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ルティアはバルトと眠りたい
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しばらく静かにぬるま湯で温まっていた2人だったが、ルティアが眠そうにウトウトし始めたのでバルトはルティアに「そろそろ出るか」と、促し風呂から上がった。
ルティアの髪と体を拭き、先にブカブカのシャツを着せるとバルトは自分の体や頭髪を拭きあげ部屋着に着替えた。
「さて、あとは寝るだけだが。その前に」
脱衣所から着ていた服を放り込んでいた洗濯室へ向かったバルトは水魔法で水球を作り出し、その中に自分とルティアの着ていた衣服を放り込むと粉洗剤を適当に入れる。
そして、魔力を込めて水球の中に水流を作り出して適当に混ぜて衣服を洗ったあとは、部屋の天井から下がった物干しに服を掛けた。
「よしっと、後はほっときゃ乾くか」
バルトが衣服の洗濯をしている間に、バルトの足にしがみついていたルティアに限界がきた。
もはや立って寝ているような状態でバルトの足にもたれかかるルティアを、バルトは
抱え上げると「すまねえ、待たせたな」と洗濯室を後にリビングへと向かっていく。
(さてどうするか。ルティアを俺のベッドで寝かして、俺はソファで寝るか? さすがに出会って間も無い男とは一緒に寝たくねぇだろうしな)
ルティアを抱っこして、バルトはリビングから玄関へ向かう廊下の扉まで移動。
扉を開けて廊下に出ると、右手の扉を開けた。
仲間達の寝室として使っていた一室だが、今はバルトのベッドだけが扉の対面にある壁側の窓の下にポツンと一つあるだけだ。
部屋は暗いが、窓から差し込む星灯りで足元はハッキリ見え、どうやら魔石で光るランプは必要なさそうだった。
バルトはベッドに向かい、掛け布団を捲るともう寝てしまっているルティアをベッドに寝かせる。
起きない事を確認し「よしよし」とベッドに背を向けて寝室を離れようとするバルト。
そんなバルトのシャツを何かが引っ張った。
振り返ると先程まで寝ていた筈のルティアが体を起こし、泣きそうな顔でバルトを見上げていた。
「おっとすまん。起こしちまったか」
「置いて行かないで。わたしを……一人にしないで」
「いや、そう言ったてなあ」
「一緒にいて欲しい、一人で寝るのは……怖いの」
「はあ。分かった分かった、しゃあねえな」
泣きそうな顔で、怖い、一緒にいてと、幼い子供に言われてしまっては仕方ないと観念したバルトは肩をすくめ、寝慣れたベッドに腰を下ろすとルティアと一緒に布団に入った。
「ほれ、これで良いだろ。眠いならとっとと寝な。俺ももう寝るからよ」
「ありがとうバルト。どこにも行かないでね」
「へいへい」
ルティアに背を向け、目を閉じるバルト。
そんなバルトの背にルティアはしがみつくようにシャツを握る。
ルティアの様子は見えなかったがシャツを掴まれている感覚に「やれやれ、懐かれたもんだ」とバルトはニヤッと笑い、ルティアにしがみつかれたまま眠りに落ちた。
そして翌朝。
寝ている間にルティアの方を向いていたようで、バルトが伸ばした腕を枕代わりにルティアは気持ち良さそうに、心底安心した表情で小さな寝息を立てていた。
(あの奴隷商は仕入れ先から保護したって言ってたな。もしかしたら面倒に巻き込まれてるのかも知れんが……。まあ別に構わんか、生きてりゃ色んな事があるわな)
心地良さげに眠る、同居人となったルティアの安心しきった寝顔を見ながらそんな事を考え、バルトは眠気に任せて二度寝に突入。
ルティアを抱き締めるようにバルトは眠り、2人がちゃんと目を覚ましたのは太陽が高く昇ってからだった。
体を起こし、寝惚け眼を擦り、辺りを見渡すルティア。
そんなルティアにバルトは「よう。良く眠れたか?」と声を掛けながら大きな口を開けて欠伸をすると、体を起こして両手をあげて伸びをした。
「夢じゃ——」
「ん?」
「夢じゃ、無かった。ちゃんとバルトがいてくれた」
「昨日の事を夢だと思ったのか? なら安心しな、俺はここにいるぞ」
