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第八章:ほんの僅かの前進
第百六話:ルー君は今日もなんだか分からないことを言うのね、あ、この料理すごく美味しい
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「ねえルー君」
「なんだいエレナ」
今日もまた、二人の魔法使いは温泉のついでに街の食堂に来ていた。
この間見つけて、気に入った店。巨大な聖女の肖像画と、小さな鬼神の肖像画が飾ってある、腕のない魔法使いの女将と勇者らしき傷の目立つ主人が二人で経営している店。
最近は魔物を倒すとここまで転移してきて温泉につかり、体を癒してはこの食堂に来るのが日課となっていた。
「どれだけ考えても全然分からないんだけど、どうして魔人様の子どもは勇者になるの?」
いつもの様に、エレナは疑問に思ったことをルークに尋ねる。
ここの所ずっと気にはなっていたものの、自分でも考えてみようと考えたところ、結局分からなかった疑問をぶつける。
「ああ、勇者の素質は遺伝しないって話かい?」
「うん。狛の村もそれは同じなの?」
その疑問は、先日鬼神レインの子どもが世界を変えるのだとルークが言ったことから始まっていた。
勇者や魔法使いとして生まれる子どもは、言ってみればそういう才能を持って生まれるということ。
細胞単位で【陽のマナ】を蓄えている人間が勇者であって、それは偶然の産物。そう考えられている。
親両方勇者だとして、生まれてくる子どもは一般人。なんてことは極々普通のことだった。
最近の研究によって、『聖女の魔法書』に記された【陽のマナ濃度が濃い地域】に住んでいる者ならば勇者として生まれる可能性が高く、そうではないところでは勇者よりも魔法使いとして生まれる可能性の方が高いということが分かっている。
グレーズ王国に優秀な勇者が多くベラトゥーラ共和国に魔法使いが多いと言うのは、言ってみればそういう土地柄だから、ということになる。
もちろん、それを発表してしまえば民族大移動が起きてしまう可能性がある為に、極一部の人々しかそれを知らない。
そして問題は、レインと言う男の体は非常に特殊であるということだ。
狛の村は今まで、【陰のマナ】と呼ばれる魔物の素となるエネルギーが満ちており、そこで生まれる子どもは皆魔物のような身体能力を有して生まれてきていた。
そんな陰のマナは、陽のマナと混ざり合ってしまうと消滅してしまうという性質がある。
つまりエレナの疑問は、狛の村の住人であって、その体内に大量の陰のマナを蓄えているレインの子どもは狛の村人同等になることはあっても勇者になることは有り得ないのではないか、ということだ。
レインという男は、村の外で生まれている。
それでもその男の体内には陰のマナが存在しており、同時に絶妙なバランスで陽のマナも存在している。
つまり、陰のマナは遺伝するのでは? もしくは、魔物になった彼らは元々魔物だったのでは? という疑問。
「なるほど、そういうことか。それはね、先生の推論がぴったり正解だってことだよ」
そんなエレナの疑問に、ルークはなんてこともないように答える。
「どういうこと?」
「つまり、狛の村も勇者の素質も、同じく遺伝しないということさ」
つまり、狛の村で子どもを生むから狛の村人なのだということ。
レインという男は例外中の例外なのだということ。
「あ、魔人様のお母さんが特別な人だったって話?」
それに思い当たる節があったのかエレナは言う。
狛の村で最も弱かったレインの母親は村を出て、外で暮らした。
そんな彼女が弱かった理由が特殊だった為に、レインは例外的な肉体を持つに至ったのだということを聞いていた。
「そういうこと。たまに、狛の村でも弱い人って生まれるみたい。もちろん例外なくデーモンなら倒せるんだけど、それが限界な人もいる。そんな人達が狛の村を出たって件は、実は過去にもいくらかあったみたいなんだ」
理由はともかく、狛の村もほぼ勇者と同じなのだとルークは言う。
違うのは、そこで生んだ子どもは確実に【魔物の素】を溜め込んでいるという点。
「へえ、確かに勇者としては一流の条件の、デーモン単独討伐が出来たとしても、あの山じゃ力不足だものね」
そんな人たちは、あそこでは暮らせはしない。その為に、外に出て冒険者として生活することが多い。
