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第八章:新たな国の霊峰へ
第八十九話:幕間の参
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師匠とサニィお姉ちゃんから手紙が送られて来た。
文字の勉強をしているお母さんに読んでもらうと、何やら前に送られて来た武器の名前を考えてくれたらしい。
内容はこうだった。
―我が弟子エリーへ―
サニィと二人で武器の名前を考えた。互いに全ての名前を考えたので、好きな方を選ぶと良い。もちろんのこと、両方気に入らなければお前が決めても良い。
そんな文から始まっていた。
その後読み進めてみると、サニィお姉ちゃんの考えた名前は意味が分からないし、師匠の考えた名前は全て人の名前だ。
師匠の考えた名前にはそう決めた理由が細かく書いてあったので、読めないと言うお母さんの代わりに女将さんに読んでもらうことにした。
『短剣ヘルメス』
今より260年前、青の魔王を倒した短剣使いの名前を貰っておいた。かの勇者は誰よりも速く敵の胸中に飛び込み、誰よりも早く最初の魔物を倒したと言う。
『片手剣ベルナール』
今より300年前、白の魔王を倒した勇者の名だ。かの勇者は誰よりも冷静に場を判断し、確実に相手を制圧していく術に長けていたと言う。
『長剣レイン』
説明は不要だろう。史上初めて二人の魔王を倒す勇者の名だ。
『大剣ヴィクトリア』
今より100年前、最後の魔王と言われた黒の魔王を倒した勇者の名だ。彼女の怪力は地形を変え、隙さえ作れれば一撃の元にドラゴンを両断したと言う。
『大盾フィリオナ』
100年前、黒の魔王を倒した勇者の一人だ。全てを受け止める勇気とその堅牢さはヴィクトリアの危機を何度も救ったと言う。
『戦槍マルス』
今より150年前、赤の魔王を倒した勇者の名だ。誰よりも勇ましく戦い、その身に幾度攻撃を受けても決して倒れない戦士だったと言う。
『白弓エリーゼ』
今より450年前、最初の魔王と言われる緑の魔王を倒した勇者の名前だ。空を飛ぶ魔王をただ一人で撃ち落とし、初めての魔王討伐を成功させた功労者。誰よりも高い視力と集中力を持っていたと言う。
『戦棍ボブ』
今より320年前、茶の魔王を倒した勇者の名だ。相手の防御も何も関係なく滅多打ちにするその凶暴性は、勇者でありながら多くの人から恐れられた様だ。しかし、根は優しく、多くの捨てられた動物を保護していたと言う。
「ん? 最後の戦棍ボブだけなんか説明がおかしくないかしら」
「女将さんもボブみたい」
「え、えーと? 何を言ってるのかな? エリー?」
なんでか分からないけれど、女将さんの機嫌が悪くなる。私は褒めてるのに。
「行くところがないあたしとお母さんを救ってくれたから」
「ああ、なるほど。気にしなくて良いのよ。私達は家族なんだから」
「ん、ありがとう女将さん!!」
すぐに機嫌を直す女将さんに、私も嬉しくなる。
「ところで、名前はどうするの?」
「サニィお姉ちゃんのはダサいからいらない。ししょーのは、説明を見たら格好良いからそうしようかな。ボブ!!」
「あら、あなたボブが気に入ったの?」
「うん。だって女将さんみたい」
「……」
また機嫌が悪くなる女将さんはよく分からないけれど、とりあえず名前は師匠の案で決まりだ。
サニィお姉ちゃんの案、弓で『まよねーず』とか、片手剣『ふらんすぱん』とか、私が子どもだからって馬鹿にしているとしか思えない。師匠の手紙によれば、お姉ちゃんも真面目に考えてる、とのことだったけど……。
今は訓練で一応一通り全部の武器を試している。
まだ大剣だけは持てないし、盾も少し大き過ぎるけど、使いやすさはどの武器も変わらない。今はちょうどボブの練習をしている所で良い名前を貰えて良かった。
そんな時だった。
「たのみますわ!!」
「あら? どうしたのかしら、ちょっと行ってくるわね」
そんな大きな声と共に、宿屋『漣』に、その人はやって来た。
「わたくしはレイン様の二番弟子オリヴィアと申します。あなたがレイン様の一番弟子、わたくしの姉弟子のエリーさんですか?」
