異世界召喚〜転移前にスキルの検証させてもらえますか?三十年くらい〜

ばふぉりん

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 めぐ達が自分の意思で一時的とはいえ去り、こうして巡り合った3と・・・旅は道連れ世は情け・・・これもまた運命か

「それで?3人はどのような形でついてくるつもりですか?小型のキマイラで?」

『流石にそれは世の常識からかけ離れておろう』

 常識を諭された・・・

「では?」

『うむ。意識体としてカケラに宿り、そこな魔狼と行動を共に取ろうかの?お主はどうじゃ?』

「あるじ~?リルは良いよー?」

 宿主?の了承が得られた事で、山の方から何かが急速接近し、それはそのままリルの首に巻きつき・・・

『我らの叡智・・・少しづつであるが、この子が望めば・・・無理のない程度に与えていこう』

「よろしく~

『・・・これが世に言う孫というものか・・・呼び・・・良いものじゃの』

 うわーあっさり陥落したよ・・・

「でもまぁ?人数は増えたが頭数が増えなかったのは良かったかな?
 さて、早速だけど、南の大陸に向かうとしますか・・・」

 完全に空気のままの二人を促して、船を出し、乗り込んで方角を確認して出発・・・みるみる島が小さくなっていき

「感慨深い?」

『そうじゃの・・・我らもまさかこのような運命に出会えるとは思ってもいなかったしのぉ・・・これは他の奴らに自慢できるの』

 ・・・まさか・・・?

「今から向かう南の大陸の大地さんも・・・まだご存命で?」
 
『我らは基本不死じゃ・・・それはまぁ?予定外の力と因果律が絡めばわからんがの』

 マジかぁぁぁぁ!

『大マジじゃ!』

 思考のプライベートが無い・・・

「ショウ君?さっきから独り言が多いんだけど?」

 ・・・あぁぁぁぁぁ念話のままだったってことか!

「ごめんごめん。今話してたのはさっきの島のコアになってたキマイラさんなんだ・・・今は意識をリルの首の魔石に移して付いてきてるんだ・・・だから、独り言じゃ無いんだ」

 かといって始終黙って喋らずに、念話会議だけしてるのもおかしいしなぁ・・・『爺さん?トールとスーも念話会議に参加させてもらえないか?』

『なんじゃ、お安い御用じゃ・・・ほれ』

「え?聞こえる!」

「え?おじいちゃん?」 

 二人からもおじいちゃん認定か・・・って、ぼくも爺さんって呼んじゃったしなぁ

『フハハハ構わんよ。これからよろしくの』

 リルはボクの肩に垂れて・・・揺れには慣れた感じだった・・・もしかしたら爺さん‘sが何か授けたのかもしれないけど・・・また楽しい旅が・・・始まるんだな
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