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第十一章:血染めの鬼姫と妖狐と
第百五十話:頑張れ、アーツ。
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アーツの戴冠式は盛大に行われている。
魔王戦で最も国力を削がれた国はこのグレーズ王国だ。
少し前までは聖女と鬼神誕生の地、狛の村を領土としていて、騎士団長ディエゴやサンダープリンセスを有していた。
その殆どが壊滅。それだけならまだしも、鬼神は魔王だったという話。
それが世界に浸透してしまった今、新王には多くの役割をこなして貰わなければならない。
オリヴィアを持ち上げたかった貴族達も今では一丸となってアーツの新政権を盛り上げるのに必死だ。
戴冠式の最後、アーツが壇上へと上がる。
国民に向けたこの演説が終われば、晴れてアーツが新王となる。
彼が発する言葉を、皆が固唾を飲んで見守っていた。
「最後の魔王戦は、壮絶なものだったと聞いている」
静かに、そんな一言から切り出していく。
アーツが壇上に上がる前にはざわついていた広場も、そんな静に始まる言葉を聞こうと耳を立てる。
いや、その以前、アーツが壇に上がった瞬間に、変わる雰囲気があった。
「流石オリ姉の弟だね。9歳であのカリスマかぁ」
「ふふふ、もったいないことをしたと思うなら今のうちですわよ」
エリーとオリヴィアが、微笑ましく見守る。
圧されている周囲の空気とは違い、流石に歴戦の勇者だ。いくらアーツのカリスマに驚いたとは言え、それはどう贔屓目に見てもレインの威圧感程の緊張感ではない。
そんな話をしている間にも、アーツの演説は進む。
「我が父、前王ピーテル・G・グレージアは、敵を見誤っていた。敵であるレインを守り、唯一その正体を見破っていたレイニー・フォクスチャームを罪人として処刑してしまった。
聖女サニィすらをも欺く魔王の手を見破ることが出来なかったことは仕方ないと言えるかもしれない。
だからこそ、前王はその責任を取る為自らの身を以て魔王に立ち向かった」
「なるほど。確かに王様も考えてた話だ」
エリーは頷く。
レイニーの件は、騎士団員であれば誰もが知っている。
はっきりと言ってしまえば、国力を削ぎ落とされたグレーズに於いて騎士団の機嫌取りは重要だ。
その場合前王が戦死した理由は美談でなければならない。
オリヴィアが戦死したと言うことも同じく、重要な要素。
つまり、レインをより強大な敵だと認める政策を推し進めている。
オリヴィアはその為に死ぬことにしたのだ。最愛であるはずのレインを悪役にしてまで、国を守るために、父の意図に乗ったのだ。
だからこそ、オリヴィアは最終兵器と呼ばれる小瓶を使うことに決めたのだった。
「まあ、仕方ないよね。人ってのは勝手なものだよ。私も含めて」
それを分かっているエリーは、自分に言い聞かせる様に呟く。
「だからこそ、勇者と魔法使いはより深い連携をとらなければならない。我がグレーズ王国は騎士団と魔法師団を解体し、新たな敵の驚異に備え、グレーズ王国軍を結成する。大将は現在魔法師団に席を置いているジャムの一人、ジョンを任命する」
ジャムの面々は、今回の魔王戦でも随分と活躍していた。即死ではない致命傷を負ったものへの治療、最前線の英雄達へのサポート。それは全ての国の魔法使い、騎士の中でも群を抜いていた。
流石にそんな事実を目の当たりにして、否定的な感情を持つ騎士団員は居なかった。
騎士団の解体とジャムの大将任命がエリーとオリヴィアの為の配慮だという事がアーツから伝わってくる。
「ん、ありがとうアーツ」
「どうしましたの?」
「なんでもないよ。やっぱり私も勝手だなぁって」
――。
魔王との戦いから帰還したエリーは数日の休息の後、アーツに呼び出された。
場所はかつてエリーに告白をした中庭。
オリヴィアも王城で休んでいるが、エリーの精神操作によって一部の侍女を除いて居ないものとなっている。そんな中、アーツがエリーを呼び出す理由と言えば一つだ。