「は、初めまして。エリーです。お姉さんもししょーの弟子なんですか?」
「ええ。表の顔は清く美しいグレーズ王国王女、しかしてその実態は、レイン様の二番弟子にして謎の勇者、『サンダープリンセス』ですわ!!」
「……」
「……」
時が、止まった。
師匠はいつの間にこんな変な弟子をとってしまったのだろうか。私が知らないうちに、変わってしまったんだろうか。確かにもう師匠と別れてから一年経つ。
あれ? でも、よくよく考えてみれば手紙は普通だった。
「あ、あれ? どうしました? エリーさん」
「あ、あの、本当にししょーの弟子なの?」
「ええ、もちろんですわ。サニィお姉様に頂いたこの『サンダープリンセス』と言う名前も気に入っておりますけれど、正真正銘わたくしはレイン様の二番弟子です」
「へ、へぇー」
犯人はサニィお姉ちゃんだった。
この変なお姉さんは、確かに師匠の弟子らしい。サニィお姉ちゃんが付けたダサい名前が説得力を持っている。
「ちなみにサニィお姉様が考えたあなたの勇者名は『サイクロンガール』ですのよ。どうかしら」
「いや」
「え?」
「いやぁー!」
流石にダサ過ぎる。
せっかく師匠にかっこいい武器を貰ったのに、サイクロンガールって。サイクロンガールのボブって何!?
「う、うふふ。ちなみにわたくしのレイピアの名前は『ささみ3号』。可愛いでしょう?」
「あ、あははは」
本気で可愛いと思ってる、この変なお姉さんも。ヤバい。怖い。
そう思っていた所で、部屋にお姉さんを案内してきて以来黙っていた女将さんが口を開いた。
「あ、あの、もしかして本当に王女オリヴィア様ですか?」
「ええ。そうです。今回の滞在はしばらくとなりますけれど、宜しくお願いしますわ」
そう言って何かペンダントみたいなものを見せると、女将さんは気を失った。
どうやら変なお姉さんは本当にこの国の王女様で、それに驚いたらしい。
「さて、今日からしばらく、わたくしと一緒に訓練しましょうね?」
「……いやです」
王女様の偉さをイマイチ分かって居なかった私は、目の前の変なお姉さんを前に、思わずそう答えていた。
文字の勉強をしているお母さんに読んでもらうと、何やら前に送られて来た武器の名前を考えてくれたらしい。
内容はこうだった。
―我が弟子エリーへ―
サニィと二人で武器の名前を考えた。互いに全ての名前を考えたので、好きな方を選ぶと良い。もちろんのこと、両方気に入らなければお前が決めても良い。
そんな文から始まっていた。
その後読み進めてみると、サニィお姉ちゃんの考えた名前は意味が分からないし、師匠の考えた名前は全て人の名前だ。
師匠の考えた名前にはそう決めた理由が細かく書いてあったので、読めないと言うお母さんの代わりに女将さんに読んでもらうことにした。
『短剣ヘルメス』
今より260年前、青の魔王を倒した短剣使いの名前を貰っておいた。かの勇者は誰よりも速く敵の胸中に飛び込み、誰よりも早く最初の魔物を倒したと言う。
『片手剣ベルナール』
今より300年前、白の魔王を倒した勇者の名だ。かの勇者は誰よりも冷静に場を判断し、確実に相手を制圧していく術に長けていたと言う。
『長剣レイン』
説明は不要だろう。史上初めて二人の魔王を倒す勇者の名だ。
『大剣ヴィクトリア』
今より100年前、最後の魔王と言われた黒の魔王を倒した勇者の名だ。彼女の怪力は地形を変え、隙さえ作れれば一撃の元にドラゴンを両断したと言う。
『大盾フィリオナ』
100年前、黒の魔王を倒した勇者の一人だ。全てを受け止める勇気とその堅牢さはヴィクトリアの危機を何度も救ったと言う。
『戦槍マルス』
今より150年前、赤の魔王を倒した勇者の名だ。誰よりも勇ましく戦い、その身に幾度攻撃を受けても決して倒れない戦士だったと言う。
『白弓エリーゼ』
今より450年前、最初の魔王と言われる緑の魔王を倒した勇者の名前だ。空を飛ぶ魔王をただ一人で撃ち落とし、初めての魔王討伐を成功させた功労者。誰よりも高い視力と集中力を持っていたと言う。
『戦棍ボブ』
