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再走

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 どうやらみんな素で忘れていたようだ。まぁ、街中に入ってから出発までの間、ず~っとその形態のままだったしね・・・馴染んじゃったようだね。
 でも思い出したように元の姿に戻ると、リルママは全高だけで3mはあり、全長で言うなら5mは超えている。四天王もそれぞれに3~4mはあり、爪と四肢を走る為に追加強化しているようだ。
 それに、魔力水を補給したことによって、体力もキンキンに・・・意欲も昂っているように感じた

「それじゃぁ・・・今度はこっちも本気で走ろうかな?リルはトールと一緒に助手席でね?」

 トールとスーの座席位置を変更し、外がよく見えるように、リルも最前列だ

「じゃぁ・・・行くぞ!」

 ここでアクセル全開スタートすると、確実に後方にダメージ石飛礫をお見舞いしちゃうからね?
 最初はスロースタート?で徐々に速度を上げていくんだけど・・・今度はコッチが様子見されていたようで、最初にリルママが飛び出していった。なんせ全長5mあれば、速度が乗った一歩は数十mにはなるからね・・・四天王は・・・あれ?1人姿が・・・って?空飛んでませんか?いや・・・高く跳び上がってからの滑空?からの・・・ハマちゃんの屋根の上に着地して・・・サボってた

「・・・やるねぇ!」

 夕方まで走って、少し早めの宿泊とした。
 リルは?助手席で目を白黒させながらよろこんでたよ?窓を少し開けて風を取り込むと、一緒にそのスピードで走った気になったのか、すごく興奮していた

「じゃぁ・・・中に入ろうか?」

 従魔も全員中に・・・勿論街中サイズになってもらってだよ?こっちに着いてきたことで、彼らにはある特典が・・・それは・・・

「犬チュールだよ!」

「やったー!」

「「「「???」」」」

 リルは大喜びだが、他の4人は意味が分かってない。まぁ、実食して貰えば・・・うん、大喜びだね。
 明日は適当なところで露天風呂でも作って皆を洗ってあげるとして、今日のところは・・・

「今夜はみんなで寝ようか?」

 リビングに全員で雑魚寝・・・というか、天然の毛皮に包まれて・・・幸せな夜を皆で共有したよ

「さて、みんなに新しい仲間を紹介しておかないといけなかったね」

 そのセリフにトールもスーも従魔達も???顔だ
 左耳のイヤリングに触れて

「紹介しよう。先日であったインテリジェンスウェポンの『レヴィ』だ」

 腰に刺さった日本の刀を見せた後で、抜き、柄頭を合体させて和弓形態に

「彼女との出会いは・・・(説明中)・・・と言った感じだったんだ。そして右耳には・・・がね?」

「皆様。お初にお目にかかります。この中では一番の若輩者ゆえ、失礼なことをするかもしれませぬが、どうぞご鞭撻の程を」

「「「「「「「・・・」」」」」」」
「ごべんたつってな~に~?」

「スーさん?後でリルに教えてあげてね?」

「なんで私∑(゚Д゚)」
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