92 / 201
第92話 ラーナの悲劇
しおりを挟む
武勇祭開催まであと数日迫っていた頃、俺たちはそれに向けて、それぞれ自分のやるべきことをしながら、学園を過ごしていた。
(……ローレンスやユニーレ、マリアに頼んではみたが、未だ教団に動きがあったという報告はない……流石に、奴らも簡単には尻尾を出さないか)
だが、面白い情報なら手に入った。
最近、この王都で現れた凄腕の冒険者の噂だ。
正体不明で素性も何一つ分からない。分かることは強いということだけ。
この時期に現れたのは武勇祭が開催されるためと噂されているが……おそらく、狙いは勇者だろう。
(そいつの素性調査を、三人に頼んでみようかな……)
そう考えてると、チャイムがなった。どうやら授業が終わったようだ。
時計のような魔道具を見ると、もう昼頃のようだ。その頃にはローレンスやユニーレは勿論、ソフィアやジークもいなくなる。
「最近お昼休みになりますと、皆さん何処かに行きますのね」
俺に近づいて話しかけにきたのは…ナーシャだ。
「そうですね。忙しいものですから」
「……やはり、アクセル様が言っていたあの件で、ですか?」
「はい……それでナーシャ。バレロナ様から何かめぼしい情報はありましたか?」
ローレンスの席に優雅に座った彼女に聞く。
彼女にも教団のことを話して、協力して欲しいと頼んだ所、喜んで承諾してくれた。
貴族の中でもリーダーであるカロナイラ家に頼み込めば何か有力な情報が掴めると思ったが……。
「……実は、王都ではありませんが、少し気になる情報が」
「なんですか?」
「最近、とある領地の周辺にいる魔物が悉く消えていってるそうなのです」
「……それで?」
「噂では、最近現れた凄腕の冒険者がやったと言われてはおりますが……調べた所、争った痕跡がなかったようです。それにギルドにも問い合わせたところ、その冒険者が魔物の死体を持ち込んだことはあるようですが、その数は普通だと」
「……そうですか」
魔物が悉く消えるという突発的な現象、凄腕の冒険者……なるほど、まさに原作通りだ。
「それなら引き続き領地の調査を。あとその冒険者について調べてくれると助かります」
「分かりました。父にも協力してくれるように頼んでみます」
そんな会話をしていると、遠くからナーシャの友達が呼ぶ声が聞こえてくる。
彼女は少し申し訳なさそうにしながらこちらを向いて……。
「ごめんなさいアクセル様。どうやらお友達に呼ばれたようです……」
「いえ、色々とありがとうございます。もし何かあったら連絡してください」
「はい。ではアクセル様、また後で」
それだけ言って、ナーシャは席からたちあがり、呼んでいるお友達の方へと向かっていった。
「……さて、俺は」
今も遠くからじーっ……とこちらに視線を送っている身分を隠してる皇女様……ラーナの所に向かう。
「……何の用?」
「いや何の用って、視線を送ってきたのはそっちでしょう……」
「う、うるさいわねっ!」
素っ気なかったり、怒鳴ったり……よく分からないお人だ。
「ほらっ、これ!」
「……木刀?昼休みもやるんですか?」
「当たり前でしょう?武勇祭に出るなら一番を目指さなくちゃ。そのためには一秒でも時間が惜しいわ。さぁ、早く行くわよ!」
「うおっちょっと!?」
最近、一緒に鍛錬してきた影響なのか色々な素顔を見せてくれるようになったが……そのせいで俺の扱いがだんだんと雑になってる気がする。
それにだんだんとみんなの視線も痛くなってくる……どうしてこうなる……?
