には必要ないものだよね?アクセルというキャラにそんなものは必要ない」
……どうやら彼にしてみれば苛つく案件のようだ。舐められていると感じてるのだろうか?
「では、貴方は何が必要だと考えてるのですか?アクセルを……いや、貴方が知っている人々を」
そんな疑問をぶつけると、彼は待ってましたと言わんばかり語り出した。
「やっぱさ、人生には壁が必要と思わない?それと同じだよ。彼ら彼女らには高い高い壁というなの、苦しみや痛みという悲劇が必要なんだよ。それを乗り越えてこそ、その人物は完成されるんだ!!……アクセルに必要なのは、絶対的な意思というなの憎しみだよ」
「……じゃあアレスさんはこう答えるのですか?悲劇こそが、みんなを強くさせると」
「うんうん!まさにその通りだよ!だってそうでしょう?壁を乗り超えなければ成長しない、弱いままだ……僕はみんなの無様な姿なんて、見たくないんだ」
「……そうですか」
……強くなるためならみんなは傷ついてもいいというのか?
今も助けてと叫んでいる彼女らに更に重くて苦しい物を背負わせるというのか?
こいつの言ってることは正しいのかもしれない。壁を乗り越えなければ強くはなれない……それはわかる。だが……。
その結果が……あの小説の結末だろ?
確かに強くはなったかもしれない。だが、誰も幸せになってないし、心の底から笑えてないように見えた……そしてみんな、残酷な世界で虚しく生きていった。
……そんなもの、許されるものか。
「逆にさアクセルさん。きみは何を目指してるの?分かるでしょう、アクセルさんならさ。この世界は……残酷だってことを」
「………だからこそ、救わないといけないだろ」
「お前だって知ってるんだろ?みんなの結末を。俺は……あんな未来は望まない」
その言葉と共に思い出されるたくさんの人物が俺の頭の中に入ってくる。
既に心の底で笑顔になっている人物、まだ救われていない人物、もう手遅れなのかもしれない人物………そんな人たちが……幸せになって欲しい。
そのためなら俺は……。
「俺が望むのは、この虚しい世界で少しでも幸せに笑っていられる未来だ。そのためなら……悪魔に魂を売ろうが、卑怯な手を使おうが構わない。なんだってしてやる……それで自分が犠牲になろうとな」
俺がそう答えると、アレスは呆気に取られてこちらを見て……瞬間、くふっという不気味な雰囲気と共に笑い声が響き渡った。
「あっははははははは!!!……あぁ、そうだよ…そうだよアクセル!!きみにはその絶対的な意思があるからいいんだ!!何もかもをぐちゃぐちゃにして破壊を望む虚無……原作の思想とは全く違うはずなのに……なんでだろう、この胸の高まりは……!止まらないよ……きみを見ていると止まらないよアクセル!!!」
再びその不気味な笑い声が会場を包んでおり、それを聞いていた観客は全員唖然とした様子で彼を見ていた。
「……ははっいいよアクセル。きみのその馬鹿げた意思。僕が粉々に壊してやるよ!!」
「……やれるものならやってみろ。この原作厨が」
お互い、固い信念があるのだろう。きっと交わることがない、ぶつかり合うまで止まらない……それでも、こいつと戦う。
そうしてお互い剣を構え出して、今にもぶつかろうとした瞬間……急に身体がとてつもない重りを背負ったような感覚に陥った。
(……来たか)
………バシリス教団。
流石は武勇祭ということだ。
(……そういえば、あの時は冷静じゃなかったが、グレゴリス倒したんだったな……なら、警戒するべきなのは……観客席にいるバシリス教団だけか)
ただここら辺はあまり心配はしていない。何せローレンスが見張ってくれてるはずだ。なら俺は……この大会でアレスから優勝をもぎ取る。
『さぁ!武勇祭、剣の部門もいよいよ決勝戦まで迫ってきたぞ!!今回は異例中の異例!なんと、決勝戦で戦うのは王立学園エルトライトの学生だ!!』
……そこまで盛り上がってるのか?ていうか、観客の熱がここまで伝わってくる……何かの魔法か?
