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第五話 小屋の中

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 後ろ向きに考えても埒が開かない、とりあえず前向きに探索することにする。
 遺体の周辺には、空き缶の山や、紙切れと、木箱と、頑丈そうなスーツケースが置いてある。
 とりあえずは紙切れを手に取ってみる。
 紙切れはこの島の地図になっていた、やはりここは絶望の孤島、砂浜地帯に、少しの草原そして少し広めの森が描かれている。
 続いて木箱を見てみる。
 木箱には島に流れ着いたものであろう、がらくたが入っていた。木箱の内容はのこぎり、ナイフ[1d5]、壊れたライター、壊れた懐中電灯など。
 だが、俺には必要なぁーい!なぜなら既に俺のカバンの中に揃っているのだから!
 俺が持ってきたものは、スマホ、モバ充、ポケットWi-Fi、ライター、懐中電灯、非常食(カロリーメイト)×3、水2L、両対応ドライバー、遭難しても大丈夫なくらいの物を詰め込んできたのだ!
 そして俺はスーツケースを調べる。
 たしか、スーツケースは鍵開けで開けることができ、中にはオートマチック式の拳銃と銃弾のカートリッジが入っていたはずだ!
 [鍵開け(1+30)→成功(28)]
 スーツケースを開けると、中にはオートマチック式の拳銃と銃弾のカートリッジが入っていた。
32口径オートマチック[1d8×3]装弾数は12発分が込められていた。
 とりあえずは後は遺体調べるか、すっげぇ気が引けるけど、やるしかないんだよなぁ。目星!
 [目星(60)→成功(55)]
 骨の寝ているマットの下に、手作りの槍が見つけた。木の棒の先に尖った石を括りつけた粗末なものだが、威力は十分ありそうだ。
 木の槍(25)[1d8+DB]
 俺はさらに体を調べると古めかしい意匠の施された大きな鍵を首から下げているのを見つける。さらに、遺体の手元には、地図とは違う紙が握られている。
 「森であの怪物にわれてから3日、足を怪我し、ここから出られないまま、とうとう食料が尽きた。私がこの島に漂着してから、2ヶ月が経ったが、船の一つも通ることはなかった。この島に流れ着いた時にはもう、私の死は決まっていたのだろうか。この島は、絶望の孤島なのか…
 以降にも文章が続いているようだが、かすれていて読みづらくなっている。
 確か母国語-20だったよな
 [母国語(75-20)→成功(32)]
 「もしもあの時、勇気を出して森の中の寺をよく調べていれば、こんな死に方はしなかったかもしれないのに。流れ着いたスーツケースも結局開けられなかったし、後悔は募るばかりだ。」
 森の中の寺院に行かなきゃな(使命感)。あと、この鍵確か銀の鍵とか言ったっけ?たしかこれ使えば行きたいとこ行けたはずなんだけど、なんて言って鍵を使うんだっけ?まぁ、とりあえずは武器諸々は揃ったし、森に行くか!
 俺は小屋から出て森へと向かうことにした。
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