542 / 592
第四章:三人の旅
第百四十一話:どこまで
しおりを挟む
「それで、どこまでいったんですか?」
差し出されたサラの手を取って起き上がりながら、カーリーは尋ねた。
ウアカリは戦いも男も好きながら、その関係性に遺恨を残すことは殆どない。
その質問は、単純な興味からくるものの様だった。
「へ? どこまで?」
「AとかCとかですよ」
瞬時に意味が理解出来ずに聞き返すと、返ってきた答えは聞いたことがある様なものだった。
「なんだっけそれ」
ただ、社交的ではあるものの英雄の娘であったサラに恋愛関係の話をしてくる者などいない。
それはあまり馴染みのないもので、なんとなく男女関係の話だとは分かっているものの、覚えてはいなかった。
すると、カーリーは座ったまま腰の辺りを指差して言う。
「Aはもちろんアナ――」
「頭おかしいなウアカリは!」
サラの叫び声と共にゴツン、と重い音が鳴り響く。
魔法で強化された拳骨が、カーリーの頭を容赦無く打ち抜いた。
その威力は、デーモンなら一撃で葬れるのではという程。
「いったあああ……、そりゃ、他の国とは違いますよ。男女と言えばまず交尾からなんですから」
頭を抑えながら、それでも反省しない様子のカーリー。
「交尾って言うな! ほんとあんた達動物だね……」
「まあまあウアカリの生態は置いておいて、一晩何回ですか?」
「だから!」
尚も遠慮のないカーリーに声を一瞬荒げるが、サラは途端にしゅんとなる。
「…………まだ、一緒に眠ったり手繋いだりしただけ」
「は? 頭おかしいんじゃないですか?」
そろそろ一緒に旅を始めてから半年程が経つ。
その答えは、ウアカリであるカーリーには想定出来ない答えだった。
真顔で疑問を浮かべるカーリーに、サラは顔を赤くして狼狽える。
「い、いや、ほら。……ほら」
咄嗟に言い訳は出てこないのか、しばしもごもごした後に、更にしゅんと落ち込んだ様に言う。
「一緒に寝るだけでもまだ緊張するし、クラウスからしてくることもないし、マナのいるとこじゃできないし……」
英雄サンダルの家ではチャンスはあったけれど、それでも同じベッドで眠る以上のことは無かった。
「化け物の癖にヘタレなんですか?」
「言い方悪いなあ、もう。違うんだよ。ちゃんと私のことは好いてくれてるみたいだし興味が無いわけでもないみたいなんだけど、かと言って我慢してる感じでもないんだよね、クラウスって」
ウアカリに対して、クラウスがある程度の期待をしていたのは間違いが無かった。
しかしクラウスは例え二人きりでもすぐに眠ってしまうし、手を出したいと感じられる素振りも見せない。
女性に興味が無いわけではないけれど、何故か性行為には関心が無い。
サラにはその様に見えていた。
それを説明すると、カーリーは首輪傾げる。
「んん? それは生き物としておかしくないですか? 生き物が生きる目的は、まず子孫繁栄の為なんですから」
「急に真面目なこと言われると気持ち悪いな……。でも、そんな感じなんだよね」
いつもは頭が悪いカーリーも、それに関しては疑問らしく、顎に手を当てながら考える。
この国は、英雄であるマルスが楽園であるとした国だった。来る男はまず間違いなくウアカリ達の子孫繁栄の為に役立っているし、カーリーはその例外を見たことがない。
となれば、カーリーにとって考えられる理由は限られてくる。
「うーん、サラさんはトップクラスには及ばないにしろそこそこ可愛いには可愛いと言える気もしますし――」
「ほんと失礼だよねあんた」
ウアカリは全員が全員顔もスタイルも良い。
それに比べればサラは、と考えるものの、それほど魅力が無いわけではないと思う、というのが再び拳骨を受けたカーリーの感想だった。
「ウアカリなら逆に押し倒しますけど、そもそもサラさんがヘタレですし――」
「聖女の力でぶっ飛ばすよ?」
三度目の拳骨を落としながら、サラは肩を落とす。
言われてみればそれは真実ではあった。
ただし、目の前の人物に言われれば腹が立つというだけで。
「ごめんなさい、イリス様に聞いてみないと分かりませんね。ウチからのアドバイスは股を開けとしか」
「謝るところも何もかもがおかしい」
相変わらずサラとは常識の全てが違うウアカリ人に呆れはて拳骨を落とす気も無くなってくる。
それを見て、何を思ったのかカーリーは、再び真面目な思案顔へと変化した。
「でも、彼から感じる恐怖感って、死そのものなんですけど、んー、ウチらが殺される様な恐怖感は当然あるんだけど、別の恐怖もある気がするんですよねー」
始まりの剣であるクラウスはマナを喰らう。
その結果、胎内からマナを奪い取られたオリヴィアは勇者ではなくなった。
産まれてから、ウアカリの英雄クーリアと心を読む英雄エリーが見たクラウスは、勇者そのものを喰い殺すイメージだった。
そんな中、カーリーはウアカリとしてなのか違うのかは分からないものの、どこか新しいイメージを感じとったらしい。
「どういうこと?」
「いやぁ、ウチにはイマイチ分かりませんね。何せ、今のウアカリで最も男を見る目がないのがこのカーリーですから」
「ウアカリは基本的に全員男を見る目が無いってのが常識だと思うけど」
男なら強さ以外はどうでも良い、それが基本的なウアカリだ。
しかしそれに関しては、カーリーもウアカリを代表しての反論があった。
「あんな人外に惚れるサラさんに言われたくありませんよ」
「あんた……」
自分もちょっかいを出しておいて、と言いたかったものの、確かに殺される危険を感じる勇者が女としてクラウスを好くことはまずあり得ない。
カーリーのそれは本人すら一時の気の迷いだと言っているのだから、確かにここでおかしいのはサラの方だった。
「なんだか納得いかないけど……」
そう言うサラに、ようやく立ち上がったカーリーは腰をくねらせながら言う。
「ま、サラさんはもう少し女を磨くと良いんじゃないですかね。憧れのオリヴィア様みたいに」
「オリヴィアさんに会ったことも無いあんたに言われるとほんとムカつくなぁ」
出会い頭にクラウスを化け物呼ばわりしたり、この脳みそ筋肉は本当にわけが分からない、と溜息を吐いて、サラは頭を切り替える。
思えば、決着が付いて森が静かになってから、随分と時間が経っていた。
「まあ良いや、マナが心配そうな顔してるから行くよ。それと、私が勝ったんだからクラウスには妙な色目を使わない様に」
「はーい。タイプってわけでもないですし」
流石にそろそろ、それなら最初から手を出そうとするなと突っ込みを入れる気力も無くなったサラは、何も言わずにマナが待っているところへ向かって歩き出した。
――。
「ごめんねマナ、見えなかったでしょ? 私勝った、ん?」
森を出てマナのところへ行くと、マナはなんだか見たことがない表情で虚空を見ている様だった。
「どうしたの?」
普段なら興奮した様子で飛びついて来る所。
その様子は、なんだか異様だった。
少しばかりの怒気と、それをどう言語化しようとしているのかを考えている様にも見える。
眉間に皺を寄せたり、首を傾げたり、最後に口をへの字に曲げた後、ゆっくりと口を開いた。
「なんか、おっきいどらごんうまれたかも。さにぃがやっつけたようなの」
ドラゴン。
それは魔王を除いた通常の魔物の中では、最強の種類だった。
堅い鱗に覆われた体は当然ながら大きい程に強度が高く、サイズが倍なら強さはそれどころでは済まない。
知能も高く魔法を使う、正に化け物の中の化け物。
通常は40m程で生まれるとされるが、最近はどういうことか巨体で生まれることが多い。
英雄ですら、巨大なものは一人では倒せないとされている。
個人での討伐記録はレインとサニィを除けば、7年前にエリザベート・ストームハートが倒したという80mが最大。同サイズには、あのナディアすら負けている。
しかしもしも除いた二人を含めたとなると、そのサイズは別格だった。
「サニィがやっつけた、おっきいとなると、……120mクラス?」
もしもそうなら、それはもう天災の域だった。
魔王には及ばないものの、英雄が最低でも四人は必要と言われていて、それでも厳しいかもしれない。
全英雄が集結して、ようやく安全に倒すことが出来る。そんなレベル。
もちろん、僅か七人で安全に倒せるだろうと言われているのは随分とおかしいことではあるのだけれど、本当におかしいことはそんなことではなかった。
僅か五歳程度の肉体しか持たない無力な少女は、ふう、と息を吐いて、うんざりした様子で言った。
まるで、その天災が敵ですらないかの様に。
「わかんないけど、たぶん。…………なんかちょっと、なまいき」
差し出されたサラの手を取って起き上がりながら、カーリーは尋ねた。
ウアカリは戦いも男も好きながら、その関係性に遺恨を残すことは殆どない。
その質問は、単純な興味からくるものの様だった。
「へ? どこまで?」
「AとかCとかですよ」
瞬時に意味が理解出来ずに聞き返すと、返ってきた答えは聞いたことがある様なものだった。
「なんだっけそれ」
ただ、社交的ではあるものの英雄の娘であったサラに恋愛関係の話をしてくる者などいない。
それはあまり馴染みのないもので、なんとなく男女関係の話だとは分かっているものの、覚えてはいなかった。
すると、カーリーは座ったまま腰の辺りを指差して言う。
「Aはもちろんアナ――」
「頭おかしいなウアカリは!」
サラの叫び声と共にゴツン、と重い音が鳴り響く。
魔法で強化された拳骨が、カーリーの頭を容赦無く打ち抜いた。
その威力は、デーモンなら一撃で葬れるのではという程。
「いったあああ……、そりゃ、他の国とは違いますよ。男女と言えばまず交尾からなんですから」
頭を抑えながら、それでも反省しない様子のカーリー。
「交尾って言うな! ほんとあんた達動物だね……」
「まあまあウアカリの生態は置いておいて、一晩何回ですか?」
「だから!」
尚も遠慮のないカーリーに声を一瞬荒げるが、サラは途端にしゅんとなる。
「…………まだ、一緒に眠ったり手繋いだりしただけ」
「は? 頭おかしいんじゃないですか?」
そろそろ一緒に旅を始めてから半年程が経つ。
その答えは、ウアカリであるカーリーには想定出来ない答えだった。
真顔で疑問を浮かべるカーリーに、サラは顔を赤くして狼狽える。
「い、いや、ほら。……ほら」
咄嗟に言い訳は出てこないのか、しばしもごもごした後に、更にしゅんと落ち込んだ様に言う。
「一緒に寝るだけでもまだ緊張するし、クラウスからしてくることもないし、マナのいるとこじゃできないし……」
英雄サンダルの家ではチャンスはあったけれど、それでも同じベッドで眠る以上のことは無かった。
「化け物の癖にヘタレなんですか?」
「言い方悪いなあ、もう。違うんだよ。ちゃんと私のことは好いてくれてるみたいだし興味が無いわけでもないみたいなんだけど、かと言って我慢してる感じでもないんだよね、クラウスって」
ウアカリに対して、クラウスがある程度の期待をしていたのは間違いが無かった。
しかしクラウスは例え二人きりでもすぐに眠ってしまうし、手を出したいと感じられる素振りも見せない。
女性に興味が無いわけではないけれど、何故か性行為には関心が無い。
サラにはその様に見えていた。
それを説明すると、カーリーは首輪傾げる。
「んん? それは生き物としておかしくないですか? 生き物が生きる目的は、まず子孫繁栄の為なんですから」
「急に真面目なこと言われると気持ち悪いな……。でも、そんな感じなんだよね」
いつもは頭が悪いカーリーも、それに関しては疑問らしく、顎に手を当てながら考える。
この国は、英雄であるマルスが楽園であるとした国だった。来る男はまず間違いなくウアカリ達の子孫繁栄の為に役立っているし、カーリーはその例外を見たことがない。
となれば、カーリーにとって考えられる理由は限られてくる。
「うーん、サラさんはトップクラスには及ばないにしろそこそこ可愛いには可愛いと言える気もしますし――」
「ほんと失礼だよねあんた」
ウアカリは全員が全員顔もスタイルも良い。
それに比べればサラは、と考えるものの、それほど魅力が無いわけではないと思う、というのが再び拳骨を受けたカーリーの感想だった。
「ウアカリなら逆に押し倒しますけど、そもそもサラさんがヘタレですし――」
「聖女の力でぶっ飛ばすよ?」
三度目の拳骨を落としながら、サラは肩を落とす。
言われてみればそれは真実ではあった。
ただし、目の前の人物に言われれば腹が立つというだけで。
「ごめんなさい、イリス様に聞いてみないと分かりませんね。ウチからのアドバイスは股を開けとしか」
「謝るところも何もかもがおかしい」
相変わらずサラとは常識の全てが違うウアカリ人に呆れはて拳骨を落とす気も無くなってくる。
それを見て、何を思ったのかカーリーは、再び真面目な思案顔へと変化した。
「でも、彼から感じる恐怖感って、死そのものなんですけど、んー、ウチらが殺される様な恐怖感は当然あるんだけど、別の恐怖もある気がするんですよねー」
始まりの剣であるクラウスはマナを喰らう。
その結果、胎内からマナを奪い取られたオリヴィアは勇者ではなくなった。
産まれてから、ウアカリの英雄クーリアと心を読む英雄エリーが見たクラウスは、勇者そのものを喰い殺すイメージだった。
そんな中、カーリーはウアカリとしてなのか違うのかは分からないものの、どこか新しいイメージを感じとったらしい。
「どういうこと?」
「いやぁ、ウチにはイマイチ分かりませんね。何せ、今のウアカリで最も男を見る目がないのがこのカーリーですから」
「ウアカリは基本的に全員男を見る目が無いってのが常識だと思うけど」
男なら強さ以外はどうでも良い、それが基本的なウアカリだ。
しかしそれに関しては、カーリーもウアカリを代表しての反論があった。
「あんな人外に惚れるサラさんに言われたくありませんよ」
「あんた……」
自分もちょっかいを出しておいて、と言いたかったものの、確かに殺される危険を感じる勇者が女としてクラウスを好くことはまずあり得ない。
カーリーのそれは本人すら一時の気の迷いだと言っているのだから、確かにここでおかしいのはサラの方だった。
「なんだか納得いかないけど……」
そう言うサラに、ようやく立ち上がったカーリーは腰をくねらせながら言う。
「ま、サラさんはもう少し女を磨くと良いんじゃないですかね。憧れのオリヴィア様みたいに」
「オリヴィアさんに会ったことも無いあんたに言われるとほんとムカつくなぁ」
出会い頭にクラウスを化け物呼ばわりしたり、この脳みそ筋肉は本当にわけが分からない、と溜息を吐いて、サラは頭を切り替える。
思えば、決着が付いて森が静かになってから、随分と時間が経っていた。
「まあ良いや、マナが心配そうな顔してるから行くよ。それと、私が勝ったんだからクラウスには妙な色目を使わない様に」
「はーい。タイプってわけでもないですし」
流石にそろそろ、それなら最初から手を出そうとするなと突っ込みを入れる気力も無くなったサラは、何も言わずにマナが待っているところへ向かって歩き出した。
――。
「ごめんねマナ、見えなかったでしょ? 私勝った、ん?」
森を出てマナのところへ行くと、マナはなんだか見たことがない表情で虚空を見ている様だった。
「どうしたの?」
普段なら興奮した様子で飛びついて来る所。
その様子は、なんだか異様だった。
少しばかりの怒気と、それをどう言語化しようとしているのかを考えている様にも見える。
眉間に皺を寄せたり、首を傾げたり、最後に口をへの字に曲げた後、ゆっくりと口を開いた。
「なんか、おっきいどらごんうまれたかも。さにぃがやっつけたようなの」
ドラゴン。
それは魔王を除いた通常の魔物の中では、最強の種類だった。
堅い鱗に覆われた体は当然ながら大きい程に強度が高く、サイズが倍なら強さはそれどころでは済まない。
知能も高く魔法を使う、正に化け物の中の化け物。
通常は40m程で生まれるとされるが、最近はどういうことか巨体で生まれることが多い。
英雄ですら、巨大なものは一人では倒せないとされている。
個人での討伐記録はレインとサニィを除けば、7年前にエリザベート・ストームハートが倒したという80mが最大。同サイズには、あのナディアすら負けている。
しかしもしも除いた二人を含めたとなると、そのサイズは別格だった。
「サニィがやっつけた、おっきいとなると、……120mクラス?」
もしもそうなら、それはもう天災の域だった。
魔王には及ばないものの、英雄が最低でも四人は必要と言われていて、それでも厳しいかもしれない。
全英雄が集結して、ようやく安全に倒すことが出来る。そんなレベル。
もちろん、僅か七人で安全に倒せるだろうと言われているのは随分とおかしいことではあるのだけれど、本当におかしいことはそんなことではなかった。
僅か五歳程度の肉体しか持たない無力な少女は、ふう、と息を吐いて、うんざりした様子で言った。
まるで、その天災が敵ですらないかの様に。
「わかんないけど、たぶん。…………なんかちょっと、なまいき」
0
お気に入りに追加
402
あなたにおすすめの小説
特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。
転生貴族のハーレムチート生活 【400万ポイント突破】
ゼクト
ファンタジー
ファンタジー大賞に応募中です。 ぜひ投票お願いします
ある日、神崎優斗は川でおぼれているおばあちゃんを助けようとして川の中にある岩にあたりおばあちゃんは助けられたが死んでしまったそれをたまたま地球を見ていた創造神が転生をさせてくれることになりいろいろな神の加護をもらい今貴族の子として転生するのであった
【不定期になると思います まだはじめたばかりなのでアドバイスなどどんどんコメントしてください。ノベルバ、小説家になろう、カクヨムにも同じ作品を投稿しているので、気が向いたら、そちらもお願いします。
累計400万ポイント突破しました。
応援ありがとうございます。】
ツイッター始めました→ゼクト @VEUu26CiB0OpjtL
異世界召喚でクラスの勇者達よりも強い俺は無能として追放処刑されたので自由に旅をします
Dakurai
ファンタジー
クラスで授業していた不動無限は突如と教室が光に包み込まれ気がつくと異世界に召喚されてしまった。神による儀式でとある神によってのスキルを得たがスキルが強すぎてスキル無しと勘違いされ更にはクラスメイトと王女による思惑で追放処刑に会ってしまうしかし最強スキルと聖獣のカワウソによって難を逃れと思ったらクラスの女子中野蒼花がついてきた。
相棒のカワウソとクラスの中野蒼花そして異世界の仲間と共にこの世界を自由に旅をします。
現在、第三章フェレスト王国エルフ編
無能なので辞めさせていただきます!
サカキ カリイ
ファンタジー
ブラック商業ギルドにて、休みなく働き詰めだった自分。
マウントとる新人が入って来て、馬鹿にされだした。
えっ上司まで新人に同調してこちらに辞めろだって?
残業は無能の証拠、職務に時間が長くかかる分、
無駄に残業代払わせてるからお前を辞めさせたいって?
はいはいわかりました。
辞めますよ。
退職後、困ったんですかね?さあ、知りませんねえ。
自分無能なんで、なんにもわかりませんから。
カクヨム、なろうにも同内容のものを時差投稿しております。
解呪の魔法しか使えないからとSランクパーティーから追放された俺は、呪いをかけられていた美少女ドラゴンを拾って最強へと至る
早見羽流
ファンタジー
「ロイ・クノール。お前はもう用無しだ」
解呪の魔法しか使えない初心者冒険者の俺は、呪いの宝箱を解呪した途端にSランクパーティーから追放され、ダンジョンの最深部へと蹴り落とされてしまう。
そこで出会ったのは封印された邪龍。解呪の能力を使って邪龍の封印を解くと、なんとそいつは美少女の姿になり、契約を結んで欲しいと頼んできた。
彼女は元は世界を守護する守護龍で、英雄や女神の陰謀によって邪龍に堕とされ封印されていたという。契約を結んだ俺は彼女を救うため、守護龍を封印し世界を牛耳っている女神や英雄の血を引く王家に立ち向かうことを誓ったのだった。
(1話2500字程度、1章まで完結保証です)
お願いだから俺に構わないで下さい
大味貞世氏
ファンタジー
高校2年の9月。
17歳の誕生日に甲殻類アレルギーショックで死去してしまった燻木智哉。
高校1年から始まったハブりイジメが原因で自室に引き籠もるようになっていた彼は。
本来の明るい楽観的な性格を失い、自棄から自滅願望が芽生え。
折角貰った転生のチャンスを不意に捨て去り、転生ではなく自滅を望んだ。
それは出来ないと天使は言い、人間以外の道を示した。
これは転生後の彼の魂が辿る再生の物語。
有り触れた異世界で迎えた新たな第一歩。その姿は一匹の…
異世界でリサイクルショップ!俺の高価買取り!
理太郎
ファンタジー
坂木 新はリサイクルショップの店員だ。
ある日、買い取りで査定に不満を持った客に恨みを持たれてしまう。
仕事帰りに襲われて、気が付くと見知らぬ世界のベッドの上だった。
Sランク昇進を記念して追放された俺は、追放サイドの令嬢を助けたことがきっかけで、彼女が押しかけ女房のようになって困る!
仁徳
ファンタジー
シロウ・オルダーは、Sランク昇進をきっかけに赤いバラという冒険者チームから『スキル非所持の無能』とを侮蔑され、パーティーから追放される。
しかし彼は、異世界の知識を利用して新な魔法を生み出すスキル【魔学者】を使用できるが、彼はそのスキルを隠し、無能を演じていただけだった。
そうとは知らずに、彼を追放した赤いバラは、今までシロウのサポートのお陰で強くなっていたことを知らずに、ダンジョンに挑む。だが、初めての敗北を経験したり、その後借金を背負ったり地位と名声を失っていく。
一方自由になったシロウは、新な町での冒険者活動で活躍し、一目置かれる存在となりながら、追放したマリーを助けたことで惚れられてしまう。手料理を振る舞ったり、背中を流したり、それはまるで押しかけ女房だった!
これは、チート能力を手に入れてしまったことで、無能を演じたシロウがパーティーを追放され、その後ソロとして活躍して無双すると、他のパーティーから追放されたエルフや魔族といった様々な追放少女が集まり、いつの間にかハーレムパーティーを結成している物語!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる