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第四章:生の楽園を突き進む
第三十三話:生命の源は新たなものを生む
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二人の進行速度は速かった。
サニィは全く疲れを見せず、1日で150kmを進むことが出来る。最早歩くと言うペースでは無く、スケートの様に地面を滑る魔法を使っているのだが、それと開花の魔法、推進力を得る魔法との3つを常時展開して進んでいる。
魔法使いと言えば飛行だと思うものだが、未だ二人は旅と言えば徒歩と言う感覚に囚われていた為、それを思い付いてはいなかった。
レインはそのペースに徒歩で対応しており、流石にサニィにもどの様に体を動かせば時速18km程で歩けるのか全く理解が出来ない。
それは通常人が歩く速度の3倍以上の速度。
それはともかく結果的に、二人は二日目の朝に海へと到達した。サニィは海が近くなると透視の魔法を使うのを一切やめ、肉眼で見ることに拘った為、最後の小山を抜けた瞬間、同時に「おおー」と声をもらす。
「大きいですねー。空が水なったみたい」
「これが海か……」
各々感嘆の声を漏らす二人。
真っ青な南国の海は二人の想像以上の美しさで、見れば色とりどりの魚が群れを作って泳いでいる。目の前に広がる白に程近い色のビーチもきめ細かく輝いている。
そんな光景に珍しくレインもはしゃいでサニィと共に駆け出した。
「よし、泳ぐぞサニィ!」
「あはははは、はい!」
テンションの上がり切った二人は着ている服もそのままに海へと飛び込む。
サニィには水泳の心得は無かったが、空気を杖の周囲に圧縮し、それを酸素ボンベ代わりに利用することで水中での長時間活動を可能としていた。もちろんレインはただの身体能力で長時間の水中活動を可能にする。
サニィは常に目を瞑っていたが、覚えた透視の魔法がある。最早周囲を見ることなどお手の物で、その海の美しさを堪能していた。
周囲に3m程のサメも見えるが、レインが居る以上は襲ってくることがない。
5mを超えるワニが何匹も居る川を渡り切ったサニィにとって、最早それは可愛いと言える程度のものだった。
「凄いですね! 海!」
「ああ、何か開放感があるな。暴れたくなる」
「えい!」
レインの発言を聞いて、サニィは水中に大渦を作り出し、レインを飲み込む。
普段ならば恐ろしくて絶対にやらないことだったが、サニィもまた興奮しきっている。
渦の中を平然と泳いで楽しむレインに、更に複雑な波を作り出し応戦する。
側から見れば完全に海でイチャつくカップルだ。尤も、サニィは未だそれを認めようとはしないだろうが。
彼らは無尽蔵な体力に物を言わせ、朝海に辿り着いてから夕陽が沈むまで遊び続けた。
……。
「よっし、今日の晩飯はこいつだ!!」
「おおお、ってでかっ!」
陽が沈んでしばらく、レインはサニィをビーチに残し、焚き火の準備を指示すると、再び海に潜り漁を始めた。
そして1時間半後、レインが右肩に抱えてきたものは、体調6m程もあるだろうか。見たこともないクエの様な巨大な魚。泳いでくる間に血抜き処理が施されている。
サニィは準備をした後、暇だったのでレインの姿だけを見ていたのだが、その血に誘われたのだろうか、戻って来るまでに3度ほどの戦闘をしたのを見ていた。
そのうちの1匹は体長7mはあろうかと言うサメ。それは透視でギリギリ見える距離だったのだが、サニィの透視は地形を意識しなければ死体は見えない。
そのサメを連れて来る様な動きでは無かったので油断していた所に6m程のクエだ。驚くのも無理は無かった。
「50cm程のフグなんかも居たけどどうする? めちゃくちゃ美味いらしいが猛毒で死ぬ」
「それは流石に……」