冒険者になればデーモンを倒せる彼ら、大量のデーモンが暮らす山で育った彼らは、超一流の冒険者となる。
「そう。そんな人達が優秀な勇者を生んだって事例は、調べてみたら普通にあるんだってさ」
そんな人達が外で出会いを果たし、生んだ子どもが勇者になる。
つまり、狛の村の力は遺伝しない。
「そうなんだ。納得」
エレナは問題が全て解決したように安心した顔をする。
そんな彼女に、ルークは更にそんな結論に至った理由を話していく。
エレナは疑問に思えばすぐに質問してくれることが多い。例えルークの言ったことが理解できていなくとも、非常に話しやすい雰囲気に、いつもついつい話しすぎてしまう。
「更にね、月光に添えられた予言、レインさんは為してないって話なんだ」
最上位の宝剣であるそれには、ある予言が添えられ狛の村に収められていた。
「彼の黒剣によって、拒魔の勇者は全てを取り戻す。だっけ」
エレナが反復する、そんな一つの予言。
それが魔王になってしまった聖女サニィを元のサニィに戻すということを指し示しているのならば、為していると言えるだろう。しかし全てと言うには足らず、そもそもそれは、最悪その黒剣でなくとも成し得たこと。
空間魔法を開発するに辺りレインの技を見続けた日々の中で、レインはかつてルークにそんなことを口にしていた。
「そう。だから、予言の中の世界を変える者っていうのは、この間狛の村で誕生が予言された勇者、もしくは月光の予言を為す、狛の力を持った勇者。きっとどちらもレインさんの子どもなんだけど、そのどちらかかな」
ルークには確信があるように、指を立てながら言う。
「魔法使いって可能性はないの?」
勇者な理由にはそれなりに納得出来た。
それでも、魔法使いという可能性がある。
それに、ルークは自分達を指して言う。
「魔法使いはマナがなければただの人だからね。先生の様にマナを感じることも出来ない。魔法使いに世界を変えるのは、現実的に考えて難しいよ。レインさんも先生も、勇者な様にね」
諦めでもなんでもなく、純粋な事実。
強力な武器を開発すれば一般人でも戦えるようになるかもしれないが、それでもレインに勝つことは不可能。どう足掻いても、あの域に到達できる一般人は想像が付かない。
以前開発された銃なども、精々ゴブリンや中型野生動物を相手に戦える程度。オーガともなれば一匹倒すのに何発かかるか……、それならば強力な宝剣を持った一般人が、まぐれで倒す確率の方が高い。
そしてそれは、魔法使いも同じ。聖女にまるで追いつけない時点で、限界は、ほぼ見えている。
「なるほどー」
そんな事実にも、エレナはショックを受けた様子は見せない。魔法使いが勇者に劣ると言われていた時代を普通に生きてきた世代だ。
最近の魔法使いを持ち上げるような風潮は、むしろ気持ち悪いとすら思っている。
間の抜けた声で納得すると、次に気になった点を尋ねる。
「それで、魔人様の子供が狛の勇者の可能性もあるって、遺伝する可能性はあるのね?」
「あ、うん。レインさんの体は特別だから、流石に絶対にないとは言い切れないよ」
鬼神レインの体は、奇跡の様なバランスの上に成り立っている。
普通に考えれば、遺伝するとして双方が混ざり合って一般人になる可能性が高い。
それでも何が起こるか分からないというのは、鬼神と聖女を見れば仕方あるまい。
「ふーん、ところで」
そんなルークのいい加減な部分も特に気にした様子もなく、話題を切り替える。
「どうしたの?」
「なんでもう亡くなっちゃった魔人様が子どもを作れるの?」
「あれ、エレナ知らなかったっけ?」
「へ?」
あの時、彼女はその場に居なかっただろうか。
居たような気もするが、覚えていないならばそれもまた良いだろう。
そんなことを思って直接は伝えないことにする。
「知らないなら楽しみにしておきなよ。その時には、お祝いも用意して。きっとその時は色々大変だと思うから、せめて祝ってあげるんだ」
そうなった時には、きっと様々な柵や問題があるだろう。
だからそうなれば、せめて仲間として祝ってやろう。
「ルー君は今日もなんだか分からないことを言うのね、あ、この料理すごく美味しい」
「本当だね。やっぱりこの店は最高だ」
そのまま再び話題を変えていったエレナを微笑ましく見ながら、ルークもまた本日の料理に舌鼓を打つのだった。
「魔王との戦いが終わったら、私達も子ども作っても良いかもね」