「………」
そして一瞬、誰かの視線が感じたが、それを気にする余裕がないため、俺はラーナと共に訓練場に行った。
◇
「………今日は、ここまでにしましょう」
初期の頃よりも格段に実力がついてるであろう彼女に言う。
「……ふぅ……ありがとう。いい運動になったわ」
そう言って自身の飲み物を口にして、こちらに歩み寄ってくる。
「だいぶ強くなりましたね。着々と実力がついてますよ」
「そ、そうかしらね?」
俺がそう言うと、ラーナは少し照れくさそうに自身の髪をくるくるといじっている。
「……でも、このままじゃあ駄目ね。優勝には程遠い……なにより貴方の余裕が崩せそうにないわ」
ジトーっと彼女の鋭い目つきがこちらに突き刺さる。
「いえ、ラーナさんが思ってるほど僕は強くは……」
「隠さないで。貴方が強いのはとっくの昔に知ってるんだから」
あ、あはは……どうやらこの数日の間付き合ったせいで俺の強さはバレているらしい……
「……一つ約束して」
「……何をですか?」
彼女の顔がいつも以上に真剣になる。破ったら承知しないとでも伝えてるような迫力を感じてしまった。
「もし、武勇祭で対戦相手が私でも……絶対に手は抜かないで」
「……それが例え、ラーナさんにとってこの武勇祭が重要だとしてもですか?」
その問いかけに彼女は一瞬顔を強張らせたが……すぐに元の表情に戻した。
「もし手を抜いた状態で貴方に勝っても……私が納得しないわ」
「だからね」
彼女は俺の横を素通り、学園の前でこちらに振り返り……少しだけ悲しそうな笑顔を浮かべていた。
「……私に魅せてね。貴方の……アクセルの剣技。おじいちゃんに似て好きだから」
そう言って、今度こそ学園に戻って行った。
「……めんどくさい奴め」
大切なおじいさんの命が掛かってるのに……自身が負けると分かってても、芯を曲げない。捻くれてるのか、ツンデレなのか、真面目なのか……よく分からない奴だよ。
ラーナ・リンネル・メルトリアの悲劇……それは、彼女の祖父の死から始まる。
彼女がこの武勇祭に参加する大きな目的は、ある物を手に入れること。それが自分の祖父を救うのに大きく関わってる。
それを無事に確保できたラーナは自身の祖父を助けるために主人公であるアレスとともにランディール帝国に行くのだ。
だが、着いた頃には既に祖父は亡くなっていた。
それに彼女は深い悲しみを抱いてしまう……だが、これだけではない。
彼女の祖父の死の原因はある呪いが掛けられていたことだ。
その呪いに一役買ったのが……バシリス教団と彼女の家族達だ。
アレスたちの活躍により、その家族は処刑された……だが、メルトリア家に残ったのは彼女一人だけ。
多くの民衆が彼女のことを推したこともあり……彼女は魔王との戦いが終わった後、女帝として君臨することになった。
これだけなら大したことないように見えるが……彼女は一人で帝国のために、動かなければならないのだ。
自分が死ぬまで……一人でずっとだ。
それが悲劇がどうか捉えるのは人それぞれだが……今の彼女を見て確信してしまう。
「……バチくそに悲劇じゃねぇか。クソッタレ」
あんな悲しそうな表情をされたら……あんな辛そうな表情をされたら……そう思ってしまうだろうが。
「……ほんとは、ここまで関わるべきじゃないんだけどな」
……仕方ないだろう。もしこれで何か未来が変わったとしても……あいつが少しでも救われるなら、躊躇する必要はない。
「……そのためには、少しやらなきゃいかんことがあるけど」
そう言いながら、俺も教室に戻ろうとする。