「まず、世界を救ってくださってありがとうございます」
「ははは、そんな高尚なことじゃないけどね」
エリーにとっては師匠を救っただけのこと。レインの弟子として、娘として、父の様な存在であり師匠でもあるレインを楽にしてあげたかっただけ。世界はともかく、ブロンセンとお母さんを守りたかっただけの話だ。
それを、アーツも分かっている。
「それでも、僕達は救われましたから」
「うん、良かった良かった」
そう流すエリーに、アーツは真剣な顔を見せる。
ここから先のことは、出来れば言いたくない。
エリーのことは本当に尊敬しているし、本当に心配していた。
平たく言えば、本当に恋心が目覚めていたのかもしれない。
しかし、言わなければならないことがある。
「レインさんは、魔王になってしまいました」
「……うん」
「国内では既に、騎士レイニーの件もあって、レインさんは諸悪の根源という扱いです」
「……そうだね」
「……僕は次期国王として、国を守らないといけません。それで……」
どうしても、言い淀んでしまう。
それでも、目の前で英雄が、尊敬する人物が、大好きな人物が真剣な顔で続きを待っている。
それを見れば、流石にアーツも男として覚悟を決めた。
「国を統治する為に、僕はレインさんを敵だと認めなければなりません」
「そっか。……仕方ないよね」
「どうか、僕の隣で、一緒に国を守ってくれませんか?」
今度は以前と違い、打算ではない。
アーツが真剣な気持ちでそれを言っていることが伝わってくる。
父が死に、オリヴィアが落ち込んで戦えない状態で魔王戦に向かったと聞いて、エリーのことをどれだけ心配したことか分からない。
オリヴィアの予定通りの死と聞いて、それが同時にエリーの生存も意味していると察して、どれだけ喜んだことか分からない。
アーツは、いつしか本気でエリーのことを想っていた。
「……ごめん」
エリーの答えは、それだった。
「例えどんな理由があっても、もしも世界を滅ぼしたとしても、私は師匠の弟子だ。そしてそれが誇りなの。だから、私はアーツと一緒にはなれない。私は魔王の娘。だから……、うん。嬉しいけど、ダメなんだ」
エリーの答えに、アーツも分かっていた様に俯く。
エリーの話す師匠の話は、時雨流こそが自分の生きる理由だとでも言っている様だった。
少しして、精一杯の笑顔のフリをしながら言う。
「あはは、良い線だと思ったんだけど、ダメだったかー。でも、エリーさんが救ってくれたこの国は、必ず皆が笑える国にします。見ててくださいね」
「うん、ちゃんと見てるよ」
最後にそう言って去っていくエリーを見送って、アーツは泣いた。
これが王になる前の最後の情けない姿だと言わんばかりに、わんわんと泣いた。
その頭を、不意に柔らかい感触が覆う。
「アーツ、よく頑張りましたわね」
父が死んで辛い中、悪いとは思ってもいない英雄を悪に見立てなければならないという現状。
そんな中で、国の為にという理由もあるけれど、振られることが分かっていてエリーに告白しなければならない等、どれほどの勇気が必要なことか。
後ろから弟を抱きしめた姉の優しさに、その日だけはと、アーツは甘える様に抱きついて泣きじゃくった。
――。
「今回ばかりは、誰が悪いとも言えませんわ」
「……そうね。悪いのは、世界の意思だもん」
胸を張って堂々と演説しているアーツは、僅か9歳。
そんな子どもに、随分な重圧をかけているものだと思う。
それでも、もう大丈夫だと言わんばかりに民衆を魅了する演説を見ていると、そんな感想も漏れてくる。
「頑張れ、アーツ。格好良いよ」
演説を終える頃、エリーは優しげにそう呟いた。
それに対して、オリヴィアはにやりと今まではあまりしなかった笑みを浮かべて言う。
「ふふ、そう言うのだったら、決闘は負けてくれてもかまいませんわよ?」
決闘でオリヴィアが勝てば、アーツとの結婚を約束している。
