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海辺
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別に港町に行く・・・必要はない
そもそも、渡航技術が発展していない港町に行ったところで・・・何の意味もないよね?
この国がある大陸の南側には大海原が広がっており、近海の海産物は豊富だが、未だ遠洋航海は・・・なので、海のその先に大陸があり、どの様な発展をしているかという事も、市井の民には・・・どうでもいいことだ。上層部である貴族ですら・・・『我らより知能の低い蛮族が収める国』と言った、根拠のないことを言う者が殆どだ
「二人とも、気分はどう?」
夜、実家の中庭の脱衣所からこの場所に転移してきたわけだが・・・だって、中庭で転移なんかしたら、魔力残滓やら発光でバレバレでしょ?だから脱衣所で転移したんだけど・・・出発の挨拶をした直後のお義父さんの顔・・・ちょっと面白かったんだよね
「う~ん。もうちょっとこのままで」
「おねぇちゃんずるい!私も!」
転移はそもそっも時間の経過などはない・・・つまり?未だ丑三つ時なのだ・・・夜の移動は・・・そもそもこんな場所にいること自体が危険行為なんだけど・・・リルの新しい能力なら・・・大丈夫な様だね
現在リルは魔狼化の時に獲得したスキルによって巨大化し、ボク達はそのモフモフふかふかのお腹で横になっている。布団?勿論リルの尻尾だ
「あるじ~あったかい~?」
ちなみに漆黒化はしていない。巨狼の圧力で周囲のソレ以下の動物や魔物は寄ってこないし・・・
「このまま日の出まで寝ていようか」
緊張感のない・・・惰眠を貪った
翌朝
「さて、二人とも目的地はわかってる?」
「海の向こう!」
「新天地!」
スーさんや?間違ってないけど、それは目的地って使い方じゃないからね?
「渡航技術がないって聞いてるけど・・・どうする?」
「どうするって?何を?」
「分かった!空だね!?」
スー・・・そんなに翔びたいの?
「ぃゃ・・・二人にこの質問をしたボクがバカでした・・・忘れて」
「「え??」」
まぁ?大型のプレジャーボートで船旅を楽しむのも良いかな?
余り周囲から目につかないような岩陰で船を出し、試運転・・・一応船舶免許も取ったし、不当な手段で手に入れた船ではないけど・・・億単位の船だ
「・・・これは?」
「ショウ君・・・向こうで何してたの?本当・・・」
トールは不思議そうな顔で、スーは・・・疑いの眼差しだった・・・いや?宝くじとかが当たっただけだよ?
そもそも、渡航技術が発展していない港町に行ったところで・・・何の意味もないよね?
この国がある大陸の南側には大海原が広がっており、近海の海産物は豊富だが、未だ遠洋航海は・・・なので、海のその先に大陸があり、どの様な発展をしているかという事も、市井の民には・・・どうでもいいことだ。上層部である貴族ですら・・・『我らより知能の低い蛮族が収める国』と言った、根拠のないことを言う者が殆どだ
「二人とも、気分はどう?」
夜、実家の中庭の脱衣所からこの場所に転移してきたわけだが・・・だって、中庭で転移なんかしたら、魔力残滓やら発光でバレバレでしょ?だから脱衣所で転移したんだけど・・・出発の挨拶をした直後のお義父さんの顔・・・ちょっと面白かったんだよね
「う~ん。もうちょっとこのままで」
「おねぇちゃんずるい!私も!」
転移はそもそっも時間の経過などはない・・・つまり?未だ丑三つ時なのだ・・・夜の移動は・・・そもそもこんな場所にいること自体が危険行為なんだけど・・・リルの新しい能力なら・・・大丈夫な様だね
現在リルは魔狼化の時に獲得したスキルによって巨大化し、ボク達はそのモフモフふかふかのお腹で横になっている。布団?勿論リルの尻尾だ
「あるじ~あったかい~?」
ちなみに漆黒化はしていない。巨狼の圧力で周囲のソレ以下の動物や魔物は寄ってこないし・・・
「このまま日の出まで寝ていようか」
緊張感のない・・・惰眠を貪った
翌朝
「さて、二人とも目的地はわかってる?」
「海の向こう!」
「新天地!」
スーさんや?間違ってないけど、それは目的地って使い方じゃないからね?
「渡航技術がないって聞いてるけど・・・どうする?」
「どうするって?何を?」
「分かった!空だね!?」
スー・・・そんなに翔びたいの?
「ぃゃ・・・二人にこの質問をしたボクがバカでした・・・忘れて」
「「え??」」
まぁ?大型のプレジャーボートで船旅を楽しむのも良いかな?
余り周囲から目につかないような岩陰で船を出し、試運転・・・一応船舶免許も取ったし、不当な手段で手に入れた船ではないけど・・・億単位の船だ
「・・・これは?」
「ショウ君・・・向こうで何してたの?本当・・・」
トールは不思議そうな顔で、スーは・・・疑いの眼差しだった・・・いや?宝くじとかが当たっただけだよ?
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