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第101話 俺を、見ててくれ
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観客は先ほどの試合の光景に唖然とするしかなかった。
それそのはずだ、最近王都ラスティアに現れたギルド所属の凄腕冒険者かつバシリス教団の中でも屈指の実力を持っているグレゴリス。
その彼を一瞬にして倒して見せた男が存在したのだから。しかもそれが学生であれば、以ての外だろう。
「な、なんだったんだ……おい、見えたか?」
「……え?あ、あぁ……あの子供が倒したんだろ?あのグレゴリスを」
「じゃああの噂は嘘だったのか?あの学生に手も足も出ないで倒されてるし」
「バカ言え!俺は実際に見たぞ!!あいつがAランクの魔物を倒した姿、見間違えるはずがない!!」
「じ、じゃあ……あの、アクセルって子供は一体……?」
観客がざわざわと騒ぎ出した。最早先ほどのラーナとアレスの戦いに余韻に浸る人などここにはいなかった。
それは、観客席にいたバシリス教団も同様であった。
「どういうことだ……!グレゴリスが一瞬でやられたぞ!」
「そ、そんなはずない!!奴は我々の中でも腕が立つのだぞ!!その彼をやれる奴など……」
「上からはアレスという赤髪の男だけに注目すればいいと言われたが……まさか、本当のイレギュラーがいようとは…!」
彼らの神の加護というなの呪いをアレスにかけ、グレゴリスが倒し回収する。
それがアクセルの介入により彼らの作戦は破綻されてしまったのだ。
焦らないはずがない。それほど今の彼らにとっては予想外な出来事であったのだから。
「……すぐにあの白黒の髪の男について調べろ。急げ」
「うっ……分かった」
渋々承諾した様子のまま、その場から消える数人のメンバー。
(……奴が何をしようと構わん。我らが成すべきことは全ては神のため)
バシリス教団の一人はそう思考を働かせて再びコロシアムへと目に向ける。
その様子を上空で見守っていた人物がいる。
「……うむ。数人消えたか……まぁ、アクセルならば大丈夫であろう」
特に何も支障はない、そう考えたローレンスであったが、念の為コロシアムの中にいるアクセルに認証阻害インビジブルをかけた。
「念には念を、だな。しかし……あそこまでアクセルが荒れていたのは初めてみるな」
あくまでも冷静かつ客観的にローレンスは感想を呟いた。
そうでもしないと、今自身が隠している思いが溢れそうになってしまいそうだったからだ。
「ナーシャの様子を見る限り他は特に怪しい人物はいないらしい。となると……さっきの場所に集まってるってことで良いな」
しばらく思考を働かせたローレンスは自身のやるべきことを全うするために、再びコロシアムに目を向けたのだった。
◇
準決勝を終えた後、決勝までは少しだけ時間があるということで俺は選手の待機場であるコロシアムの中である人物を探していた。
出来れば、すぐにでも見つけたいのだが……数分回ったが、中々見当たらない。やはり、相当ショックだったのか、人目のないところにいるようだ。
そんな風に考えてると……どうやらここにいたみたいだ。
「ラーナさん」
「……貴方だったのね……試合は終わったの?」
「えぇ。無事に突破しました」
「そう……おめでとう」
その言葉を吐いた割には表情は良いものとは思えない。寧ろ、悪いものと言っていいだろう。
「……私、一人になりたいっていったはずだけど?」
「放っておけるわけないじゃないですか。今の貴方を見て」
「……強者の情け、というところかしら?そんなの私には不要よ」
「そういうわけではありませんよ。心配で来ただけです」
「それが情けって言ってるのよ。分からないの?」
いつもよりも棘のある彼女の言葉。それでも、今の彼女から離れる訳にはいかないので、隣に座る。
「……ねぇ、一つ聞いていい?」
「なんでしょうか?」
「………私とあいつの試合……どうだった?」
………ここで嘘を言うのは……彼女の為ではないな。
「実力は前と比べて格段に上がっていました。優勝候補と言っても可笑しくないほどに」
「………それで?」
「ただ、油断しているように見えました。おそらく無意識にです。全力で戦えば、勝てた試合だと思います」
「やっぱり……そうなのね」
するとラーナは力なく笑いながら、こちらを見て話す。
「……私、前の自分よりも強くなったんだって調子に乗ってたわ……相手のこと、散々煽ったくせにね」
「…………そのせいで、負けちゃったのね……私のせいで……おじいちゃんが……死んじゃう」
ポロポロと瞳から溢れ出る涙。表情は笑っているはずなのに、それがとても痛々しかった。
「……なんで、かしらね……どうしていつも私は肝心な時に失敗するのよ……」
それは、俺に向けられたものではない……彼女自身に向けられた言葉だ。
「無能だって、恥晒しだって言われた私だから駄目なのかしら……そもそも間違ってたのかな。こんな私が……変わろうとするなんて……」
「………」
彼女は今、胸がはち切れてもおかしくないほど苦しんでいる。それは誰でも側から見たら分かってしまう。
ここでもし、彼女のおじいさんを救ったって本当の意味でラーナを救うことにはならない。だからっていい加減なことを言うのは駄目だ。
魔法も、才能もない。そんな彼女のことを励まそうだなんて……俺には無理だ。
…………でも、だからってここで見過ごせるわけないだろ。
そもそもなぜ彼女が苦しまなければならない?どうして誰かのために頑張っている彼女だけがここまで背負わなければならない?
ずっと、ずっとそうだった。
この世界は不条理だ。そしてとても虚しい。
どんなに優しくなったって、どんなに誰かのために頑張ったって、どんなに強くなったって……この世界で待ってるのは、絶望だけ。
ソフィアやマリア、ローレンスにユニーレ、ジーク、ナーシャだって、俺が何か一つでも間違えは、その先は破滅しかない。
……こいつも、ラーナも今、進んでいるんだ……誰も見たことがない破滅の未来に。
本来、唯一の救いであったアレスがその信仰とも言える狂気じみた行動により、彼女は原作の時以上に苦しんでいるんだ。
………そんな時に、誰が手を差し伸べるんだよ。
あぁそうだ。俺は……そんな苦しんでいる奴らを救うためにこの世界に来たんだ。
「………俺は、知ってるぞ」
そう言葉を発すると、彼女は涙を溢しながらこちらを見ている。
「お前が、一人でずっと頑張ってることを。どんなに罵倒されても折れないその心の強さを。才能がなくても憧れの人と並ぶためにひたむきに努力するその強さを……俺は、知っている」
「……それがなによ?そんなの誰にでもあるものじゃない……」
「……俺は、お前が羨ましい」
「………えっ?」
「俺には、才能があった。だから魔法も、剣術も、あらゆる技術も取り込むことが出来た。でも……それでも、お前に勝てないものがある」
顔を前から彼女のいる方向へと変える。
「……その不屈とも言える心の強さ。そして……お前が今まで積み上げてきた努力の剣だ」
「………そ、そんなの貴方やおじいちゃんと比べたら……大したこと「そんなことない」…っ」
「どんなに苦しくても、お前は逃げなかった。ここまで頑張ってきた。それだけじゃない。プライドという物を曲げてでも、俺に頼み、強くなろうとした。そして、お前はその完璧には程遠い努力の証とも言える剣一つで上り詰めて見せた」
「ここで負けたことは恥なんかじゃない。それは誇りだ。胸を張れ、俺が保証する。その剣は……お前の強さの証だ」
「ッ!!」
「だから、ここで誓う。俺こと、アクセル・アンドレ・レステンクールは……ラーナ・リンネル・メルトリアに勝利を捧げると」
……彼女のことを救うことが烏滸がましいのは分かっている。
ただ、許して欲しい……俺はラーナには幸せになって欲しいんだ。
誰も聞いてないであろう言葉を心の中で呟き、コロシアムの舞台へと足を踏み入れる。
「ラーナ。俺を、見ていてくれ」
「………あ…………アクセル……」
——最後に、瞳に光を取り戻した彼女と語り合ってから。
それそのはずだ、最近王都ラスティアに現れたギルド所属の凄腕冒険者かつバシリス教団の中でも屈指の実力を持っているグレゴリス。
その彼を一瞬にして倒して見せた男が存在したのだから。しかもそれが学生であれば、以ての外だろう。
「な、なんだったんだ……おい、見えたか?」
「……え?あ、あぁ……あの子供が倒したんだろ?あのグレゴリスを」
「じゃああの噂は嘘だったのか?あの学生に手も足も出ないで倒されてるし」
「バカ言え!俺は実際に見たぞ!!あいつがAランクの魔物を倒した姿、見間違えるはずがない!!」
「じ、じゃあ……あの、アクセルって子供は一体……?」
観客がざわざわと騒ぎ出した。最早先ほどのラーナとアレスの戦いに余韻に浸る人などここにはいなかった。
それは、観客席にいたバシリス教団も同様であった。
「どういうことだ……!グレゴリスが一瞬でやられたぞ!」
「そ、そんなはずない!!奴は我々の中でも腕が立つのだぞ!!その彼をやれる奴など……」
「上からはアレスという赤髪の男だけに注目すればいいと言われたが……まさか、本当のイレギュラーがいようとは…!」
彼らの神の加護というなの呪いをアレスにかけ、グレゴリスが倒し回収する。
それがアクセルの介入により彼らの作戦は破綻されてしまったのだ。
焦らないはずがない。それほど今の彼らにとっては予想外な出来事であったのだから。
「……すぐにあの白黒の髪の男について調べろ。急げ」
「うっ……分かった」
渋々承諾した様子のまま、その場から消える数人のメンバー。
(……奴が何をしようと構わん。我らが成すべきことは全ては神のため)
バシリス教団の一人はそう思考を働かせて再びコロシアムへと目に向ける。
その様子を上空で見守っていた人物がいる。
「……うむ。数人消えたか……まぁ、アクセルならば大丈夫であろう」
特に何も支障はない、そう考えたローレンスであったが、念の為コロシアムの中にいるアクセルに認証阻害インビジブルをかけた。
「念には念を、だな。しかし……あそこまでアクセルが荒れていたのは初めてみるな」
あくまでも冷静かつ客観的にローレンスは感想を呟いた。
そうでもしないと、今自身が隠している思いが溢れそうになってしまいそうだったからだ。
「ナーシャの様子を見る限り他は特に怪しい人物はいないらしい。となると……さっきの場所に集まってるってことで良いな」
しばらく思考を働かせたローレンスは自身のやるべきことを全うするために、再びコロシアムに目を向けたのだった。
◇
準決勝を終えた後、決勝までは少しだけ時間があるということで俺は選手の待機場であるコロシアムの中である人物を探していた。
出来れば、すぐにでも見つけたいのだが……数分回ったが、中々見当たらない。やはり、相当ショックだったのか、人目のないところにいるようだ。
そんな風に考えてると……どうやらここにいたみたいだ。
「ラーナさん」
「……貴方だったのね……試合は終わったの?」
「えぇ。無事に突破しました」
「そう……おめでとう」
その言葉を吐いた割には表情は良いものとは思えない。寧ろ、悪いものと言っていいだろう。
「……私、一人になりたいっていったはずだけど?」
「放っておけるわけないじゃないですか。今の貴方を見て」
「……強者の情け、というところかしら?そんなの私には不要よ」
「そういうわけではありませんよ。心配で来ただけです」
「それが情けって言ってるのよ。分からないの?」
いつもよりも棘のある彼女の言葉。それでも、今の彼女から離れる訳にはいかないので、隣に座る。
「……ねぇ、一つ聞いていい?」
「なんでしょうか?」
「………私とあいつの試合……どうだった?」
………ここで嘘を言うのは……彼女の為ではないな。
「実力は前と比べて格段に上がっていました。優勝候補と言っても可笑しくないほどに」
「………それで?」
「ただ、油断しているように見えました。おそらく無意識にです。全力で戦えば、勝てた試合だと思います」
「やっぱり……そうなのね」
するとラーナは力なく笑いながら、こちらを見て話す。
「……私、前の自分よりも強くなったんだって調子に乗ってたわ……相手のこと、散々煽ったくせにね」
「…………そのせいで、負けちゃったのね……私のせいで……おじいちゃんが……死んじゃう」
ポロポロと瞳から溢れ出る涙。表情は笑っているはずなのに、それがとても痛々しかった。
「……なんで、かしらね……どうしていつも私は肝心な時に失敗するのよ……」
それは、俺に向けられたものではない……彼女自身に向けられた言葉だ。
「無能だって、恥晒しだって言われた私だから駄目なのかしら……そもそも間違ってたのかな。こんな私が……変わろうとするなんて……」
「………」
彼女は今、胸がはち切れてもおかしくないほど苦しんでいる。それは誰でも側から見たら分かってしまう。
ここでもし、彼女のおじいさんを救ったって本当の意味でラーナを救うことにはならない。だからっていい加減なことを言うのは駄目だ。
魔法も、才能もない。そんな彼女のことを励まそうだなんて……俺には無理だ。
…………でも、だからってここで見過ごせるわけないだろ。
そもそもなぜ彼女が苦しまなければならない?どうして誰かのために頑張っている彼女だけがここまで背負わなければならない?
ずっと、ずっとそうだった。
この世界は不条理だ。そしてとても虚しい。
どんなに優しくなったって、どんなに誰かのために頑張ったって、どんなに強くなったって……この世界で待ってるのは、絶望だけ。
ソフィアやマリア、ローレンスにユニーレ、ジーク、ナーシャだって、俺が何か一つでも間違えは、その先は破滅しかない。
……こいつも、ラーナも今、進んでいるんだ……誰も見たことがない破滅の未来に。
本来、唯一の救いであったアレスがその信仰とも言える狂気じみた行動により、彼女は原作の時以上に苦しんでいるんだ。
………そんな時に、誰が手を差し伸べるんだよ。
あぁそうだ。俺は……そんな苦しんでいる奴らを救うためにこの世界に来たんだ。
「………俺は、知ってるぞ」
そう言葉を発すると、彼女は涙を溢しながらこちらを見ている。
「お前が、一人でずっと頑張ってることを。どんなに罵倒されても折れないその心の強さを。才能がなくても憧れの人と並ぶためにひたむきに努力するその強さを……俺は、知っている」
「……それがなによ?そんなの誰にでもあるものじゃない……」
「……俺は、お前が羨ましい」
「………えっ?」
「俺には、才能があった。だから魔法も、剣術も、あらゆる技術も取り込むことが出来た。でも……それでも、お前に勝てないものがある」
顔を前から彼女のいる方向へと変える。
「……その不屈とも言える心の強さ。そして……お前が今まで積み上げてきた努力の剣だ」
「………そ、そんなの貴方やおじいちゃんと比べたら……大したこと「そんなことない」…っ」
「どんなに苦しくても、お前は逃げなかった。ここまで頑張ってきた。それだけじゃない。プライドという物を曲げてでも、俺に頼み、強くなろうとした。そして、お前はその完璧には程遠い努力の証とも言える剣一つで上り詰めて見せた」
「ここで負けたことは恥なんかじゃない。それは誇りだ。胸を張れ、俺が保証する。その剣は……お前の強さの証だ」
「ッ!!」
「だから、ここで誓う。俺こと、アクセル・アンドレ・レステンクールは……ラーナ・リンネル・メルトリアに勝利を捧げると」
……彼女のことを救うことが烏滸がましいのは分かっている。
ただ、許して欲しい……俺はラーナには幸せになって欲しいんだ。
誰も聞いてないであろう言葉を心の中で呟き、コロシアムの舞台へと足を踏み入れる。
「ラーナ。俺を、見ていてくれ」
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