演説を終え、大盛り上りの広場を見て一頻り安心した二人は、懐かしの決闘場へと向かう。
ブロンセンの東の広場。
かつて、散々師匠達を含めて修行を行った、二人の原点とも言えるべき場所に。
魔王戦で最も国力を削がれた国はこのグレーズ王国だ。
少し前までは聖女と鬼神誕生の地、狛の村を領土としていて、騎士団長ディエゴやサンダープリンセスを有していた。
その殆どが壊滅。それだけならまだしも、鬼神は魔王だったという話。
それが世界に浸透してしまった今、新王には多くの役割をこなして貰わなければならない。
オリヴィアを持ち上げたかった貴族達も今では一丸となってアーツの新政権を盛り上げるのに必死だ。
戴冠式の最後、アーツが壇上へと上がる。
国民に向けたこの演説が終われば、晴れてアーツが新王となる。
彼が発する言葉を、皆が固唾を飲んで見守っていた。
「最後の魔王戦は、壮絶なものだったと聞いている」
静かに、そんな一言から切り出していく。
アーツが壇上に上がる前にはざわついていた広場も、そんな静に始まる言葉を聞こうと耳を立てる。
いや、その以前、アーツが壇に上がった瞬間に、変わる雰囲気があった。
「流石オリ姉の弟だね。9歳であのカリスマかぁ」
「ふふふ、もったいないことをしたと思うなら今のうちですわよ」
エリーとオリヴィアが、微笑ましく見守る。
圧されている周囲の空気とは違い、流石に歴戦の勇者だ。いくらアーツのカリスマに驚いたとは言え、それはどう贔屓目に見てもレインの威圧感程の緊張感ではない。
そんな話をしている間にも、アーツの演説は進む。
「我が父、前王ピーテル・G・グレージアは、敵を見誤っていた。敵であるレインを守り、唯一その正体を見破っていたレイニー・フォクスチャームを罪人として処刑してしまった。
聖女サニィすらをも欺く魔王の手を見破ることが出来なかったことは仕方ないと言えるかもしれない。
だからこそ、前王はその責任を取る為自らの身を以て魔王に立ち向かった」
「なるほど。確かに王様も考えてた話だ」
エリーは頷く。
レイニーの件は、騎士団員であれば誰もが知っている。
はっきりと言ってしまえば、国力を削ぎ落とされたグレーズに於いて騎士団の機嫌取りは重要だ。
その場合前王が戦死した理由は美談でなければならない。
オリヴィアが戦死したと言うことも同じく、重要な要素。
つまり、レインをより強大な敵だと認める政策を推し進めている。
オリヴィアはその為に死ぬことにしたのだ。最愛であるはずのレインを悪役にしてまで、国を守るために、父の意図に乗ったのだ。
だからこそ、オリヴィアは最終兵器と呼ばれる小瓶を使うことに決めたのだった。
「まあ、仕方ないよね。人ってのは勝手なものだよ。私も含めて」
それを分かっているエリーは、自分に言い聞かせる様に呟く。
「だからこそ、勇者と魔法使いはより深い連携をとらなければならない。我がグレーズ王国は騎士団と魔法師団を解体し、新たな敵の驚異に備え、グレーズ王国軍を結成する。大将は現在魔法師団に席を置いているジャムの一人、ジョンを任命する」
ジャムの面々は、今回の魔王戦でも随分と活躍していた。即死ではない致命傷を負ったものへの治療、最前線の英雄達へのサポート。それは全ての国の魔法使い、騎士の中でも群を抜いていた。
流石にそんな事実を目の当たりにして、否定的な感情を持つ騎士団員は居なかった。
騎士団の解体とジャムの大将任命がエリーとオリヴィアの為の配慮だという事がアーツから伝わってくる。
「ん、ありがとうアーツ」
「どうしましたの?」
「なんでもないよ。やっぱり私も勝手だなぁって」
――。
魔王との戦いから帰還したエリーは数日の休息の後、アーツに呼び出された。
場所はかつてエリーに告白をした中庭。
オリヴィアも王城で休んでいるが、エリーの精神操作によって一部の侍女を除いて居ないものとなっている。そんな中、アーツがエリーを呼び出す理由と言えば一つだ。
「まず、世界を救ってくださってありがとうございます」
「ははは、そんな高尚なことじゃないけどね」
