42 / 83
第四十二話 悟の考察
しおりを挟む
月島たちが学校に行っている間の午前、俺は部屋で1人ノートに色々とメモにまとめていた。あの時初めてニャル子に会った時に渡されたAF:キャラシメーカーを手に取り振り返りながら。
まずこの世界のわかっていることについてまとめよう。
この世界は今、俺たちが住む現実世界とCoC世界の2種類が混ざり合い、融合状態である。
その根拠としては、絶望の孤島に行った時にニャル子が言っていた、CoC世界が崩壊しかけており、並行世界の一つと一体化させて、バランス保たせると。
この発言でまず疑問となってくるのは"CoC世界が崩壊しかけている"ということ。
何であの世界が崩壊しかけているのかは検討しようがない。アザトースが正規召喚されたとかぐらいの出来事じゃないとCoC世界はそう簡単には崩壊なんて起きやしないからだ。
そして最近になってわかったこと、伊角の中にいるイス人についてだ。
伊角の中にいるイス人は何者からか追われている可能性が高い「私の正体がイス人であると言うことを悟られないため」と言ってたのが何よりの証拠である。
まあ追っているのは予想としてはティンダロスの猟犬だろうな、アイツらは某アニメで言うタイムパトロールみたいな存在だ。
基本的に時間旅行や未来視・過去視を行った際に、アイツらの存在する時空(角ばった時間)に接してしまうことで、ターゲットロックオンされる。イス人は精神を過去に飛ばす事ができる神話生物だし、大抵のイス人はアイツらを回避できるが、伊角の中のイス人がヘマでもしたんだろう。
そして一番重要な事が伊角の口から溢れていた。
伊角が3年前に脳死状態で亡くなったところに、イス人が乗り移って今の伊角がいる訳だが。
既に3年前にこの現実世界にイス人が存在していたことになる。有り得ない話だが、事実だ。
だけどここで1つ違和感を覚える。それはどちらの世界のイス人であるのかどうかだ。
この世界には数多くの銀河が存在する。俺たちが住んでいるのは天の川銀河だが、現状俺たち地球生命体以外の観測はできていない。宇宙は無限に膨張するだったらイス人に酷似した生命体も存在する可能性がある。
さらにで言えば世界の融合は一体どのタイミングで始まったのか?という疑問が出てくる。
俺がキャラシメーカーを貰ったのは2024年の4月5日つまりは約1ヶ月前になるのだが、俺が絶望の孤島で融合の話を聞いたのは、その翌日、5日の土曜日だ。
最初は世界の融合が始まったのはここ最近のことだと思っていた、最初に会った時はニャル子もそんな焦ってはいなかったからだ。だが伊角が3年前にはイス人に乗り移られていることを考えると。
この世界は3年前から融合していた。
3年前以上から融合は始まり、つい最近になって融合が完了した。のどちらかになる。
ニャルラトホテプ、あいつは一体何を考えているんだ。
まずこの世界のわかっていることについてまとめよう。
この世界は今、俺たちが住む現実世界とCoC世界の2種類が混ざり合い、融合状態である。
その根拠としては、絶望の孤島に行った時にニャル子が言っていた、CoC世界が崩壊しかけており、並行世界の一つと一体化させて、バランス保たせると。
この発言でまず疑問となってくるのは"CoC世界が崩壊しかけている"ということ。
何であの世界が崩壊しかけているのかは検討しようがない。アザトースが正規召喚されたとかぐらいの出来事じゃないとCoC世界はそう簡単には崩壊なんて起きやしないからだ。
そして最近になってわかったこと、伊角の中にいるイス人についてだ。
伊角の中にいるイス人は何者からか追われている可能性が高い「私の正体がイス人であると言うことを悟られないため」と言ってたのが何よりの証拠である。
まあ追っているのは予想としてはティンダロスの猟犬だろうな、アイツらは某アニメで言うタイムパトロールみたいな存在だ。
基本的に時間旅行や未来視・過去視を行った際に、アイツらの存在する時空(角ばった時間)に接してしまうことで、ターゲットロックオンされる。イス人は精神を過去に飛ばす事ができる神話生物だし、大抵のイス人はアイツらを回避できるが、伊角の中のイス人がヘマでもしたんだろう。
そして一番重要な事が伊角の口から溢れていた。
伊角が3年前に脳死状態で亡くなったところに、イス人が乗り移って今の伊角がいる訳だが。
既に3年前にこの現実世界にイス人が存在していたことになる。有り得ない話だが、事実だ。
だけどここで1つ違和感を覚える。それはどちらの世界のイス人であるのかどうかだ。
この世界には数多くの銀河が存在する。俺たちが住んでいるのは天の川銀河だが、現状俺たち地球生命体以外の観測はできていない。宇宙は無限に膨張するだったらイス人に酷似した生命体も存在する可能性がある。
さらにで言えば世界の融合は一体どのタイミングで始まったのか?という疑問が出てくる。
俺がキャラシメーカーを貰ったのは2024年の4月5日つまりは約1ヶ月前になるのだが、俺が絶望の孤島で融合の話を聞いたのは、その翌日、5日の土曜日だ。
最初は世界の融合が始まったのはここ最近のことだと思っていた、最初に会った時はニャル子もそんな焦ってはいなかったからだ。だが伊角が3年前にはイス人に乗り移られていることを考えると。
この世界は3年前から融合していた。
3年前以上から融合は始まり、つい最近になって融合が完了した。のどちらかになる。
ニャルラトホテプ、あいつは一体何を考えているんだ。
0
お気に入りに追加
2
あなたにおすすめの小説
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではPixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
俺だけ毎日チュートリアルで報酬無双だけどもしかしたら世界の敵になったかもしれない
亮亮
ファンタジー
朝起きたら『チュートリアル 起床』という謎の画面が出現。怪訝に思いながらもチュートリアルをクリアしていき、報酬を貰う。そして近い未来、世界が一新する出来事が起こり、主人公・花房 萌(はなぶさ はじめ)の人生の歯車が狂いだす。
不意に開かれるダンジョンへのゲート。その奥には常人では決して踏破できない存在が待ち受け、萌の体は凶刃によって裂かれた。
そしてチュートリアルが発動し、復活。殺される。復活。殺される。気が狂いそうになる輪廻の果て、萌は光明を見出し、存在を継承する事になった。
帰還した後、急速に馴染んでいく新世界。新しい学園への編入。試験。新たなダンジョン。
そして邂逅する謎の組織。
萌の物語が始まる。
【おんJ】 彡(゚)(゚)ファッ!?ワイが天下分け目の関ヶ原の戦いに!?
俊也
SF
これまた、かつて私がおーぷん2ちゃんねるに載せ、ご好評頂きました戦国架空戦記SSです。
この他、
「新訳 零戦戦記」
「総統戦記」もよろしくお願いします。
特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる