面倒くさがりやなリリィ

Alice Sakuma

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第六話 ~家庭教師って…~

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皆さんこんにちは♪
チョコレートって苦いものがあるんですね!
甘いと思って食べたのに違ってて驚きました。

リリィちゃん…飽きるの早いですねー(ФωФ)
それでは本文へれっつごー♪
    ♘♘♘♘♘本文♘♘♘♘♘ 

♘大きな豪邸でアンナたちと話をして数日後♘

すずらんではやはりのんびりとした空気が溢れていました。リリィは相変わらず何もせず、ベッドでごろごろしているのです。

シャラリシャラシャラ

貝殻のベルが今日も客の来店を告げました。
「いらっしゃいませ。ご自由にご覧下さい。」

「………」

てくてくてくてく…

小さな足音がするから、女の子かな…とリリィが思い、顔をあげると目の前にファファリーナがいました。………何故ここに彼女がいるのかリリィは全く理解できませんでした。

「リリィ先生、こんにちは♪日程表を持ってきました。場所はすずらんで良いですか?」

ファファリーナは楽しそうに言いました。ファファリーナはリリィに合うのが楽しみで目一杯のお洒落をして、2時間かけて身支度をしたのです。
ファファリーナの装いといったらもう、とても言葉に表せない程のものでした。何故って、栗色のブーツとすみれ色のワンピースに桃色のリボンを控えめにあしらっていて、まるで人形のようだったからです。

「あら…。ファファリーナ様でしたか。こんにちは。日程表ありがとうございます。場所はすずらんの裏庭にしましょうか。時期によって場所は変えましょう。その方が飽きませんからね。」

リリィは静かに思いました。

……本当に何するんだろう……………と。


ファファリーナはそんなリリィの様子に気づかずに、すずらんの中をぐるっと見回してレースで出来たポニーを見つけました。

「…リリィ先生、あのレースのポニーは売り物ですか?………本物に近い位大きいのですが…。」

「えぇ。そうですよ。ファファリーナ様が気に入られたのなら、お売りしてもいいですよ。すずらんの看板ポニー。名前をつけて可愛がってくれるのなら。」

リリィが寂しい時も悲しい時も、苦しい時もそして、嬉しい時もいつも側にあったポニー。
これはリリィが初めて学園へ行った時に教えてもらった特別な編み方で作った世界に一つだけのポニー。リリィは本当は売りたくありません。でも、何故かファファリーナには大切にしてくれるのではないか…と期待するリリィでした。


ファファリーナはそれから数十分考え込み、晴れやかな笑顔を浮かべて言いました。


「この子の名前はハピネスパール。幸せな真珠…??」

するとレースで出来たポニーは………?

          ♘続く♘
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