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そして月日は流れ

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 ショウがめぐ達と別れて早数年・・・最初こそ南の大陸をあっちにフラフラこっちにフラフラ・・・依頼を受けながらも観光に精を出し、これと言った目的もなく・・・まるでこの作者の様に・・・(       マテ

 しかし最近では一つところに腰を落ち着かせ、今では拠点も確保し・・・

「トールやスーと連絡が取れたら、ここに一緒に住むこともできると思うんだけどなぁ~」

 そこはとある国の城・・・の裏手の山・・・城主の許可を得て・・・住み着いているわけで・・・

「・・・実際・・・やっぱ寂しいんだよね・・・人恋しい・・・人肌恋しい・・・」

 ショウも大人に・・・しかし大人の階段はまだ登ってはいなかった・・・勿論今世・・・というか、今世今の世界と言う意味だが・・・

「なんじゃ?人肌が恋しいのかえ?ワシならいつでもウェルカムと言っておろうに」

 ショウ君?君一人旅だったよね?人恋しい?人恋しい?じゃぁその声の主は何者なのかな???

 なんて一人ボケツッコミ・・・ぃゃ、気が触れたとかそう言うんじゃないからね???

「・・・城主さん・・・そんな簡単に城を抜け出して遊びにこないでよ」

「ワシの国でワシの土地じゃ。誰が誰に許可を出すというのじゃ?」

 コチラはボクの妄想が具現化したわけでもなく・・・今拠点としてる国・・・魔王国魔法が上手く使える王国の城主・・・外見は幼女・・・世襲制ではなく、完全実力主義で、生まれ持った魔力と弛まぬ努力の末、4年に一度の魔法大会で見事優勝し、現在4回の防衛戦を快勝し・・・後1回で・・・永年城主となる・・・そんな隠しルールで・・・

「・・・って言ってるけど、これは本当なの?勝手に決めたとかじゃないよな?」

「・・・」

 マテコラ!そこは何か言えよ!

「それは心配しなくても良い。ワシが勝手に決めたのではなく、宰相が古い文献を解読して、長老ジジイ共も認めておるからの」

 流石に城主は決めれても、毎回毎回宰相やら長老衆までも入れ替えてたんじゃ・・・国としてやっていけないからね・・・じゃぁ?城主の役目って?

「・・・ハンコ押すのが面倒になって逃げてきたんでしょ?」
 
「ナナナナナナニヲイッテオルノカノ?」

 分かり易く動揺するなぁ・・・

「宰相さんにはさっき連絡を入れておいたので、もうそろそ『コンコン』ろ・・・お迎えが来たようだね」

「裏切り者ぉぉぉぉぉ!」

 別に裏切ってないよ?宰相さんから金一封が出るとか・・・そんな話は・・・ないんだからね!
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