そんな不意打ちに、途端に料理の味も分からなくなってしまうのが今日のルークだったけれど。
「なんだいエレナ」
今日もまた、二人の魔法使いは温泉のついでに街の食堂に来ていた。
この間見つけて、気に入った店。巨大な聖女の肖像画と、小さな鬼神の肖像画が飾ってある、腕のない魔法使いの女将と勇者らしき傷の目立つ主人が二人で経営している店。
最近は魔物を倒すとここまで転移してきて温泉につかり、体を癒してはこの食堂に来るのが日課となっていた。
「どれだけ考えても全然分からないんだけど、どうして魔人様の子どもは勇者になるの?」
いつもの様に、エレナは疑問に思ったことをルークに尋ねる。
ここの所ずっと気にはなっていたものの、自分でも考えてみようと考えたところ、結局分からなかった疑問をぶつける。
「ああ、勇者の素質は遺伝しないって話かい?」
「うん。狛の村もそれは同じなの?」
その疑問は、先日鬼神レインの子どもが世界を変えるのだとルークが言ったことから始まっていた。
勇者や魔法使いとして生まれる子どもは、言ってみればそういう才能を持って生まれるということ。
細胞単位で【陽のマナ】を蓄えている人間が勇者であって、それは偶然の産物。そう考えられている。
親両方勇者だとして、生まれてくる子どもは一般人。なんてことは極々普通のことだった。
最近の研究によって、『聖女の魔法書』に記された【陽のマナ濃度が濃い地域】に住んでいる者ならば勇者として生まれる可能性が高く、そうではないところでは勇者よりも魔法使いとして生まれる可能性の方が高いということが分かっている。
グレーズ王国に優秀な勇者が多くベラトゥーラ共和国に魔法使いが多いと言うのは、言ってみればそういう土地柄だから、ということになる。
もちろん、それを発表してしまえば民族大移動が起きてしまう可能性がある為に、極一部の人々しかそれを知らない。
そして問題は、レインと言う男の体は非常に特殊であるということだ。
狛の村は今まで、【陰のマナ】と呼ばれる魔物の素となるエネルギーが満ちており、そこで生まれる子どもは皆魔物のような身体能力を有して生まれてきていた。
そんな陰のマナは、陽のマナと混ざり合ってしまうと消滅してしまうという性質がある。
つまりエレナの疑問は、狛の村の住人であって、その体内に大量の陰のマナを蓄えているレインの子どもは狛の村人同等になることはあっても勇者になることは有り得ないのではないか、ということだ。
レインという男は、村の外で生まれている。
それでもその男の体内には陰のマナが存在しており、同時に絶妙なバランスで陽のマナも存在している。
つまり、陰のマナは遺伝するのでは? もしくは、魔物になった彼らは元々魔物だったのでは? という疑問。
「なるほど、そういうことか。それはね、先生の推論がぴったり正解だってことだよ」
そんなエレナの疑問に、ルークはなんてこともないように答える。
「どういうこと?」
「つまり、狛の村も勇者の素質も、同じく遺伝しないということさ」
つまり、狛の村で子どもを生むから狛の村人なのだということ。
レインという男は例外中の例外なのだということ。
「あ、魔人様のお母さんが特別な人だったって話?」
それに思い当たる節があったのかエレナは言う。
狛の村で最も弱かったレインの母親は村を出て、外で暮らした。
そんな彼女が弱かった理由が特殊だった為に、レインは例外的な肉体を持つに至ったのだということを聞いていた。
「そういうこと。たまに、狛の村でも弱い人って生まれるみたい。もちろん例外なくデーモンなら倒せるんだけど、それが限界な人もいる。そんな人達が狛の村を出たって件は、実は過去にもいくらかあったみたいなんだ」
理由はともかく、狛の村もほぼ勇者と同じなのだとルークは言う。
違うのは、そこで生んだ子どもは確実に【魔物の素】を溜め込んでいるという点。
「へえ、確かに勇者としては一流の条件の、デーモン単独討伐が出来たとしても、あの山じゃ力不足だものね」
そんな人たちは、あそこでは暮らせはしない。その為に、外に出て冒険者として生活することが多い。
冒険者になればデーモンを倒せる彼ら、大量のデーモンが暮らす山で育った彼らは、超一流の冒険者となる。
「そう。そんな人達が優秀な勇者を生んだって事例は、調べてみたら普通にあるんだってさ」
そんな人達が外で出会いを果たし、生んだ子どもが勇者になる。
つまり、狛の村の力は遺伝しない。
「そうなんだ。納得」
エレナは問題が全て解決したように安心した顔をする。
そんな彼女に、ルークは更にそんな結論に至った理由を話していく。
エレナは疑問に思えばすぐに質問してくれることが多い。例えルークの言ったことが理解できていなくとも、非常に話しやすい雰囲気に、いつもついつい話しすぎてしまう。
「更にね、月光に添えられた予言、レインさんは為してないって話なんだ」
最上位の宝剣であるそれには、ある予言が添えられ狛の村に収められていた。
「彼の黒剣によって、拒魔の勇者は全てを取り戻す。だっけ」
エレナが反復する、そんな一つの予言。
それが魔王になってしまった聖女サニィを元のサニィに戻すということを指し示しているのならば、為していると言えるだろう。しかし全てと言うには足らず、そもそもそれは、最悪その黒剣でなくとも成し得たこと。
空間魔法を開発するに辺りレインの技を見続けた日々の中で、レインはかつてルークにそんなことを口にしていた。
「そう。だから、予言の中の世界を変える者っていうのは、この間狛の村で誕生が予言された勇者、もしくは月光の予言を為す、狛の力を持った勇者。きっとどちらもレインさんの子どもなんだけど、そのどちらかかな」
ルークには確信があるように、指を立てながら言う。
「魔法使いって可能性はないの?」
勇者な理由にはそれなりに納得出来た。
それでも、魔法使いという可能性がある。
それに、ルークは自分達を指して言う。
「魔法使いはマナがなければただの人だからね。先生の様にマナを感じることも出来ない。魔法使いに世界を変えるのは、現実的に考えて難しいよ。レインさんも先生も、勇者な様にね」
諦めでもなんでもなく、純粋な事実。
強力な武器を開発すれば一般人でも戦えるようになるかもしれないが、それでもレインに勝つことは不可能。どう足掻いても、あの域に到達できる一般人は想像が付かない。
以前開発された銃なども、精々ゴブリンや中型野生動物を相手に戦える程度。オーガともなれば一匹倒すのに何発かかるか……、それならば強力な宝剣を持った一般人が、まぐれで倒す確率の方が高い。
そしてそれは、魔法使いも同じ。聖女にまるで追いつけない時点で、限界は、ほぼ見えている。
「なるほどー」
そんな事実にも、エレナはショックを受けた様子は見せない。魔法使いが勇者に劣ると言われていた時代を普通に生きてきた世代だ。
最近の魔法使いを持ち上げるような風潮は、むしろ気持ち悪いとすら思っている。
間の抜けた声で納得すると、次に気になった点を尋ねる。
「それで、魔人様の子供が狛の勇者の可能性もあるって、遺伝する可能性はあるのね?」
「あ、うん。レインさんの体は特別だから、流石に絶対にないとは言い切れないよ」
鬼神レインの体は、奇跡の様なバランスの上に成り立っている。
普通に考えれば、遺伝するとして双方が混ざり合って一般人になる可能性が高い。
それでも何が起こるか分からないというのは、鬼神と聖女を見れば仕方あるまい。
「ふーん、ところで」
そんなルークのいい加減な部分も特に気にした様子もなく、話題を切り替える。
「どうしたの?」
「なんでもう亡くなっちゃった魔人様が子どもを作れるの?」
「あれ、エレナ知らなかったっけ?」
「へ?」
あの時、彼女はその場に居なかっただろうか。
居たような気もするが、覚えていないならばそれもまた良いだろう。
そんなことを思って直接は伝えないことにする。
「知らないなら楽しみにしておきなよ。その時には、お祝いも用意して。きっとその時は色々大変だと思うから、せめて祝ってあげるんだ」
そうなった時には、きっと様々な柵や問題があるだろう。
だからそうなれば、せめて仲間として祝ってやろう。
「ルー君は今日もなんだか分からないことを言うのね、あ、この料理すごく美味しい」
「本当だね。やっぱりこの店は最高だ」
そのまま再び話題を変えていったエレナを微笑ましく見ながら、ルークもまた本日の料理に舌鼓を打つのだった。
「魔王との戦いが終わったら、私達も子ども作っても良いかもね」
そんな不意打ちに、途端に料理の味も分からなくなってしまうのが今日のルークだったけれど。
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