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番外編
頑張り屋さん
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無事真都が産まれ、それを機に凪さんと話し合って仕事は辞めて専業主夫になった。
「真都くーん。ただいま。」
凪さんは帰宅するとまず、手を洗ってうがいをしたあと、一目散に生まれてきた男の子の真都のところに行く。
「真樹、今日、俺が真都とお風呂入っていい?」
「うん。でも先にご飯食べて」
「はーい。ありがとう」
苦手だった料理もなんとかできるようになった。
真都にはさっきミルクをあげたばかりだから、凪さんと二人でご飯を食べる。
「ねえ、真樹。そろそろこの生活にも落ち着いてきたと思わない?」
「そうだね。真都が生まれて……もう三ヶ月とか?」
「うん。でさ、結婚式のことなんだけど……」
「あ……そろそろ?」
「うん。そろそろ準備したい」
頷いて、凪さんの近い休みにまたサロンに行くことにした。
「海外?」
「どっちでもいいよ。」
「じゃあ……国内……」
「真都がいるからね。そっちの方が負担は少ないかもしれない」
「うん。ごめんね。俺が真都が生まれてからがいいって言ったから」
「何で? 俺は二人が健康でいてくれただけで嬉しいけど。結婚式には真都もいるし、楽しみだね。」
柔らかく笑った彼に、キュンとする。
凪さんは本当、昔から変わらずずっと優しい。
「ありがとう、凪さん。」
「ん? 俺もありがとう」
「……何のことかわかってる?」
「わからないけど、真樹がありがとうって言ってくれたから、俺も返そうと思って。」
なんて幸せな空間なんだ。
また凪さんに対しての『好き』が増えていく。
「ご馳走様。皿洗いは俺がするから、水に浸けておいてもらっていい?」
「え、俺がやるよ! 凪さんは働いてくれてるし、真都のお風呂にも入れてくれるんでしょ。」
「働いてるのは真樹もそうだろ。家事も育児も大変だ。真都のお風呂は俺が入れたいだけだし、真樹はご飯を作ってくれたから、片付けは俺がやる。」
「……凪さん、素敵。結婚して」
「もうしてるけどなぁ」
凪さんは笑いながらそう言って、お風呂に入る準備をしに部屋に入っていく。
その後ろ姿を見て両手で顔を覆い「好きだぁ……」と一人、呟いた。
「真都くーん。ただいま。」
凪さんは帰宅するとまず、手を洗ってうがいをしたあと、一目散に生まれてきた男の子の真都のところに行く。
「真樹、今日、俺が真都とお風呂入っていい?」
「うん。でも先にご飯食べて」
「はーい。ありがとう」
苦手だった料理もなんとかできるようになった。
真都にはさっきミルクをあげたばかりだから、凪さんと二人でご飯を食べる。
「ねえ、真樹。そろそろこの生活にも落ち着いてきたと思わない?」
「そうだね。真都が生まれて……もう三ヶ月とか?」
「うん。でさ、結婚式のことなんだけど……」
「あ……そろそろ?」
「うん。そろそろ準備したい」
頷いて、凪さんの近い休みにまたサロンに行くことにした。
「海外?」
「どっちでもいいよ。」
「じゃあ……国内……」
「真都がいるからね。そっちの方が負担は少ないかもしれない」
「うん。ごめんね。俺が真都が生まれてからがいいって言ったから」
「何で? 俺は二人が健康でいてくれただけで嬉しいけど。結婚式には真都もいるし、楽しみだね。」
柔らかく笑った彼に、キュンとする。
凪さんは本当、昔から変わらずずっと優しい。
「ありがとう、凪さん。」
「ん? 俺もありがとう」
「……何のことかわかってる?」
「わからないけど、真樹がありがとうって言ってくれたから、俺も返そうと思って。」
なんて幸せな空間なんだ。
また凪さんに対しての『好き』が増えていく。
「ご馳走様。皿洗いは俺がするから、水に浸けておいてもらっていい?」
「え、俺がやるよ! 凪さんは働いてくれてるし、真都のお風呂にも入れてくれるんでしょ。」
「働いてるのは真樹もそうだろ。家事も育児も大変だ。真都のお風呂は俺が入れたいだけだし、真樹はご飯を作ってくれたから、片付けは俺がやる。」
「……凪さん、素敵。結婚して」
「もうしてるけどなぁ」
凪さんは笑いながらそう言って、お風呂に入る準備をしに部屋に入っていく。
その後ろ姿を見て両手で顔を覆い「好きだぁ……」と一人、呟いた。
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