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初めての事がいっぱい!
しおりを挟む今日は初の学校生活!友達が出来るか不安を抱きながら学校の門を潜る。するといきなり、私の背中に誰かがぶつかってきた。
「おはよう、萌!」
私は慌てて答えた。
「お、おはようございます!」
「何かしこまってるんだよ。もう俺の事忘れちゃったの?」
「昨日ノートで自己紹介をしてくれた、水野君だよね……………」
「そう!だけど水野君ってかたっくるしいから臣って読んで。俺も君の事、萌って呼ぶからさ!………………ほらー、俺の名前読んでよ!」
「………臣………」
「お!」
「……君………」
「惜しい!だけど臣くんでいいよ。そっちの方が呼びやすいんだろ。」
「ありがとう!臣君!」
「おう!一緒に学校行こうぜ!」
「うん!」
こうして、私達は学校へ行った。しばらくして阿部先生が入ってきた。
「みんな、おはよう!これから学校案内をするぞ。廊下に出て俺について来い。必ずペアを作ること。この学校はとっても広いから、はぐれるなよ。」
(どうしよう………ペア作れって言われても知らない人ばっかりだし…かと言って一人で行くと私方向音痴だからすぐ迷っちゃうし………)
私の不安を察知したのか臣君が隣りに来てくれた。
「俺とペア組まない?俺、結構迷わないから組もうぜ。」
「うん!ありがとう!」
(良かった。臣君がいてくれて。)
この学校はとても広かった。もし私が一人で行ってたら完全に迷ってたと思う。だけど、隣には臣君がいる。入学式の時は自分とは程遠い人だと思っていた人が今、私の隣りにいると思うと胸がドキドキする。
(ん?…………この感情……もしかして!私、臣君に恋してる?)
そんなことを考えていると………
「萌?大丈夫か?顔が真っ赤になってるぞ!熱でもあるのか?」
「だ、大丈夫。ちょっと考え事してて………何でもないから、気にしないで…」
「ホントか?具合悪かったらすぐに言えよ!無理するんじゃねえぞ!」
「うん………ありがとう。」
まだドキドキが治まらない。
(それにしてもこの学校、大きいなぁ……小学校とは大違い。体育館が沢山あって、沢山教室があって、図書室がこんなに大きいなんて!この学校が新しいだけあってみんな綺麗な物ばっかりだなあ。)
こうして、学校案内が終わった。
(当分はむやみに教室の外に出歩かない方がいいな。一人で待っても困るし……)
家に帰って……………………
(今日は朝から学校案内で疲れたなあ。でも、新しい物とか綺麗なものとか初めて見た物とかもあって楽しかった。明日はどんな1日になるんだろう…………)
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