そんなことを言うレインの左手には、もう1匹の魚、フグが握られていた。それは傷を付けられておらず、どの様に仕留められたのかは分からないが、既に息絶えていた。
しかし、流石に死ぬほど毒があるのなら食べるわけにもいかない。
しかし、レインは気になるらしい。
「毒を抜く魔法とかは無いのか?」
「なんて言う毒なんですか? と言うか、毒はどこにあるんですか?」
「……毒は内臓だな。と言うか俺の能力でこいつ捌けるんじゃないか?」
「やめて!!」
死なないのを良いことにいい加減なことをされたらたまらない。レインはまだ死んだことが無いから知らないのだろうが、死ぬのは本当に苦しいのだ。
サニィはそのフグを転移の魔法で無理矢理奪い取ると、海に向かって竜巻の魔法で吹き飛ばした。
せめて毒が大丈夫な魚の餌になって。そう祈って。
「お前凄いな。フグにだけ集中してたとは言え俺から奪い取るとは……」
「思わず転移の魔法ってのを編み出してしまいました。必死だったんです」
「食べたら必ず死ぬだけにな……」
「もうっ! とにかくフグは他の国では毒なしで食べられる国があるって聞いたことありますから、そこまで我慢して下さい!」
「仕方ない……」
その日の夕飯は巨大なクエの様な魚のコース。その魚はとても美味だった。白身の魚で身は柔らかくほぐれ、口当たりも良い。
少なくとも、レインがフグフグ言わなくなる程度には質の良い魚だった。
「所でサメって強かったですか? なんか凄く大きいのと戦ってましたけど」
「あれな、めちゃくちゃ弱かった。骨格が貧弱過ぎる。デカいのと噛む力が強いだけだ」
「えええ……。サメって怖い生き物だってイメージだったんですけど……」
「普通に考えれば脅威だろうな。海では行動が制限される。でも、俺にとってはな……。まあ、海中から大口開けて奇襲された時はちょっとホラーかと思ったけどな」
「えええ……。それは超怖いですね」
海を見ると、真っ暗だ。そこには昼と違い青さは無く、漆黒の闇が広がっている。そんな海の底からでっかい口が……。
サニィはそんな想像をしてしまいブルルッと震えた後、はっと思うことがあり、海に入ったら常に警戒しようと決めた。
思えば、サメはレインに襲いかかったのだ。何もない時にはレインがいれば安全だと思っていたが、獲物を連れているレインには襲いかかる。となると、レインがいれば安全だとは一概には言えない。
もし昼間に不意打ちされてたら……。そんなことを考えると、少しばかり海が怖くなった。
「さて、今日は寝るか。火を消すぞ」
「あ、は、はい」
不意にそんなことを言われ、サニィは焦りだす。つい返事をしてしまったが、怖い妄想をしてしまった後に明かりが無くなるのは結構怖い。
しかし、そんなことに気付かぬままレインは火を消した。
……。
するとしばらくして、目の前の海は様変わりする。
漆黒の闇に、煌めく金色のさざ波。
この日はたまたま満月だった。近くに強い明かりがあるうちは気付かなかったが、火を消してしばらくすれば暗順応で微細な光を感知できる様になる。
その映像はサニィに、ある一つのアイデアを生み出した。
「レインさん、レインさんの宝剣の名前、思い付きました」
「聞こう」
「……『月光』ってのはどうでしょう」
「……なるほど。『心太』よりは余程好感が持てる」
「なんか、海とかも入らないかなと思ったんですけど、余計な言葉を足すほどに安っぽくなるかなと思って。それに静かな感じ、出すには」
『フラワー2号』のサニィとしては、これ以上ない命名だろう。
晴れの日の満月が映る静かな海を宝剣の刀身に例えた名前。
晴れの日にしか見ることの出来ないその海は、サニィの名前とも一致する。
レインはそう考えた。
サニィは言わなかったが、レインの見た目の静けさは、その刀身と似ていると思っていた。そして決して壊れない特性はレインの乱れない精神の様。
二人の考えは傾向の違いこそあるものの、一致した。
そうしてレインの漆黒に金色の波型のダマスカス紋様を待つ宝剣は『月光』と命名された。
残り【1798→1796日】
サニィは全く疲れを見せず、1日で150kmを進むことが出来る。最早歩くと言うペースでは無く、スケートの様に地面を滑る魔法を使っているのだが、それと開花の魔法、推進力を得る魔法との3つを常時展開して進んでいる。
魔法使いと言えば飛行だと思うものだが、未だ二人は旅と言えば徒歩と言う感覚に囚われていた為、それを思い付いてはいなかった。
レインはそのペースに徒歩で対応しており、流石にサニィにもどの様に体を動かせば時速18km程で歩けるのか全く理解が出来ない。
それは通常人が歩く速度の3倍以上の速度。
それはともかく結果的に、二人は二日目の朝に海へと到達した。サニィは海が近くなると透視の魔法を使うのを一切やめ、肉眼で見ることに拘った為、最後の小山を抜けた瞬間、同時に「おおー」と声をもらす。
「大きいですねー。空が水なったみたい」
「これが海か……」
各々感嘆の声を漏らす二人。
真っ青な南国の海は二人の想像以上の美しさで、見れば色とりどりの魚が群れを作って泳いでいる。目の前に広がる白に程近い色のビーチもきめ細かく輝いている。
そんな光景に珍しくレインもはしゃいでサニィと共に駆け出した。
「よし、泳ぐぞサニィ!」
「あはははは、はい!」
テンションの上がり切った二人は着ている服もそのままに海へと飛び込む。
サニィには水泳の心得は無かったが、空気を杖の周囲に圧縮し、それを酸素ボンベ代わりに利用することで水中での長時間活動を可能としていた。もちろんレインはただの身体能力で長時間の水中活動を可能にする。
サニィは常に目を瞑っていたが、覚えた透視の魔法がある。最早周囲を見ることなどお手の物で、その海の美しさを堪能していた。
周囲に3m程のサメも見えるが、レインが居る以上は襲ってくることがない。
5mを超えるワニが何匹も居る川を渡り切ったサニィにとって、最早それは可愛いと言える程度のものだった。
「凄いですね! 海!」
「ああ、何か開放感があるな。暴れたくなる」
「えい!」
レインの発言を聞いて、サニィは水中に大渦を作り出し、レインを飲み込む。
普段ならば恐ろしくて絶対にやらないことだったが、サニィもまた興奮しきっている。
渦の中を平然と泳いで楽しむレインに、更に複雑な波を作り出し応戦する。
側から見れば完全に海でイチャつくカップルだ。尤も、サニィは未だそれを認めようとはしないだろうが。
彼らは無尽蔵な体力に物を言わせ、朝海に辿り着いてから夕陽が沈むまで遊び続けた。
……。
「よっし、今日の晩飯はこいつだ!!」
「おおお、ってでかっ!」
陽が沈んでしばらく、レインはサニィをビーチに残し、焚き火の準備を指示すると、再び海に潜り漁を始めた。
そして1時間半後、レインが右肩に抱えてきたものは、体調6m程もあるだろうか。見たこともないクエの様な巨大な魚。泳いでくる間に血抜き処理が施されている。
サニィは準備をした後、暇だったのでレインの姿だけを見ていたのだが、その血に誘われたのだろうか、戻って来るまでに3度ほどの戦闘をしたのを見ていた。
そのうちの1匹は体長7mはあろうかと言うサメ。それは透視でギリギリ見える距離だったのだが、サニィの透視は地形を意識しなければ死体は見えない。
そのサメを連れて来る様な動きでは無かったので油断していた所に6m程のクエだ。驚くのも無理は無かった。
「50cm程のフグなんかも居たけどどうする? めちゃくちゃ美味いらしいが猛毒で死ぬ」
「それは流石に……」
そんなことを言うレインの左手には、もう1匹の魚、フグが握られていた。それは傷を付けられておらず、どの様に仕留められたのかは分からないが、既に息絶えていた。
しかし、流石に死ぬほど毒があるのなら食べるわけにもいかない。
しかし、レインは気になるらしい。
「毒を抜く魔法とかは無いのか?」
「なんて言う毒なんですか? と言うか、毒はどこにあるんですか?」
「……毒は内臓だな。と言うか俺の能力でこいつ捌けるんじゃないか?」
「やめて!!」
死なないのを良いことにいい加減なことをされたらたまらない。レインはまだ死んだことが無いから知らないのだろうが、死ぬのは本当に苦しいのだ。
サニィはそのフグを転移の魔法で無理矢理奪い取ると、海に向かって竜巻の魔法で吹き飛ばした。
せめて毒が大丈夫な魚の餌になって。そう祈って。
「お前凄いな。フグにだけ集中してたとは言え俺から奪い取るとは……」
「思わず転移の魔法ってのを編み出してしまいました。必死だったんです」
「食べたら必ず死ぬだけにな……」
「もうっ! とにかくフグは他の国では毒なしで食べられる国があるって聞いたことありますから、そこまで我慢して下さい!」
「仕方ない……」
その日の夕飯は巨大なクエの様な魚のコース。その魚はとても美味だった。白身の魚で身は柔らかくほぐれ、口当たりも良い。
少なくとも、レインがフグフグ言わなくなる程度には質の良い魚だった。
「所でサメって強かったですか? なんか凄く大きいのと戦ってましたけど」
「あれな、めちゃくちゃ弱かった。骨格が貧弱過ぎる。デカいのと噛む力が強いだけだ」
「えええ……。サメって怖い生き物だってイメージだったんですけど……」
「普通に考えれば脅威だろうな。海では行動が制限される。でも、俺にとってはな……。まあ、海中から大口開けて奇襲された時はちょっとホラーかと思ったけどな」
「えええ……。それは超怖いですね」
海を見ると、真っ暗だ。そこには昼と違い青さは無く、漆黒の闇が広がっている。そんな海の底からでっかい口が……。
サニィはそんな想像をしてしまいブルルッと震えた後、はっと思うことがあり、海に入ったら常に警戒しようと決めた。
思えば、サメはレインに襲いかかったのだ。何もない時にはレインがいれば安全だと思っていたが、獲物を連れているレインには襲いかかる。となると、レインがいれば安全だとは一概には言えない。
もし昼間に不意打ちされてたら……。そんなことを考えると、少しばかり海が怖くなった。
「さて、今日は寝るか。火を消すぞ」
「あ、は、はい」
不意にそんなことを言われ、サニィは焦りだす。つい返事をしてしまったが、怖い妄想をしてしまった後に明かりが無くなるのは結構怖い。
しかし、そんなことに気付かぬままレインは火を消した。
……。
するとしばらくして、目の前の海は様変わりする。
漆黒の闇に、煌めく金色のさざ波。
この日はたまたま満月だった。近くに強い明かりがあるうちは気付かなかったが、火を消してしばらくすれば暗順応で微細な光を感知できる様になる。
その映像はサニィに、ある一つのアイデアを生み出した。
「レインさん、レインさんの宝剣の名前、思い付きました」
「聞こう」
「……『月光』ってのはどうでしょう」
「……なるほど。『心太』よりは余程好感が持てる」
「なんか、海とかも入らないかなと思ったんですけど、余計な言葉を足すほどに安っぽくなるかなと思って。それに静かな感じ、出すには」
『フラワー2号』のサニィとしては、これ以上ない命名だろう。
晴れの日の満月が映る静かな海を宝剣の刀身に例えた名前。
晴れの日にしか見ることの出来ないその海は、サニィの名前とも一致する。
レインはそう考えた。
サニィは言わなかったが、レインの見た目の静けさは、その刀身と似ていると思っていた。そして決して壊れない特性はレインの乱れない精神の様。
二人の考えは傾向の違いこそあるものの、一致した。
そうしてレインの漆黒に金色の波型のダマスカス紋様を待つ宝剣は『月光』と命名された。
残り【1798→1796日】
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