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第十五話 図書室の扉

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 悟「月島さんはこの空間について何か知ってることとかある?よければ教えてほしいんだけど。」
 月島「そうですね、私は特に何か知ってるっていうか、なんか記憶に靄がかかってる感じなんですよね。」
 萬「なるほどね、多分月島さんは呪文:記憶を曇らせるを受けているのだと思うよ。文字通り記憶を消したりする呪文だけど、解除方法は特定の単語とかだったけど、今はそのことについては触れないでおこう、ただややこしくなるだけだからね、だからとりあえずは今後の方針でも決めようか。」
 悟「だとしたら、次どこに行くかだよな、正直俺はどこでもいいけど、毒入りスープ・解のつかり方が分かりそうな、図書室とか行きたいな。」
 月島「じゃあそこに行って見ましょう。何かわかるかもしれないですし。」
 俺たちは中央の部屋へと戻り、図書室①へと向かう。そして俺は中央の部屋からこの部屋に通じる扉から異様な気配を感じる。
 そう言えばここたしか扉が確かなんか起きたはずだけどなんだったっけな。
 俺たちは図書館①の部屋へと入った。
 この部屋は中央には小さな四足の古い机があり、その上にある皿に乗った白いロウソクのようなものがうっすらと部屋を照らしており、四隅には本が一杯に詰められた本棚が置いてある。
 不思議な事にこの書物庫の本は、タイトルなどから英語の本だと思っていたが、中を見ると日本語で書かれていた。
 本棚にはいろんな本が丁寧に収められており、どれもジャンルがバラバラのものばかりだった。
 悟「毒入りスープ・解の作り方が載ってるやつをさがすか、ここなら多少なり情報もあるだろうし。」
 月島「そうしましょう。」
 [悟 図書館(70)→失敗(76)
 萬 図書館(65)→成功(57)
 月島 図書館(60)→致命的失敗ファンブル(96)]
 一同「ンンンンンン???!!!」
 何ぃ、ファンブルだと⁈
 月島が本を探していると本棚から本がダダダァっと崩れ落ち、それにより、月島は頭めがけて本が落ちてきた。
 [ダメージ1d3→3
   月島 HP15→12]
 月島「あイタタ、すみません迷惑かけちゃって。」
 悟「大丈夫だ、よくあることだ。」
 萬「でも、悪い方ばかりではなさそうだよ。」
 萬が倒れてきた本の中から一冊取り出し、俺たちに見せてきた。
 『スープの夢について』と記された真っ黒な本だった、本はべったりと湿っている。本に触れると僅かに甘い香りのする黒い液体が付着します。
 悟「これたしか毒だったよな、こいつは黒い蓮によって作られた毒薬で、非常に致死性が高かったはず。
触れただけなら害はないけど、傷口からこの液体が流れ込んだりこの液体を体内に摂取するとヤバい。」
 本の内容は、以下の通りの事だけが記されていた。
 真ん中の部屋・・・ちゃんとしたスープを飲まないと出られない。メモの裏にはこの空間の詳細が記されている。
 南の部屋・・・調味料や食器が沢山置いてある。ちょっとだけ予備のスープが鍋にある。
 東の部屋・・・とっても良い子が待っている。いいものを持ってるよ。
 西の部屋・・・本はとっても大事だから持ち出したら駄目。ロウソクはok
 北の部屋・・・OOが眠っている。スープの資料がある。番人は活きのいいものを食べなきゃいなくならない。
 大事な事・・・死ぬ覚悟をして飲まないように。
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