エリーにとっては師匠を救っただけのこと。レインの弟子として、娘として、父の様な存在であり師匠でもあるレインを楽にしてあげたかっただけ。世界はともかく、ブロンセンとお母さんを守りたかっただけの話だ。
それを、アーツも分かっている。
「それでも、僕達は救われましたから」
「うん、良かった良かった」
そう流すエリーに、アーツは真剣な顔を見せる。
ここから先のことは、出来れば言いたくない。
エリーのことは本当に尊敬しているし、本当に心配していた。
平たく言えば、本当に恋心が目覚めていたのかもしれない。
しかし、言わなければならないことがある。
「レインさんは、魔王になってしまいました」
「……うん」
「国内では既に、騎士レイニーの件もあって、レインさんは諸悪の根源という扱いです」
「……そうだね」
「……僕は次期国王として、国を守らないといけません。それで……」
どうしても、言い淀んでしまう。
それでも、目の前で英雄が、尊敬する人物が、大好きな人物が真剣な顔で続きを待っている。
それを見れば、流石にアーツも男として覚悟を決めた。
「国を統治する為に、僕はレインさんを敵だと認めなければなりません」
「そっか。……仕方ないよね」
「どうか、僕の隣で、一緒に国を守ってくれませんか?」
今度は以前と違い、打算ではない。
アーツが真剣な気持ちでそれを言っていることが伝わってくる。
父が死に、オリヴィアが落ち込んで戦えない状態で魔王戦に向かったと聞いて、エリーのことをどれだけ心配したことか分からない。
オリヴィアの予定通りの死と聞いて、それが同時にエリーの生存も意味していると察して、どれだけ喜んだことか分からない。
アーツは、いつしか本気でエリーのことを想っていた。
「……ごめん」
エリーの答えは、それだった。
「例えどんな理由があっても、もしも世界を滅ぼしたとしても、私は師匠の弟子だ。そしてそれが誇りなの。だから、私はアーツと一緒にはなれない。私は魔王の娘。だから……、うん。嬉しいけど、ダメなんだ」
エリーの答えに、アーツも分かっていた様に俯く。
エリーの話す師匠の話は、時雨流こそが自分の生きる理由だとでも言っている様だった。
少しして、精一杯の笑顔のフリをしながら言う。
「あはは、良い線だと思ったんだけど、ダメだったかー。でも、エリーさんが救ってくれたこの国は、必ず皆が笑える国にします。見ててくださいね」
「うん、ちゃんと見てるよ」
最後にそう言って去っていくエリーを見送って、アーツは泣いた。
これが王になる前の最後の情けない姿だと言わんばかりに、わんわんと泣いた。
その頭を、不意に柔らかい感触が覆う。
「アーツ、よく頑張りましたわね」
父が死んで辛い中、悪いとは思ってもいない英雄を悪に見立てなければならないという現状。
そんな中で、国の為にという理由もあるけれど、振られることが分かっていてエリーに告白しなければならない等、どれほどの勇気が必要なことか。
後ろから弟を抱きしめた姉の優しさに、その日だけはと、アーツは甘える様に抱きついて泣きじゃくった。
――。
「今回ばかりは、誰が悪いとも言えませんわ」
「……そうね。悪いのは、世界の意思だもん」
胸を張って堂々と演説しているアーツは、僅か9歳。
そんな子どもに、随分な重圧をかけているものだと思う。
それでも、もう大丈夫だと言わんばかりに民衆を魅了する演説を見ていると、そんな感想も漏れてくる。
「頑張れ、アーツ。格好良いよ」
演説を終える頃、エリーは優しげにそう呟いた。
それに対して、オリヴィアはにやりと今まではあまりしなかった笑みを浮かべて言う。
「ふふ、そう言うのだったら、決闘は負けてくれてもかまいませんわよ?」
決闘でオリヴィアが勝てば、アーツとの結婚を約束している。
演説を終え、大盛り上りの広場を見て一頻り安心した二人は、懐かしの決闘場へと向かう。
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