「ありがとうバルト。一緒にいてくれて」
横に座るバルトに、ルティアが抱き付いた。
そんなルティアに対してどうするのが正解か分からないバルトだったが、とりあえずバルトはルティアの頭をガシガシ撫でて「良いって事よ」と笑って見せた。
「ルティア、朝飯食うだろ? 何が食べたい?」
「あさごはん? 食べれるならなんでも食べるよ?」
「そうか? なら俺特製のエッグトーストをご馳走してやるよ。うめぇぞー」
「バルトが作ってくれるの?」
「おうよ。簡単なもんしか作れねえけどな」
「食べたい」
「よっしゃ。じゃあリビングに行こうぜ」
ベッドから降りて歩き始めるバルトに続く為にルティアもゆっくりベッドから降りる。
しかし、着せてもらったシャツの丈が長いため歩きづらいようで、ルティアはシャツの裾をたくし上げながらバルトの後をついて歩いていく。
「早急に必要なのはルティアの新しい服だな。他は……ぶらぶら歩きながら考えるか」
シャツの裾を持ち上げながら歩くルティアを振り返って見たバルトが呟く。
そんなバルトの様子にルティアは首を傾げた。
この後、バルトはルティアをリビングのテーブルの椅子に座らせ、キッチンスペースにある耐火性の石枠に囲まれた一角に鉄製のフライパンを置き、火の魔法でフライパンの下に火を起こす。
そのフライパンで食材を長期保存出来る魔法が掛けられた箱から、切った食パンを2枚取り出して焼き、皿に移したあと、同じフライパンで同じく箱から取り出した卵を2つ焼く。
見事な目玉焼きを2つに分け、先に焼いた食パンに乗せて上から瓶に入ったケチャップを掛けて完成とし、それをバルトはルティアの待つテーブルの上に運び、朝食とした。
「んじゃ。頂くか」
「いただくー」
ブカブカのシャツから伸ばした細い腕で、エッグトーストを掴み頬張るルティア。
小さな口ではうまく目玉焼きまではかじれなかったか、ケチャップで口の周りをベチャベチャに濡らした割には皿に目玉焼きを落としてしまった。
「おー。こりゃあ大変だ」
初めて幼い子供と過ごす朝。
バルトは自分の朝食はそっちのけにして、ルティアが朝食を食べるのを手伝う事にするのだった。
ルティアの髪と体を拭き、先にブカブカのシャツを着せるとバルトは自分の体や頭髪を拭きあげ部屋着に着替えた。
「さて、あとは寝るだけだが。その前に」
脱衣所から着ていた服を放り込んでいた洗濯室へ向かったバルトは水魔法で水球を作り出し、その中に自分とルティアの着ていた衣服を放り込むと粉洗剤を適当に入れる。
そして、魔力を込めて水球の中に水流を作り出して適当に混ぜて衣服を洗ったあとは、部屋の天井から下がった物干しに服を掛けた。
「よしっと、後はほっときゃ乾くか」
バルトが衣服の洗濯をしている間に、バルトの足にしがみついていたルティアに限界がきた。
もはや立って寝ているような状態でバルトの足にもたれかかるルティアを、バルトは
抱え上げると「すまねえ、待たせたな」と洗濯室を後にリビングへと向かっていく。
(さてどうするか。ルティアを俺のベッドで寝かして、俺はソファで寝るか? さすがに出会って間も無い男とは一緒に寝たくねぇだろうしな)
ルティアを抱っこして、バルトはリビングから玄関へ向かう廊下の扉まで移動。
扉を開けて廊下に出ると、右手の扉を開けた。
仲間達の寝室として使っていた一室だが、今はバルトのベッドだけが扉の対面にある壁側の窓の下にポツンと一つあるだけだ。
部屋は暗いが、窓から差し込む星灯りで足元はハッキリ見え、どうやら魔石で光るランプは必要なさそうだった。
バルトはベッドに向かい、掛け布団を捲るともう寝てしまっているルティアをベッドに寝かせる。
起きない事を確認し「よしよし」とベッドに背を向けて寝室を離れようとするバルト。
そんなバルトのシャツを何かが引っ張った。
振り返ると先程まで寝ていた筈のルティアが体を起こし、泣きそうな顔でバルトを見上げていた。
「おっとすまん。起こしちまったか」
「置いて行かないで。わたしを……一人にしないで」
「いや、そう言ったてなあ」
「一緒にいて欲しい、一人で寝るのは……怖いの」
「はあ。分かった分かった、しゃあねえな」
泣きそうな顔で、怖い、一緒にいてと、幼い子供に言われてしまっては仕方ないと観念したバルトは肩をすくめ、寝慣れたベッドに腰を下ろすとルティアと一緒に布団に入った。
「ほれ、これで良いだろ。眠いならとっとと寝な。俺ももう寝るからよ」
「ありがとうバルト。どこにも行かないでね」
「へいへい」
ルティアに背を向け、目を閉じるバルト。
そんなバルトの背にルティアはしがみつくようにシャツを握る。
ルティアの様子は見えなかったがシャツを掴まれている感覚に「やれやれ、懐かれたもんだ」とバルトはニヤッと笑い、ルティアにしがみつかれたまま眠りに落ちた。
そして翌朝。
寝ている間にルティアの方を向いていたようで、バルトが伸ばした腕を枕代わりにルティアは気持ち良さそうに、心底安心した表情で小さな寝息を立てていた。
(あの奴隷商は仕入れ先から保護したって言ってたな。もしかしたら面倒に巻き込まれてるのかも知れんが……。まあ別に構わんか、生きてりゃ色んな事があるわな)
心地良さげに眠る、同居人となったルティアの安心しきった寝顔を見ながらそんな事を考え、バルトは眠気に任せて二度寝に突入。
ルティアを抱き締めるようにバルトは眠り、2人がちゃんと目を覚ましたのは太陽が高く昇ってからだった。
体を起こし、寝惚け眼を擦り、辺りを見渡すルティア。
そんなルティアにバルトは「よう。良く眠れたか?」と声を掛けながら大きな口を開けて欠伸をすると、体を起こして両手をあげて伸びをした。
「夢じゃ——」
「ん?」
「夢じゃ、無かった。ちゃんとバルトがいてくれた」
「昨日の事を夢だと思ったのか? なら安心しな、俺はここにいるぞ」
「ありがとうバルト。一緒にいてくれて」
横に座るバルトに、ルティアが抱き付いた。
そんなルティアに対してどうするのが正解か分からないバルトだったが、とりあえずバルトはルティアの頭をガシガシ撫でて「良いって事よ」と笑って見せた。
「ルティア、朝飯食うだろ? 何が食べたい?」
「あさごはん? 食べれるならなんでも食べるよ?」
「そうか? なら俺特製のエッグトーストをご馳走してやるよ。うめぇぞー」
「バルトが作ってくれるの?」
「おうよ。簡単なもんしか作れねえけどな」
「食べたい」
「よっしゃ。じゃあリビングに行こうぜ」
ベッドから降りて歩き始めるバルトに続く為にルティアもゆっくりベッドから降りる。
しかし、着せてもらったシャツの丈が長いため歩きづらいようで、ルティアはシャツの裾をたくし上げながらバルトの後をついて歩いていく。
「早急に必要なのはルティアの新しい服だな。他は……ぶらぶら歩きながら考えるか」
シャツの裾を持ち上げながら歩くルティアを振り返って見たバルトが呟く。
そんなバルトの様子にルティアは首を傾げた。
この後、バルトはルティアをリビングのテーブルの椅子に座らせ、キッチンスペースにある耐火性の石枠に囲まれた一角に鉄製のフライパンを置き、火の魔法でフライパンの下に火を起こす。
そのフライパンで食材を長期保存出来る魔法が掛けられた箱から、切った食パンを2枚取り出して焼き、皿に移したあと、同じフライパンで同じく箱から取り出した卵を2つ焼く。
見事な目玉焼きを2つに分け、先に焼いた食パンに乗せて上から瓶に入ったケチャップを掛けて完成とし、それをバルトはルティアの待つテーブルの上に運び、朝食とした。
「んじゃ。頂くか」
「いただくー」
ブカブカのシャツから伸ばした細い腕で、エッグトーストを掴み頬張るルティア。
小さな口ではうまく目玉焼きまではかじれなかったか、ケチャップで口の周りをベチャベチャに濡らした割には皿に目玉焼きを落としてしまった。
「おー。こりゃあ大変だ」
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バルトは自分の朝食はそっちのけにして、ルティアが朝食を食べるのを手伝う事にするのだった。
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