『では、アレス選手!アクセル選手!ご入場してください!!』
さっきよりも更に熱が上がった観客の声の嵐の中を潜り抜けながら、コロシアムの舞台へと上がった……正直、とてもうるさい。
前を見ると、アレスがこれまた顔を歪ませており、そこには主人公という面影がまるで見えなかった。
「やっぱり、決勝戦で戦うのはきみとだったんだね。アクセルさん」
「……えぇ、どうやらそのようですよ。アレスさん」
この語り合いだけ見ればとても普通の会話と言えるだろう。しかし、そこには微かに火花のようなものが飛んでるように見える。
「ごめんねアクセル君。でも、今回は勝ちたいんだ。だからね……早速本気で行かせてもらうよ」
瞬間、アレスの目それぞれ青色と黄色に変化する。それだけしか変わってないはずなのに、オーラがとてつもなく鋭いものになったのが分かった。
「………」
俺は特に何もせず、アレスに向けて………剣を取り出す。
「いけアレス!!やっつけちまえ!!」
「アクセル!!さっきみたいに瞬殺しろ!!」
観客席から声援の数々が聞こえてきた。少しだけ目を周りを見ると……そこには、ピンク色の髪の特徴的なポニーテールをしている女の姿も見える。
それだけ確認して再び、アレスの方を向いた。
『それでは、試合開始っ!!』
「いくよっ!アクセルさんっ!!」
アレスが上空に飛翔して、空気を蹴って音速ともいえるスピードでこちらに迫ってくる。
先手必勝か。俺は奴の攻撃を避けるべく、後ろに下がった。
ドォオオンっ!という轟音がした。よく見えると、あの衝撃によりクレーターが出来たようだ。
すると、アレスがいつの間にかこちらにその剣を突き刺してくる。俺も奴の剣をぶつけるように振り下ろす。
カキンッ!
これだけでも鋭い剣筋だと分かった。どうやら武勇祭まで死ぬ気で努力したらしい。流石は主人公だ。
アレスはそのまま俺に猛攻を仕掛けた。常人には見えないと言ってもいいラッシュをなんなく防いだ。
「ッ!」
まるで本能が危機を察知したように、アレスは後ろへと下がる。だが、遅い。
「ソード・スラッシュ!」
赤い光を纏った剣で渾身の一撃をお見舞いする。アレスはこれを剣の腹で防いだようだが、苦しそうに息が漏れるのが分かった。
今度はこちらから仕掛ける。
反撃とでも言うように、隙を与えずに奴に切り刻んでいく。アレスもなんとか防いでるようだが、徐々に傷が増えていくのが分かった。
「ふんっ!」
奴の腹に一発渾身のパンチをお見舞いする。だが、奴はこれを再び空を飛んで回避した。
俺も奴を追うように、地面を蹴って飛翔した。
「「ッ!!」」
そして、いつかのロデリーナと同じような空中戦が繰り出された。
しかし、その激しさはこの武勇祭一と言っても良いような激戦だ。
空を蹴って勢いをつけたり、複数の斬撃が飛んできたのを真っ二つに斬ったり、時には真正面からぶつかり合うように剣と剣が交じり合ったりした。
そして、その攻防がしばらく続いて、お互いの剣先を相手にぶつけた。
「……気にいらないね」
少しだけ顔を顰めたアレスが俺の剣先をぶつけたまま薙ぎ払い後方に飛ばし、俺はなんなく着地する。
「……どうして、本気でやらないの?」
「僕は本気でやっていますよ」
「嘘をつかないでほしいなぁ」
嘘は言っていない。そもそも俺は優勝を取りに行く勢いでやってるのに困ってしまう。
「だったらさぁ……なんで、剣で戦ってるの?」
「?元々ここは剣で戦う所ではないのですか?」
「そういうことを言ってるんじゃないよ……なんで、君は刀で戦ってないんだい?僕を煽ってるつもり?」
……あぁ、そういうことか。確かに、さっきまでなら俺も刀で戦っていただろう……ただ、今の俺は……。
「これは、ラーナさんの想いも詰まってるんです。だから、貴方とは剣で戦ってるんです」
「想い、ねぇ……それは最高だと思うよ、うん。でもさぁ、元々君には必要ないものだよね?アクセルというキャラにそんなものは必要ない」
……どうやら彼にしてみれば苛つく案件のようだ。舐められていると感じてるのだろうか?