今より320年前、茶の魔王を倒した勇者の名だ。相手の防御も何も関係なく滅多打ちにするその凶暴性は、勇者でありながら多くの人から恐れられた様だ。しかし、根は優しく、多くの捨てられた動物を保護していたと言う。
「ん? 最後の戦棍ボブだけなんか説明がおかしくないかしら」
「女将さんもボブみたい」
「え、えーと? 何を言ってるのかな? エリー?」
なんでか分からないけれど、女将さんの機嫌が悪くなる。私は褒めてるのに。
「行くところがないあたしとお母さんを救ってくれたから」
「ああ、なるほど。気にしなくて良いのよ。私達は家族なんだから」
「ん、ありがとう女将さん!!」
すぐに機嫌を直す女将さんに、私も嬉しくなる。
「ところで、名前はどうするの?」
「サニィお姉ちゃんのはダサいからいらない。ししょーのは、説明を見たら格好良いからそうしようかな。ボブ!!」
「あら、あなたボブが気に入ったの?」
「うん。だって女将さんみたい」
「……」
また機嫌が悪くなる女将さんはよく分からないけれど、とりあえず名前は師匠の案で決まりだ。
サニィお姉ちゃんの案、弓で『まよねーず』とか、片手剣『ふらんすぱん』とか、私が子どもだからって馬鹿にしているとしか思えない。師匠の手紙によれば、お姉ちゃんも真面目に考えてる、とのことだったけど……。
今は訓練で一応一通り全部の武器を試している。
まだ大剣だけは持てないし、盾も少し大き過ぎるけど、使いやすさはどの武器も変わらない。今はちょうどボブの練習をしている所で良い名前を貰えて良かった。
そんな時だった。
「たのみますわ!!」
「あら? どうしたのかしら、ちょっと行ってくるわね」
そんな大きな声と共に、宿屋『漣』に、その人はやって来た。
「わたくしはレイン様の二番弟子オリヴィアと申します。あなたがレイン様の一番弟子、わたくしの姉弟子のエリーさんですか?」
「は、初めまして。エリーです。お姉さんもししょーの弟子なんですか?」
「ええ。表の顔は清く美しいグレーズ王国王女、しかしてその実態は、レイン様の二番弟子にして謎の勇者、『サンダープリンセス』ですわ!!」
「……」
「……」
時が、止まった。
師匠はいつの間にこんな変な弟子をとってしまったのだろうか。私が知らないうちに、変わってしまったんだろうか。確かにもう師匠と別れてから一年経つ。
あれ? でも、よくよく考えてみれば手紙は普通だった。
「あ、あれ? どうしました? エリーさん」
「あ、あの、本当にししょーの弟子なの?」
「ええ、もちろんですわ。サニィお姉様に頂いたこの『サンダープリンセス』と言う名前も気に入っておりますけれど、正真正銘わたくしはレイン様の二番弟子です」
「へ、へぇー」
犯人はサニィお姉ちゃんだった。
この変なお姉さんは、確かに師匠の弟子らしい。サニィお姉ちゃんが付けたダサい名前が説得力を持っている。
「ちなみにサニィお姉様が考えたあなたの勇者名は『サイクロンガール』ですのよ。どうかしら」
「いや」
「え?」
「いやぁー!」
流石にダサ過ぎる。
せっかく師匠にかっこいい武器を貰ったのに、サイクロンガールって。サイクロンガールのボブって何!?
「う、うふふ。ちなみにわたくしのレイピアの名前は『ささみ3号』。可愛いでしょう?」
「あ、あははは」
本気で可愛いと思ってる、この変なお姉さんも。ヤバい。怖い。
そう思っていた所で、部屋にお姉さんを案内してきて以来黙っていた女将さんが口を開いた。
「あ、あの、もしかして本当に王女オリヴィア様ですか?」
「ええ。そうです。今回の滞在はしばらくとなりますけれど、宜しくお願いしますわ」
そう言って何かペンダントみたいなものを見せると、女将さんは気を失った。
どうやら変なお姉さんは本当にこの国の王女様で、それに驚いたらしい。
「さて、今日からしばらく、わたくしと一緒に訓練しましょうね?」
「……いやです」
王女様の偉さをイマイチ分かって居なかった私は、目の前の変なお姉さんを前に、思わずそう答えていた。
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