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やっぱり好き
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2時間目は音楽だ。移動教室だから授業開始5分前に教室を出た。すると後から私を呼ぶ声が聞こえた。振り返って見ると、呼んでいたのは臣君だった。
「さっきはありがとな。おかげで助かったよ、萌。」
「ううん、そんな事ないよ。私で良ければいつでも教えるよ。」
「ホントか!?助かるよ…俺数学苦手だからさ。」
音楽室についた。席は黒板に書いてあった。
(あっ!?)
なんと、私の席の隣の人が臣君だった。
「席、隣同士だな。萌で良かった!」
「そうだね。私も臣君で良かった!」
そして、2時間目の始まりのチャイムがなった。
「今年1年間、お前らの音楽の授業を受け持った、畠山だ。以後よろしく。」
(なんか、厳つい先生だなあ……)
「今日の授業は、歌を歌ってもらう。曲は『道』だ。これから、楽譜を配るから目を通してくれ。」
(私小学生の時、スクールバンド部だったから音楽大の得意なんだよね。)
「それじゃあ、個人でも、ペアでも良いから曲に合わせて歌ってみてくれ。」
すると、臣君が私の方を見て、
「ペアでやろうぜ!」
「うん!」
歌ってみると、意外と上手く歌えた。でも、横でもっと綺麗な声で歌っている人がいた。それは、臣君だった。すると、先生が私たちに近付いてきた。
「お前達2人、声がとても綺麗だな……………よし!うんーと、柴崎だったかな?」
「はい……」
「柴崎はソプラノパートを歌ってくれ。もう1人は………水野だったよな?」
「はい!」
「水野はテノールパートを歌ってくれ。」
「い、今ですか!?」
「そうだ!先生がピアノを引くからお前ら2人、みんなの前で歌ってみてくれ。」
そう言って、先生はピアノの方へ走っていった。
曲が始まった。私たちの歌声は音楽室いっぱいに広がった。私の高い声と、臣君の低くて綺麗な声が綺麗にはもって、歌い終わった後のクラスの拍手が鳴り止まなかった。
(こんなに気持ちよく歌ったの初めて!それにしても臣君の声すっごい綺麗だった。心がぽかぽかするというか、なんというか……ドキドキした。)
臣君の方を見てみると、臣君も私の方を見ていた。臣君は笑顔だった!今にもはち切れそうな笑顔で私を見ていた。私も自然と笑顔になった。やっぱり私は臣君の事が好きなんだとこの時ハッキリと分かった。初めは顔がかっこよくて好きだなって思ってたけど今は違う!本
当に好きになってしまったのだ。
こうして、2時間目の授業もあっと言う間に終わってしまった。
次の授業は……………保体だ。
「さっきはありがとな。おかげで助かったよ、萌。」
「ううん、そんな事ないよ。私で良ければいつでも教えるよ。」
「ホントか!?助かるよ…俺数学苦手だからさ。」
音楽室についた。席は黒板に書いてあった。
(あっ!?)
なんと、私の席の隣の人が臣君だった。
「席、隣同士だな。萌で良かった!」
「そうだね。私も臣君で良かった!」
そして、2時間目の始まりのチャイムがなった。
「今年1年間、お前らの音楽の授業を受け持った、畠山だ。以後よろしく。」
(なんか、厳つい先生だなあ……)
「今日の授業は、歌を歌ってもらう。曲は『道』だ。これから、楽譜を配るから目を通してくれ。」
(私小学生の時、スクールバンド部だったから音楽大の得意なんだよね。)
「それじゃあ、個人でも、ペアでも良いから曲に合わせて歌ってみてくれ。」
すると、臣君が私の方を見て、
「ペアでやろうぜ!」
「うん!」
歌ってみると、意外と上手く歌えた。でも、横でもっと綺麗な声で歌っている人がいた。それは、臣君だった。すると、先生が私たちに近付いてきた。
「お前達2人、声がとても綺麗だな……………よし!うんーと、柴崎だったかな?」
「はい……」
「柴崎はソプラノパートを歌ってくれ。もう1人は………水野だったよな?」
「はい!」
「水野はテノールパートを歌ってくれ。」
「い、今ですか!?」
「そうだ!先生がピアノを引くからお前ら2人、みんなの前で歌ってみてくれ。」
そう言って、先生はピアノの方へ走っていった。
曲が始まった。私たちの歌声は音楽室いっぱいに広がった。私の高い声と、臣君の低くて綺麗な声が綺麗にはもって、歌い終わった後のクラスの拍手が鳴り止まなかった。
(こんなに気持ちよく歌ったの初めて!それにしても臣君の声すっごい綺麗だった。心がぽかぽかするというか、なんというか……ドキドキした。)
臣君の方を見てみると、臣君も私の方を見ていた。臣君は笑顔だった!今にもはち切れそうな笑顔で私を見ていた。私も自然と笑顔になった。やっぱり私は臣君の事が好きなんだとこの時ハッキリと分かった。初めは顔がかっこよくて好きだなって思ってたけど今は違う!本
当に好きになってしまったのだ。
こうして、2時間目の授業もあっと言う間に終わってしまった。
次の授業は……………保体だ。
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