「では、貴方は何が必要だと考えてるのですか?アクセルを……いや、貴方が知っている人々を」
そんな疑問をぶつけると、彼は待ってましたと言わんばかり語り出した。
「やっぱさ、人生には壁が必要と思わない?それと同じだよ。彼ら彼女らには高い高い壁というなの、苦しみや痛みという悲劇が必要なんだよ。それを乗り越えてこそ、その人物は完成されるんだ!!……アクセルに必要なのは、絶対的な意思というなの憎しみだよ」
「……じゃあアレスさんはこう答えるのですか?悲劇こそが、みんなを強くさせると」
「うんうん!まさにその通りだよ!だってそうでしょう?壁を乗り超えなければ成長しない、弱いままだ……僕はみんなの無様な姿なんて、見たくないんだ」
「……そうですか」
……強くなるためならみんなは傷ついてもいいというのか?
今も助けてと叫んでいる彼女らに更に重くて苦しい物を背負わせるというのか?
こいつの言ってることは正しいのかもしれない。壁を乗り越えなければ強くはなれない……それはわかる。だが……。
その結果が……あの小説の結末だろ?
確かに強くはなったかもしれない。だが、誰も幸せになってないし、心の底から笑えてないように見えた……そしてみんな、残酷な世界で虚しく生きていった。
……そんなもの、許されるものか。
「逆にさアクセルさん。きみは何を目指してるの?分かるでしょう、アクセルさんならさ。この世界は……残酷だってことを」
「………だからこそ、救わないといけないだろ」
「お前だって知ってるんだろ?みんなの結末を。俺は……あんな未来は望まない」
その言葉と共に思い出されるたくさんの人物が俺の頭の中に入ってくる。
既に心の底で笑顔になっている人物、まだ救われていない人物、もう手遅れなのかもしれない人物………そんな人たちが……幸せになって欲しい。
そのためなら俺は……。
「俺が望むのは、この虚しい世界で少しでも幸せに笑っていられる未来だ。そのためなら……悪魔に魂を売ろうが、卑怯な手を使おうが構わない。なんだってしてやる……それで自分が犠牲になろうとな」
俺がそう答えると、アレスは呆気に取られてこちらを見て……瞬間、くふっという不気味な雰囲気と共に笑い声が響き渡った。
「あっははははははは!!!……あぁ、そうだよ…そうだよアクセル!!きみにはその絶対的な意思があるからいいんだ!!何もかもをぐちゃぐちゃにして破壊を望む虚無……原作の思想とは全く違うはずなのに……なんでだろう、この胸の高まりは……!止まらないよ……きみを見ていると止まらないよアクセル!!!」
再びその不気味な笑い声が会場を包んでおり、それを聞いていた観客は全員唖然とした様子で彼を見ていた。
「……ははっいいよアクセル。きみのその馬鹿げた意思。僕が粉々に壊してやるよ!!」
「……やれるものならやってみろ。この原作厨が」
お互い、固い信念があるのだろう。きっと交わることがない、ぶつかり合うまで止まらない……それでも、こいつと戦う。
そうしてお互い剣を構え出して、今にもぶつかろうとした瞬間……急に身体がとてつもない重りを背負ったような感覚に陥った。
(……来たか)
………バシリス教団。
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