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第四章:三人の旅
第百三十三話:女勇者達の匂い
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「ここがウアカリか。噂通りなら生臭い国なのかと思ってたけど、意外にも甘い香り漂う国なんだな……」
ウアカリに到着してクラウスが最初に放った言葉は、そんな感想だった。
ウアカリは女戦士達がひたすら男を求める国。
程度こそ知らないものの、ウアカリに入った男達は基本的に昼夜問わず戦士達の獲物になると言われている。
「いや、生臭いって想像するのもやめてよ。それって大半は男の臭いじゃん」
サラが眉間に皺を寄せながら苦言を呈する。
生々しい話は母からいくらでも聞いているものの、幼馴染であるクラウスの口からそんな言葉が飛び出したのは初めてのことだった。
クラウスの母は元王女。その恋愛談も美しい……、と考えたところで、それは間違いだったことを思い出す。
「そういや、『オリ姉は相当エロい』ってエリーさんから聞いたことあるな……」
ぼそりと言った言葉はクラウスにも聞こえなかった様で、何の香りも感じないサラはもしかして、と想像する。
あれ、クラウスの初めてってオリヴィアさんが?
そんな、多分無いだろうと思うしかない想像を。
そもそもオリヴィア姫はクラウスの母親だ。血は繋がっていないとはいえ、最愛の二人の間に生まれた最愛の遺伝子を持つ人物とはいえ。オリヴィア姫、いや、オリーブの役割は、クラウスの母親。
だから手を出すことなんて有り得ないし、クラウスもそんな関係では無いからこそ、自分のことを素直に受け入れたはずなのだ。
そんな思考の渦に陥ったサラの意識を現実に引き戻したのは、これまた血の繋がらないサラの、娘の言葉だった。
「あまい? なんのにおいもしないよ?」
娘、マナはきょとんと首を傾げながら鼻をすんすんと鳴らして言った。
ウアカリは屈強な女戦士だけで構成された小国で、日夜訪れる男達を今か今かと待ち構えては誘い、快楽を得る美女集団。
タイミングによっては場所を選ばないことから、たしかにクラウスの言う通り偶に生臭さを感じた経験はあるけれど、基本的にはそんな臭いはしない国だ。
臭いに限って言えば、基本的には普通の田舎国家。
だからこそ、今はマナの言う通り、何のにおいもしない、がサラの感じている現実だった。
しかしその感覚を、マナが感じるのとサラが感じるのとでは、大きく意味合いが違ってくる。
「うーん、私もにおいは分からないなぁ。もしかして、ここには女の人しか居ないから女性ホルモンがクラウスを惑わせにいってるのかな。私が側にいるってのに」
マナもそれを感じないのであれば、そんな言い訳が成り立つのを良いことに、サラは続ける。
「マナ、クラウスが浮気したら一緒に殺そっか」
笑顔でそう尋ねれば、マナも「うん、うわきはだめ」と頷いてみせる。
マナにとってはサラがママでクラウスはクラウス、とのことだけれど、それは同時にサラがクラウスの伴侶として認めているということでもあるらしい。
“リアちゃん”に関しては何も言わなかったのはどういう理由なのかは分からないものの、マナを味方に付けられれば、クラウスは途端に劣勢となる。
「いや……、別にウアカリに来たからって興奮してるわけじゃないからね……」
「男はみんなそう言う」
「うわきはだめだよ」
見事に二人に圧されて、クラウスはようやく最初に変なことを言い出したのは自分だったことに気付く。
同時に、ウアカリの状況にも。
「はあ、確かに生臭いなんて言ったら何かを期待してるみたいだね……。でも、どっちにしろ大丈夫なんじゃないかな……」
言いながらクラウスが指差した先を見てみると、そこには三人の女戦士が、遠巻きにクラウス達を眺めていた。
「ほら、明らかに僕は歓迎されてない気がするよ……」
三人の顔は明らかに警戒の色を示していて、男と見れば見境なく好意を見せる本来の彼女達とは明らかに違っている様に見える。
それは、ほんの数秒のことだった。
警戒の色を見せたのは、サラ達が振り向いてから僅か2、3秒。
すぐに三人の戦士達は表情を笑顔に変え、クラウス達の元へと走り寄ってくると、先頭の女性がクラウスの手を握って言う。
「ようこそ楽園へ! サラさんと、えーと、クラウスさんとマナちゃん、でしたっけ?」
サラは何度かウアカリに来ていると言っていた。
クラウスもまた、いつも手紙で母に現在地を教えているし、サラも英雄達と連絡を取っている。
どうやらウアカリは、既にクラウス達が来ることを知っていて、三人の歓迎の準備をしていたらしい。
招かれるままに、三人はウアカリへと入国を果たした。
もちろん、両腕に絡みつく二人の女戦士と先導する一人を、サラはじとーっと睨みつけたままに。
※ ※ ※ ※ ※
サラによるメモ
・クラウスの嗅覚は、陽のマナを感じ取るみたい。
基本的には気にしていないみたいだけど、犬みたいに地面に残った勇者のにおいを追跡をすることも出来るらしい
・霊峰やナディアさん、サンダルさんの側ならまだしも、ウアカリで甘い匂いがしたと言い出した。
ウアカリは不思議な国ではあるけれど、マナの多い地域というわけでも、戦士達が全員デーモンを倒せる様な優秀な勇者というわけでもないのに、地面に残った匂いでもなんでもなく、国自体が匂うのだとか。
お父さんが言うには、成長するに連れて剣が陽のマナをご馳走だとはっきり認識し始めているらしい。
・マナは陽のマナの匂いは分からないみたい。
今まで魔物に会わせないようにしてたけど、ゴブリンに目を輝かせたと聞いた。
魔物が美味しそうに見えるらしいけど、なんでだろうとクラウスに聞かれた時は誤魔化した。
どう答えるのが正解だったんだろう。
・マナに魔物を与えてみないといけないらしい。
このままじゃいつか勇者も魔法使いもいなくなって、残るのは力無い人間と魔物達。
クラウスに勘付かれずにどうやってやれば良いのか考えないと。
・クラウスに頑張って色目を使ってた娘達、睨んでごめんね。
羊が狼に愛想を振り撒く様なものだもんね。
怖かっただろうけど、なるべくバレない様に努めてくれてありがとう。
・母は完璧にその役割を果たした。後は父。
クラウスには二人のお母さんと、二人のお父さんがいる。
お父さんって言うのは失礼かもしれないけど、私から見ればオリーブさんにも負けてない。
クラウスのお父さんは、いつだって世界最強なのだから。
ウアカリに到着してクラウスが最初に放った言葉は、そんな感想だった。
ウアカリは女戦士達がひたすら男を求める国。
程度こそ知らないものの、ウアカリに入った男達は基本的に昼夜問わず戦士達の獲物になると言われている。
「いや、生臭いって想像するのもやめてよ。それって大半は男の臭いじゃん」
サラが眉間に皺を寄せながら苦言を呈する。
生々しい話は母からいくらでも聞いているものの、幼馴染であるクラウスの口からそんな言葉が飛び出したのは初めてのことだった。
クラウスの母は元王女。その恋愛談も美しい……、と考えたところで、それは間違いだったことを思い出す。
「そういや、『オリ姉は相当エロい』ってエリーさんから聞いたことあるな……」
ぼそりと言った言葉はクラウスにも聞こえなかった様で、何の香りも感じないサラはもしかして、と想像する。
あれ、クラウスの初めてってオリヴィアさんが?
そんな、多分無いだろうと思うしかない想像を。
そもそもオリヴィア姫はクラウスの母親だ。血は繋がっていないとはいえ、最愛の二人の間に生まれた最愛の遺伝子を持つ人物とはいえ。オリヴィア姫、いや、オリーブの役割は、クラウスの母親。
だから手を出すことなんて有り得ないし、クラウスもそんな関係では無いからこそ、自分のことを素直に受け入れたはずなのだ。
そんな思考の渦に陥ったサラの意識を現実に引き戻したのは、これまた血の繋がらないサラの、娘の言葉だった。
「あまい? なんのにおいもしないよ?」
娘、マナはきょとんと首を傾げながら鼻をすんすんと鳴らして言った。
ウアカリは屈強な女戦士だけで構成された小国で、日夜訪れる男達を今か今かと待ち構えては誘い、快楽を得る美女集団。
タイミングによっては場所を選ばないことから、たしかにクラウスの言う通り偶に生臭さを感じた経験はあるけれど、基本的にはそんな臭いはしない国だ。
臭いに限って言えば、基本的には普通の田舎国家。
だからこそ、今はマナの言う通り、何のにおいもしない、がサラの感じている現実だった。
しかしその感覚を、マナが感じるのとサラが感じるのとでは、大きく意味合いが違ってくる。
「うーん、私もにおいは分からないなぁ。もしかして、ここには女の人しか居ないから女性ホルモンがクラウスを惑わせにいってるのかな。私が側にいるってのに」
マナもそれを感じないのであれば、そんな言い訳が成り立つのを良いことに、サラは続ける。
「マナ、クラウスが浮気したら一緒に殺そっか」
笑顔でそう尋ねれば、マナも「うん、うわきはだめ」と頷いてみせる。
マナにとってはサラがママでクラウスはクラウス、とのことだけれど、それは同時にサラがクラウスの伴侶として認めているということでもあるらしい。
“リアちゃん”に関しては何も言わなかったのはどういう理由なのかは分からないものの、マナを味方に付けられれば、クラウスは途端に劣勢となる。
「いや……、別にウアカリに来たからって興奮してるわけじゃないからね……」
「男はみんなそう言う」
「うわきはだめだよ」
見事に二人に圧されて、クラウスはようやく最初に変なことを言い出したのは自分だったことに気付く。
同時に、ウアカリの状況にも。
「はあ、確かに生臭いなんて言ったら何かを期待してるみたいだね……。でも、どっちにしろ大丈夫なんじゃないかな……」
言いながらクラウスが指差した先を見てみると、そこには三人の女戦士が、遠巻きにクラウス達を眺めていた。
「ほら、明らかに僕は歓迎されてない気がするよ……」
三人の顔は明らかに警戒の色を示していて、男と見れば見境なく好意を見せる本来の彼女達とは明らかに違っている様に見える。
それは、ほんの数秒のことだった。
警戒の色を見せたのは、サラ達が振り向いてから僅か2、3秒。
すぐに三人の戦士達は表情を笑顔に変え、クラウス達の元へと走り寄ってくると、先頭の女性がクラウスの手を握って言う。
「ようこそ楽園へ! サラさんと、えーと、クラウスさんとマナちゃん、でしたっけ?」
サラは何度かウアカリに来ていると言っていた。
クラウスもまた、いつも手紙で母に現在地を教えているし、サラも英雄達と連絡を取っている。
どうやらウアカリは、既にクラウス達が来ることを知っていて、三人の歓迎の準備をしていたらしい。
招かれるままに、三人はウアカリへと入国を果たした。
もちろん、両腕に絡みつく二人の女戦士と先導する一人を、サラはじとーっと睨みつけたままに。
※ ※ ※ ※ ※
サラによるメモ
・クラウスの嗅覚は、陽のマナを感じ取るみたい。
基本的には気にしていないみたいだけど、犬みたいに地面に残った勇者のにおいを追跡をすることも出来るらしい
・霊峰やナディアさん、サンダルさんの側ならまだしも、ウアカリで甘い匂いがしたと言い出した。
ウアカリは不思議な国ではあるけれど、マナの多い地域というわけでも、戦士達が全員デーモンを倒せる様な優秀な勇者というわけでもないのに、地面に残った匂いでもなんでもなく、国自体が匂うのだとか。
お父さんが言うには、成長するに連れて剣が陽のマナをご馳走だとはっきり認識し始めているらしい。
・マナは陽のマナの匂いは分からないみたい。
今まで魔物に会わせないようにしてたけど、ゴブリンに目を輝かせたと聞いた。
魔物が美味しそうに見えるらしいけど、なんでだろうとクラウスに聞かれた時は誤魔化した。
どう答えるのが正解だったんだろう。
・マナに魔物を与えてみないといけないらしい。
このままじゃいつか勇者も魔法使いもいなくなって、残るのは力無い人間と魔物達。
クラウスに勘付かれずにどうやってやれば良いのか考えないと。
・クラウスに頑張って色目を使ってた娘達、睨んでごめんね。
羊が狼に愛想を振り撒く様なものだもんね。
怖かっただろうけど、なるべくバレない様に努めてくれてありがとう。
・母は完璧にその役割を果たした。後は父。
クラウスには二人のお母さんと、二人のお父さんがいる。
お父さんって言うのは失礼かもしれないけど、私から見ればオリーブさんにも負けてない。
クラウスのお父さんは、いつだって世界最強なのだから。
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