だが、俺の前に見覚えのある人物がこちらにやってくる。
「やぁ、アクセルさん。少しいいかな?」
「……アレス、さん」
その真っ赤に染まった真紅の髪を持ち、魅力の一つである爽やかな笑顔をして……ついに、主人公であるアレスが俺の目の前に現れた。
(……ローレンスやユニーレ、マリアに頼んではみたが、未だ教団に動きがあったという報告はない……流石に、奴らも簡単には尻尾を出さないか)
だが、面白い情報なら手に入った。
最近、この王都で現れた凄腕の冒険者の噂だ。
正体不明で素性も何一つ分からない。分かることは強いということだけ。
この時期に現れたのは武勇祭が開催されるためと噂されているが……おそらく、狙いは勇者だろう。
(そいつの素性調査を、三人に頼んでみようかな……)
そう考えてると、チャイムがなった。どうやら授業が終わったようだ。
時計のような魔道具を見ると、もう昼頃のようだ。その頃にはローレンスやユニーレは勿論、ソフィアやジークもいなくなる。
「最近お昼休みになりますと、皆さん何処かに行きますのね」
俺に近づいて話しかけにきたのは…ナーシャだ。
「そうですね。忙しいものですから」
「……やはり、アクセル様が言っていたあの件で、ですか?」
「はい……それでナーシャ。バレロナ様から何かめぼしい情報はありましたか?」
ローレンスの席に優雅に座った彼女に聞く。
彼女にも教団のことを話して、協力して欲しいと頼んだ所、喜んで承諾してくれた。
貴族の中でもリーダーであるカロナイラ家に頼み込めば何か有力な情報が掴めると思ったが……。
「……実は、王都ではありませんが、少し気になる情報が」
「なんですか?」
「最近、とある領地の周辺にいる魔物が悉く消えていってるそうなのです」
「……それで?」
「噂では、最近現れた凄腕の冒険者がやったと言われてはおりますが……調べた所、争った痕跡がなかったようです。それにギルドにも問い合わせたところ、その冒険者が魔物の死体を持ち込んだことはあるようですが、その数は普通だと」
「……そうですか」
魔物が悉く消えるという突発的な現象、凄腕の冒険者……なるほど、まさに原作通りだ。
「それなら引き続き領地の調査を。あとその冒険者について調べてくれると助かります」
「分かりました。父にも協力してくれるように頼んでみます」
そんな会話をしていると、遠くからナーシャの友達が呼ぶ声が聞こえてくる。
彼女は少し申し訳なさそうにしながらこちらを向いて……。
「ごめんなさいアクセル様。どうやらお友達に呼ばれたようです……」
「いえ、色々とありがとうございます。もし何かあったら連絡してください」
「はい。ではアクセル様、また後で」
それだけ言って、ナーシャは席からたちあがり、呼んでいるお友達の方へと向かっていった。
「……さて、俺は」
今も遠くからじーっ……とこちらに視線を送っている身分を隠してる皇女様……ラーナの所に向かう。
「……何の用?」
「いや何の用って、視線を送ってきたのはそっちでしょう……」
「う、うるさいわねっ!」
素っ気なかったり、怒鳴ったり……よく分からないお人だ。
「ほらっ、これ!」
「……木刀?昼休みもやるんですか?」
「当たり前でしょう?武勇祭に出るなら一番を目指さなくちゃ。そのためには一秒でも時間が惜しいわ。さぁ、早く行くわよ!」
「うおっちょっと!?」
最近、一緒に鍛錬してきた影響なのか色々な素顔を見せてくれるようになったが……そのせいで俺の扱いがだんだんと雑になってる気がする。
それにだんだんとみんなの視線も痛くなってくる……どうしてこうなる……?
「………」
そして一瞬、誰かの視線が感じたが、それを気にする余裕がないため、俺はラーナと共に訓練場に行った。
◇
「………今日は、ここまでにしましょう」
初期の頃よりも格段に実力がついてるであろう彼女に言う。
「……ふぅ……ありがとう。いい運動になったわ」
そう言って自身の飲み物を口にして、こちらに歩み寄ってくる。
「だいぶ強くなりましたね。着々と実力がついてますよ」
「そ、そうかしらね?」
俺がそう言うと、ラーナは少し照れくさそうに自身の髪をくるくるといじっている。
「……でも、このままじゃあ駄目ね。優勝には程遠い……なにより貴方の余裕が崩せそうにないわ」
ジトーっと彼女の鋭い目つきがこちらに突き刺さる。
「いえ、ラーナさんが思ってるほど僕は強くは……」
「隠さないで。貴方が強いのはとっくの昔に知ってるんだから」
あ、あはは……どうやらこの数日の間付き合ったせいで俺の強さはバレているらしい……
「……一つ約束して」
「……何をですか?」
彼女の顔がいつも以上に真剣になる。破ったら承知しないとでも伝えてるような迫力を感じてしまった。
「もし、武勇祭で対戦相手が私でも……絶対に手は抜かないで」
「……それが例え、ラーナさんにとってこの武勇祭が重要だとしてもですか?」
その問いかけに彼女は一瞬顔を強張らせたが……すぐに元の表情に戻した。
「もし手を抜いた状態で貴方に勝っても……私が納得しないわ」
「だからね」
彼女は俺の横を素通り、学園の前でこちらに振り返り……少しだけ悲しそうな笑顔を浮かべていた。
「……私に魅せてね。貴方の……アクセルの剣技。おじいちゃんに似て好きだから」
そう言って、今度こそ学園に戻って行った。
「……めんどくさい奴め」
大切なおじいさんの命が掛かってるのに……自身が負けると分かってても、芯を曲げない。捻くれてるのか、ツンデレなのか、真面目なのか……よく分からない奴だよ。
ラーナ・リンネル・メルトリアの悲劇……それは、彼女の祖父の死から始まる。
彼女がこの武勇祭に参加する大きな目的は、ある物を手に入れること。それが自分の祖父を救うのに大きく関わってる。
それを無事に確保できたラーナは自身の祖父を助けるために主人公であるアレスとともにランディール帝国に行くのだ。
だが、着いた頃には既に祖父は亡くなっていた。
それに彼女は深い悲しみを抱いてしまう……だが、これだけではない。
彼女の祖父の死の原因はある呪いが掛けられていたことだ。
その呪いに一役買ったのが……バシリス教団と彼女の家族達だ。
アレスたちの活躍により、その家族は処刑された……だが、メルトリア家に残ったのは彼女一人だけ。
多くの民衆が彼女のことを推したこともあり……彼女は魔王との戦いが終わった後、女帝として君臨することになった。
これだけなら大したことないように見えるが……彼女は一人で帝国のために、動かなければならないのだ。
自分が死ぬまで……一人でずっとだ。
それが悲劇がどうか捉えるのは人それぞれだが……今の彼女を見て確信してしまう。
「……バチくそに悲劇じゃねぇか。クソッタレ」
あんな悲しそうな表情をされたら……あんな辛そうな表情をされたら……そう思ってしまうだろうが。
「……ほんとは、ここまで関わるべきじゃないんだけどな」
……仕方ないだろう。もしこれで何か未来が変わったとしても……あいつが少しでも救われるなら、躊躇する必要はない。
「……そのためには、少しやらなきゃいかんことがあるけど」
そう言いながら、俺も教室に戻ろうとする。
だが、俺の前に見覚えのある人物がこちらにやってくる。
「やぁ、アクセルさん。少しいいかな?」
「……アレス、さん」
その真っ赤に染まった真紅の髪を持ち、魅力の一つである爽やかな笑顔をして……ついに、主人公であるアレスが俺の目の前に現れた。
13
お気に入りに追加
429
あなたにおすすめの小説
痩せる為に不人気のゴブリン狩りを始めたら人生が変わりすぎた件~痩せたらお金もハーレムも色々手に入りました~
ぐうのすけ
ファンタジー
主人公(太田太志)は高校デビューと同時に体重130キロに到達した。
食事制限とハザマ(ダンジョン)ダイエットを勧めれるが、太志は食事制限を後回しにし、ハザマダイエットを開始する。
最初は甘えていた大志だったが、人とのかかわりによって徐々に考えや行動を変えていく。
それによりスキルや人間関係が変化していき、ヒロインとの関係も変わっていくのだった。
※最初は成長メインで描かれますが、徐々にヒロインの展開が多めになっていく……予定です。
カクヨムで先行投稿中!
性的に襲われそうだったので、男であることを隠していたのに、女性の本能か男であることがバレたんですが。
狼狼3
ファンタジー
男女比1:1000という男が極端に少ない魔物や魔法のある異世界に、彼は転生してしまう。
街中を歩くのは女性、女性、女性、女性。街中を歩く男は滅多に居ない。森へ冒険に行こうとしても、襲われるのは魔物ではなく女性。女性は男が居ないか、いつも目を光らせている。
彼はそんな世界な為、男であることを隠して女として生きる。(フラグ)
俺、貞操逆転世界へイケメン転生
やまいし
ファンタジー
俺はモテなかった…。
勉強や運動は人並み以上に出来るのに…。じゃあ何故かって?――――顔が悪かったからだ。
――そんなのどうしようも無いだろう。そう思ってた。
――しかし俺は、男女比1:30の貞操が逆転した世界にイケメンとなって転生した。
これは、そんな俺が今度こそモテるために頑張る。そんな話。
########
この作品は「小説家になろう様 カクヨム様」にも掲載しています。
美人四天王の妹とシテいるけど、僕は学校を卒業するまでモブに徹する、はずだった
ぐうのすけ
恋愛
【カクヨムでラブコメ週間2位】ありがとうございます!
僕【山田集】は高校3年生のモブとして何事もなく高校を卒業するはずだった。でも、義理の妹である【山田芽以】とシテいる現場をお母さんに目撃され、家族会議が開かれた。家族会議の結果隠蔽し、何事も無く高校を卒業する事が決まる。ある時学校の美人四天王の一角である【夏空日葵】に僕と芽以がベッドでシテいる所を目撃されたところからドタバタが始まる。僕の完璧なモブメッキは剥がれ、ヒマリに観察され、他の美人四天王にもメッキを剥され、何かを嗅ぎつけられていく。僕は、平穏無事に学校を卒業できるのだろうか?
『この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません』
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
元おっさんの幼馴染育成計画
みずがめ
恋愛
独身貴族のおっさんが逆行転生してしまった。結婚願望がなかったわけじゃない、むしろ強く思っていた。今度こそ人並みのささやかな夢を叶えるために彼女を作るのだ。
だけど結婚どころか彼女すらできたことのないような日陰ものの自分にそんなことができるのだろうか? 軟派なことをできる自信がない。ならば幼馴染の女の子を作ってそのままゴールインすればいい。という考えのもと始まる元おっさんの幼馴染育成計画。
※この作品は小説家になろうにも掲載しています。
※【挿絵あり】の話にはいただいたイラストを載せています。表紙はチャーコさんが依頼して、まるぶち銀河さんに描いていただきました。
異世界召喚でクラスの勇者達よりも強い俺は無能として追放処刑されたので自由に旅をします
Dakurai
ファンタジー
クラスで授業していた不動無限は突如と教室が光に包み込まれ気がつくと異世界に召喚されてしまった。神による儀式でとある神によってのスキルを得たがスキルが強すぎてスキル無しと勘違いされ更にはクラスメイトと王女による思惑で追放処刑に会ってしまうしかし最強スキルと聖獣のカワウソによって難を逃れと思ったらクラスの女子中野蒼花がついてきた。
相棒のカワウソとクラスの中野蒼花そして異世界の仲間と共にこの世界を自由に旅をします。
現在、第三章フェレスト王国エルフ編
髪を切った俺が『読者モデル』の表紙を飾った結果がコチラです。
昼寝部
キャラ文芸
天才子役として活躍した俺、夏目凛は、母親の死によって芸能界を引退した。
その数年後。俺は『読者モデル』の代役をお願いされ、妹のために今回だけ引き受けることにした。
すると発売された『読者モデル』の表紙が俺の写真だった。
「………え?なんで俺が『読モ』の表紙を飾ってんだ?」
これは、色々あって芸能界に復帰することになった俺が、世の女性たちを虜にする物語。
※『小説家になろう』にてリメイク版を投稿しております。そちらも読んでいただけると嬉しいです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる